恩田陸のレビュー一覧

  • 夜のピクニック

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    ただ歩くだけだけど心が温かくなった
    悪く言えばただ歩くだけなので中弛みして読む手が止まったこともあったが、辛抱強く読んだらいい小説だった
    「ただ歩くだけ」なのにこんなにも書けるのはすごい

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    2025年11月19日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ネタバレ

    梯結子さん、同い年じゃないですか!
    『なんとかしなくちゃ』っていうほど、ガシガシチャキチャキしている訳ではなく、堅実だけど、信念持ってまえを向いている感じが、羨ましい。わたしももっと考えて、この時代を過ごしたかった。

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    2025年11月17日
  • 夜のピクニック

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    高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」での1日を舞台にした青春小説
    このイベントが実在するのをSNSで知って、そこからこの小説を知ってずっと読んでみたかった1冊

    解説にもあるように、
    高校生達がひたすら歩くだけだけど、ノスタルジックで、リリカル、懐かしくて、切なくて、嬉しくて、読む者の胸を幸福感で一杯にする小説

    『みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう』

    本質のテーマがありつつ、学生時代の友人とのエモさ、あたたかさが詰まった1冊
    きっと、ずっと手元に置いておく1冊

    絶対に辛いし大変すぎるけど、自分の大切な友達達と歩く歩行祭やってみたかったな

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    2025年11月17日
  • 光の帝国 常野物語

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    SF普段は苦手だけど、描写が丁寧で読みやすくスッと入ってきた
    ほんとに常野という地方があるのかなと思って思わず検索した、、、

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    2025年11月17日
  • 鈍色幻視行

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    ちゃん面白く読んだけど、私の恩田陸ブームは終わったなぁと、ふと思ってしまった作品。この人の描く男女感が、少し古いのかな。

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    2025年11月16日
  • 祝祭と予感

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    『蜂蜜と遠雷』スピンオフ作品6編+エッセイ集。

    どれも面白かったですが
    強いて選ぶとしたら『竪琴と葦笛』。
    師弟のエピソードが心地良かったです。
    次は『鈴蘭と階段』。
    パートナーに巡り合う素敵な内容でした。

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    2025年11月16日
  • 珈琲怪談

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    怪談だけど、ちょっとだけ怖い怪談。ちょっとだけ怖いだけだから、読み終わった後に怖さが残らなくて面白く読めた。怖いのが苦手な人全然大丈夫な作品。

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    2025年11月16日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    舞台は歴史の教科書でお馴染みの二・二六事件。歴史の分岐点であり謎の多い事件だ。
    他の二・二六事件の本を読んで分かったのだけれど、かなり史実の細かいところまで物語に組み込まれており、それがリアリティーと緊迫感をより一層際立たせているように感じた。

    二・二六事件の実在の登場人物、安藤大尉や栗原中尉、石原莞爾が未来人の再生プロジェクトのもと歴史を確定させていく過程が描かれている。
    興味深いのは彼らが過去を忠実になぞることを強いられながらも各々の思いが交錯し、どんな行動をとるか想像が難しいところだ。
    特に安藤と栗原が昭和維新を成功させるのか?統制派に近い立場の石原の役割は何なのか?が気になるところだ

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    2025年11月16日
  • チョコレートコスモス

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    面白かった。
    「ガラスの仮面」の北島マヤを彷彿とさせる飛鳥の天才ぶり。
    何をやってくれるのだろうという期待を優に超えてくる辺りが快感。
    劇団ゼロの面々も魅力的だった。
    神谷さんの書く脚本での本番の芝居も読んでみたかった。
    あとがきをに「ダンデライオン」「チェリーブロッサム」に続く予定とあったので検索したら、なんと続きは出ていないそうで、とても残念、、、

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    2025年11月15日
  • 酒亭DARKNESS

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    ネタバレ

     今年は『珈琲怪談』という恩田陸さんのホラー作品を読んだが、本作も恩田陸さんによるホラー作品だそうである。今回、全13編の舞台は居酒屋。あとがきによると、いずれも実際の店がモデルだそうだが、さすがに店名は明記されていない。

     「跡継ぎの条件」。小さな繁盛店で、カウンターの1席だけ空いている理由とは? 次の跡継ぎは見つかるか。「夜のお告げ」。横浜某所にあるその建物は見たことがあるが、立ち入る度胸はない。恩田流のひねりと料理法が光る。

