恩田陸のレビュー一覧

  • 珈琲怪談

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    怪談、と構えて読むと肩透かしを喰らう(いい意味で)。働き盛りの面々がこんな風に無理することなく集まって喫茶店で怪談話だけでなく、色んなこと喋れるのって凄い。ゆる~い話のゆる~い関係の中にも時々ピリッとする話を挟んでくるのはさすが。あとがきではじめてシリーズ物と知る。そっちも読んでみたい~。 2383-62 /A96-22

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    2026年05月10日
  • spring

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    読んでいる間じゅう頭の中に音楽が鳴り響いていた。この感覚、「蜜蜂と遠雷」以来だと思ってよく見たら同じ作者だった。文字で音楽を鳴らせるなんて、小説の力はすごい。

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    2026年05月09日
  • 不連続の世界

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    audibleにて。うすぼんやりと不気味なような怖いような、1作目ともつながっているようないないような、な連作短編集。1作目と3作目でそんな雰囲気にも慣れて、それをを味わいたくて読んだのでわりと満足。3作の中ではこれが一番好きかなあ。
    死者の歌声の話がなんでそんなことするん…感が不気味で好み。サンライズはいつか乗りたい。鳥取砂丘を2年前に生まれて初めて訪れた時にちょうど能登半島の地震速報が来て、土産物屋では緊迫した様子のテレビのニュースが流れていたりして、なんだか記憶もわやわやしている。砂丘が舞台の作品のあいまいな感じはそういう個人的な記憶にしっくり馴染んだ。

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    2026年05月08日
  • 不連続の世界

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    「怖い話は、こんなふうに、エレガントに優しい声で語られるべきものなのだ」

    地元の名士が語った山の話が恐ろしい「悪魔を憐れむ歌」この話は、その歌声を聞くと死にたくる歌「山の音」の謎を追う話で、その歌声の主の女性を『珈琲怪談』にも登場する塚崎多聞が追う。

    多聞と友人との会話の中で、『山の音』と言えば、川端康成の小説だよね、という話が出てきて、そうそう私もそう思った。内容ほとんど覚えてないけど、山の音は死を予感する音だったような…

    恩田陸さんの『不連続の世界』、『珈琲怪談』は小説や映画、音楽についての雑談が自然に織り込まれているところも素敵です。登場人物たちの会話を聞いていると、「それ読んだ」

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    2026年05月07日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    どのコンテスタントも個性があって読んでて楽しい。
    みんな何かしら恵まれているものがあるんだろうけどその中でも世界を音楽で見ているような天才型とか考え抜いて演奏に活かす努力型とか。
    ピアノや音楽自体に疎くても読んでいるだけでブワッと心拍数が上がってくるような、登場人物と一緒に緊張したり圧倒されたりする場面がいくつもある。
    飽きずに読めるのでこのままのモチベーションで下巻に突入したい。

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    2026年05月06日
  • spring

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    認められたいという羨望を持った時点で、天才ではないのかもしれないなと思いました。

    自分が思いもよらない遠くへ行ってしまうことを、手放しで心から祝祭できるような人になりたいと思いました

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    2026年05月06日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    ネタバレ

    好きな雰囲気の本でした。
    八月の方がホラー要素強めですが、ラスト付近のみどりおとこのセリフは、膨大な親心の結晶のような感じで温かさを感じます。
    子どもたちが色々と気の毒です。でもここで区切りをつけて生きていってほしい、という親たちの想いでこの林間学校が始まったのだろうなと思います。
    林間学校が夏だけに行われるのが、ファンタジーとはいえ不思議です。病気の特性で夏に亡くなるとか?

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    2026年05月06日
  • spring

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    『蜜蜂と遠雷』に衝撃をうけ、異なるジャンルの芸術を題材にした本書を読みたいと思い、手に取りました。
    本読む前は、バレエを一体どう小説にするのか不思議でした。本の構成は、4人の視点から、1人の振付家を描いている作品です。バレエを文字で表現することに感心すると同時に、文中の振付作品の元となる文学や音楽、その教養の深さに驚きます。文中に出てくる音楽を調べながら読みました。恩田陸の別の作品も読んでみたいと思いました。

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    2026年05月06日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    圧倒的なセンスと努力をもとに「天才」と言われるコンテスタント達がしのぎを削る。
    文章力が爆発しすぎて一人一人が領域展開してた笑

