恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレハラハラドキドキが止まらない展開、かなり残酷で恐ろしい場所で、次々に素敵な仲間が倒れていく悲しい展開、だけどアキラやシゲルがスッとするほど爽快に決めてくれる。すごいおもしろかった。
あとがきにもあった通り、かなり残酷な終わり方だったなあ…結局同じ歴史を人は繰り返す、でもそれを誰も非難はできない、みたいな。でもあいつら頑張ったんだからいい目見せてあげてもいいじゃないの!本音はそんな感じ^^
あとオオムタがかっこよかったです。
新宿組整列の絵を描きたいなんて思ってしまった。
始終脳内イメージが青エクだった。なんでだ。アキラ:燐、リュウガサキ:坊、シマザキ:志摩くんだった。なんでだ。 -
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デビューからの14年間に発表された全エッセイをまとめたもの。エッセイは読むものであって書くものではない、とご本人は言っており、エッセイでも好きな本読んできた本をテーマにしたものだったり、あとは他の作家の作品に寄せた解説文など、タイトル通りに恩田さんが書いた小説以外の文章を集めた本です。恩田さん、お話を書くのは好きだけど自分のことを書くのは苦手、ということでストレートに自分のことが書かれてるところは無いのですが、こういう本を読んでこう思っていた、とか、誰の作品の持っているこういう雰囲気が好きだ、とか、本を通じて恩田さんの人となりも透けて見えて、とても面白かったです。
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バレエダンサー兼振付家、萬春(よろず はる)。
類いまれにみる感性と才能が育まれ、開花していく物語り。
章ごとに語り手がバトンタッチされる構成で、
最終章でハル自らが語り出す。
大切な人たちとの出会いと別れを経て、
自身の名前「春」が入った特別な思い入れのある大作、
イーゴリ・ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」の振付へと挑む様子は、
まさにハルの集大成であり、圧巻の描写。
出てくる登場人物はそれぞれがとても魅力的、だけど
章が進むにつれて、ひときわハルにどんどん魅了されてしまった。
彼が見ているこの世のカタチ、どんな世界なんだろう。
ひたすらに躍りと向き合い、身を捧げる姿勢は、もはや崇高 -
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先日出雲・松江を旅行し出雲大社や小泉八雲記念館などを周った。そういえばこのあたりが出てくる好きな作品があったなと、ふと思い出したのが本書。
前回読んでから10年以上、初めて読んでからも25年以上たっているが、私の読書人生と読書趣味のなかに色濃く影響を残し続けてる作品だ。4話の中編からなる本書は、「三月は深き紅の淵を」というタイトルの謎の小説を巡る話。
その本は、著者も内容も謎で、自費出版で僅かな冊数が出版され配布されたがのちに謎の男に回収されてしまい、いまは世の中に流通していない。なんともそそられるこの設定と、入れ子式の物語構成と、登場人物たちのおしゃべりや食事がとても魅力的なのだ。
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ネタバレ酒亭DARKNESS
基本的に全国各地の飲み屋を題材とした短編集。
ラインナップは以下の通り。
○跡継ぎの条件〜東京・大森の空席
○夜のお告げ〜神奈川・野毛の都橋商店街
○昭和94年の横丁〜愛知・名古屋の日めくり
○風を除ける〜東京・代田橋の沖縄タウンのマブイ
○黒の欠片〜長野・松本の天守閣
○曇天の店〜富山・高岡のフェーン現象
○三味線の音〜新潟・古町の二口女
○笑うカピタン〜長崎・浜町の絵とナイフレスト
○歌うカステラ〜長崎・ある住宅街のあんと
○祖父の墓〜栃木・日光東照宮
○白の迷路〜兵庫・姫路城の白のマダム
○アトランダムな神々〜大阪・新世界/曾根崎
○空飛ぶ梅〜東京・湯島、稲妻と梅