恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編で不思議な話や心温まる作品などたくさん入っていて楽しいアンソロジーでした。
作品の色が出ていて読んでいて楽しかったです
飛び出す、絵本 恩田陸
十一月の約束 本多 孝好
招き猫異譚 今江祥智
白ヒゲの紳土 二階堂黎人
本屋の魔法使い 阿刀田高
サラマンダー いしいしんじ
本棚の片隅から 柴崎友香
読書家ロップ 朱川 湊人
バックヤード 篠田 節子
閣魔堂の虹 山本 一カ
気が向いたらおいでね 大道珠貴
さよならのかわりに 市川 拓司
メッセージ 山崎 洋子
迷宮書房 有栖川有栖
本棚にならぶ 梨木香歩
23時のブックストア 石田衣良
生きてきた証に 内海隆一郎
The Book Day 三崎亜記 -
Posted by ブクログ
【2026年108冊目】
7人の著者が贈る7つの短編集。少し不思議なお話から、はっとするような結末まで。全編書き下ろし「新潮文庫の100冊」50周年記念作品。
いずれも一度は読んだことがある著者ばかり、毛色の違うお話が詰まっていました。初っ端から伊坂幸太郎さんのお話に「そう来たか〜」と思わされ、異なる作家たちがどんなお話を綴るのか、わくわくしながら読めました。まさにプレゼントにふさわしい一冊だったと思います。
ただ、お話の好き嫌いはすごくわかれそう。個人的には、ピンと来ないというか、消化不良のお話もありました。好きな一編にひとつでも出会えると良いですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて音楽を文章で感じるという体験をした。
音楽家として生きていく若者たちの闘いにクローズアップ。
音楽に精通した人の感性に触れられて良かった。
私はピアノやクラシックに疎いが、演奏を聞きにいきたくなった。
恩田陸さんすごすぎる。元々クラシック聞く人なのかなあ。大御所の作家さんにもなると音楽聞くだけでこんな情景が見えてしまうもんなの?すごくない?
「普段いかに飼い慣らした感情の中で暮らしているのか、いかに何も感じていないのかを、思い知らされたような気がした。」
一瞬の輝きのために時間をかけけて準備したり、舞台袖で緊張とワクワクが入り混じった感情になったりするのは、すごく自分の経験と重なった。
誰しも似たような経験あるよなあと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ上下に分かれたミステリー小説風の青春小説?。上巻は、何も知らない主人公目線で物語が進んでいくため、物語後半に主人公たちが集められた理由について解き明かされるまでは、静かな不気味さが常に作中を覆っている。文章も静かで淡々と進んでいく様子に、どことなく背筋が寒くなるような印象を受ける。設定が明かされてからは、あの出来事はこう言うことだったのか、という伏線回収が一気になされるが、上巻だけでは謎は解明されない部分も多い。下巻は、最初から集められた理由を知らされた男の子たちの話を中心に進んでいくため、ある程度心構えを持ってこちらも読み進められるが、上巻と同様どこか静かな不気味さや不可解さを持ちながら話が進んでいく。人の生死について、重く、時には救いを与えるような表現で表されており、その儚さと哀しさを感じさせる作品。文量もそこまで多くないが、読み始め数ページで一気に世界観に引き込まれるのであっという間に読んでしまった作品。
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Posted by ブクログ
謎が解けない系のミステリーでした。
本は色んな世界線に存在していて、4つの世界線の話だったのかな?と。でもこれだと普通過ぎる考察なので……実はあの本は恩田陸が昔執筆した本なのか…という考察はどうでしょうか。
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『彼等が大事に部屋に飾ってあるどの人形も、顔は目が大きくて幼女なのに、身体はやけにグラマラスで嫌らしいわけ。なんか悲しくなっちゃいましたよ。顔はあどけなくて、幼女のように素直で口答えしなくて、でも身体は大人っていうのは古くからの日本男性の悲願みたいなもんでしょ?』
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『いいものを読むことは書くことよ。うんといい小説を読むとね、行間の奥の方に、自分がいつか書くはずのもう一つの小説が見えるような気がすることってない?』
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『ワープロは不思議な機械だ。ワープロに向かっていると、思ってもいないことを書いてしまう。ぼんやりした陰でしかなかったものが、やたらとくっきりした形になってしまう。ワープロは嘘をつくのである。ワープロは、そういう意味では虚構にふさわしい。』
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『飛行機というのは、人間の叡智と神の領域との狭間にあるのではないだろうか。なんとなく、人間の領域を1歩はみだしているところがあるような気がして、乗るのが恐ろしいのだ。』
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『彼女は幼い頃から世界というものに対して漠然とした郷愁を抱いていた。郷愁という言葉が誤解を招くのならば、世界というものがぐるぐると大きな円を書いて、時間的にも空間的にも循環しているという感触である。』
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『恐らく、人類には何種類もの物語がインプットされているのだろう。インプットされた物語と一致すると、ビンゴ(!)状態となる。なぜ?フィクションを求めるのは、人間の第四の欲望かもしれない。』