恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ分かりやすい伏線とともに、何か小さなノイズのような隠してあるような伏線がたくさん潜んでいて、その先が知りたくて知りたくて、読むことが止められない物語
読み始める時は、写真から始まり、え?こんな話なの?と始まるけど、1組の男女の思いもよらない過去の話がさらさらと語られる。
読んでいてこっちも息を呑んでしまう、言葉だけで緊張感の漂う感じも、読むことを止めさせない。
話がこれで終わりそうなときに、その見えにくい伏線に気づいて、また新たに彼らの過去が紐解かれていく。
モヤモヤしそうだけれど、読み終わった後に意外と消化不良感はなくて、彼らはまた人生を歩いていくんだろうなと少し明るい未来が想像できそうな -
Posted by ブクログ
再読完了。
このお話好きなんですよね。
苦手なロマンスなのに、なぜか好きなんですよ。
刹那の出会いと別れを繰り返す男女のお話ですが、これが、時空を超えて結びつく何やら広がりを感じるもので、一つ一つはほんとに切ないながらもポジティブな雰囲気があります。
んで、そのつながりが小気味良いんです。
あれ?さっきこの人出てこなかったっけ?と何度も戻りながら(すぐ忘れる)、ああこの人はこうなるんだあ、と答え合わせをしながら進むのも分かりやすく、ショートや短編も好きな自分に合ってるんだと思います。
また、美術作品や歴史も絡めて物語が紡がれるので、変なリアリティを感じるのです。まさかあの人物が発端だったと -
Posted by ブクログ
この本は、ピアノコンクールを舞台にした青春群像劇で、音楽をテーマにしながらもエンタメ小説としての面白さが抜群です。上巻では、個性豊かな登場人物たちが次々と登場し、それぞれのバックグラウンドや音楽への想いが丁寧に描かれます。
文章はまるで音楽そのもので、演奏シーンではまるで音が聞こえてくるような臨場感がありました。テンポよく展開しつつも、読者に想像する余白を与えてくれるのも魅力です。上巻の段階で既に「この先どうなるの?」と引き込まれ、続きを読まずにはいられなくなる構成でした。
音楽やコンクールに詳しくなくても楽しめますし、むしろ登場人物たちの情熱に引っ張られて一緒にドキドキできる一冊です。
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Posted by ブクログ
人気作家の子ども向け怖い本ということで、期待して手に取る。うーん、表紙含めちょっと微妙かなぁ。文学的な力あるけど、子どもの中で評判になるような面白さではないような気がする…。むしろ、すきな作家いる大人の方にオススメかも。あと、怖い本が好きというより本格的な話の入口にたってる小学生向け。ルビは中学年以上レベル。
「象の眠る山」田中啓文
個人的にこれは好きかも。現代っ子で賢い横道も好きかも。怖いものの正体が本気で気持ち悪い。象っていう伝承ができるなにか。
「とりかえっこ」木犀あこ
60.65cmのすきまにひそむ怪異っていう設定自体なんか、嫌。こどもだと入れ替わり後を具体的に表現してくれた方が怖がり