恩田陸のレビュー一覧

  • 訪問者

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    恩田陸の作品は話題になったり直木賞受賞したりと目に留める機会は多かったものの、普段は直感でビビっと来た本を購入することが多いため、よし読もう!というきっかけになかなか巡り合わずにいた。ところがこの作品のタイトルは興味をそそるものがあり、遂に恩田作品を手に取った。各章ごとの始まりと凄まじいスピードで展開が繰り広げられる所が面白い。読者が警告文に最後まで気を取られて惑わされるよう仕向けられているという構成になっているのも巧妙で味がある。ただ、最後は少しモヤっとした感じもあるが、本格ミステリーというジャンルでは無いので、そこを鑑みると全体的には面白かった。恩田作品は老人の描写が絶妙という意見をよく見

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    2021年02月20日
  • 土曜日は灰色の馬

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    恩田陸さんが出会った本たち、漫画たち、映画や演劇たちについて語られる。

    どこが良いと思ったか、どんな点を違うと思ったかを言葉で表すのはとても難しい。と言うか、何故そう思うのか具体的に分からないと言葉にできない、論じることはできない。と今更ながら身にしみた。

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    2020年04月01日
  • ネクロポリス 上

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    「異人たちとの夏」っぽいトワイライトゾーンで起こる横溝チックな密室(密島?)殺人ミステリー( ´ ▽ ` )ノ
     お彼岸だのゴシックだの切り裂きジャックだの鳥居ぶらぶら見立て殺人(?)だのポルターガイストだの、思いついたこと聞きかじったことただ書いてみたいことを片端からぶっこんでる感( ´ ▽ ` )ノ
     だからまあ、設定・キャラクター・ストーリー何から何までどっかで見たことあるようなものばっかりになってるし、ファンタジー世界のトリックやアリバイなんか何でもありだから謎解きの面白みも薄い( ´ ▽ ` )ノ
     会話文が相当ごちゃついてもいるし、最初のうちは「つまんねえなー」と思いつつ読んでいた

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    2020年03月30日
  • MAZE 新装版

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    入った人が「消える」呪いの建造物。白く巨大な荒野の迷宮。

    眼前に聳え立つ謎と幻想と恐怖、そして「意図」…

    回収される伏線も流石ですが、不可思議に魅せられ、解明しようとする男達の思索の迷路にワクワクが止まらない!

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    2020年03月28日
  • 妖し

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    10人の執筆者が怪異をテーマに描く短編アンソロジー。
    ぞくぞくっとするお話。
    李果を食む、フクライ駅から、かぐわしきひとが好き。

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    2020年03月27日
  • 中庭の出来事

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    戯曲と小説を融合した、なんとも不思議な作品です。そして、しっかりミステリーにもなっているという一粒で三度美味しいんです。
    それにしても、恩田陸の未読作品を久々に読みましたが、読みやすく、いつも先が気になってズルズル読んでしまいます。

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    2020年03月24日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    少し石持浅海氏のテイストが混じったような展開でしたが、最後は意外な結末でした。
    暴力的な展開にならずに緊張感を保ったまま進行し、穏やかな種明かしにも関わらず拍子抜け感がないところが素晴らしい。

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    2020年03月22日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    上巻を読み終わってなお物語がどう進むのかまったく想像できないにもかかわらず、とても面白いことだけは分かる。
    早く続きが読みたいので、このまま下巻に突入しよう。

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    2020年03月21日
  • 上と外(上)

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    複雑な家族の冒険という感じです。
    「夜のピクニック」に繋がった印象です。
    キャラクターデザインが同じにトレースしている気がします。折角の古代文明を解き明かしてほしかったところ、インディー・ジョーンズ博士は登場せず。という所感です。

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    2020年03月19日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    二・二六事件、昭和11年2月26日からの四日間、陸軍青年将校が下士官を率いて起こした日本のクーデター未遂事件。この事件をきっかけに軍部が力を得て第二次世界大戦へと繋がっていくとされる歴史の分岐点。この作品ではその史実を取り上げていますが、単純な歴史ものではありません。

    『「あなたは過去に行けますよ」と言われたら、人はどんな行動をとるだろう?全人類で一つだけ、過去が修正できると言われたら?人はいったいどの過去を修正しようと考えるだろうか?君だけが過去に行けるし、修正できる箇所はたった一つだけと言われたらどうするか。』、これは恩田さんが描くSF長編小説!恩田さんのSFが読める!という喜び。

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    2020年03月03日
  • ネクロポリス 下

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    「お客さん」と呼ばれる死者と会える「ヒガン」を行うアナザー・ヒルに向かう主人公・ジュン。
    最初は学者としての好奇心をくすぐられるも、不可思議な殺人事件やお客さん達に巻き込まれて混乱していく。

