恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
えーっ、これはですねーっ、なんと質問者と回答者の会話文のみで進行する話なんですけどねーっ
とある商業施設でなんと死者69名、負傷者116名もの人数が謎の事故に巻き込まれるんですね
やだなーっ怖いなーっ
ところがですね、監視カメラが壊れていたり、火事や爆発があったわけでもないのに群衆がパニックを起こしてこんなことになったっていうんです
更にはですね、生き残られた皆さんの証言がですね 食い違ってるんですよ ええーっ この人たち一体なにがあったのーっ てなるわけですねー
やや読みにくいですねー、なんせ回答者出てきまくりますけどみなさん霧がかった発言しますからね
読み心地は実は同じ著者の「ドミノ」に近いなーと私めなんかは感じたんですがね、あまりそういう風に読んでる方はいらっしゃらないようですね
やだなーっ怖いなーっ 私情けないなーっ
多方面から少しずつ全容が見えてきますが頭に浮かび上がるのは「集団心理」ですねーっ
この本の趣向とはもしかしたら違うのかもしれませんがワタクシなんかはですね、この本は宗教的概念を表現したかったのではないかと勝手ながら思ったんですね いやいや、真相が不透明なホラー本だろと言われたらですね まあそうなのかもしれないんですけどね
地の文を排除することでですね、人物の応対、会話文のみで見せ要素を情報制限することで見せたかったものがあるのではないか なんてね 思ったわけですねー
さて
1つ当てよう
「なんだこのクソつまらない感想文は」でしょう
つまり、そういうことやっている本だと僕は真剣に思っています 凄い本だと思うけどなあ
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Posted by ブクログ
表題のMAZEの意味は迷路・迷宮とあり、出口を探すのが難しい構造ということだ。
登場人物は⋯
神原恵弥、時枝満、スコット、セリムの4人だけで物語は進む。
アジアの西端辺りに位置する国の遺跡では、昔から訪れた人が消えてしまうと云う現象が続いていた。
その遺跡は、乾燥した荒野に突如として人工的に作られたものなのか、自然に隆起して出来上がったのか、こんもりとしたなだらかな丘が突如現れ、その頂点にポツンと四角い白い建造物が立っていた。
これも人工的なものなのか、何らかの自然現象でできたものなのか、不明だ。
その建造物らしきものを4人のチームは「トーフ」と呼び、満には7日間のスケジュールで人物が消える謎を解明する作業に入った。
建造物が建つ丘の周辺には、鋭い棘を持つ謎の植物が群生し、近寄る者から建造物を守る様相を呈していた。
好奇心の強い満は、謎の建造物「トーフ」の謎に積極的に対峙する。
満は人1人が入ることが可能な入り口から進入し、謎の解明を積極的に解明しようとするのだが、恵弥とスコットは満の探索に何故かストップをかける。
その内、不思議な現象が次々と起こり、謎は深まるばかりだった。
そして嵐と豪雨に襲われたある日の夜、チームの1人だったセリムが突如姿を消した。
それに続き、マッチョ男のスコットまでもがキャンプから消える。
恩田陸さん特有の不気味さ、幻想的な世界観、そして独特のエンディングに読者は取り残されたような感想を抱くと思う。
エンディングは読者自らが想像するという曖昧模糊さが恩田ワールドの魅力でもあるのだが⋯。
成る程この後のシリーズとしての展開はどうなるのか、読者は強い興味を抱いてしまうだろう。
第2巻の『クレオパトラの夢』では、神原恵弥はどのような設定で登場するのか、更なる恩田ワールドに期待しようか⋯。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「蜜蜂と遠雷」のピアノもそうだったが、この作品のバレエも小説にするのは大変難しい題材だろうに、その表現力、筆力に圧倒された。絶対的な才能を持っている一人のバレエダンサーをめぐる群像劇で、視点がそれぞれの章により異なる。読み応えもあり、先にも触れたがバレエダンサーが床を蹴る音、音楽、観客の騒めきさえも聞こえてきそうな文章は圧巻の一言で、文句なしに素晴らしい。なのに何故星3つなのかといえば、最終章のHAL目線がとても残念だったからという個人的な感想ゆえ。春のイメージが最後の最後で根底から崩れてしまって…バレエの世界ではよくあるのかもしれないが、ちょっと受け入れられなかった。