恩田陸のレビュー一覧

  • ブラック・ベルベット

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    神原恵弥シリーズの中で1番面白かった!
    何が嘘で何が真実なのか、全てがもっともらしく、全てが疑わしく感じながら、読み進めた。
    後半の、怒涛の展開がすごかった。

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    2018年07月26日
  • MAZE 新装版

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    「存在しない場所」人が消えることのある場所。不思議な設定の話。真実を知りたくて、ページをめくる手が止まらなくなった。神原恵弥シリーズ1作目。次も楽しみ。

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    2018年07月26日
  • puzzle(パズル)

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    とても短くて、すぐに読み終わります。何かの待ち時間にちょうどいい感じ(私は耳鼻科の待ち時間で読み終えました)。
    ストーリーが興味深く、かなりテンポよく進んで行くので、気楽に楽しめました。ただ、推理をするのを楽しむ方よりはお話自体を楽しむ方向けかも知れません。この話の真相を完璧に推理するのはかなり難しそう。

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    2018年07月24日
  • きのうの世界(下)

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    再読3回目。
    すごい結末。少しずつ、空白が埋められていくパズルみたいな作りの物語。謎が解けていく爽快感、と言いたいところだけど、「なんだ、この結末は!」という、してやられた感が満載。

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    2018年07月10日
  • EPITAPH東京

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    ネタバレ

    再読。単行本で読んだのだが、びっくりするくらい内容を忘れていた。もともとあんまり覚えていないタチなのだが、まるで初めて読んだような気がして、さすがに自分に不安を覚えた。でも、感想は初回と同じような感じ。でも最初とは違って、この構成を恩田さんの遊び心と感じた。読者を置き去りにしてでも好きなことを書いてほしい。私はどこまでもついていきますけど。

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    2018年07月02日
  • ブラック・ベルベット

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    わたしの好きな、神原恵弥のシリーズ。これまでに登場したキャラクターが続々登場。めずらしく結論までしっかりしたミステリー。まだまだ続くのかな。どうかな~。

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    2018年07月01日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    10年以上前、中学生の時に、夜のピクニックに続いて恩田陸作品の二つ目として読んだ本。これのせいで長らく恩田陸さんは退廃的な近未来日本のSF作家として私の中でイメージが作られていました。

    日本人だけ旧地球に取り残されて産業廃棄物や放射性物質の除去作業を行なっている世の中。栄誉ある大東京学園は実は弱肉強食、ポイントと強制労働の毎日。夜中に地下に現れるアンダーグラウンド、アングラで昭和のサブカルチャーを隠れて貪る。
    かなり強烈的な男だけの世界観で、面白い。
    こういうSFをもっと書いてほしいなと思いました。

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    2018年07月01日
  • 錆びた太陽

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    ロボットとマルピーと人間と。人外の立場から客観的に人間を見るのは面白い。デンカのオネエキャラは恩田さんならではの雰囲気でノリが好き。

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    2018年06月27日
  • 錆びた太陽

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    ネタバレ

    警告だ、と感じました。
    皮肉や嫌味を詰め込んで社会を痛烈に批判しながら「人間」のあり方について考えさせている。
    無知の一言で片付けて本当に良いのでしょうか。
    「人間を信じるにはあまりにも彼らは前科がありすぎる」という一言が重くのしかかります。
    この本は空想物語では言い表せない気がしてなりません。放射線、AI、外交関係。山のように降り積もって行く問題にどれだけの人が顔を向けているのでしょうか。
    いつか来るかもしれない最悪の未来が、この物語の中の出来事のようでないことを祈ります。

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    2018年06月15日
  • 球形の季節

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    心情の描写がかなり観察されて完成されていると感じた。
    心の機微をよく描いている。
    ストーリーの創造性の高さも良かった。
    人の名前が途中で忘れそうになるのが難点。
    藤田晋になりたい

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    2018年06月01日
  • EPITAPH東京

