恩田陸のレビュー一覧

  • SF読書会

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    再読。読書会の楽しそうな雰囲気の中、読んでおきたいSF作品を紹介してくれる。おすすめ上手な会話にのせられ当然片っ端から読みたくなってくる。けど、なかなか手がつけられていないのはどうしてなんだろう…といつも思う。

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    2021年11月01日
  • 上と外(上)

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    両親が離婚し、普段は離れて住んでいる練と妹の千華子は、年に1度の家族旅行でマヤの遺跡を見に行く途中、クーデターに遭遇し、ヘリコプターから放り出される。
    幸い怪我もなく、ジャングルのなかで力を合わせて生き延びようとしていたが、謎の地下の王国に引き込まれてしまう。

    一方、両親と父の同僚のミゲルは、子どもたちを助けに行くため、軟禁場所から抜け出す。

    両親とも離れ、中学生と小学生の兄妹が、ジャングルの中で限られた持ち物を使って生き延びること自体がすごいが、話の展開も早くて息つく暇がない。
    早く下巻を読みたい。

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    2021年10月30日
  • 中庭の出来事

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    恩田陸の作品って最後が拍子抜けというか勿体無い感じが多い気がするけれども、読み進めてる最中がとても面白いからすき。

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    2021年10月28日
  • 上と外(下)

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    ニコが憎々しいのだけどキーパーソンであることは確かで。ラストまで楽しませてくれる。
    紆余曲折のなかでハラハラドキドキのたたみかけるようなラストでは千華子のくだりに涙が溢れた。親子の情の深さに胸を打たれた。練とじいちゃんとの再会もしかり。散々くさしながらもラストまで読んでとても心打たれている自分にびっくり。

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    2021年10月22日
  • 日曜日は青い蜥蜴

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    私の中では、恩田陸さんといえば「夜のピクニック」や「蜜蜂と遠雷」「歩道橋シネマ」が印象に残る。

    エッセイとしては、「土曜日は灰色の馬」があるが今回のはかなり響くものがあり、やはり凄い作家だと言わせる筆力で読みたくなる本が満載である。

    ちょこっと添えるひとことに心を動かされる。 

    ○○は、◇◇ばりの気持ちわるさと眩暈感で、眠れぬ蒸し暑い夏の夜にぴったり。とか○○の本気なのか突っ込みなのか分からない、絶妙なコメントがおかしい。だとか…
    ほんの一部の抜粋だが。。
    つまり読まずにはいられないと感じる。
    どうしよう、ますます読書の時間が増えてくる。

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    2021年10月17日
  • 横浜の名建築をめぐる旅

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    横浜の中心部を中心とした名建築を紹介。どの建築にもこだわりとか温かみとかあって訪れたくなる。恩田さんのお話も温かかったな。横浜以外にも建物に興味があったという記述が興味深い。

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    2021年10月04日
  • 象と耳鳴り

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    意識しなければ通り過ぎる日常。
    その中に潜む小さな違和感から、みるみる広がる謎。
    読後は自分の過ごす日常も見え方が変わりそう。

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    2021年09月18日
  • 夏の名残りの薔薇

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     こういう「閉じない」恩田陸にハマってしまうと、普通の結末がある小説だと期待外れに思ってしまう時期があったなあと思い出す。

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    2021年09月12日
  • おともだち できた?

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    絵本にしてこどもの読み物にするのはどうなんでしょう、、、ゾッとします。
    友だちって誰? 
    怖い本を探してるならおすすめします。大人が見るから細かい事もわかって余計に怖くなるのかなーー

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    2021年09月05日
  • 球形の季節

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    東北の地方都市にある4つの高校で広がる奇妙な噂。恩田陸先生お得意の、思春期のモヤモヤしたフラストレーションと、日常のすぐそばにある異世界。多彩なキャラクターそれぞれの心理描写が緻密かつ自然。

    「この世で毎日朝起きて、鏡の中に自分の老いていく顔を見て、真面目に人生の意義を考えながらコツコツ生きていくことくらい恐ろしいことはないからな」

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    2021年09月01日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    壮大なスケールで登場人物も個性的。スピーディな展開で飽きることなく読めたけど、最後はわからないことがいくつか。屋嶋とか黒塚とかどうなったの?
    風呂敷広げすぎて、畳みきれなかったのか。笑

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    2021年08月30日
  • きのうの世界(下)

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    色んな町の人の視点があって面白い。感じてる事や考えてる事が個々で違うけど、同じ不気味さが漂っていて終始不安感が拭えなかった。最後は賛否両論ありそうだけど、個人的には作者っぽさがあって良い終わり方だと思った。

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    2021年08月29日
  • ライオンハート

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    時代の錯誤で戻ったりしながら読む。
    何度読んでも飽きることがない。

    何故かエドワードの前に現れるエリザベス。過去と未来のエリザベスが現れる夢を見るエドワード。
    どうしてエドワードはエリザベスを待つのか?エドワードからエリザベスに会う事はない。その原因を調べた学者のエドワードは最初の原因を作ったエリザベスの元に学者のエドワードが会いに行き学者のエドワードは姿を消す。
    その姿を消した学者の元にまだ記憶がないエリザベスが導かれるままに、本能でエドワードの元に行き、管理人にエドワードがエリザベスが来たら渡してほしいとハンカチを託す。
    そこで物語は終わり、エアハート嬢の話になる。
    物語が繋がるように出

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    2021年08月22日
  • 終りなき夜に生れつく

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    読みやすい。
    短編だけど、夜の底は…の出て来た人たちの学生時代なので楽しく読めた。
    葛城の冷めた、人間らしくない人格だと思っていたが違っていた。もっともっと知りたい途鎖国の生活。
    何故独立した国となったのか物語として続いていってほしいけど、恩田陸ってそういう事しないよなぁ。。。

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    2021年08月15日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    途鎖国という言葉だけで全然違うイメージで読んでいた。超能力者だけの集まりで感情もない人たちだけの中に放り込まれるイメージだったので、葛城は人間の感情がないと思ってた。
    途鎖国でも能力のない人も住んでいて共存して生きている。
    恩田陸の出している本全てを一緒にした世界のような気がした。

    死者と出会う月があったり、能力があったり、オネェがいたり、
    まだまだ恩田陸ワールドから抜け出せず読み進めていくんだろうなぁ。

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    2021年08月15日
  • 横浜の名建築をめぐる旅

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    横浜の歴史ある建築を集めた本。
    コロナが終わったら、街歩きしたくなります。
    キング、クィーン、ジャックの三塔に会いたいです。

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    2021年08月13日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    何か起こるわけではなく旅行に行って話をするだけだが、面白い。やっぱり恩田さんは男女に対する表現が豊かでなるほど!と感情移入できるところが良い。

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    2021年08月07日
  • 不安な童話

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    この世界が私だけの百メートルの短距離走ではなく、永遠に終わらないリレー競技であることを理解するのはなかなか難しい。

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    2021年08月07日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    恩田陸ならではの不可思議な世界。タイムマシンと歴史事件をミックスして描く小説。面白いのと実験的ですぐに理解できない方もあり、消化不良。まだ自分の頭の力が足りない

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    2021年08月05日
  • おともだち できた?

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    恩田さんの白の劇場で絵本もあると知って手に取りました。
    全体としてはかがみの中ほどではなかったが、とちゅうで息をのんでしまいました。
    完全にやられました。

    こどもが小さいならば、自分のこどもがどうしているのか気になってくる一冊かもしれません。そういう意味ではとても怖い。

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    2021年07月20日