恩田陸のレビュー一覧

  • spring

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    「蜜蜂と遠雷」ぶりの恩田陸さん。
    魂で感じとる美しさというのを言葉、文章にされている気がして、迫り来るものがありました。
    バレエの世界なんて、全然知らないのですが、うつくしさを追求した先に、何か神がかったものを感じて、周囲まで鳥肌が立つような、恐怖だけど、衝撃的な忘れられない瞬間を感じました。

    この世界観に置いてけぼりになる読者も多い気がして(私もそう)、でもそれこそが常人と違う、ステージの違うところにいる人を見ている気持ちにもなります。
    本自体が、4部構成で、いろんな登場人物が春のことを話してくれますが、その登場人物も基本的にプロの領域の方たちなので、自分たちとは違う存在なはず。
    唯一、叔

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    2026年05月19日
  • 不連続の世界

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    ネタバレ

    音楽プロデューさーの多聞が出会う人は不思議な体験をしている。短編の集まりで読みやすい。鳥取砂丘が出てきて、その大きさの描写にはうなづける。最後の「不連続の世界」は多聞が父の死亡に衝撃を受け精神を病んでしまい幻想の世界に入る話。そんな事ってあるかなぁ。非常に疑問。

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    2026年05月17日
  • 珈琲怪談

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    学生時代からの友人たちが各地に集まって珈琲を飲みながら怪談を語る。それなりの年齢になりそれぞれの生活を営む友人たちが、なんの気張りもなく集まりなにがしか語るという物語の流れがとても心地良く感じた。
    怖い話かどうかわからないんだけど、みたいな言葉で始まる怖そうで不思議な話の数々が面白かった。
    しかしだんだん主人公の話口調がのび太くんのように優しげな雰囲気に聞こえて来て、また主人公と主宰の2人が音楽関係という一般的な中年の人生を送っていないせいか、中年男性四人組というにはちょっと爽やかで穏やかな、まさに恩田陸の世界線の中年男性という感じ。まだみんな大学生みたい。
    珈琲の香りは素敵だけど、中年男性の

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    2026年05月17日
  • 夜のピクニック

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    「一刻も早く読むべき」とは言わない、人生はいつでも今がいちばん若い、けれど、
    できるならばこの本に興味を持った時期のいちばん早い日に読んでほしい。
    高校生が学校行事で夜通し歩く、というシンプルなシチュエーション。でも私はもっと早くこの本に出会いたかったと思っている。

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    2026年05月17日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷を読み終えた後でパパッと読めるスピンオフ小説。
    もっとそれぞれの登場人物についての物語を読んでいたい感じもするけど、潔く終わってくれてその後のことは読者がまたそれぞれ想像していけるような感じ。

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    2026年05月17日
  • spring another season

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    本編をなかなか思い出せなかったこともあり、
    スピンオフの楽しみを半減させた自分を恨みました。。。
    springのスピンオフの短編小説です。
    スピンオフなだけに、どの話もとても軽やか。まさに踊っている感じ。
    スピンオフだけあって、本編では描ききれなかった登場人物たちを掘り下げていた内容だったのも良かったな、と。
    その中でも萬春さんの還暦の話がワタシは心に残りました。

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    2026年05月16日
  • 灰の劇場

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    フィクションとノンフィクションが交互に展開。読みづらかったけど恩田陸さんだから有りかなと思い完読。作者の気合い感じたから良かったです。

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    2026年05月16日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    この本、小説なんだけど、勝手にエッセイと思って読み始めちゃったんだよね。『世の中の「キモチワルイ」をスッキリ整理』っていう帯のワードが目に入ったのと、本屋さんで朝井リョウさんのエッセイ本の隣に並んでいたからそう思い込んでしまったのかも。

    実際、出だしはエッセイっぽい感じで始まったのですよ。なのにいきなり主人公についてのナレーション的説明が始まったと思ったら、ずっと主人公の話が続くから戸惑った。あれ?エッセイじゃなかったの?と。

    どうやらこれは小説なんだなとやがてわかったけれど、ちょっと変わったスタイルの小説だった。途中で恩田陸さん目線の解説やつぶやきが入ってくるんだよね。

    梯結子(かけは

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    2026年05月15日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    「 やっぱり、死は『生きる』ということの無数の選択肢の中の一つなんだよ。生と死が別個にあるんじゃなくて、死は生の一部分なんじゃないかな」

