恩田陸のレビュー一覧

  • 夜のピクニック

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    高校生が歩くだけ、特に事件が起きるわけでもない
    にもかかわらず、すごく楽しめた。壮大な物語のように感じた。
    高校生の微妙な心理描写が上手くて青春を懐かしむ気持ちになれた。本屋大賞も納得

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    2025年11月11日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    これは時代背景や地域の雰囲気もすっごくうまく表現できていて、自分が生きて来た時代の雰囲気を感じられてとても面白い。お嬢様で頭が良くて独特の感性を持ってるなんて、とっても羨ましい限りです。政治家になって欲しかったなあ。

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    2025年11月11日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    感受性に訴えてくるような本。
    自分も若い時から音楽に触れて生きたかったと思わずにはいられなかった。
    音楽に詳しい人が読んだらどんな感想を持つのか気になった。
    終盤にいくにつれて天才たちの行く末に興味が増した。

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    2025年11月11日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    クラッシックもピアノも殆ど縁のない私でも文字で音楽を楽しめる。美しい描写がたくさん。曲を聴いてみたくなる→YouTubeでさがす。4人のコンテスタントはそれぞれタイプは違うけれど魅力的な人達、誰を推しにするか決められず…笑
    下巻につづく…

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    2025年11月10日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    どの作品もさくっと読めるけど、登場人物の人生と重ねて考えられる余韻があった。私はななつ星に誰とどんなときに乗りたいだろうと考えた。

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    2025年11月09日
  • 祝祭と予感

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    「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ、短編6つ。
    「蜜蜂と遠雷」は、読んで、すごく感動した作品だつたので、このスピンオフ作品に期待してた。
    期待通りのどれも素敵なお話でした。帯にまた、仲間たちに会える!ってあったけど、本当にまた会えたって感じがした。
    「祝祭と掃苔」の亜矢とマサルと塵の三人のやりとりも楽しいし、「獅子と芍薬」のナサニエルと三枝子の出会い、「竪琴と葦笛」のナサニエルとマサルの出会いとエピソード、「鈴蘭と階段」の奏とヴィオラの話も素敵だった。
    ただ、私としては明石のお話も読みたかったなぁと思う。

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    2025年11月09日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    続きが気になり、いつもなら読めない平日の夜も読んでしまう作品だった。

    どうしても、恋愛系の作品はくっつけばいいのにと思ってしまう。
    こーいう心理??
    小説はくっつかない作品も多いからそれも見どころ

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    2025年11月09日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    今までとちょっと違った。
    まさに 朝の連ドラ風
    1人の女の子の話だけど、おもしろい。
    時々 はさまれる 作者の声が ナレーションのようで また クセになる。

    途中で飽きさせないのは、やはり恩田ワールド

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    2025年11月09日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ニューヒロイン登場
    「梯結子」
    様々人達を救う
    鋭い名探偵のような頭脳で問題を解決!

    社会人として梯の姿を早く見たい

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    2025年11月08日
  • 六番目の小夜子

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    サヨコという存在は何か…
    高校という場所、時間は何となく安定していて確固たるものがあるようにも見えるけど、その中にいるその年その年の高校生にとっては漠然とした時間・場所として流れていて、でも気が付いたら各自それぞれにいつの間にか競争に巻き込まれていたり人生の岐路を選択していたり何か訳のわからない力に抗いようもなく流されていたり、なんだかそんな不安を改めて感じ直すような、思い出すような、面白い作品だった。

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    2025年11月07日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    4人の奏でる音楽を4人が聴いて、感じている場面がそれぞれ書かれていて、おもしろかった。
    その人その人で感じ方が違ったり、
    逆に同じ風景や場面を想像したり、
    言葉も歌詞もなく、ただの音で人の心を動かせるって凄いなと思った。


    演奏、ピアノ、コンクール等私にはあまり関わりがなかった人生ですがそれでもその場面に居るかのように感じたし、いつか私も経験してみたい。と思いました。

    着々とコンクールが進んでいき、4人の色だったり個性、人格などが見えてきて続きを読むのが待ち遠しいです!

