恩田陸のレビュー一覧

  • 黒と茶の幻想(上)

    Posted by ブクログ

    再読。
    10年ちょっと前に、高校生だったときに読んだ時より格段に面白く読めた。
    読む力が成長した…というよりは、当時は過去を顧みるなんてことを知らなかったし。
    という具合に、登場人物たちの会話劇を楽しみつつ、自分と他者の関係や学生時代を思い出したりしてしまう力のある作品で、こういうところがこの頃の恩田作品が書評などで「ノスタルジー」で語られていた(そういう記憶がある)所以かな、と今更ながら思えた。

    0
    2022年08月10日
  • 麦の海に沈む果実

    Posted by ブクログ

    空気感が好き 全体的に漂うミステリアスな雰囲気が良いだけに、ラストが急にリアルになって、まとまった感があるところに違和感はありつつ、それでも文章の美しさや惹き込まれる書きぶりに圧倒された。

    0
    2026年01月12日
  • ライオンハート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エリザベスとエドワードの二人が時空を超えて、何度も出会う不思議な、少しせつない物語。

    やっと出会えても、一瞬でまた離れてしまうのに、なぜそんなに互いにひかれるのか。。
    シチュエーションが様々で、途中で少し混乱ぎみになったが、最後の"記憶"の章は、そうとは知らず、長年夫婦として過ごしてきたエレンとエドワードが、晩年になり、互いに相手が夢の中で会いたいと求めていた相手だと気づく。

    生涯に1度、一瞬でも会いたいと思う相手がいるなんて、切ないけれどステキだ。
    輪廻転生とか、運命の出会いなどというものをちょっぴり信じてみたくなる。

    0
    2022年07月24日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物が多すぎて混乱するけど、一室に集められた人々(あと犬一匹)の共通点を絞り込んでいく様はスピード感があって、下巻ではどういう展開になるのだろうとワクワクさせられた。
    また、2015年に刊行された作品とのことだが、物語内で出てくる「症状はSARSに似ていて、風邪に似た咳、頭痛等の症状が出たと思ったら、突然高熱を発し、急速に肺が壊死して、呼吸困難に陥る」「通信障害」「AED」が近年のコロナやauの通信障害、某元首相の事件で使用されたもの等、偶然とはいえ似た出来事が数年前に描かれているのが不思議な感じ…。

    0
    2022年07月17日
  • 訪問者

    Posted by ブクログ

    読みやすいミステリーで、盛り上がりや驚きはあんまり無いのですが、良い意味で心乱されない感じで、ラクに読めました。本格とはまた違って、まさかこの登場人物が探偵役になるのかと、これくらいのも程よいミステリーでいいですね。

    0
    2022年07月14日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編集。
    恩田陸先生の、よく知っている日常からちょっとだけずれた異世界や未来の話がすごく好き。背中がざわってする。
    どうしてこんなに短い文章で畳み掛けられるんだろう。夢中で読んでしまった。すごいなぁ。

    0
    2022年07月05日
  • 月曜日は水玉の犬

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あー、この本を読むと読みたい本がいっぱい!(中野翠のエッセイくらいに増える)
    でも、そんなに読む時間がない!でも、この紹介文がなんとも魅力的で読みたい!このジレンマ!
    とりあえず、コリン・ファースの「シングルマン」は観なきゃね。

    0
    2022年07月04日
  • 隅の風景

    Posted by ブクログ

    飛行機恐怖症を克服した恩田さんの旅エッセイ。文章がユーモラスで出先でニヤニヤしながら読んでた。
    グレーゴム・ザムザ「変身」の解釈からプラハのビール、伊勢神宮の話まで、恩田陸ファン必読!文庫版の書き下ろしが最高!「闇の絵本」読みたいー!(未刊)

    0
    2022年06月21日
  • 劫尽童女

    Posted by ブクログ

    恩田陸が2000年~2001年にかけて雑誌「ジャーロ」に発表した長編小説の文庫版。父親の実験で超能力を与えられた少女の物語です。ジャンルとしてはSFファンタジー、またはSFサスペンスになるんでしょうか。いつにも増して過酷な運命を背負った主人公が少女ですが、やはり恩田先生は思春期の少女を描かせると素晴らしいです。作品全体としては章ごとの繋がりに多少強引なところも見られます。ラストの描写は読者ごとに意見が分かれそうです。個人的にはハッピーエンドだと思っています。

    0
    2022年06月20日
  • 月曜日は水玉の犬

    Posted by ブクログ

    作家は、これだけ本を愛しているから書けるのだろう。同じ本を読んでいても、感じる鋭さと感動の深さに自分との違いが際立って。みずみずしい青年の心を持ち続けていることが、ただ羨まし。

    0
    2022年06月16日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

    Posted by ブクログ

    上巻からずっと、わからないことがいっぱいありながらも、そのわからないところがわかる場面を期待しながら読み進めるのが楽しかったのに、終わり方これか~って感じ。
    終わりまでの引っ張り方はさすが恩田陸さん!ぐんぐん惹きつけられた。
    敢えてのあの終わり方なんだろうけど、私的にはもうちょっと、推理小説で言うところの謎解き編みたいな部分が欲しかったな。期待通りの終わり方が用意されてたら間違いなく星5つけてたのにと思うとちょっと残念。

    0
    2022年06月01日
  • 上と外(上)

    Posted by ブクログ

    久々のガッツリ長編。

    読み応えある、、、そして、ストーリーに取り込まれる、、、、、、

    まだ上巻。
    次下巻。

    とにかく、どうなる、どうなるが止まらない。久々に夢中になってる一冊です、

    気になる、気になる、

    兄妹の行方は!?

