恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
恩田さんの本を読むのが久しぶり
上下巻あるので読むのに時間がかかるかと思っていたのですが、先が気になってすらすらと読めました。
入国時に止められた10人とヒューマノイドのキャスリン、キャスリンが言うのはこの中にテロリストがいて誰がテロリストか話し合ってほしい…話し合いって⁈どんなテロかもわからない…本当に話し合いで見つかると思ったのか、面白いけれど、無理があると思いました。
迫り来る台風、バイオテロ⁈、キャスリンも含め登場人物が憎めなく、最後はホッコリしました。
同じキャラのお話しが読みたいなぁと思いました。
未来は明るいのか⁈ -
Posted by ブクログ
常識を超えた能力や現象をテーマとした恩田陸さんお得意のミステリー。他人の夢を記録として取ることができ、主人公の浩章はその夢判断を職業としている。あるとき、何年も前に死んだはずの古東結衣子が主人公の前に現れる。それから集団幻想や神隠しなど次から次へと不可思議なことが起こり始める。古東結衣子は夢で未来の災厄を予知することができたのだった。夢を巡って物語は予期せぬ結末へとなだれ込む。見方を変えるとこれも一つの恋愛ものかもしれない。ユングの集団無意識の考え方を取り入れて物語を紡いでいるが、うむひょっとして、もしかすると世界を動かすのはその集団無意識かもしれぬ。
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Posted by ブクログ
ネタバレバランス、それこそが神の摂理だ。
世界は常に均衡していなければならない。例外や過剰は許されないのだ。
神の摂理は、不自然なもの、いびつなものを見逃さず、均一であるのも許されない。
一つ印象に残っているのは、陛下が残した手記の中で、日本国民のことを「徒に付和雷同する」と評していたことだ。そうなのだ、決して戦争は軍だけが行うのではない。殺せ、奪え、あの陣地を取ってこいと銃後で囃し立てたのは国民なのである。目の前に提示された情報を吟味することなく、すぐに浮き足立って他人の尻馬に乗り、その場の雰囲気に酔うのは日本国民特性である。
なぜかは知らないけど、神は人間に好奇心という起爆剤を与えたんだ。人間が得た最大のギフトは知能じゃない、好奇心だ。
2.26事件を史実通りやり直そうという話。
ほっとけば同じように展開する、というようなことを言っていたのが印象的。下巻の展開が気になる。 -
Posted by ブクログ
風刺性の強い世界ではあるけど、エンターテイメントとしてワクワクしながら読めるお話だったと思う。
本とは別に、恩田陸直筆のメッセージカードが入っていた。
メッセージ冒頭「ストレイテナーを聞いていたら、この物語の情景が浮かんだ」……恩田陸ストレイテナー聞くんだ?!青春爆走小説なのかな?と思ったらとんでもない、原発事故によって広い範囲で人間が住む事が出来なくなった日本で何十年後、何百年後の再生を目指して処理を進めるヒューマノイドと、人間の物語。
ロボットと人間の違いや、そんな違う生き物同士の関わり合いはフィクションでも現実でも永遠に議論できるテーマであるけど、このお話は両者の距離感もリアルで「それは違うだろ」みたいな不満は全く感じなかった。
とか色々言いつつも、全編ワクワクドキドキのエンターテイメントなので軽い気持ちで読んでもブルーにならない!!