恩田陸のレビュー一覧

  • ブラック・ベルベット

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    外資系製薬会社で働く神原恵弥シリーズ3作目。(といいつつ、シリーズ第1作は未読なので、早く読みたい。

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    2021年02月21日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    面白かった!!

    密室での犯人探しと謎と脱出。好きな作品の漫画「11人いる!」やゲーム「善人シボウデス」を思い出してわくわくした。あと犬が可愛い。

    気になるところもあるけど読後、面白かった~!で終われるので気持ちいい。

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    2021年02月16日
  • 夏の名残りの薔薇

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    ネタバレ

    山頂に聳え立つホテルを貸し切って毎年開かれる豪奢なパーティ。主催者の老三姉妹は秘密を抱えた客たちの前で、見事な作り話のアンサンブルを聞かせるのが恒例となっている。ホテルのなかで閉じた人間模様が繰り広げられ、変奏するごとに異なる人物が殺されていく。読者は誰が夢みた死を見せられているのか。ロブ=グリエの映画脚本を大胆にカットバックさせる手法で書かれた、幻想的で妖艶なミステリー。


    面白い!常野物語が期待はずれだったのを挽回してくれた。恩田さんはあまり評判を聞かないタイトルのほうが好きかも知れん。
    一番の収穫はアラン・ロブ=グリエの『去年マリエンバートで」原作およびアラン・レネ監督の映画を知れたこと。ヌーヴェルヴァーグの難解映画として有名らしい。理解できずとも画面を見ているだけでうっとりできる作品だ。
    大量のロブ=グリエの引用と共に"協奏"される本作も、映画と同じく表層のみがあり過去という奥行きを失った登場人物たちによる殺人劇が何度も繰り返される。三姉妹の語りが全体を繋いで、個々の人物が自分の知り得ることを語り、"死ぬべき人物"を選びだして物語的に殺すという構成が演劇的で楽しく、辰吉や時光などキャラクター全員に死の順番が回るまで続けてほしかった。竹本健治『匣の中の失楽』然り、こういう語り直しやパラレル設定が好きで解決篇はどうでもよくなってしまう(笑)。
    引用の多さはちょっとズルく感じるほどだが、そのスタイルの大きな違いによって、恩田文体の俗っぽさというか偽物性みたいなものに客観視点が加わっていて良かったと思う。
    恩田さんらしくて好きだったのは沢渡三姉妹のキャラ造形。3人で協力して作り話をする老女たちの愛憎関係は、桜子たちの恋愛なんかよりよほど強い力をもっている。だからこそ語り手側として彼女たちを召喚しなかったのがよかった。先に死んだという兄たちの話が桜子と時光の関係と重なるのかと思ってたので、そこは拍子抜けだったけど。
    ひと月くらい集中的に恩田作品を読み、わかったのは、文体がゆるいときと締まっているときの差が激しすぎること。明らかに書き飛ばしているときの重複情報の多さは私には我慢ならない。また、演劇的な手法で書かれたものは好きだなと思った。本作は大きく括って『中庭の出来事』タイプの作風だが、軽くて洒落た読みごこちになっている。

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    2021年02月07日
  • 日曜日は青い蜥蜴

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    どれもこれも紹介してある本、全て読みたくなる。ものの見方、分析力はスゴいと思った。恩田陸先生の本への熱い想いが伝わりました。

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    2021年02月04日
  • 上と外(上)

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    不思議な家族だなと思っていたら、思っていた以上に家族じゃなかった、という印象。
    ヘリコプターから落ちるってどんな感覚だ…怖すぎてハラハラした。サバイバルの描写が楽しくて早く続き読みたいとあっという間に読んだ。
    マヤ文明の知識ほぼゼロだけど成人式ってありなのか…?
    練がニコを未来の顔、と表現したのすごくいいなと思った。色んな血が混じってる人、美しいよね。

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    2021年01月27日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    いわゆるクローズドサークル的な作品なのかなと。場所が空港で探すのはテロリストという状況ではあるけど。
    ただ情報量が多すぎて(笑)視点もサクサク変わるので、スピーディー。
    とんでもな感じの設定をすんなり受け入れされられるのさすがの作者です。
    後編も楽しみ。

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    2021年01月23日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    主体がどんどん切り替わりながら、少しずつ情報が増えていくけど、肝心なところがまだ全然見えなくてモヤモヤする。
    なのにおもしろくてどんどん読み進めたくなる。

    こんなの待ってた!
    下巻も楽しみ!!

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    2021年01月11日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    あまりにも普通すぎる話なのでビックリした。 が、最後まで読んでみて納得。 当たり前のように過ぎた日々にだって幸せはある。そう思えた。 個人的には、箱崎がインタビュー中に学生時代の三人での日々を思い出している場面が素敵だと感じました。
    2010/01/12

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    2021年01月10日
  • 日曜日は青い蜥蜴

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    本好きの先輩に、「いつまでも読み続けていたいと思えるよ」と言われて読む。

    言っている意味がよくわかる。読んだことのない本がたくさん!何度も読みたいメモをとりながらページをめくった。恩田さんの読書量とジャンルの幅広さにはただただ脱帽する思いだ。

    大袈裟な表現もなく、美辞麗句だってないのに、そして恩田さんにとっては、読書感想文のようなスタンスで綴っているだろうに、読んでみたいと他者に思わせられるってすごいなぁと思う。

