恩田陸のレビュー一覧

  • 麦の海に沈む果実

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    ネタバレ

    すごく良かったです。『冷たい校舎の時はとまる』が好きな方におすすめと聞いて購入しましたが、こちらの方が好きかも。終盤でも謎は解けないまま、少ない残りページでどのような真相が提示されるのかと思いきや。まさかの真実に唖然。校長の妄想のように理瀬は演じていたのか否か。黎二の存在が、冷静な理瀬の心に少しの影響を与えただろうことを救いに思いました。恩田さんの作品は初読みでしたが、あらすじに心惹かれたのか積本の中に他の作品が数冊あることを発見。楽しみに読んでいきたいです。

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    2026年03月23日
  • 劫尽童女

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    コレは傑作だ!と読み進めて、ラストが??だった、、、ので星4.。途中までは、すごく良かったんですよ。早く読みたい!どこへたどり着くんだぁ!とワクワク。そこは、恩田さんなのですねぇ。オチが読者に委ねられてるというか、なんだけど、やはりコレは傑作です。残念なのは装丁かも。ファンタジーな童女の物語かと思いましたから〜。

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    2026年03月22日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    天才とか才能があるって言われる人、いるよね。優秀なんていう言葉じゃ片付けられない、ぶっ飛んだものを持ってる人。その人にとっての表現方法がピアノだったんだろうし、そういうものに出会えていることが幸せだよね。離れてしまったとしても結局吸い寄せられるし、そこで生きていくしかないんだよな。飛び込んでしまった井戸からは出られない。

    お前誰だよって感じだよね。
    これから下も読みます。

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    2026年03月22日
  • 夜のピクニック

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    高校生ならではの心境の変化がとても解像度高く描かれていた。
    自分が高校生だった頃と重なり、懐かしいような、羨ましいような気持ちになりながら、気づいたら読み終わっていた。

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    2026年03月22日
  • 図書室の海

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    恩田さんの短編は短編にあらず。濃い世界観満載。イサオ・オサリヴァンを探して、は凄く良い!長編SFの予告編として書いたと、あとがきにあるが、書かれてないのでは〜?是非読みたい!
    水野理瀬の世界観も好きだなぁ。それにしても、短編であっても、ラストに向けてわからないのは、やはり恩田さん。

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    2026年03月21日
  • spring

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    バレエの頂点を極める人ってこんな世界が見えてるんだ!というのが新鮮で楽しかった。主人公のハルがおじさんの家でバレエ以外にも本や音楽を嗜んでいたというのも素敵。表現をするってインプットが大事だなぁとあらためて思った。

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    2026年03月21日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    前半は登場人物が多く、物語全体を通して大きな事件や出来事もない。だが、読み進めるにつれてそれぞれの登場人物の良さが感じられるようになった。大人の世界をまだ知らない、だが子供っぽくはない、そんな高校生という曖昧な時期に直面している時期の人間を見事に表現していると思った。青春小説ではあるが、恋愛観についても気付かされることが多かった。読後の満足感、幸福感が高い作品だと感じた。

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    2026年03月21日
  • ドミノ

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    27人と1匹という膨大な数のキャラクターが出てくるけど、上手く個性が書き分けられているから、すんなり読める。

    『ドミノ』は、伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』や、アニメ『バッカーノ!』のような作品と同じ『群像劇』と言えると思う。

    このような群像劇と呼ばれるものがとても好きだ。

    「そこらを歩く人たち一人一人に人生がある」と感じられるからだ。

    毎日たくさんの人とすれ違うが、どこかで自分の人生とドミノでつながっているかもしれないなと思うと、少し楽しい。

    恩田陸さんの小説にハズレなし。

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    2026年03月20日
  • 夜のピクニック

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    融と貴子、2人の間にある不快な隔たりが、夜行祭を通して抉り出され、そして浄化される様はとても美しかった。

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    2026年03月20日
  • 象と耳鳴り

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    予想外に良かった。短編集としてはとても読み応えある。関根多佳雄というキャラが味わい深い。リタイアしててもこれだけクリアなら、晩年も楽しみだろうなぁ。納得に驚嘆が加われば、本格ミステリとして傑作、、、今後、そう思える作品にも出会いたい。

