恩田陸のレビュー一覧

  • 酒亭DARKNESS

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    恩田陸さんの文章だから読める?
    どちらかというとホラー小説余り読まない人向けかなと印象で余り酒亭というタイトル気にしなくてもいいかな。

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    2025年09月02日
  • 終りなき夜に生れつく

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    『夜の底は柔らかな幻』の前日譚といったところか。
    いわゆるスピンオフ作品。
    本編で登場した途鎖国で暗躍するキャラたちの過去を描く短編集。

    先に『夜の底は柔らかな幻』を読んでいたので、
    世界観含め、あの独特の専門用語と設定もスッと頭に入ってきた。
    つまり、本編を先に読むこと必須な作品であろう。
    おそらくこのスピンオフから手を出すと勿体無い気はする。
    理解が追いつかないという意味でだが。

    個人的にお気に入りだった軍勇司を中心とする話が割と多いので、
    彼の過去や人となりが更に深掘りされていてよかった。
    そして、本編ではその異常なまでの実邦への執着心を見せ、
    圧倒的な力で邪魔者を排除してきた途鎖の

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    2025年09月02日
  • 六番目の小夜子

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    ずーっと気になっていた本ですがこれ、恩田陸さんのデビュー作なんですね。

    ある高校で三年に一度、三年生の一人が前任者のサヨコに指名される。
    その指名されたサヨコは一年間、サヨコである事を悟られない様にする。
    そして今年が六番目のサヨコの年となる。
    その新学期に転校生がやってくる。津村沙世子!

    学園もの、謎の転校生、ミステリー、と大好きな理瀬シリーズに通じるところもあり、とても興味深かったです。

    ただ結局、津村沙世子は何者? 彼らとは? 
    謎は謎のまま! モヤモヤが残る恩田さんらしい作品でした。

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    2025年09月01日
  • 蛇行する川のほとり

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    不穏な雰囲気で話が進んでいくのはよかった、惹かれた。ただ最後の方、事故に遭ったことや、事件の真相のところはどうかなー。おかげで不完全燃焼

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    2025年09月01日
  • 夜明けの花園

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    ネタバレ

    理瀬シリーズ6作目。
    短編集やけど、過去や未来や知りたいことが盛り沢山で、既にもう新作が読みたくなってる。まだ成長途中のアンバランスさが好きで、理瀬は勿論、ヨハンや聖、亘と稔のその後だってずっと気になる。校長の過去や格好に理由があるのとか思ってなくてやるせない。



    「水晶の夜、 翡翠の朝」
    理瀬が学園から去って退屈なヨハンの話。新たな転校生ジェイが話す笑いカワセミの噂と相変わらず不穏な学園にもう取り込まれる。あと憂理、聖が出てくるの嬉しい。そしてジェイがヨハンを狙う刺客で、きっちり片付けるヨハンの容赦のなさが闇の深さを表しててゾッとする。

    「麦の海に浮かぶ檻」歩道橋シネマにも所収
    校長の

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    2025年08月31日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    ★★★☆☆星3
    最初の設定はすごく好みでワクワクして読み進めたのだけど、、、。何だかよくわからなかったー。このあとネタバレ解説を読もう。黒川先生が黒幕?高校生の反応を見て楽しんでいたの?津村小夜子は二代目サヨコと同じ名前でノリノリで楽しんでいたの?みかこをたきつけて何がしたかったの?屋上の影は何?中断された文化祭の劇はどういう意味があったの?よくわからんまま卒業しておしまい?読み返す気力はない。

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    2025年08月31日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    ネタバレ

    20年以上前に読んだ作品を再読しました。

    会話劇は面白いですね。

    真実は「事故」だったけれども、未必の故意っていうやつだったんでしょうか。

    重松時子役を浅丘ルリ子さんで映画化(ドラマ化?)されましたよね。食事のシーンが印象的でした。


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    2025年08月29日
  • 図書室の海

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    ネタバレ

    短編集。とりあえず全部大好きな深海のようで薄氷を踏むような雰囲気で好き。昔読んでよく分からんってなったのを、再読したらめちゃくちゃ好みだった。はっきり書かれてないのが昔ダメやったんやろなぁ、そこを漸く読み取れるようになったのか。


    「春よ、こい」
    春を目指して巻き戻る少女たちの女性たちの話。タイムリープ感と海底のようなしっとりじっとりした感じが大変好み。

    「茶色の小壜」
    会社の同僚が血を見て笑っている、それが気になり調べる女性の話。同僚の女性を同じように気になってたのに、いつ足を掴まれていたのか。はっきりと明記できない怪しさが好き。

    「イサオ・オサリヴァンを捜して」
    イサオのことを知って

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    2025年08月28日
  • 酒亭DARKNESS

