【感想・ネタバレ】小説以外のレビュー

あらすじ

本好きが嵩じて作家となった著者は、これまでどのような作品を愛読してきたのか? ミステリー、ファンタジー、ホラー、SF、少女漫画、日本文学……あらゆるジャンルを越境する読書の秘密に迫る。さらに偏愛する料理、食べ物、映画、音楽にまつわる話、転校が多かった少女時代の思い出などデビューから14年間の全エッセイを収録。本に愛され、本を愛する作家の世界を一望する解体全書。

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恩田陸先生ファンは必読です!

日本人作家だからか、ご自身のことをかなりへりくだって書いている面は少々気になりますが、図書館で借りて読んだ時に非常に面白かった覚えがあり、電子書籍にて購入しました!
目次で少しでも気になる項目があれば、読んでみてくださいね。

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2024年06月26日

Posted by ブクログ

活字だらけでくちょんくちょんになっている私の脳みその隙間をするすると器用に入ってくる文体。ご本人はエッセイなんて・・・と卑下していらっしゃるけど、そんなこたないですよ!!恩田先生!「読書モチベーションが下がったときに再読する本リスト」に追加。

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2009年12月08日

Posted by ブクログ

タイトルどおり恩田陸による小説以外の文章を集めたもの。雑誌などに掲載されたエッセイや文庫本の解説などなど。本当に本が(小説が)好きなんだなあとしみじみと感じ入ります。だからこそあのような作品が書けるんだろうなとも思い至りました。まだ読んだことのない本に対して書かれたものを読み興味をそそられ、本が好き本格ミステリが好きという件に同調し、もっともっと本が読みたいと、そういう気持ちにさせられる本でした。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

デビューからの14年間に発表された全エッセイをまとめたもの。エッセイは読むものであって書くものではない、とご本人は言っており、エッセイでも好きな本読んできた本をテーマにしたものだったり、あとは他の作家の作品に寄せた解説文など、タイトル通りに恩田さんが書いた小説以外の文章を集めた本です。恩田さん、お話を書くのは好きだけど自分のことを書くのは苦手、ということでストレートに自分のことが書かれてるところは無いのですが、こういう本を読んでこう思っていた、とか、誰の作品の持っているこういう雰囲気が好きだ、とか、本を通じて恩田さんの人となりも透けて見えて、とても面白かったです。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

恩田さんは、小説以外と書いておきながらも、ほぼ小説で完結しております。

より恩田さんが知りたかったら、『恐怖の報酬』日記、恩田さんが好きなものを知りたかったら、小説以外を読むと良いのではないでしょうか。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

たくさんの本が紹介されていて、読みたい本が増えていきます。 会社員をやっていた頃のエピソードもあり、あんな大変な状況の中、小説を書き上げたことに驚きました。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

恩田陸の書く小説が大好きなので、恩田陸の読んできた本にもものすごく惹かれる、そして同じ本を読んでたことが分かるとなんだか嬉しくなる。

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2020年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。お気に入りの作家さんが本について書いたエッセイを読んで、幸福感でいっぱい。オススメの本を全部読みたくなる。が、これがなかなか実現できない。今年の1月から恩田さんの作品を出版順に読み直していて今ようやく半分くらい。読破できるのはおそらく6~7月。その間にも新刊は出続け、積読本が今でさえ20冊以上。それらを片づけると10~11月。その頃にはこの本のことは記憶の彼方に消えているのだ。この本を片手に新たな本との出会いを果たしたいのに・・・。読みたい本も、読みなおしたい本もいっぱいあるのに、時間だけがない。

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2015年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恩田陸ファンは必読のエッセイです。
恩田先生が影響を受けた小説、音楽、映画、漫画などがたくさん紹介されています。麦海を読んで、少女漫画が好きな方なのだろうなと思っていましたが予想通りでした。
先生の自作品に対する解説もあってにやりとさせられました。読み応えのある一冊です。

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2013年08月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

つまらない本というものに対して激しい憎悪を感じる。
一生許さない。
孫の代まで祟ってやろうと思う。

読書を愛する恩田先生だから言える言葉だなぁ!
面白いエッセイでした。小説を書くきっかけ、子供時代~学生、兼業していた頃、専業になってからがびっしり詰まってます。
そして先生の読んだ本の数々。興味を引くものばかりです。

でも恩田先生の作品で読んでいないものを先に読みたいと思いました。次に読むのは絶対「六番目の小夜子」

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2014年12月27日

Posted by ブクログ

むしょうにアガサ・クリスティが読み返したくなった。もう覚えてないからまた新鮮に楽しめるかも。
退院したら何作か買いに行こう。

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2012年11月26日

Posted by ブクログ

本ばかりの生活でうらやましいと感じた記憶があるから、読んだような気がするけれど。ほとんど覚えてないから、また読みたい。

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2011年11月11日

Posted by ブクログ

恩田陸さんが大の本好きだということがわかる一冊。
本への愛が本当にすごすぎる!

