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よく分からないのもあったけど、読んでいて引き込まれる作品ばかりだった。個人的には図書室の海がお気に入り。主人公は、私は主人公になれない人生なんだよねってカッコつけてるけど、自分からしたらめちゃくちゃ羨ましい青春送ってるように見えた。
中学高校時代を思い出して、心が締め付けられる感じを思い出させてくれる。
懐かしさだけが、僕たちの存在を証明する手がかりなのだから
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色々な味のある短編集。 やっぱり「ピクニックの準備」が大好き。 なかなか理解できないものや好みではないものもあったけども。
「睡蓮」は理瀬が出てくるので好き。亘の彼女に嫉妬するけど、それはそんな必要のない相手。父親との会話がぎこちない。まだ後継者としての自覚をする前の理瀬。 「春よ、こい」「国境の南」「図書室の海」が好き。
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短編10編を集めた本ですが、他の長編作品のスピン・オフを多く含んでいます。
「睡蓮」は、『麦の海に沈む果実』(講談社)に登場する水野理瀬の幼年時代を描いたもの。「ピクニックの準備」は、『夜のピクニック』(新潮文庫)の予告編。「図書室の海」は、『六番目の小夜子』(新潮文庫)の番外編になっています。また、「イサオ・オサリヴァンを捜して」は、大長編SF『グリーンスリーブス』の予告編ということですが、本編はまだ刊行されておらず、もう一つのスピン・オフ作品である『夜の底は柔らかな幻』上下巻(文芸春秋)が先に刊行されています。
卒業の季節に何度もくり返し出会うニ人を描いた「春よ、こい」と、旅する城塞都市ココロコを描いた「オデュッセイア」が、とくに印象的でした。喫茶店で、客に出すコーヒーに砒素を入れ続けていたマスターとウェイトレスについての物語である「国境の南」は、幻想色が濃厚に立ち込めたサスペンス小説で、いかにも著者らしい作品だと感じました。この著者は、短編のほうがずっと作品が多いような気がします。
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“恩田陸の予告編コレクション”
まさに、その通り
理瀬シリーズの理瀬が幼少期に父親に会う話や
『六番目の小夜子』『夜のピクニック』の
番外編があり、ハウルのようなファンタジー、
回想で核心に近づくドキュメンタリーホラー、
ノスタルジア…知ってるものは元より、どれも
続きや周辺を読んでみたくなるものばかり
古今和歌集をモチーフに使った最初の
『春よ、こい』がいちばん好き
交通事故の惨劇を俯瞰から見て、なんとか
事故を回避しようとタイムリープを繰り返す
香織と和恵…未来と過去を往き来してようやく
正しい道に辿り着く
卒業式前のほんの一瞬の出来事
衝撃なのはあとがきに「オデュッセイア」は
一日で仕上げた作品とあった…ハウルのような
幻想的な物語…しかも「ピクニックの準備」を
小説新潮向けに書いたけど独立した作品じゃないと
ダメだから書いたそう…どちらも一日…原稿用紙20枚……
テイストの違う10篇だけど、作家は恩田さんだとわかる
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再読4回目。
短編集が好きである。が、当たり外れがあるのもまた、短編集である。これはほぼ当たりの1冊。怪談・ホラー寄りなところがまた宜し。変なファンタジー、というか。
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2023.11.15 再読
*°×*°×*°×*°×*°×*
『六番目の小夜子』の番外編『図書室の海』
『夜のピクニック』の前夜のこと『ピクニックの準備』
『麦の海に沈む果実』の主人公理瀬の幼少時代を描いた『睡蓮』。
これは、理瀬やその周辺の謎がまた解けて読み応えがあった。
など、全10話の短編集。。。
恩田ワールドを存分に楽しめます。
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三月シリーズの睡蓮が入ってる。
理瀬、源氏物語って知ってる?
