恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ人間は最初から圧倒的な謎を提示されると興味を持って読み進められるらしい。SNS中毒になる理由と一部同じでもある。なのでずっと気になりながら面白く読めた。
きちんとした結末があったのは満足。ただセリム1人を騙すためだけにここまでやるかというのは大いなるツッコミどころ。外交問題を避けるために彼を黙らせる方法はむしろこれ以外なら無限にあるだろう。セリムを「豆腐」に連れてこなければ、嘘をつかずに撤去作業ができる。いくら小説でもちょっと無理があると思った。何か他に理由があったっけ。
お姉キャラもいいかも。男主人公だったらのめり込めなかったかもしれない。次巻も読んでみたい。 -
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7人の作家による「夏」をテーマにしたアンソロジー。
どの作家さんも著名な方ばかりで正にプレゼント。
どの物語も作家さんの色が出ていてよかったですが、長編で読みたいと思ったのは、江國香織さんの「二つの宇宙」と、梨木香歩さんの「見越しのマツ」。もうちょっと続きを読ませて〜。
夏と言えば、キラキラした青春や燃えるような恋の様な話が多いのかなと期待しましたが、良い意味で裏切られたました。
読後は、晩夏の哀愁というか、少し背筋の凍るような作品もあり、夏1つとっても描き方は多彩だなぁと。
特に印象深い作品は、米澤穂信さんの「無明」。短編だけど、凝縮されたミステリーであり、読後の余韻とタイトルの秀逸 -
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ネタバレピアノなどの楽器の演奏を聴きに行った経験はないが、歌詞がなくても音楽から情景を感じたり、何かが伝わってくるのだと改めて感じた。登場人物たちの演奏を文章で読んでいるだけなのに、それぞれの音楽や世界が伝わってくるようだった。
高い技術を持っていることはもちろんだが、それだけではない「本能」のようなものを、この天才たちから感じた。特に風間塵は、自分が素晴らしいだけでなく、周囲の天才たちにも大きな影響を与えていく存在で、その魅力に引き込まれた。もっと彼のことを知りたいと思わされる、特別な存在だった。
登場人物それぞれに物語があり、演奏される楽曲にもまた物語がある。音楽の楽しさや奥深さを感じ、実際に -
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「蜜蜂と遠雷」を以前拝読し面白くて、恩田さんの他の本も読んで見たくておススメされた「夜のピクニック」を読みました。
私が一番感じたのは青春ってこういうことだよなということです。今思い出すと特に意味もない会話がただただ楽しかった。誰が誰を~とかそういう今思えば未熟な噂話がとてつもなく楽しかったことを思い出しました。もうあの感じを味わえないと思うと寂しいですが、この寂しさですら愛おしい気持ちになりました。
このお話は特に大きな事件や大きな人間関係のもつれがあるわけではなくただただひたすら歩く。というお話でその中で少しずつ絡まった糸がほどけていくみたいな、1つ1つ壁をこわしていくお話です。
普段 -
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タイトルがプレゼントで、伊坂幸太郎先生が入っていたので購入。
もう少しほっこりした話が多いのかと思っていたが、「夏」がテーマだったようだ。
こういうオムニバス式の小説は、知らない作家さんと触れ合えるのがとてもいい。
江國香織先生の作品好きだった。
このおばあちゃんで1冊書いて欲しいぐらい。
もっと読みたい~!ってところで終わってしまった。
あと宮部みゆき先生の話が心に残った。
普段は「これ結局どうなったの?」が気になるタイプの人間だが、全てを分かったら陳腐な考えになりそうで、余白の残し方が好きだった。
小学校の時の読書感想文なんてだいたい皆同じこと書いてたのに、テーマを言われて書くと言う -
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この新潮文庫『プレゼント』は「新潮文庫の100冊」50周年を記念して、7人の作家が「夏」をテーマに書き下ろした短編集。その7人とは、伊坂幸太郎、江國香織、宮部みゆき、町田そのこ、米澤穂信、梨木香歩、恩田陸だ。
同じ「夏」がテーマでも、作家ごとに世界観が全く異なるのが面白い。伊ミステリ、青春・文学、怪異SF、青春恋愛、社会派ミステリ…章ごとに文体含め、ガラッと変わるから頭を切り替えて活字をたどっていくのが今までにない感じで新鮮だった。
そんな中で印象に残ったのは二、三編かなあ。
町田そのこ「きっとあの日の光と同じ」 — 青春ものとして爽やかな感じがよかった。しかしながら1番面白かった -
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2025.5.28
★3.8
無名劇団に現れた一人の少女。天性の勘で役を演じる飛鳥の才能は周囲を圧倒する。いっぽう若き女優
響子は、とある舞台への出演を切望していた。開催された奇妙なオーディション、二つの才能がぶつかりあう!
演技を言葉で表現するって難しいと思うけど、そんなことを感じさせないくらい、情景が想像しやすくて、飛鳥の演技力にすごくワクワクした。対象に、響子の葛藤や焦りも痛いくらい感じられた。オーディションで魅せた飛鳥の奇想天外な発想とそれに伴った演技力は毎回圧巻だったし、素人から見ても分かるものなのかなと気になった。何にも興味を示さない飛鳥が、お芝居に魅了される瞬間がすごく好きな