恩田陸のレビュー一覧

  • 本からはじまる物語

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    短編で不思議な話や心温まる作品などたくさん入っていて楽しいアンソロジーでした。
    作品の色が出ていて読んでいて楽しかったです

    飛び出す、絵本 恩田陸
    十一月の約束 本多 孝好
    招き猫異譚 今江祥智
    白ヒゲの紳土 二階堂黎人
    本屋の魔法使い 阿刀田高
    サラマンダー いしいしんじ
    本棚の片隅から 柴崎友香
    読書家ロップ 朱川 湊人
    バックヤード 篠田 節子
    閣魔堂の虹 山本 一カ
    気が向いたらおいでね 大道珠貴
    さよならのかわりに 市川 拓司
    メッセージ 山崎 洋子
    迷宮書房 有栖川有栖
    本棚にならぶ 梨木香歩
    23時のブックストア 石田衣良
    生きてきた証に 内海隆一郎
    The Book Day 三崎亜記

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    2026年09月29日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    重松時子を取りまく、ライター絵里子、流行作家尚美、純文学作家つかさ、編集者えい子、出版プロダクション経営の静子が皆んないいキャラクターで色んな目線から話しが繰り広げられていくのが面白かったです。なごやかな会話は、謎のメッセージをきっかけに、告発と告白の嵐に。長篇心理ミステリーと書かれているだけあり、女性特有の心理戦な感じがなんともリアルで読んでて飽きない

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    2026年09月29日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    【2026年108冊目】
    7人の著者が贈る7つの短編集。少し不思議なお話から、はっとするような結末まで。全編書き下ろし「新潮文庫の100冊」50周年記念作品。

    いずれも一度は読んだことがある著者ばかり、毛色の違うお話が詰まっていました。初っ端から伊坂幸太郎さんのお話に「そう来たか〜」と思わされ、異なる作家たちがどんなお話を綴るのか、わくわくしながら読めました。まさにプレゼントにふさわしい一冊だったと思います。

    ただ、お話の好き嫌いはすごくわかれそう。個人的には、ピンと来ないというか、消化不良のお話もありました。好きな一編にひとつでも出会えると良いですね。

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    2026年10月03日
  • 珈琲怪談

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    4人の登場人物のキャラクターやバックグラウンドが見えてくると俄然面白くなってくる。ほんのりじっとりと怖くて後でジワジワくるのも良かった。良質なホラーです。
    塚崎多聞シリーズは知らなかったので遡ってみようかな。

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    2026年09月28日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ネタバレ

    ぐんぐん読めてしまった!
    優勝者が誰になるのか気になって気になって…

    恩田陸さんの本のいいところは登場人物みな応援したくなるし、みなちゃんと報われるとこだよなあ。微笑ましいよお

    「しかし、しょせんは他人が自分に下した評価であって、自分自身が下した評価ではない。
    だから、そういうことを言われたら、マサルはただニッコリと笑うだけにした。何も答えない。何も評価は下さない。そういう意思表示なのだ。」
    ↑上巻だったかも

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    2026年09月28日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ネタバレ

    初めて音楽を文章で感じるという体験をした。
    音楽家として生きていく若者たちの闘いにクローズアップ。
    音楽に精通した人の感性に触れられて良かった。

    私はピアノやクラシックに疎いが、演奏を聞きにいきたくなった。
    恩田陸さんすごすぎる。元々クラシック聞く人なのかなあ。大御所の作家さんにもなると音楽聞くだけでこんな情景が見えてしまうもんなの?すごくない?

    「普段いかに飼い慣らした感情の中で暮らしているのか、いかに何も感じていないのかを、思い知らされたような気がした。」

    一瞬の輝きのために時間をかけけて準備したり、舞台袖で緊張とワクワクが入り混じった感情になったりするのは、すごく自分の経験と重なった。
    誰しも似たような経験あるよなあと思う。

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    2026年09月28日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    七人の作家によるアンソロジーかつ“全編書き下ろし”な贅沢さに驚く。
    伊坂さんの『ウッドペッカー荘事件』は結構切ないけど、二人の関係性がとても良かった。
    宮部さんの『真実のトランク』は、ちょっと怖くて謎めいている。
    面白くてぞわぞわするところが気に入ってる。
    あのトランクはもちろんだけど、彼が本当はどういう人間だったのか知りたくなってしまう。
    そして米澤さんの『無明』だよなあ。
    こういう心臓がギュッとなる話、悲しいけど好きだわ。
    なるほど!と膝を打ちたくなるストーリーは、流石としか言いようが無いな。

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    2026年09月27日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    不思議で、怖くて、穏やかで。
    人間のつながりというか、想いというか、一言では表せないような相手を思う気持ちみたいなものが記されていた。だからタイトルはプレゼントか。
    相手を思う気持ちって必ずしも美しいものとは限らないね。

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    2026年09月27日
  • 夜果つるところ

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    恩田さんの文庫の新刊かな、と読み始める。カバーが両面印刷で、途中から返してみると、昭和初期に遊郭で育てられた女の子の怒濤の経験を語る別の作品で、ページを捲る手が止まらない。『鈍色幻視行』へと続く。

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    2026年09月27日
  • 祝祭と予感

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    本編からやや時間があいてしまったが、読み出すと人物たちが思い起こされた。サクッと読めるが人物像もより深まる一冊でした。

