恩田陸のレビュー一覧

  • 私の家では何も起こらない

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    丘の上の“幽霊屋敷”を舞台にした連作小説。

    怖い!!あらすじをよく読まずに買ってしまったので、ミステリーだと思ったらホラーだった。それを抜きにしても怖い。

    殆どの話が語り手の台詞のみで進行して行くので、まるで自分に語りかけられているようで不安な気持ちになる。
    読後の何とも言えない浮遊感というか酩酊感はさすが恩田さんの作品。

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    2024年10月20日
  • 図書室の海

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    『ノスタルジア』では、しっかり涙が溢れました。
    僕にとって“懐かしさ”とは。読み終えた今日は10月19日で、僕の中で10月といえば、かつてはハゼ釣りの時期だった。以前は…震災の前は、毎年この季節になると、お気に入りだった漁港で釣り糸を垂れたものです。秋雨前線が解消して、いわゆる秋晴れの、端切れのような雲が並んだ空を見上げては、当時の空気感が、まさしく昨日のことのように思い出されるものの、お気に入りだった漁港の岸壁が、震災以降は釣り禁止になってしまったことが惜しくて惜しくてたまらない。当時とは何もかも変わってしまったけれど“懐かしい”と思うことができる何事かが、今でも僕の中に残っている、確かに、

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    2024年10月21日
  • 三月は深き紅の淵を

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    作者初期の作品。

    本書と同じ「三月は深き紅の淵を」という題名の架空の本を巡る4章からなる。

    架空の「三月」は「黒と茶の幻想」、「冬の湖」、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「鳩笛」の4章からなり、作者不明、数十部限定的に私版本として出され、譲渡禁止、貸与は1人にのみ1日だけという制限がついている。

    本書の4章はそれぞれ、酔狂な老人たちの「三月」を巡る謎解き、「三月」の作者を追う二人の女性編集者の旅路、自殺した異母高校生姉妹の謎を探る編集者志望の女子大生、「三月」を書こうとする作者のの思索、だが、それぞれの関連はあっても曖昧で「三月」の正解(というものがあれば)は示されない。

    第1章

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    2024年10月15日
  • 不連続の世界

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    受け身系主人公・塚崎多聞が振り回される不思議な中編4作。恩田陸先生にありがちな散らかしっぱなしのミステリではなく、きちんと片付く。

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    2024年10月13日
  • 灰の劇場

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    一緒に暮らしていた女性二人が橋から飛び降りて、自殺をしたという事件がずっと残っていた”私”がそのことを調べて小説にしていくというところから始まる、フィクションとノンフィクションパートが交互にくる構成の1冊
    なんというか恩田陸さんのノンフィクション部分が、ある事件をもとにフィクションを制作するということでその女性二人の想像上の人生に呑み込まれそうな感じもあり、そのあたりの境目があやふやになりそうで、何度か今どのパート読んでるっけ?とページをめくりかえした
    その感じが自分もこの「灰の劇場」の世界に気がついたら呑まれている感じもして、今までにない読書体験だった
    また恩田陸さん自身もこの女性たちも40

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    2024年09月30日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    大学時代の友人グループ男女4人が約20年ぶりに再会し、屋久島を旅する。
    利枝子と蒔生の破局の原因となった梶原憂理が死んだとの知らせをきっかけに、4人は当時の関係や事実を反芻してゆく。

    四十近くになった作者が同年代の来し方を振り返るために書いた、記念碑的作品のように思える。

    「麦の海に沈む果実」の憂理を敢えて登場させ主人公たちに絡ませた意図は明らかではないが、作者に特別な思い入れがあったのだろうか。
    憂理でなくても物語は成立するように思う。
    既読者からすれば、さらなる奥行きを感じはするが。

    描かれる屋久島の自然が圧倒的で、確かにこの中にどっぷりと数日過ごせば、過去のわだかまりも含めて俗世の

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    2024年09月26日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    歴史改変SFでありながら、終始不穏な空気が流れていてゾクゾクします。「歴史改変の失敗を修復をする」という設定が難しいところもありますが、危険要素がいくつも積み重なっていくので展開が全く予測できないです。SFとホラー要素が好きな人はおすすめです。