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    2021年01月02日
  • ネクロポリス 下

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    ミステリのようでミステリでない。ホラーでもない。ファンタジーかSFか。何も考えず読み物として面白い。イギリスと日本がひとつになったような世界で、あの世への通り道としてヒガンに故人の霊が当たり前に現れるアナザーヒルという島で起きる数々の事件、この世で起きた血まみれジャック事件の謎、アナザーヒルで起きる連続殺人の謎、消失したケントおじさんや黒衣婦人の謎、アナザーヒルに死者が現れなくなった謎…。学生のジョンがその謎を解いていく。普通ではない世界での話なので謎解きはこの世の常識では解けない。解く必要もない。話は面白い。作者の恩田陸も話を広げすぎたか最後はやや強引。不吉なエピローグも不吉なんだけど進化したアナザーヒルならそれほど深刻でもない気もする。

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    2020年12月31日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    外資系製薬会社に勤める恵弥は、双子の妹、和見を不倫相手から引き離して東京に連れ戻すために北海道に行く。
    その相手はちょうど亡くなっていたが、彼が研究していたのは天然痘ウイルスらしく、製薬会社から防衛庁まで複数の人たちが、そのありかを探してうごめくという、スリリングなストーリー。
    恵弥が女性言葉を使いながらも(多分)イケメン、和見がむしろ男性っぽいサッパリタイプという設定や二人の掛け合いも面白く、ワクワクしながら読み進めた。

    こんな兄、ほしいなぁ。。(笑)

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    2020年12月27日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    本作のタイトル「夜の底は柔らかな幻」はシンガーソングライター久保田早紀の最後のアルバムタイトルから引用したという。また、コッポラ監督の「地獄の黙示録」にインスパイアされて書かれたのだという。おどろおどろしい世界観はまさに地獄の黙示録の世界。救いようのない展開なのだが、最後になって救われる思いがしたのは私だけなのだろうか。また、土佐の国(高知)を舞台に書かれたわけだが、隣の伊予の国(愛媛)が故郷である私にはどこか腑に落ちるところがあった。

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    2020年12月25日
  • 日曜日は青い蜥蜴

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    恩田さんがエッセイで取り上げた本を早速読み始めました。読書の範囲がふくらみました。ありがとうございました。

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    2020年12月15日
  • ネクロポリス 上

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    恩田陸の上質なホラー感がとても良く出てて、面白い。世界観とその設定がすごい。
    舞台背景も絶妙で、単調に進みそうな雰囲気の中、中盤で開催されるガッチのスリル感がまた面白い。
    これからまだまだ未知の体験を期待しながら、下巻へ読み進めていきます。

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    2020年12月01日
  • 訪問者

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    お屋敷モノを書かせたら間違いない。ザ・恩田陸。本作、個人的には「私の家では何も起こらない」とか「三月は深き紅の淵を」に並ぶくらい大好きです。
    恩田さんの描く老人たちはどうしてこうも、飄々と狡猾で不気味ささえ感じさせる、なのに、けれども決して憎む対象とはならない、どこか心霊(神霊)にすら近く敵わないもののような、超越した存在のように感じられるのだろうか。今回もお見事でした。

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    2020年11月19日
  • EPITAPH東京

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    なんとも不思議な構成の本。人を食ったような、ともいえる。作者が戯曲を書くために、東京のあちこちを訪れたり、思いをはせたりする。その戯曲もある程度は紹介されていて(戯曲のためのメモが面白かった。実際にこんな風に作られていくのかな?と思って)、でも未完。そして自称吸血鬼の不思議な男も現れる。なんだかよくわからないまま終わるのだけれど、そこは恩田さんの作品だから、で自分の中では解決してしまう。
    本の中にある東京は自分が知っているものとは視点が違って、今度東京に行ったときは改めて訪れてみようと思った。

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    2020年11月18日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    空港、災害などで取り残された空間でのテロリスト探し。推理、議題、口には出さない考え、などが当たってそうで、踊らされっぱなしだった。頭を覗く少年や、ほぼ人間なロボットなど奇妙な部分が物語をより面白くしたと思う。うんちくも沢山でてきて興味深かったし、理解が難しいところも多く、何回読んでも楽しめる。ラストもいい。

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    2020年12月24日
  • ネクロポリス 上

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    恩田陸さんにハマるきっかけになった本
    ファンタジーはあまり読んでこなかったけど、これは何度も読み直すぐらい好き

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    2020年11月08日
  • 土曜日は灰色の馬

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    流石に作家だけあって、幼少の頃から膨大な本を読んでいることを如実に示す著作だ.「工場の月」の話、よくあることだ.面白かった.松本清張に関する書評は時代を超えて通用するものだと感じた.Ⅱの少女漫画...はスキップしたが、Ⅲの映像の紹介は参考にして、何本か見てみたい.

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    2020年11月06日
  • 終りなき夜に生れつく

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    本作「夜の底〜」が気に入ったならぜひ読むべきスピンオフ。とくにユウジや葛城が好きな方にはオススメ。とくに葛城は本編では殆ど見えなかった人間らしい一面の残る学生時代の彼の姿が読めます。
    読み終えたあとには、もっと途鎖国シリーズが読みたくなるのでした…先生ーーーー!どうか続編か、もしくはまたスピンオフでもいいのてどうか…また彼らに会いたいです…

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    2020年11月04日