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    2026年09月27日
  • 七月に流れる花

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    ネタバレ

    上下に分かれたミステリー小説風の青春小説?。上巻は、何も知らない主人公目線で物語が進んでいくため、物語後半に主人公たちが集められた理由について解き明かされるまでは、静かな不気味さが常に作中を覆っている。文章も静かで淡々と進んでいく様子に、どことなく背筋が寒くなるような印象を受ける。設定が明かされてからは、あの出来事はこう言うことだったのか、という伏線回収が一気になされるが、上巻だけでは謎は解明されない部分も多い。下巻は、最初から集められた理由を知らされた男の子たちの話を中心に進んでいくため、ある程度心構えを持ってこちらも読み進められるが、上巻と同様どこか静かな不気味さや不可解さを持ちながら話が進んでいく。人の生死について、重く、時には救いを与えるような表現で表されており、その儚さと哀しさを感じさせる作品。文量もそこまで多くないが、読み始め数ページで一気に世界観に引き込まれるのであっという間に読んでしまった作品。

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    2026年09月27日
  • 六番目の小夜子

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    作者のデビュー作。
    少し不気味だが、青春のみずみずしさ、儚さ、甘酸っぱさがないまぜになったような小説です。
    ドロドロしたところもあまりなく(ちょっとあった)、全体を通して飽きさせず、読後感も良かったです。
    高校時代って素晴らしいですよね…。

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    2026年09月27日
  • 三月は深き紅の淵を

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    謎が解けない系のミステリーでした。
    本は色んな世界線に存在していて、4つの世界線の話だったのかな?と。でもこれだと普通過ぎる考察なので……実はあの本は恩田陸が昔執筆した本なのか…という考察はどうでしょうか。
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    『彼等が大事に部屋に飾ってあるどの人形も、顔は目が大きくて幼女なのに、身体はやけにグラマラスで嫌らしいわけ。なんか悲しくなっちゃいましたよ。顔はあどけなくて、幼女のように素直で口答えしなくて、でも身体は大人っていうのは古くからの日本男性の悲願みたいなもんでしょ?』
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    『いいものを読むことは書くことよ。うんといい小説を読むとね、行間の奥の方に、自分がいつか書くはずのもう一つの小説が見えるような気がすることってない?』
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    『ワープロは不思議な機械だ。ワープロに向かっていると、思ってもいないことを書いてしまう。ぼんやりした陰でしかなかったものが、やたらとくっきりした形になってしまう。ワープロは嘘をつくのである。ワープロは、そういう意味では虚構にふさわしい。』
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    『飛行機というのは、人間の叡智と神の領域との狭間にあるのではないだろうか。なんとなく、人間の領域を1歩はみだしているところがあるような気がして、乗るのが恐ろしいのだ。』
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    『彼女は幼い頃から世界というものに対して漠然とした郷愁を抱いていた。郷愁という言葉が誤解を招くのならば、世界というものがぐるぐると大きな円を書いて、時間的にも空間的にも循環しているという感触である。』
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    『恐らく、人類には何種類もの物語がインプットされているのだろう。インプットされた物語と一致すると、ビンゴ(!)状態となる。なぜ?フィクションを求めるのは、人間の第四の欲望かもしれない。』

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    2026年09月27日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    上下巻、そして一冊ごとのボリュームに敬遠していた本作をついに手に取る。
    音楽には元来無頓着な一般大衆の端くれであるが、それでも引き込まれる物語性がある。特に演奏の曲目をスマホアプリで奏でながら読み進める時間は何ものにも変えがたい極上のコーヒータイムと化す。
    星5に至らずな点は読み手の教養、素地のなさ故。

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    2026年09月27日
  • 傾斜のマリア

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    読みながら、シリーズらしいのに気づく。
    ローマ字表記にされているが、長崎の街並みと軍艦島をモチーフにした小説
    であることは確か。おなじみの名産のお菓子の名前もたくさん出てきて、長崎に住んでる恩田陸のファンには、たまらない。

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    2026年09月26日
  • 象と耳鳴り

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    日常に蔓延る謎を、推理小説好きの元判事が独自に紐解く連作短編集。
    独自に紐解くだけなので、それが真実かどうかは分からないままで「スッキリ爽快ミステリー」とは程遠い。
    ただ、中途半端に放り出されたようなモヤモヤ感はまったく残らないから不思議。
    「謎を解決する」物語ではなくて、元判事さんが「どんな推理を展開するのか」を楽しむ物語だからかもしれない。
    サクッと読めて面白かった。

    こっそり言うなら…装丁とタイトルで損をしている気がしないでもない…笑

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    2026年09月26日
  • 私の家では何も起こらない

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    読み終わってから大分経ってしまったので、新鮮な感想が書けない(覚えてない)けど、印象にのこっているのは
    「恩田陸さんってこんな話もかくんだ」
    っていうびっくりと
    大工さんの話がすごく良かった
    という事でした。

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    2026年09月25日
  • 夜のピクニック

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    学校の行事で丸一日歩き続けるという催しがあり。これは実際ある学校で行われていることらしいです。

    海に沈む太陽、夜の山中を歩くシーン、朝を迎えるシーン。
    目の前に景色が浮かびまるで自分も一緒に歩いているような感覚になりました。
    素敵な読書体験でした。

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    2026年09月25日
  • 夜のピクニック

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    高校生の時に読んだ今作。
    最近になって読み返しました。
    やっぱり面白いけど、再読して最初に思ったことは、学生の時に読んでよかったっとの思い。
    具体的には、表現できないのですが、学生の時と今の自分、感じ方が少しだけ違う気がしました。
    読んでよかったと思える作品です。

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    2026年09月24日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎は何読んでも自然に体に入ってくるからすごい。文体との相性がいい。米澤穂信はじめて読んだけど夏のテーマの短編でこれが書けるのカッコ良すぎる。女性作家の作品は読みやすいし男女の話が多かった印象。また来年の夏読み直したい。

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    2026年09月24日