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    2026年05月05日
  • Q&A

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    とあるショッピングモールで起きた大人数の死傷事件。その発生原因には謎が多く、事故なのか犯罪なのかもよく分からない。その事件の被害者及び関係者に対するQ&Aだけで構成された小説。
    読み進めるにつれて群集心理の愚かさやグロテスクさがこれでもかと出てくる展開に、嫌気がさしつつも引き込まれずにはいられない。
    結局この事件の真相は何だったのか?タクシー運転手の彼が言っていたことが真実なのだろうか?分からないまま小説は意外なラストを迎える。

    全体的にスッキリしない。胸につっかえた嫌な感覚が残る。しかし決して駄作ではない。
    好きではないが、つまらなくもない評価が難しい作品だった。

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    2026年05月05日
  • spring

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    spring 春、バネ、泉 といった意味があるけど、ぴょんって跳ねるようなイメージがコアにあるらしい。

    バレエダンサー、振付師の萬春を周囲の人からの目線で描いた物語。
    バレエのことは全然知らなかったけど、最後は圧巻だった。

    バレエみてみたくなった。

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    2026年05月04日
  • 訪問者

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    これは予想外に傑作だった!本格的ミステリーであり、恩田さんならではのダークファンタジーではない。やりますねぇ〜。来客を告げるベルが鳴った、、、と各章始まるのも面白い。クローズド・サークルみたいだけど、真相は藪の中なのも良き。読後感も悪くなく、かの有名な、そして誰も、、、、よりも面白かったと思うのは私だけか?

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    2026年05月04日
  • 麦の海に沈む果実

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    「黄昏の海の骨」を先に読んでしまいました。高校生だった理瀬がこの頃は中学生で、まだタバコは吸っていません(笑)。婚約者とか父親の話題とかいろいろ繋がりました。全体的にふわっとした物語です。

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    2026年05月01日
  • 祝祭と予感

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    スピンオフ短編集とのことでメインの3人以外にもスポットライトが当てられている。ナサニエルのキャラクターが良かった。時に良きピアニストであり、良きライバルであり、良きパートナーであり、良き師であり。色んな顔を持ちながら周りからそれぞれ慕われ愛されているのが伝わって来る。ミエコとのエピソード、勝とのエピソード、どちらも良かった。
    カナデとビオラのエピソードも印象的。踊り場の演奏も光景が目に浮かび、何とも絵になるなと思った。音色の聴き比べも聴いてみたいな。

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    2026年05月01日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    おもしろかった
    おもしろかったけど、よくわからない点も
    それが、この小説のおもしろさというか怖さなのかしら

    ドラマも見てみよう

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    2026年04月30日
  • ドミノin上海

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    ひさびさの恩田陸作品。
    たくさんの登場人物がそれぞれに絡み合って繰り広げられていく展開にどうなるんだろうというワクワク感が溢れて読んでて楽しかった。登場人物が多くて、あの後この人はどうなったんだろうと気になる人も何人かいて。登場人物一覧を見て、そういえばこの人もいたななんて思ったり。
    私的気になる人は屋台の店主のその後かな。
    えり子と健児の関係性ももうちょっと見たかったし。
    続編があることを期待してる。

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    2026年04月29日
  • 光の帝国 常野物語

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    不思議な能力を持った一族の話。
    日常の中にも、視点を変えたり些細なきっかけがあったりすると不思議な世界に紛れ込んでしまいそうに感じてきました。そういう見方で日常を過ごすことができればいいなぁと思いました。
    ゆるく物語や登場人物が繋がっている短編集でした。希望と不安がうっすらと漂う物語が気になります。そういうこの作者の感じが好きです。続きも読んでみたいです。

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    2026年04月29日
  • 六番目の小夜子

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    結局サヨコが何だったのか腑に落ちないままに終わった。進学校の割に受験生が忘年会と称して酒を飲んでいるシーンはいかがなものかと思ってしまった。

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    2026年04月27日
  • 薔薇のなかの蛇

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    久々のリセシリーズ、相変わらず面白かった。
    と言っても(これも相変わらず)細かい内容より全体的な雰囲気とリセのキャラクターが好きです。
    恩田陸作品は途中まで面白いのにラスト拍子抜けの物もある中、リセシリーズは面白い。

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    2026年04月26日
  • spring another season

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    『spring』のスピンオフ短編集。バレエの世界に浸れるバレエ好きにはたまらない続編。最後に付いていたプログラムと萬春の解説がリアリティがあり、実際にこの目で見たいと思った。スペシャルサンクスに有名なバレリーナたちの名前が連なってるのも、バレエファンとしては神々しく見えた。

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    2026年04月25日