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    2026年03月19日
  • ドミノ

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    ドミノみたいに伏線が並べられる過程も、ひとつのきっかけが連鎖して交錯する様子も読んでて気持ちよかった。コミカルで楽しい文章だった。

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    2026年03月17日
  • 夜のピクニック

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    高校生が1日かけて80キロを歩く学校行事の話。
    歩く中で、登場人物の会話を通してそれぞれの人物の想いや関係性を感じることができて面白かった。普通の小説だと日や場面が変わっていくものが多いけど、夜のピクニックは1日の時の流れをそのまま追っていく感じで、それも新しい体験だった。自分も一緒に歩いていた感じがする。

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    2026年03月17日
  • 球形の季節

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    まさに、恩田ワールドらしさがある。ノスタルジックな学園モノ、と序盤感じるが、谷津、という地方都市の場所としての魔力、伝説発祥みたいな。異世界は果たしてどちらなのか。恩田ワールドにハマるキッカケとなった、蒲公英草紙の世界観にも通じるものがある。

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    2026年03月15日
  • ユージニア

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    殺人事件の話だけど、ミステリやサスペンスではない…なんかフワフワしてて、目眩く世界というか、白昼夢のような。
    真実は分からない。結局分からなかった、私には。

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    2026年03月15日
  • チョコレートコスモス

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    ネタバレ

    後半のオーディションがとても面白かった。次の人はこのお題をどう表現するのか、とワクワクした。
    お題が実在のネタだとより楽しめるし、楽しみができると思った。
    サキは読んだことがないし、「欲望という電車」も観たことがないのでぜひ観てみたい。

    響子の嫉妬や闘争心がとてもよかった。
    飛鳥については、続編ありきの描写のようなので、続巻を期待したい。

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    2026年03月15日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    音楽を言葉巧みに文章で表現しているのがすごいと思った。場面転換は少ないので少し退屈するところはあった。クラシックは全く触れたことがないので曲名を見てもメロディーがわからないのが歯痒かった。本を読んで興味を持ったので調べてみたいと思う。

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    2026年03月13日
  • 球形の季節

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    谷津の現実の底には人々が吸い寄せられる荒野が横たわっている、現実と浮世と心の境界がぼんやりして好きだった。守り人シリーズみたいな世界の描き方!通り過ぎる国道沿いの田舎の街がくっきりどっしり頭に建てられていくような、すごく現実味のある力強く綺麗な文体で、あるようなないような世界が描かれていく! みのりに憧れる。地に足がついていて、遠い世界へ跳ぶことを望まない。持っている幸せをたっぷり受け止めていてすごい。 石怖すぎると思いながら読んだ。ジャンルで言うとホラーなんだそうなんだ。恩田陸好きだなー。もっと読みたい

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    2026年03月13日
  • spring another season

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    理解を超えた先に芸の魔力というか魅力がある。
    言葉では表せないものをこのような小説にしたことはとても素晴らしいと思う

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    2026年03月11日
  • 珈琲怪談

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    2026.03.11

    最近読んだ恩田作品で1番良かった!
    雑学知識とストーリーの取り留めのなさという恩田節が良い方向に出ていて、最後にほんのり怖さとか不思議を足して終わるのがとてもよかった。
    恩田さんはストーリーらしいストーリーがない方が面白いんだなあと。こういうのを待ってました!という感じ。
    主人公の塚崎多聞だけなんか子供っぽいのが気になるけど、オジサンになっても定期的に集まって怖い話をしながら美味しいコーヒー飲んだりご飯食べてる設定がかわいい。
    せっかく「珈琲」怪談なので、午後半休をとってあまり混んでいない穴場カフェでゆっくり読ませてもらいました。贅沢な時間だったなあ。

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    2026年03月14日
  • 上と外(下)

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    冒険ファンタジーであり、現在の社会にも通じる情勢でもあり、文明の歴史を感じさせるものでもあり、そして、随所に出てくる生きていくうえでの教訓をある。25年以上前の作品とは思えない、映像にしたらすごいだろうなぁ〜、ありがとう恩田ワールド。

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    2026年03月11日