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    エピタフ=墓碑銘 詩の形式で墓石に刻まれる

    都市もそこに住む人も流れ去っていく幻のようなものかもしれない。毎日の街の姿が堆積していって、目の前に拡がるのは、今 一番上にあるもの。明日には隠れてしまう、いや一瞬後には隠れてしまうのか。
    街の古い記憶は図書や映像の中にしかなくて、誰かが思い出せば表にでてくるけど、ほとんどの時間を埋もれてしまっているのだろう。個人の記憶はもう忘れていくばかり。

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    2018年05月03日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    ネタバレ

    早稲田の文化祭、どんな感じなのだろう。
    同じ高校でも、そんなに会わないものなのだろうか。
    携帯がラインが無いと、確かに気軽に約束はとりつけられないが。

    3人で観に行った映画のタイトルが『禍福はあざなえる縄のごとし』
    3人で川を覗き込んでいた時の彼のセリフが「糾える縄のごとく」
    無知によりタイトルスルーして、何て映画だろう?何て言ったのだろう??と疑問に思っていた。。。
    教養が欲しい。。。
    『あいつと私』小説
    『陽の当たる場所』映画
    『青い花』は何なのだろう。。。

    GW前とか 入学や入社、新たな時期から、少し経過した、でも
    夏真っ盛りでも梅雨でもない今の時期に読み返したい作品だな、と。


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    2018年04月25日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    「正しい歴史の再生」という全貌が掴めない未来的プロジェクトと2.26事件の際の軍人らの生々しい感情を描きつつ、だんだんとんだんと内容が明らかになっていくという恩田さんお得意の手法。乗せられてよく分からないままどんどん読んでしまうが、どうやって落ちをつけるのか、相変わらずドキドキする。

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    2018年04月19日
  • EPITAPH東京

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    再読3回目。
    虚構と現実が入り交じって、さらに作中作まで絡んでくるお話。断片的で重層的で、あと何回か読みたいと思った。作中作の「エピタフ東京」も完成形が気になる。

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    2018年04月18日
  • 錆びた太陽

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    ロボットが管理する放射能汚染地区に国税庁職員の女性がやってくる。滞在の三日間に目まぐるしく起きる事件。ロボット3原則に人間3原則。ロボットに仕込まれた数々の昭和テーストガジェット。日本のご当地シリーズの冷凍食品って、兵士の食事として出てきた奴?放射脳ゾンビから国家の陰謀まで盛りだくさん。
    週間朝日連載。
    紙質が悪く、ページがめくりにくかった。

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    2018年04月04日
  • きのうの世界(下)

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    脱帽。
    恩田さん独特の世界観が押し寄せてくるというか、
    この人の頭の中はどうなってるんだろう?と
    考えずにはいられない物語だった。

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    2018年02月25日
  • きのうの世界(上)

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    ネタバレ

    久しぶりに恩田さん。
    恩田さん独特の世界が好きです。
    どこからやってくるんだろう、この空気感は?

    突然失踪した会社員の彼が一年後、遠く離れた町で遺体で見つかる。単なる事故か、それとも他殺か。

    取るに足らない事件が次々に展開されていくのを
    読み進めていると嫌でも期待値が上がっていき、楽しい。

    各章のタイトルに「~事件」とついてるのもお気に入りです。

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    2018年02月25日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロ

    はやみね先生は懐かしのあの子が出てくるし、恩田先生はまさかの「麦の海に沈む果実」のあの方の話だし、高田先生は安定のQ.E.Dだし。

    昔のミステリ好きな人なら垂涎のシリーズに加えて
    綾崎先生、白井先生、井上先生と若手の野心的な作風の人たちも集まり短編集ながら本当に面白いも野ばかりだったのでお勧めです。

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    2017年12月27日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

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    2017年12月26日
  • 夏の名残りの薔薇

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    再読6回目。
    真実とは、事実とは、記憶とは、本当のこととは...? 自分の知っていることや記憶していることをどこまで信用していいのだろう、と考えさせる1冊。
    結末はちょっと想定外だったけど、まあ好きな感じです。

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    2017年12月24日