     「昭和94年の横丁」。今年は昭和100年に当たるそう。ホラーというより幻想譚か。「風を除ける」。舞台が沖縄料理店かどうかより、現実に発生した悲劇をネタにすると

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    2025年11月14日
  • 祝祭と予感

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    ネタバレ

    ⭐︎3.5

    「蜜蜂と遠雷」のスピンオフ。
    登場人物のその後や、過去、掘り起こしが読めて良かったです。

    なぜか「鈴蘭と階段」が心に残りました。
    特別奏が好きと言う訳ではなかったので、なんでだろう…

    恩田先生のエッセイ集も載ってます。


    「彼らの音楽活動は今もどこかで続いていて、きっと素敵な音楽を生み出し続けているんだろうな、という気がするのである。」あとがきより

    登場人物たちが、今後それぞれの音楽と、どんな道を歩み、どんな人物になるのか見てみたいと気持ちもありましたが、私もそう願って本を閉じました。

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    2025年11月14日
  • 夜のピクニック

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    先ずは面白い。ただ全般として荒削りな感じがする。ラストパートが微妙に不自然。自然なら良いのかと言えばそれも違うけれど。星空の描写が綺麗過ぎて感動。

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    2025年11月14日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    たしかにただ歩くだけの内容だけど、語り口がかなり詩的で読んでいて面白かった。

    なぜ振り返った時には一瞬なのだろう。あの歳月が、本当に同じ一分一秒毎に、全て連続していたなんて、どうして信じられるのだろうか、と。

    まさにこのセリフがこの小説を表していたのかな。

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    2025年11月13日
  • 夜のピクニック

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    80kmを24時間かけて歩くだけ。それだけなのに、いや、それだけだからこそ登場人物たちが各々の想いが、会話によって気持ちよく消化(昇華?)されていくのが読み手としても目を離せない。切ないような、ホッとするような、これが本屋大賞に選ばれるのは納得である。
    私もこれを読んで、感化されて、家から海まで20km弱を徒歩で歩いてみたが無事に足故障。びっこ引いてます。登場人物たち80kmを歩き通すのまじで凄くないか?!と身に染みました。

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    2025年11月13日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    読み終わると少し寂しい気持ちになる。どっちも少しだけホラーっぽい要素があってドキドキする。一気に読み進められる

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    2025年11月13日
  • spring

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    ネタバレ

    バレエの話。
    話は悪くない、陸らしい運びで面白かった。
    かなりマニアックだ。
    「蜜蜂と遠雷」もまあ、考えてみればそうだったんだけど、ピアノの話だったのであまり気にならなかったが、
    バレエは知らないからなあ・・・

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    2025年11月13日
  • spring

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    登場する天才たちが、恩田さんが連ねる言葉が、ひたすらに美しかった!ここまでなんで文字で書けるんだ、オリジナル作品全幕観たいよ!
    私は、春くんの向こうにずっとking gnu常田さんが見えました。

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    2025年11月13日
  • spring

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    なんだか,そこはかとなく読みにくいと感じた.それはバレエの世界観に親しんでいないからな気がする.
    一方で,バレエの,踊りのエネルギーが直接伝わってくる感じがする.読みにくいのに.踊る苦悩や作り上げていく大変さ,それらをひっくるめたポジティブなエネルギー.直接,視覚で見てみたいと思ってしまった.
    またすこしズレた世界から見た現世の不思議な感じ方はとても良い.「そうだよなぁ」ともうちょっと頑張ってみよう,と思える.

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    2025年11月12日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    4人の人生の中の大きな出来事を一緒に経験したと言えるくらいに気づけば入り込んでいました。

    上に続き、ピアノの事に関しては本当に無知なので難しい部分も少しあったけど、それでもコンクールホールの中に一緒に居るような感覚になりました。

    天才ってやっぱりいるよな~
    生まれつき耳が良いとか、そういうのはもう天才の領域だよな~。と本当に実感したし感じました。

    もう少しピアノだったり音楽の事勉強してから又読みたいと思います。

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    2025年11月12日
  • 夜のピクニック

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    恋愛小説と共に青春小説ってどこか自分の中で忌避しているところがありました。 

    いざ読んでみると心が温まるものですね。

    僕も苦手な人って無数にいますが、そう言う人に対しては何のアクションを起こさずにすぎるのを待っている感じでした。(登場人物の中にも似た人がいましたね)
    思春期迎えた高校生が複雑な事情を隠し持っているのはさぞ辛いことでしょう。。。

    それを最後に打ち明けた時の開放感。これは一つこの小説のクライマックスになっていると思います。


    まず、言わせてほしい!最初から最後まで飽きることなく読み続けられたことに感謝を言いたいです!

    これが恩田陸さんかぁとか思いつつ、まあそれはさておき。

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    2025年11月12日