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    2026年05月14日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    ダークファンタジーというより、ダークホラーな感じ。特に8月は冷たい、、、の方が、、、食べちゃうのには驚きでした。7月に流れる、、は不穏ミステリーかと思いきや、感染症という妙にリアルが明かされ、そして、ボーイズに繋がっていく、大人へと思考も変わっていく。独特な世界観です。

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    2026年05月14日
  • spring

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    「蜂蜜と遠雷」のピアノ、「チョコレートコスモス」の芝居に続く舞台芸術シリーズで、今回は何とバレエ。ダンサー、コレオグラファー、作曲家たちのきらめく才能と、華々しい舞台を活字に落としこむ離れ技は、恩田陸の得意とするところ。途中やや中弛んだ個所もあるにはあったが、全体的には濃密で、素晴しい小説。

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    2026年05月13日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    名前同じだったのが偶然の一致はずるいし犬操ったロジック解明も欲しい
    姑獲鳥の夏と同じで超常現象で逃げ切られた感じ

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    2026年05月12日
  • 月の裏側

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    淡々と平板に物語が進むのだが、気がついたら取り返しが付かなくなっていたというのが面白い。
    盗まれて何が悪いのかと問われても「なんかやだ」と言語化出来ない。街に潜む「何か」の意図が分からないからだろうか。あれだけ不安を煽りながらあっさり終わってしまうのが、正に人が変わってしまったからなのか、妙な後味の悪さが残る。

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    2026年05月12日
  • 珈琲怪談

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    成人男性がカフェを渡り歩きながら身近にあったちょっと怖い不思議な話をし合うという構成。
    友達同士でこんなふうに話せる相手がいるっていいなあと思う。
    それぞれがちょい怖な話をどんどん話すので、1エピソードがサラッと流れてしまう。だからこそあまり怖くないのでホラー苦手な人も読みやすいと思う。
    あとは身近の不思議な話が好きな人にもおすすめします。

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    2026年05月11日
  • 酒亭DARKNESS

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    前回は珈琲、今回はお酒で続きかな?と思ったけど全く繋がりはなく、どこかの店で名もなき人達から聞く不思議な話の短編でした。怖くはない。好きだったのは「歌うカステラ」かな。甘いものが無性に食べたくなります。特別編の「ムーン・リヴァー」が謎解きミステリーみたいでシメに良かった。

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    2026年05月10日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    言葉の使い方なのか、あまり慣れなくて状況がイメージできず、なかなか入り込めなかった。
    だんだん面白くなってきたので、下巻に期待です。

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    2026年05月09日
  • ドミノin上海

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    前作ドミノの一部の登場人物、と新しいとても多くの人が上海で、あるお宝を巡ってすれちがったり、一緒のシーンであったり、いろいろなことが起きる話。長い、登場人物たくさん、なかなか読みきれなかった。
    でも飽きさせない 最後まで読み切れる面白さはある

    最後の後書きで執筆期間 10年近くとあるがそれもなんとなく感じることができる

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    2026年05月08日
  • 酒亭DARKNESS

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    居酒屋にインスパイアされたホラー、というキャッチコピーに惹かれて。ガツンとくる恐怖よりは美味しいお酒を呑みながら怪談を聴いているような、恩田先生のホラー作品にしてはマイルドな印象。酒の肴として語られる他愛ない話の最後にふと背後に”何か”を感じて振り返るのを躊躇うような、じわじわくる怖さがあった。「跡継ぎの条件」「昭和94年の横丁」「ムーンリバー」が好きだった

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    2026年05月07日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷のスピンオフ小説です。
    前作ですごく感動し、本作もまた彼らに会えると楽しみに読みました。
    実際、すごく良かったです。
    ただ、もっと浸りたかったという欲が出てしまいました。
    最後のエッセイ集も良かったですが、それならもう一話書いてほしかったと思ってしまいました。
    ただ、登場人物や、楽曲への想いを深める良いスピンオフ小説だなと思いました。

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    2026年05月06日
  • 珈琲怪談

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    怖いけど、怖すぎない。なんか不気味って感じ
    (それでも夜一人で見るのはビクビクした笑)

    怪談もリアリティがあって
    (というかほぼ実話ベースらしい)
    作られた感が無いのがとても良い

    不思議な世界観を体験できる本

    あと、本に出てくる喫茶店が魅力的すぎて
    コーヒーを飲みに行きたくなる!!

    多聞シリーズの過去2作よもーっと!

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    2026年05月06日