百合の骨の番外編て感じかな。
あと、ココロコ好き。
いのちのパレードに収録されてる、走り続けろ〜(?)の奴と似てる感じがする。
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他の恩田陸さんの著書のスピンオフや前日談の様な内容があるので、ある程度他の作品も読んだ上で本作を読むと面白いかも
イヤミスのような、最後にぞくっとくる短編もあって面白かった
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久しぶりの再読。色んな小説のスピンオフを合わせたような短編集なので、これだけ読むとよくわからないかも。六番目の小夜子を読み返したくなりました。
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短編集というものをあまり読まないからスパンスパンと読み進められるのが新鮮だった。
でも自分の読解力の問題で一つ一つの話を読み解いて楽しむって流れができなかった。
なんなら読み取ろうとしすぎて「この話ってつまりどういうこと?ちょっと読んでみてよ」って人に聞いた。(茶色の小瓶)
小夜子や夜のピクニックの前日譚は胸アツ!
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以前夜のピクニックを読んだので、その予告編が書かれているこの本を読んだ。
ファンタジー要素のある話が多くて展開が読みにくいからか、読んでいるのが面白かった。
お気に入りは、「国境の南」「図書室の海」
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恩田陸さんの短編集になります。
短編集といっても「夜のピクニック」「六番目の小夜子」そして「理瀬シリーズ」の前日談やスピンオフなど、初めて読んでもどこかに知っている人物が現れるという面白い感覚で読みました。
オデュッセイアが内容ではハマり、こういうファンタジー系の描きぶりは流石です。
茶色の小壜もどこかピリッと不気味さを出すのもほんとに上手だと思いますね。
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「夜のピクニック」の予告編「ピクニックの準備」、
「六番目の小夜子」の番外編「図書室の海」ほか、代表的な恩田作品の別編がまとめられた短編集。
ホラーな雰囲気満載の一冊。
けれど基本はミステリーだから、私でも読めるくらいのホラー度合い。知っている登場人物たちに会えて、なんだか懐かしかった。「夜のピクニック」、買いたくなってしまった。
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恩田陸の短編集
わりとSF・ミステリ系が多い印象
「春よ、こい」香織と和恵の時間が繰り返す
「茶色の小瓶」OLの関谷俊子はあることがきっかけで同僚の三保典子が気になる
「イサオ・オサリヴァンを探して」ベトナム戦争らしき戦場を舞台にした短編
「睡蓮」利瀬と血のつながらない兄弟の亘と稔
「ある映画の記憶」映画『青幻記』をモチーフにしたミステリ
「ピクニックの準備」恩田陸で一番好きな「夜のピクニック」の前日譚
「国境の南」喫茶店のウエイトレスが行ってきたささやかだけど恐ろしい行為
「オデュセイア」ファンタジー 面白かった
「図書室の海」六番目の小夜子のスピンオフ的作品
「ノスタルジア」最初の「春よ、こい」と少し似てる
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番外編を目当てに買ったが、それ以外の方が引き込まれた。
番外編で個人的に1番よかったのは表題作の図書室の海かなー。
十六番目のサヨコをまた読み返したくなり、また映像を見たくなった!
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本の名前に引っ張られてか、学生の時の図書室で本をつまみ読みしてる気分になった。物によっては映画の予告のような気分になるものもあった。
短編の中でここまで、物語をイメージし読み手の中で想像を膨らませていくことができるのは面白いなと感じた。
個人的な感想だが、恩田陸の自分の中で想像を膨らませていく感覚を短編でも味わえたことが嬉しかった。
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恩田さんの10から成る短篇集。
恩田さんの作品はそんなに読んだ事無いので、広く浅く作者のことを知るには良いのではないでしょうか。
ガッツリ一つの作品を読みたい自分としては、少し一つ一つが短すぎたような気がしました。短編だから当たり前ですけど。本の読み方の好みですね。
結構ミステリータッチな作品も書く方だったんすね。
すごく独特な感性が盛り込まれてて、どれもすごく考えさせられながら読みました。
特に思春期の何か、どこの地に足を付けていいかもがくような、そんな微妙な心情を興味深く描いている「図書室の海」が印象的ですね。
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恩田陸さんの短編集。表題作から「夜のピクニック」前日談などが収録されている。私自身恩田陸さんの小説をあまり読んだこと無かったが、サスペンス調だったり、日常系だったり、引き込まれていく感じがした。
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いわゆる恩田陸ワールド満載の一冊。短編集。
今までに書かれた長編のなごり、きれはし、昇華とこれから書かれるだろう物語の暗示、予感だろう。
それらしき思い当たりがあるのがある。私がまだ読んでいないのもは分からないし、読んだのもぼやっとしているが、これから巡り会う楽しみがある。
不思議だな、恩田陸の作品は「いつでも、どこでもない」場所で起きる事象。東北の一地方のような気がするが、雰囲気がモダンでしゃれていて、いつか行ったような土地、過ごしたような時間、会ったような人々が登場する。宮沢賢治もそうだった、やはり東北系。
以下の一口感想は、私の思い違いもあるかも。
「春よ、こい」…古今和歌集紀貫之の歌が懐かしい。時間旅行のだんだら模様。
「茶色の小壜」…「木曜組曲」系っぽい。女の嫉妬?