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    2024年09月23日
  • 黄昏の百合の骨

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    やっぱり理瀬が好き!理瀬が出てくる作品はより好き。おばあさんもちゃんと?謎めいてて面白かった。善と悪に目に見える境界線は存在しない。その中間を生きることを既に知っている理瀬...続きが益々楽しみになった。

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    2024年09月19日
  • Q&A

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    ネタバレ

    読み進めていく内に気味悪さが増していって、不思議な感覚に陥った。

    事件か事故か、そしてその原因をも最後まで明らかにされないまま、商業施設でのあの出来事を機に変わってしまった、変えられてしまった人々の様子が鮮明に想像できた気がする。
    ただ、やはり1番知りたい原因が最後まで分からなかったのと出てくる人々の相関図を自分の中に作るのが難しかったなあ。

    恩田さん、すごいなあ。

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    2024年09月18日
  • 灰の劇場

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    ネタバレ

    一気に読まなかったから0,1表記がなんだかごっちゃになっちゃったな。
    直後に読んだ「どうしても生きてる」とかなり似てるところがあった。死は特別ではなく日常の連続の中に不意に訪れる。揚げ物の油を固めるやつがなかったことに気づいたときみたいな、最期のきっかけは些細だけど絶望的な何か。

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    2024年09月16日
  • 上と外(上)

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    クーデターが思いもよらずまともな考えで成立していたことが意外性があって面白かった。
    ただ、巻き込まれた家族の繋がりが離婚しているのに一緒に旅行なんて、ちょっと変かな。
    また、地下の街も現実離れしていて、そのミックス度がもう一つ。

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    2024年09月15日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    ネタバレ

    恩田陸さんの儚いと不気味さが詰まっていた、大好きです。最後ちょっとだけみどりおとこが愛おしくなった!

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    2024年09月14日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    理瀬シリーズ。
    ですが、理瀬は出てきません。
    理瀬のルームメート憂理を知る4人の男女がY島に旅に出ながら、謎解きをする。
    私にはなぜだか読むのに時間がかかりました。下巻を読みたいと思います。

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    2024年09月08日
  • 黄昏の百合の骨

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    一日で読んでしまった。
    『善など悪の上澄みの一すくい』

    水野理瀬の活躍は下記3作にもあるそうな。これから読む。
    三月は深き紅の淵を
    麦の海に沈む果実
    黒と茶の幻想

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    2024年09月08日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    好きなタイプの恩田陸作品に出会えて嬉しい!
    ドミノが好きな方はハマると思います
    楽しくて一気読みしちゃいました

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    2024年09月07日
  • ネクロポリス 下

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    壮大で面白かった〜
    終わり方がもうめちゃくちゃ恩田陸
    ゾクゾクワクワクヒヤヒヤいっぱい詰まってました

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    2024年09月05日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    学生時代の友達と40代50代になっても変わらない仲でいられるっていいな。私もそうなりたい。
    蒔生の心の中が覗けて面白かった。私は利枝子がいちばん好き。

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    2024年09月03日
  • ネクロポリス 上

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    おもしろい〜( ߹꒳߹ )
    不穏な空気は常に、でもどこか暖かい感じ…
    ジュンが何も分からない私たちと同じ視点でドキドキする。
    次から次に問題発生…!下巻が楽しみだ…

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    2024年09月02日
  • 祝祭と予感

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    夢心地のような綺麗な小説だった。
    蜜蜂と遠雷を読んだ時もそうだったが、クラシックを聴きたくなる。薄いのに満足感があったので読んで良かった。こっちの方が好き。

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    2024年09月01日
  • ネクロポリス 上

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    恩田陸といえば心霊やオカルト的な不思議世界とわかっているものの、ファンタジー好きではないものの、なぜかその世界感に引き込まれてしまう。今回のアナザーヒルもありそうでなさそうな設定で、どっぷりと、彼らと共に旅をしてしまいました。

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    2024年08月31日