恩田陸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
バレエダンサーたちの成長を描いた「spring」の続編、というかおまけ的な?
前作を思い出しながら読んだけど、登場人物に関する親切な説明は一切ないので一苦労。前作同様、章ごとに一人称が変わるので、これは誰の視点なのか理解するまで時間がかかってしまう。
でも、前作よりも主人公たちの内面や関係性に重きが置かれていたのが、とても良かった。今回は、「表現とは」とか「バレエとは」みたいな詩的な言葉の嵐は無かったので(そこが前作の良いところなんだけど)、疲労感なく、さらっと読めた。
バレエダンサーが上を目指して切磋琢磨する姿はとても眩しいし、ゾクゾクするものがある。トップレベルともなると、主人公たち -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなに有名な作家さんなのに、これまで全く読んで来なかったのだけど、3月になるたびにXなどで見かけることが多いので、前々から気になっていた。
それが、これか…という衝撃。
4部作という形をとっていて、各章でこの表題作が登場する。いや、出ては来るもののそれぞれ違った形で登場しており、3章4章に至ってはまだ存在もしていない。
していない…というのも変かもしれないのだけども、あまり先にあらすじを知りすぎてしまうのももったいないので、このくらいにしておく。
第4章ははじめ、ちょっとわかりにくくて迷子になって何度も読み返してしまった。
読み終えると、振り返って「あれかー書いてたなー」となってまた少し読 -
Posted by ブクログ
天才バレエダンサー兼振付家を周囲の人々の視点から捉えた作品。
ギフテッドとはこのように周りを惹き付けてしまう人のことを言うんだなあと思った。
あまりにも才能が次元を超え、常人とはかけ離れた存在であると感じさせた上で、最後に春視点の章があるのが良かった。
ギフテッドといえども、いや、ギフテッドであるからこそいろいろ思い悩んでいて、そんな弱さを知り、より春を魅力的に感じた。
あと、何よりバレエ描写がとっても美しい。
バレエの細かな仕草から自然や感情の機微を表現しようとするのすごいなあと思いました。こんなにストーリー性があるものと思っていなくて、バレエ面白いなあと思い、見てみたくなった。
バレエの