「イサオ・オサリヴァンを捜して」…「ライオンハート」系。
「睡蓮」…これはあきらかに「三月は深き紅...」シリーズ。
「ある映画の記憶」…恩田さんには珍しく、松本清張を彷彿させた。私好きだ。
「ピクニックの準備」…高校時代の長距離歩行訓練行事。昔から歩けるところがある田舎に多い学校行事。都会では無理。だから郷愁を誘う。と思っていたらなんだか事件が…続きが読みたい。
「国境の南」…驚愕の結末。うっ。
「オデュッセイア」…人間のはじまりは宇宙からやってきた?移動する空想的な物体。
「図書室の海」…「六番目の小夜子」に決ってる。
「ノスタルジア」…突拍子もないが源氏物語の「雨夜の品定め」を思い出した。
以上恩田さんの「あとがき」を読む前に感想を書いた。「あとがき」を読んで納得。さらに解説を読んだら「予告編」とあった。うまいことをいう。
プロモーション本という体裁。ファンには垂涎(すいえん)物。
ところで恩田さんの本「きょとん」とするとか、「デジャ・ヴ」という言葉が多く登場するね。
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大学時代にも読んだような気がしますがもう一度読んでみました。
今年は珍しく短編をよく読んでます。
考えながら読まないとよくわからない話が多かったですが面白かったです。
もう一度『六番目の小夜子』と『夜のピクニック』を読もうと思います。
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理瀬シリーズ・夜のピクニック・六番目の小夜子を読んだので、この短編集を読もうと思いました。読んでない人は?でしょうが、他の作品もあわせて楽しく読めました。特に表題の「図書室の海」と「睡蓮」は先に読んでいた方にとっては面白いと感じるでしょう。南国の国も恩田陸な感じですね。
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ぞわぞわして面白かった!
恩田さんの本をあまり読んだことがなくて、こんなホラーなお話なの?!と思って新鮮でした。
さらっと読むには内容が難しいものもあって、わたしは再読必要かも。
図書室の海、国境の南が好きでした。
六番目の小夜子読みたくなって、ポチりました☺️
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高校生の頃に読んだ『夜のピクニック』の番外編が読みたくなって購入。
図書室の海とオデュッセイアが良かった。
夜のピクニックも久しぶりにまた読みたい。
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何度目かの再読。
イサオオサリヴァンを捜してとオデュッセイアは気に入ってるけど、読めば読む程他の作品がうーん…ってなる…
小説以外や土曜日は灰色の馬を読んで、改めて作者の予告編好きが感じられた。確かに続きが読みたくなる!
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再読しました。
著者後書にもあるように、デビュー10周年にして初のノンシリーズの短編集。
10話ともそれぞれ全く異なる背景の作品が集まっていますが
どこかぞくっとくるような、鳥肌のたつ終わり方をするものが多いです。
そしてちょっと難解で、自分の想像次第でいろんな方向に膨らませられる余韻を残させる作品ばかりです。
というのもこの10篇のうちの何話かは他の作品の番外編であったり、本編の前の予告編であったりするからです。
「睡蓮」は「麦の海に沈む果実」の理瀬の幼年時代。
「ピクニックの準備」は「夜のピクニック」の前夜が描かれている。
「図書室の海」、これは「六番目の小夜子」の番外編で、関根秋の姉、夏の物語。
やはりこの3篇は読み応えがあります。
そういうこともあって、やはり他の恩田作品を一通り読んだ後に手に取る方がいいような気もしました。
そしてこの本を読むとまた本編を手に取りたくなる(笑)。
そんな感じです。
個人的には「春よ、こい」が好きです。