私は恩田さんの作品は、「夜のピクニック」をはじめとする3作品ぐらいしか読んだことがないので、他の作品も読みたくなった。
とくに、「ネバーランド」と「ユージニア」。

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2011年10月11日

Posted by ブクログ

タイトル通り、恩田陸さんの小説として書かれた以外のものを集めたエッセイ集。本当に昔から本好きだったのが伝わってくる内容です。
秀逸なのは、書評のような形で書かれたもの。僕個人としては、自分の好きな小説のテイストは、ある時期、非常に濃厚に恩田さんの影響を受けたせいだ、ということが確認できました。

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2010年05月11日

Posted by ブクログ

この人の作品はどれも面白いので、エッセイも読んでみました。本に関する話が面白かったです。紹介されている本で気になったものを数冊読んでいますが、どれも今のところは面白い本でした。(カッレくん・ケイヴマン)萩尾望都さんが好きで影響を受けたと言う話もあり、好きな系統が近いのかな、と勝手に親近感を抱きました

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2009年10月25日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれた。

根っからの本好きを感じられる内容。ガイドブックともとれる。
作者の性格が感じられる、とても面白い本。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

エッセイはあまり読みませんが、面白かったです。
好きな作家さんの読む本というのはやはり興味あります。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ジャンルを超えて、色々な作品を書かれる作家さんの、正に「小説以外」がまとまった本。

自分が好きな作家さんて、一体どんな人生を送って、どんな環境で生きてきて、
どんな本を読んできたのだろうって、いつも思うんだけど、その一部を見れた気がする。

特に読書量はもの凄く、これがあの作品たちの土台なんだと実感。
ちょこっと載っていた酒のつまみ的レシピは今度試してみよう。

自分が人生で読んだ本を、読んだ順に収めてくれる本棚が欲しい、といった話があって、
激しく同意。自分のもそうだし、他人にも是非見てみたいものである。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

タイトルどおり、小説以外のエッセイ等をまとめた本。ほとんどが書評など、(一部違うけど)になってて、読みたい本満載です。好きな本について語る恩田さんの文章力もすごい。私はアガサ・クリスティーが好きで特にミス・まープル物が好きなのですが、恩田さんもそうで、作品にも影響を受けていると聞いて、少し納得。恩田さんの好きな本と作品のつながりなどもわかって、興味深いです。恩田さんの方が私より少し上だけれど、小説だけでなく、漫画や映画、テレビなどにも影響を受けていて、体験も似通っているのも、面白かったです。でも、おんなじような体験してても、恩田さんのような小説は書けないな・・・ちょっとうらやましい。 海外ミステリやSF遠ざかってたけど、また読みたくなりました。この本に載ってる本は読みたい!海外物っておもしろいものはすごい面白いんだけど、ハズレだったときの、時間の無駄な感じが日本ものよりも激しい気がするんですよね・・・でも、また、読もうっと。(支離滅裂ですみません・・・)

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2011年09月12日

Posted by ブクログ

恩田陸作品はいくつか読んだことがあるが、タイトル通り小説以外のエッセイや解説、書評などをまとめた作品。

小説家って、面白い物語を届けてくれる妖精みたいなイメージだけど、エッセイとかを読むと人間なんだって思って面白い。


↓印象に残ったところ↓↓

読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。 本を開いた瞬間から、そこには送り手と受け手がいて、最後のページまで双方の共同作業が続いていくからである。本は与えられても、読書は与えられない。読書は限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。自分で本を選び、ページを開き、文字を追って頭の中に世界を構築し、その世界に対する評価を自分で決めなければならない。それは、群れることに慣れた頭には少々つらい。しかし、読
書が素晴らしいのはそこから先だ。独りで本と向き合い、自分が何者か考え始めた時から、読者は世界と繋がることができる。孤独であるということは、誰とでも出会えるということなのだ。


