恩田陸のレビュー一覧

  • 終りなき夜に生れつく

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    本作「夜の底〜」が気に入ったならぜひ読むべきスピンオフ。とくにユウジや葛城が好きな方にはオススメ。とくに葛城は本編では殆ど見えなかった人間らしい一面の残る学生時代の彼の姿が読めます。
    読み終えたあとには、もっと途鎖国シリーズが読みたくなるのでした…先生ーーーー!どうか続編か、もしくはまたスピンオフでもいいのてどうか…また彼らに会いたいです…

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    2020年11月04日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    下巻は一気に加速

    『二十世紀少年』の「ともだちランド」のような
    大東京学園で繰り広げられる“大東京オリンピック”

    恩田先生が愛する“愛とサブカルチャー”に
    溢れた高度経済成長期、カオスのはじまりの
    バブル期、その結果が招いた荒廃した未来…

    便利な世の中になったけれど
    現代に比べると昭和は、
    いろんな意味でカラフルだった
    サブカルチャーもサブ・カルチャーだった

    昭和サブカルチャーは永遠に

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    2020年10月25日
  • 土曜日は灰色の馬

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    ネタバレ

    再読。エッセイ。好きな作家さんがどんな本を読んできたかを知るたびに、同じ本をぜひ読みたいと思うのだが、相変わらず全く読めていない。なのに、何度もそのエッセイを読んでしまうのはなぜだろうと、いつも思う。

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    2020年10月24日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    昭和のサブカルチャーへの憧憬とアイロニー
    大東京学園を舞台に、日本の現代史をおさらいする

    恩田先生のオカマキャラにハズれナシ
    今回は妖艶な“アタミ”

    退廃した地球に残された日本人のエリートになるために、難関を越え大東京学園に入学したアキラとシゲル
    果たしてエリート中のエリートへの近道“卒業総代”になるのは誰か?
    アキラの兄の消息は?
    キョウコとは?
    新宿クラスの脱走計画は成功するのか?

    すべては後編へ

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    2020年10月17日
  • 失われた地図

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    ネタバレ

    目次
    ・錦糸町コマンド
    ・川崎コンフィデンシャル
    ・上野ブラッディ
    ・大阪アンタッチャブル
    ・呉スクランブル
    ・横須賀バビロン
    ・六本木クライシス

    かつて軍都があったところに現れる「裂け目」。
    放置しておくと「グンカ」が湧き出し、大惨事の引き金ともなる。
    鮎観(あゆみ)や遼平は、それを人知れず封じ込める能力を持つ一族の一員だ。

    最初これは「常野物語」のような話かと思ったけど、主眼が一族にあるのか「グンカ」にあるのかよくわからなかった。

    最後に鮎観と遼平の息子に現れた能力の兆し。
    オープンエンドになっているのだけど、それにしては書き込みが足りない。
    私は「横須賀バビロン」で、封じ込める側の

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    2020年11月01日
  • 訪問者

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    最後は肩透かしとか言われがちな本作ですが、
    本格ミステリー!結末は!?とか思って読むとそうなるんです。
    しかしそこはそれ、恩田さんですから、謎解きがメインではないのです。
    勿論続きが気になる、どうなるの?はありますが、それ以上にこの雰囲気、描写、そして相変わらずさすがの人物像。登場人物の表情や挙動が目に見えます。
    とはいえ、この描写で想像するキャラクターは読み手によって全く違うんでしょうね、、なんて本作をもじってみたり。
    大丈夫です、結末云々はさておき、ちゃんと最後までページをめくってしまえる一冊です。
    舞台化しても楽しそう。


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    2020年10月12日
  • ネクロポリス 上

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    ファンタジーは得意な分野ではないんだけど、このストーリーはすんなりと受け入れられた。
    魅力ある登場する人物たちのイキイキとしたこと。
    そして、双子のテリーとジミーの謎が気になる。

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    2020年10月10日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    面白かったです。
    テロリストが消滅させたのはそれか〜!!となりました。予想は外れたけどこんな消滅なら…とも、競争は世界規模で激しくなるかも、とも思いました。
    疑心暗鬼の渦巻く極限状態でも、正しい人たちが多くて良かったです。それを思うと、事態が動くきっかけを中年女にした当局の判断は正しいです。他の人ならこうはいかない。。
    イレギュラーはサイコメトラーな少年だけど、記憶どころか未来まで視えるって凄いな。証人保護プログラムで保護されても、彼のその後ってどうなんだろ?キャスリン同様、彼もトップシークレットだと思いました。
    キャスリンみたいなヒューマノイドって極秘で実用化されてたりするのかな。話し方とこ

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    2020年10月08日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    面白いです。空港の入管で突然別室に集められ、「当局はこの中に敬称なしのテロリストがいると見ているので、皆さんで話し合って見つけ出してください」とヒューマノイドに言われる人々…外界は超大型台風接近中で、通信機器も全てダウン。
    ヒューマノイドがぶっちゃけ過ぎるけれど、本当に上はこういうこと考えそうだな…というリアルさがあります。
    集められている11人(とコーギー。かわいい)も、観察力や思考能力が高い気がするので、少しずつ情報を明らかにしていくのにワクワクします。
    キーパーソンは触れたら相手の思考が読める少年だな。。
    続きも楽しみです。

    てか、テロリストが消滅させたいの、台風では…?って思ったりし

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    2020年10月06日
  • 終りなき夜に生れつく

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    『夜の底は柔らかな幻』のスピンオフ

    軍勇司と葛城晃の友情、そして神山倖秀の覚醒

    「終わりなき夜に生まれつく。永遠の夜に生きる。」

    ウィリアム・ブレイクの詩からとられたタイトルが好き

    恩田先生、〈途鎖国〉シリーズは、まだまだ続けてくださーい!