    謎の地下生態は!?

    クーデターは!どうなる!?

    0
    2022年05月27日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

    ネタバレ 購入済み

    夢中で読んだ。

    展開が実に巧妙で、しかしわかりやすく本当に読んでいておもしろい。伏線の回収の仕方もうまい。やはり恩田さんは天才だなと思う。恩田さんの作品はたくさん読んだがいつも最後まで飽きずに読めるのがすごいと思う。また読みたくなる。

    0
    2022年05月22日
  • ネクロポリス 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻、面白かったです。「お客さん」が自分は「お客さん」だとわかってるのも凄い。「ほとけさま」なんだなぁ。。
    アナザー・ヒル行ってみたい。提灯行列やりたいな、ピンクの御用提灯持ってデモ楽しそう。「提灯行列」「百物語」の魔改造が好きです。百物語は真逆になってて大変。。下巻の風も凄かった…ちょっと見てみたいけれど。
    まさかのケント叔父さんが上巻から居る彼だったのびっくり。でもサマンサもラインマンのお姉さんも亡くなってなくて良かった。。
    全時代のアナザー・ヒルは重なってしまったし、大鳥居はこれから修復するんだろうし、血塗れジャックは今後こちらの世界に本当に来られないのか…課題は山積みですが、これから

    0
    2022年05月21日
  • ネクロポリス 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    11月のヒガンに故人と会えるアナザー・ヒル。英国と日本の文化や宗教が入り混じる黄昏の世界を堪能しました。英国調で西洋の城もある景色にそびえ立つ大鳥居。お稲荷さんの祠もあるし良いです。
    亡くなった家族に会いに行く人もいるけど、今年のヒガンはなんと言っても連続殺人「血塗れジャック」の被害者から犯人を聞き出すことが1番の課題です。
    主人公の、東大の学士・ジュンはぼけっとしているし、何かが引っかかってもその時に思い出さないのでヤキモキするけれど憎めない良いやつ。アナザー・ヒルの諸々に慣れていないので読者も彼と一緒にドキドキ出来ました。
    ジュンと行動を共にする面々も島の人たちもゴシップ好きでガヤガヤとポ

    0
    2022年05月21日
  • 妖し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「喪中の客」終始いやな予感にドキドキさせられ、身構えていたのにやはり最後にゾクリ。やられた。

    「細川相模守清氏討死ノ事」時代物は苦手だが我慢して読み続けただけの価値はあった。読後爽快!ニンマリ

    「フクライ駅から」なーんだネット系の都市伝説かぁ…期待せず読み進めたら意外な展開になり引き込まれた。フェスタのその後を知りたくなる。

    「真珠星スピカ」なんて素敵な家族。泣けた。

    「わたしキャベンディッシュ」バナナに対する認識が変わった。シゲルの味が気になって仕方ない。

    0
    2022年05月19日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恩田陸氏の理瀬シリーズ目当てに。
    他の人のコメントで 他作品もシリーズの短編ありとの事にて気になる。
    どれも 短編ながら、妙に記憶に残るであろう作品達。


    はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』
    →テンポ良くスイスイ読める。主人公が本が読めないのは理由があるのだろうか?

    恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』
    →ヨハンの短編といい、短編ながら満足の一作。

    高田崇史『QED~ortus~ ―鬼神の社―』
    →難しい。。けれど、逆の立場の神を だからこそ奉るって発想は驚いた。

    綾崎 隼『時の館のエトワール』
    →ラストのセリフ、ページをめくっての1行で 紙ならではだなぁ。。

    白井智之『首無館の殺人』

    0
    2022年05月11日
  • 終りなき夜に生れつく

    Posted by ブクログ

    スビンオフだったのか!知らずに読んでしまった~!本編を先に読みたかったな。
    でも何も知らずにこれを読んでも、その世界観に十分引きつけられる。
    さ、本編をゲットしに行こう!

    0
    2022年05月02日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

    Posted by ブクログ

    読んでいて楽しいという感じ。しかし作中でもあったように、新人と旧人みたいに人類の進化の過程で似た世界になるのかもしれない。

    0
    2022年04月25日
  • puzzle(パズル)

    Posted by ブクログ

    久々の小説。 不思議な体験って何かがリンクするのかな? 
    今年はあと何冊読めるかな。 雨の日の自宅の過ごし方は小説もありですね。 数時間で読める長さ良かったです。

    0
    2022年04月03日