ファンタジーというのは、戦争の話である。
(略)もっと正確に言えば、「秩序を取り戻す話」とでも言い換えるべきだろうか。
(略)それは、平和や成長や宝物や勝利という目的が一応設定されてはいるが、詰まるところ「秩序を取り戻す」ために戦う話である。
(略)世界は秩序を、賢者を、失われた倫理を取り戻すことを切に求めている。魔法の杖の一振りで、失われたものを取り返すことを願っているのだ。それは、逆に言うと、いかに世界が多くのものを失い、この世に魔法も奇跡もないことを実感しているかということの裏返しだ。世界はヒーローを求めている。秩序を回復してくれる聖なる存
在を、誰もが血眼で捜しているのだ。「聖」や「神」という言葉がこれほど安売りされている時代もない。

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2025年08月14日

Posted by ブクログ

エッセイが面白い小説家さんって素敵!
恩田さんの小説はすごく好きなものと、いまいちはまりきれないものがあるのだが、こんなフランクででも魅力的な人が書いてるんだと思うとまた違った楽しさがあるように感じる。
ちょっと気恥ずかしくも感じるけれど。
本当に本をたくさん読まれる方なんだなと痛感したけれど、本ではなく私が1番共感したのは本ではなく圧倒的に二日酔いのエッセイでした。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

 主に作品や読書にまつわるエッセイ集。恩田さんの読書量は凄まじく、到底追いつけそうにない。読み方も深くさすが作家さんだなぁと思わせられたけれど、それでもなお失われていない「読者人格」がびしびし伝わってきて、親近感を覚えることもできる。量も多くて読み応えたっぷりのエッセイ集だった。

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2015年12月13日

Posted by ブクログ

テーマもなく、ひたすらに集約されたエッセイ。客観的で時折ニヒルな視点と語り口は作者とイメージとおり。またエッセイ出して欲しい。

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2014年01月18日

Posted by ブクログ

恩田陸って女性だったんですね…知らんかった。
恩田さんおすすめの著書がわんさか載っているので、次に読む本が決まります。

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2013年10月12日

Posted by ブクログ

恩田さんのエッセイ。
一編一編がとても短いのに、なぜか読むのに時間がかかった。
ちらりと恩田さんが軽いタッチで書かれている文章を読むと、当然小説の一文ではなくここから物語が始まるわけではないとわかっているのに、そんな後生なーと思ってしまう。
恩田ファンは恩田さんが他の作家さんに対して思ってるように、作品を待ちわびてるのだと実感。

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2013年04月03日

Posted by ブクログ

「読む本探し集」というか。

殆どの文章で、恩田さんが面白そうな本を沢山紹介しています。
エッセイとして読もうとすると、文章のブツ切れ具合が短すぎるので閉口するかも。

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2011年09月16日

Posted by ブクログ

エッセイが出ていることは知っていたにも関わらず、謎のテンションで購入したため、読み始めてエッセイなんだ!って思った私(笑)

結果今の恩田作品の材料となった作品が知ることが出来て良かった。かぶってるものを見つけては喜び、新たな作品は自分の購入リストに入れていく。たまにビール休憩はさんで(重要)、また読んで。

幼少期からビールまで長い期間の彼女を知る事が出来る一冊。

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2011年01月10日

Posted by ブクログ

本の話を中心としたエッセイ。
普段自分があまり読まないミステリーの本が紹介されてないかなと思って買ったが、たくさん載っててよかった。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

恩田さんの思い込みの激しさに、読んでいてなんだかニヤリとしてしまう。マニアックな作品がたくさん紹介されているので、本好きには堪らない1冊。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

どんな話だろう? と思ったら、お話じゃなかったです。
雑誌等に書いている文章をまとめたものでした(笑)

あぁそれで題名が…と納得。
自分が書いた本もそうですが、気に入っていた本などが書かれていて
ちょっと読んでみたいな、というものも多数。
ある意味面白かったですw
1ページで終わっている所もあるので、ちょっとだけ活字を読みたい
という時にお薦めです♪

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

これまで恩田先生の描いてきたエッセイやコラム、解説集。
解説やコラムが多くてエッセイが少なし。残念。
この人の文章からは本が好きで好きで仕方がないと言う
のが溢れていて好きだ。すごく、本媒体を愛している感が
ビシビシ来て魅かれる。
いろんな解説を書いてるけど、作品好きだな、と思わせるものと仕事だな、と思わせるものがあって温度差が興味深かった。
あと、この人の感性はとても独特に内側に広がっていると思った。散歩している犬が何かに似ている・・・とついて行って「……あ、○○似にてる!」というくだりは噴出してしまう。

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2009年10月07日

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