恩田陸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりの神原恵弥シリーズ新刊
前作ブラック・ベルベットの続き色が強い
その割には刊行間隔空きすぎたけど
舞台は長崎
いままでほどデンジャラスじゃない恵弥の旅
恩田陸はよほど長崎と長崎菓子が気に入ったのか
酒亭darknessにも取り上げてたし
一口香にカスドース、食べたくなるじゃないか
なんだか不完全燃焼だったブラック・ベルベットがこれにて完結といったかんじか
盛り上がりには欠けるけど、何も起こらないのに周りが勝手に慌てふためいて話が転がっていくのは面白かった
恵弥はフリーランスよりも企業戦士側の人だと思うから今後の再就職先も気になるところ -
Posted by ブクログ
「何の才能か分からないが才能ある」結子の幼少期~大学生時代を描く。作品全体としてはロジススティックスをテーマとしているみたいだが、本書『青雲編』ではまだその片鱗が見える程度。この後の『熱風編』で社会人としての本格的活躍が期待される。
正直、エピソードと登場人物が多くてちょっと読み疲れてしまった。ポップなタイトルから想像するよりも地味な感じもする(勝手に『成瀬』と比較してしまったところはある)。
面白いのは、たまに語り手が「私」としての意見を述べてくるところ。最初は誰?と思っていたが、読み進めると、そのまま著者自身だった。要するに、小説の中にエッセイが挿入されているような形だ。楽しんで執筆さ -
Posted by ブクログ
MAZE続編
MAZEの時のような不可思議さがなくなり、地に足がついてるような展開?で安心して読んだ。
恵弥がメイン。
満もセットかと思ってたけど、どうやら違うようだ。
謎解きではあるけれど、作者を以てしても恵弥にすべてを把握させる展開にならなかったところが面白かった。
なんというか、すべての真実が明らかになっていない感じ。
他の登場人物が知っていることを、完全には知り得ないという(現実ではあたりまえだが)。
結局、作者によって恵弥が知る展開にならないと、読者にも明かされないわけで。
恵弥なりの推理というか、考えは共有できるけど、他の解もあるよね?みたいな余白。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ再読。自分用。
ネタバレかなりあるので、未読の方は注意してください。
〜〜〜〜
梅雨の頃から読み始めて、気温も高まった7月の下旬ごろに読めて良かった。
作中で描写される時間軸とぴったりはまり、没入できた。
500ページもある本書は、文庫本でもまあまあな存在感を放っているものの文章は読みやすいのであっさり読めた。
烏山響一という魔性の男の初登場シーンは3ページも割かれ、なんとなく私の好きな男性アーティストに準えて読み進めてしまった。みんなはどんな人で彼を想像するのか気になる。
体験型の美術展は、ホラーの描写がありながらも楽しそうだなあと思ってしまった。なんだかとても美術館に行きたくなってき -
Posted by ブクログ
ネタバレ塚崎多聞シリーズ3作目。
『月の裏側』も『不連続の世界』も読んでたけど、綺麗さっぱり忘れていたが、それでも楽しめた。
『月の裏側』はバッドエンドのような気がしたんだが……世界は何事も無く続いてるようで……。
恩田陸あるあるの、なんか不思議な話が続く。
オチもたいして無く、こんな変なことがあった、たぶんこういうことだろう、で続く。
取ってつけたようなホラーさはあるけど、これは好みが分かれる味付けかな。
恩田陸作品を読んでればまたこんな感じか〜となる。
不思議なことが不思議なまま進行し、不思議なまま終わる。ふわ〜〜とした終わり。けど過程が面白いので許せてしまう。
今作品もそんな感じの作品だった -
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。
「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…!
遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。
謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。
『 -
Posted by ブクログ
ネタバレ単調に物語が進んでいくが、他愛もないみんなの会話を読んでいると、まるで私も一緒に歩いているかのような不思議な気持ちになった。
貴子や融の心の変化、そして熱くて心優しい友人たちに囲まれている姿に、とてもほっこりした。青春小説はあまり読んだことがなかったけれど、心が温かくなる作品だった。
私もこんなふうに胸がぐっと熱くなる青春を過ごしてみたかったなあと、しみじみ思う。
何事もタイミングが大切なんだと改めて感じた。
人との出会いも、新しいことを始めることも、無理に動こうとしても、その時ではなければ何も変わらないことがある。一方で、タイミングが重なると、不思議なくらい自然に物事が動き出す。
私 -
Posted by ブクログ
ネタバレ記憶って曖昧なものだし、何をきっかけに思い出すかわからんもんだね。
恋してる自分に恋してる人とかって本当いるよね。本当に純粋に人を好きになることって意外と難しいものなのかな?そういう人はなんだか自分勝手だなぁと思いつつも、可哀想とも思った。
木漏れ日の表現が好き。
「魚が水面を見上げると、こんな感じなのかしら。」
「水底から、水面の光を見上げる三人。」
山登りした三人もお互いのことを知った状態で出会えていたらこういう他愛もない穏やかな日を過ごせてたのかなぁと、想像でしかないシーンが、魚が水の中から水面を見上げたらこんな風なのかなって想像と合わさって、切なくもあり幻想的でもあった。 -
Posted by ブクログ
《ここは三月の国。三月の王国なのよ。》p.149
【説明】賢く美しい少年少女たちが集う幻想的な寄宿学校〈青の丘〉に理瀬は転校してくる。
【感想】竹宮惠子さんか萩尾望都さんあたりが漫画化すると似合いそうです。
【内容】>3月以外に来た子供が学校に崩壊をもたらすという噂。>殺人事件が発生するも学校はそれを飲み込んでしまう。>麗子という名の少女。>理瀬とはなにものか?>ひとつひとつの章は短く各章の扉にイラスト。
■理瀬についての簡単な単語集
【青の丘】中高一貫制の学校。イメージ的には釧路湿原のただ中に屹立するモンサンミッシェル。内部には通路が多く道がつかめない。わざとそうしているのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
上巻を読み終え下巻を楽しみに読み進めてたけど、どんどん残りのページが少なくなるのに期待していたような終盤の展開がなかなか来ずやきもき、やっと来た!?と思ったらあっという間に終わってオォってなった。笑
恩田陸作品、他の方の感想を読むと曖昧に終わるものが多いらしい?
学生の頃は恩田陸だから読んでみようと手に取ることが多かった記憶があるので、余白がある感じが当時好みだったのかなー。
今は、読み終えたらスッキリ!はっきり書かれていなくても、こうなんだろうな〜と納得できる作品を求めてるのかも。
面白かったけど、もう少し、もう少しだけ、知りたいことが多すぎたのでちょっとモヤっとしてる。笑