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    2020年10月03日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    そういうことかぁ
    これは恩田版『地獄の黙示録』であり、
    『闇の奥』なんだ

    もちろん、それらに匹敵するオモシロさ

    ひたすらダークでホラー
    鬱蒼としているけれど、鳥も動物も身を潜める
    暗い森の中で繰り広げられるサイキックバトル

    実写はキツそうなんでアニメで観たい!

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    2020年09月28日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    ザラついた重苦しい空気、ねっとりした闇、次から次へと現れる怪しい人物、殺気が入り混じった緊張感…

    途鎖国…在色者…ウラ…ソク…イロ…ウチ…均質化手術…アッパー系/ダウナー系…ヒトガタ…闇月…かなりのイロ…説明もほどほどに、当たり前のように飛び交う耳なれないコトバ

    〈常野物語〉シリーズ+〈神原恵弥〉シリーズmeet『AKIRA』な展開は、下巻に続く……

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    2020年09月22日
  • 失われた地図

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    恩田陸は物語という大風呂敷を広げるだけ広げて、そのまま畳まずに終わることが多々あります。今回もそのパターン、というか広げきる前に風呂敷をひっくり返してしまったみたいな物語でした。

    ナショナリズムに象徴されるきな臭いアレコレを具象化した物語なのでしょう。わらわらと出てくる「グンカ」を封じ、グンカが出てくる「裂け目」を縫い閉じる。
    人知れず何かと戦うヒーローもののようであり、何かわからぬものが跋扈する薄ら寒さをもたらすホラーでもあり。カバーには幻想ファンタジーとありますが、結局はよくわからないものです。物語の全体図を見せず、登場人物の行動と含みのあるセリフから推測するしかない。

    そういう物語構

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    2020年09月01日
  • 終りなき夜に生れつく

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     『夜の底は柔らかな幻』の前日譚というべき短編集。

     特殊な能力をもって生まれたゆえに、普通には生きられない。
     それぞれが、それぞれのベストを模索していくのだけど…。
     結局、人間は環境と運によって形成されるのか? (性格もそうではあるけれど、性格の形成も環境に左右されるのでここは環境として)

     物語の中で、もしここがこうなら、と思わないでもないけれど、でも多分それは無理で、やっぱり最後は「夜の底」の世界にいってしまうのだろう。
     って、それは絶望だね。
     
     結局、何も変えられない世界を創ったのは、悲しいことなのだと思う。

     うん。
     これは、ただ、悲しい淋しい物語なのだろう。

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    2020年08月30日
  • 朝日のようにさわやかに

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    ネタバレ

    読んでいて思ったのは、「恩田陸って、やっぱりプロの作家なんだなー」って(爆)
    なんて、そんな失礼なこと言ったら、間違いなく怒られそうだけどw
    でも、発想の豊かさだったり、読んでいてビシッと決まる表現にハッとさせられたり。あと、作家だけに人生の場面場面において、鋭く目を光らせていたりしているんだなーとか。
    冗談抜きで、これは上手いと思った(全部じゃないけどw)。
    「おみそれしました。はぁはぁー!」って感じ。

    ただ。恩田陸の小説の魅力って、必ずしも「上手い小説」ではないんだよね。
    自分は、最初に「六番目の小夜子」を読んで。その煮え切らない結末に不満を抱きつつも、ストーリーが醸し出す謎めいた雰囲気

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    2020年08月29日
  • 小説以外

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    恩田陸の書く小説が大好きなので、恩田陸の読んできた本にもものすごく惹かれる、そして同じ本を読んでたことが分かるとなんだか嬉しくなる。

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    2020年08月21日
  • 朝日のようにさわやかに

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    「水晶の夜、翡翠の朝」
    この世界観、好きだなと思ったら、シリーズの番外編だとのことなので、そのシリーズを読もうと思います。
    「一千一秒殺人事件」
    稲垣足穂を存じ上げませんが、スティーブン・キングの「ザ・ドーム」を思い出しました。

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    2020年08月17日
  • 象と耳鳴り

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    こういう関連した短編面白いし読みやすい。
    小夜子の時の多佳雄は品のある立派な父親という風格があったけど、こちらは元判事という面が強くて、おまけに末息子の秋の名前さえ出てこないので最初全然気づかなかった。
    「給水塔」の時枝、この話以降登場しないのがなんとも後味悪い。多佳雄はあの後警察に相談したのかそうじゃないのか。元判事としての勘が働いたなら時枝は悪側の人間ではないんだろうか。
    色々登場人物出たけど関根家の面子が濃すぎるな。夏に関しては登場と台詞のせいかキッツイ性格の女にしか見えなかったよ。

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    2020年08月09日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    設定が壮大。景色の描写が鮮やかなだけに余計怖い。
    途鎖の山を目指す、殺しまくりの能力者たちが戦いまくる。
    ホトケの意味、そう来る!?
    死ぬ人、生き残る人、行く人それぞれが、落ち着くところに落ち着く感じだけど、ユウジが死んでしまった(たぶん)のは、悲しい。
    テレビの旅行番組で、モデルの四国徳島県の大歩危·小歩危を見て2度楽しむ。

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    2020年08月16日
  • 八月は冷たい城

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    感想を書き忘れていた。。少年たちの物語。「7月」の謎も解け、世界が明らかになる一冊。シンプルな作りであっさりとしているけど、見所は多い。

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    2020年07月20日