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    2025年11月07日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ◯上下巻併せてのレビュー

    ピアノコンクールに熱を注ぎ、成長していく天才や本人たちの物語。
    一つのピアノコンクールの話なのに盛りだくさんに話を膨らませられるのが凄い。
    ついついクラシックを聴きながら読んでしまった笑
    そしてピアノコンクールに行ってみたくなった!

    あくまで個人的ではあるけど、自分は音楽の才能がゼロなので登場人物(特に天才たち)に感情移入はしにくかったかなー



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    2025年11月05日
  • 不連続の世界

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    『月の裏側』ほどは怖くない。ほんのり、じわっと沁みてくる怖さがあった。「幻影キネマ」のお話と最終話の「夜明けのガスパール」が好きだった。特に「夜明けのガスパール」はひょうひょうとしている多聞さんの感情が大きく揺らぐ姿が新鮮。塚崎多聞ってなんなんだろう…

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    2025年11月04日
  • 夜のピクニック

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    現実そんなことないよなと思いつつでもすごく心地のいい気分になれた

    忍くんのノイズの話は心に残った
    作中では気を逃すと聞きたくても聞こえなくなると表現されていたが、個人的にはその反対で、どうにもできないのにずっとノイズとして心に残り続けてしまうんだと思う

    高校以前に出会っていたかったという気持ちと、出会っていたら心に残らないどころかマイナス評価してたかもしれないなという気持ちがある

    程よい自己開示って難しいよなー

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    2025年11月04日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    歴史のターニングポイントといわれる二・二六事件をテーマにしていることで手に取った作品。宮部みゆきの『蒲生邸事件』も同じ二・二六事件を扱った物語、恩田陸がどんな二・二六事件を描くかとても楽しみ。

    もし自分が二・二六事件の首謀者の一人で、二度目の人生を与えられ事件がやり直されるとしたらどんな行動をとるだろうか。
    読み手は二・二六事件の悲しい結末を知っているだけに皇道派の安藤や栗原に感情移入してしまう。
    石原莞爾や謎のハッカーの存在も常に不穏な空気を物語のなかに漂わせており雪が降り積もる東京は独特の臨場感とぴりぴりとした緊張感が伝わってくる。
    歴史の忠実な再現を行おうとする未来人、それぞれのの思惑

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    2025年11月03日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ピアノコンクールのお話。ピアノを触ったことがほぼない自分でも、文章の表現力のおかげでするする読めた。ピアノコンサートに行ったことはないけど、こんなに豊かに演奏者の意図や描いていることを受け取れるものなのだろうかと、少し行ってみたい気持ちになった。
    登場人物たちが互いにリスペクトしあって、ライバルだけどその人の演奏が楽しみ、みたいな関係性が非常に素敵だなと思った。コンクールという戦いを楽しめるのがすごいなと思った。自分がこれまでバレーボールなどの相手と向かい合って勝ち負けを出すスポーツしかやってこなかったからかもしれない。

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    2025年11月02日
  • ネバーランド

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    四人それぞれの背負っているものが予想以上に重くて、だからこそ生まれる重厚なストーリーに目が離せません。
    高校生ならではのキラキラした華やかさはありませんが、決して読み辛さはなく、むしろサクサクと読み終えました。
    切なくも清々しい青春群像劇に、軽微なミステリを落としこんだ作品です。

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    2025年11月02日
  • 夜のピクニック

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    歩行祭、高校ならではの実在する(した?)イベントであり、ひとつのイベントでガラッと変わってしまえるのも高校生ならではかもしれない。

    本当に高校生か?と思わせる行動や言動もありつつ、特有の臭さも感じつつ、楽しませてもらいました。

    後日譚を読んでみたい。そう思わせる作品です。

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    2025年11月02日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    初めて見る構成の小説だった。
    梯結子の物語の間に、作者がちょこちょこ現れて関連するようなしないような小噺が入るので、最初は戸惑った。
    でも、いつの間にか慣れたし、最後の方は作者の解説がありがたかった。(初めからこれを見越しての登場だったのかな…?)

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    2025年11月01日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    25,10,13
    それぞれの登場人物に迷いや目標、課題があり、それらが深く描写してあるため、この人はこういう人なのでは、という人に対する解像度が上がった気がした。
    高島明石が報われて感動した。

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    2025年10月31日