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    ネタバレ

    珈琲怪談は登場する働き盛りの男性4人が良い味を出していましたが、こちらは決まった人たちではなくそれぞれの話しも短いということもあるのかもしれませんが、消化不良ぎみでした。

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    2025年08月28日
  • 酒亭DARKNESS

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    全国の居酒屋で奇妙な体験を語る「居酒屋ホラー」
    全13編+α!
    土地に纏わる話だと実際に遭ったことのようで、余計にゾッとしてしまう。

    ○跡継ぎの条件〜東京・大森の空席
    ○夜のお告げ〜神奈川・野毛の都橋商店街
    ○昭和94年の横丁〜愛知・名古屋の日めくり
    ○風を除ける〜東京・代田橋の沖縄タウンのマブイ
    ○黒の欠片〜長野・松本の天守閣
    ○曇天の店〜富山・高岡のフェーン現象
    ○三味線の音〜新潟・古町の二口女
    ○笑うカピタン〜長崎・浜町の絵とナイフレスト
    ○歌うカステラ〜長崎・ある住宅街のあんと
    ○祖父の墓〜栃木・日光東照宮
    ○白の迷路〜兵庫・姫路城の白のマダム
    ○アトランダムな神々〜大阪・新世界/曾

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    2025年08月28日
  • 酒亭DARKNESS

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    ネタバレ

    居酒屋ホラーと書いてあったので、てっきり短編ホラーなのかな? と思って読んだらそんなことはなく、どっちかというと世にも奇妙な物語系……?あ、でも読み終わってつまらなかったとは思わなかったので、さすがは恩田陸さんだと思う。

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    2025年08月27日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    中盤までの不穏な空気感はよかったが、後半はトーンダウンした感じです。
    ここまで二転三転すると驚きより、何でもありのような印象をもってしまいます。

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    2025年08月25日
  • 灰の劇場

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    ネタバレ

    フィクションとノンフィクションが交互に描かれていて戸惑う。
    最初はそれすら分からなくて、しかも人物がイニシャルで表現されているから、「ん?なに?これは今は何が描かれているの?」となってしまう。
    でも小さな三面記事からその人物や背景を想像していくっていうのが面白い。そしてある程度の現実を明らかにしたときに、そっちの方がドラマっぽいと感じてしまうことの面白さ。
    読みづらかったけど、また時間をおいて呼んでみたい。

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    2025年08月23日
  • 灰の劇場

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    視点が頻繁に変わるのではじめは戸惑うし疲れるかも。
    いつもの恩田陸の文体とは異なっていて、個人的には『文学』を読んでるって感じがした。
    ノンフィクションパートも小話というよりはしっかり濃くて、作家のプライベートを覗き見しているような錯覚を覚えた。
    再読する機会があったら0と1をそれぞれ抜き出して読んでみたいかな。

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    2025年08月22日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ミステリではなく、家族の話でも、恋愛でもない…
    登場人物の心情の変化を細かく辿りながら話が進む形式に、恩田陸さんならではを感じました。

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    2025年08月21日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

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    2025年08月18日
  • 私の家では何も起こらない

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    丘に佇む洋館には、さまざまな幽霊が住んでいる。その、幽霊にまつわる連作短編って感じ。タイトルが良い。私の家では何も起こらない。てっきり、何も起こらない=幽霊はいない、なんて図式を勝手に作っていたので、読み始めてそういうことか、と。怖い話もさることながら、見える大工親子が幽霊たちと家を修繕していくほっこりエピソードが1番良かった。

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    2025年08月18日
  • 酒亭DARKNESS

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    老舗の居酒屋を譲られた三代目が、二代目から提示
    された奇妙な条件とは…。「跡継ぎの条件」など、
    全国の居酒屋からインスパイアされた「居酒屋ホラー」
    13編+αを収録する。

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    2025年09月07日
  • 六番目の小夜子

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    サヨコ伝説のルールが全体的に把握できないまま読み進め、終盤なんでこんな展開になったのか分からず戸惑ってしまった。
    ところどころ著者らしさの綺麗で考えさせられる文面や、ちょっとしたミステリアスな雰囲気に青春が包み込む感じは読み応えあった。

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    2025年08月17日
  • 愚かな薔薇 下

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    奈智の選択は人々の運命は…とソワソワした気持ちでの下巻。
    最後は慌ててまとめたのかな?と感じるほどあっさりと終わってしまった。もっと登場人物たちについて一人一人深掘りしてほしかった。
    上巻から続けて読み小出しにされる情報で少しずつ世界観に浸っていたので後半の一気に終わる感じは少し寂しく感じた。もっと余韻にも浸らせて欲しかった。
    この後の奈智達の行く先に想いを馳せてその景色を想像する後味はとても好みだった。
    夏休みの今の時期に読むのには最適だった。

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    2025年08月15日