    不思議な世界観ですが、日本の文化も混じり合っていておもしろかったです。
    ファンタジーのような、ミステリーのような作品でした。

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    2020年03月03日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    読むのが止まらなくて一日で駆け抜けた。
    山が怖い。その怖さが伝染するかのように登場人物を襲っていくのがじわじわと蝕むようで、ずっと心臓がどきどきしていた。

    勇司だけはどうか、と思っていたのに最後のあれは…期待しない方がいいんだろうか…(涙)
    実邦の最後の行動、さらに葛城が実邦を好きになっちゃうよな。もういろんな意味で一生逃げられないよ…
    初めて二人が通じ合えたのがとても良かった。憎悪ももちろんあるだろうが、ああ葛城はやっぱり実邦のことが好きなんだなと初めて温かい気持ちになった。
    このシーンまで辿り着いたことだけでもこの物語を読む価値があったと思う。エモすぎて何度も読み返しちゃった。
    多分この

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    2020年02月29日
  • 失われた地図

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     旧軍都に発生する「裂け目」 そこからかつての人間の記憶が形を成し、蘇ってくる。
     その裂け目を封じ、記憶の化け物たちと戦うものたちの物語。

     結局、日本どころか世界中いたるところが、戦いの歴史なのだろう。そして、その過去の血の上に、私たちはいる。
     というのが、通奏低音のようにずっと鳴っている感じがした。
     記憶の化け物<グンカ>は、明日の自分の姿なのかもしれない。
     
     一族同士で、結婚したものの、というのはまぁありそうだし、その子供が、っていうのもステレオといえばそうなんだけど、曖昧とするところは曖昧としておく、そういうところは非常に上手い。
     意味があるのか、ないのか、そもそも意味を

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    2020年02月29日
  • 終りなき夜に生れつく

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    「夜の底は柔らかな幻」の前に読んでしまったけど大丈夫かな…全くあらすじを知らない状態で読んだのにぐいぐいと引き込まれた。
    物語の人物が次の登場人物へと続く道標のようになり、先へ進む途中でたまに後ろを振り返りたくなるような感覚。わずかにしか出でこない神山の得体の知れない不気味さに惹きつけられる。(でも一番好きなのは軍勇司)
    これを読んだ次の日に早速「夜の底は〜」を読み始めた…面白いよ…

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    2020年02月28日
  • 訪問者

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    クローズドサークルで繰り広げられるミステリー。次々に訪問者がやってきて、誰しもが怪しい。恩田さんの作品は本当に読みやすい。最後の最後まで、ゾクゾクしながら楽しめたが、もう少し、読み手の身に迫る緊張感を味わいたかった。

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    2020年02月24日
  • ドミノ

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    ネタバレ

    たまたま東京駅に居合わせただけの27人と1匹の運命が、正にタイトル通りドミノのように重なりあっていく様がとても面白かったです‼︎自分の人生も多くの人の人生と重なりあって今があるのだろうな…と気づかされました。時間にしてほんの数時間の出来事の物語ですが、それぞれのキャラクターがはっきりしていて、27人と1匹分の人?生の一時というとても濃い時間を体感した気分になりました。

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    2025年12月21日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    別々の道を歩むことになった2人の男女が夜通し語り合っているというだけの話ではあるのですが、この話はどういった展開になっていくのだろう…ということが気になってしまい、途中で止めるのが難しい小説です。個人的にはもやっとした印象を受けました。

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    2025年12月21日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    不思議な力を持った人々、常野シリーズの1つですが、すごくタイトルがしっくりくる小説です。移りゆく時代の中でも聡子様と峰子の関係性が素朴なテイストで描かれている様が、正に地に根を張る蒲公英のようだと思いました。ふんわりとした雰囲気のひらがなのたんぽぽではなく、少し固さが表れる漢字の蒲公英である点も深い意味があるように思えます。

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    2025年12月21日
  • ネバーランド

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    4人の少年達がそれぞれ抱えているものが重く、普段の生活でそんな思いを抱えながら普通に振る舞うのはしんどかっただろうな…と思いました。冬休みの他に誰もいない寮という舞台だったからこそ、「告白」ゲームを通して自分の抱えるものを吐き出せたのだと思います。それぞれ中々他人には言いづらいことを打ち明けあった4人の絆は、離れ離れになっても固く結ばれていると思います。

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    2025年12月21日
  • 図書室の海

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    ネタバレ

    恩田陸さんの短編集。
    不思議な気分にさせるお話が多いです。
    お気に入りはやっぱりタイトルにもなっている「図書室の海」かな( *´▽`*)

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    2025年12月21日