恩田陸のレビュー一覧

  • Q&A

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    まさに質問と回答の言葉だけで物語が進んでいく作品で、バシッとした物語の結末が示されたわけではないので、賛否が別れる作品かなぁと感じた。
    作中で一応の回答らしきものはあるのだが、それでもスッキリはしない。
    すごく好きな人とそうでない人と好みが分かれる感じでした。

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    2026年05月05日
  • 不連続の世界

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    怪奇現象のなぞを解いていく多聞。砂漠が消えたなぞ、木守りの男、死にたくなる歌声。それぞれにはちゃんと意味があった。なぞは解かれていき、最後には自分のなぞを明らかにされてしまう…。なかなかなミステリー作品。

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    2026年05月05日
  • 珈琲怪談

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    怪談というタイトルですが、特に怖さはありません。
    中年になっても仲の良い四人の男性が各地の喫茶店を巡りながら怪談話を繰り広げる。
    歳を取っていくと、友人とは疎遠になることも多いもの。
    こうやって一緒に楽しめる友人は、なかなか得難いものだと思います。

    月の裏側から登場した塚崎多聞のキャラを、もっと有効に活かして欲しかったな、という残念な思いもあります。

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    2026年05月05日
  • spring

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    単純に面白かった!読みやすい文章だし、バレエに馴染みがなくても楽しめる内容だった。ただ、少し期待しすぎたかな?あまり新鮮味は感じなかった。

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    2026年05月05日
  • 夜のピクニック

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    「歩行祭」という全校生徒が80キロの道のりを朝の8時から翌朝の8時までを夜通しで歩き通す伝統行事のある高校の物語。ある生徒は友と、ある生徒は想いを寄せる人と歩く。融と貴子と言う2人の生徒の視点から描かれる青春小説だ。

    「歩行祭」という「果てしない道のりをただひたすらに歩き通す」という、ストレートな人生のメタファーのイベントの魅力こそが、この作品が名作である所以だろう。そのストレートで普遍的な魅力を存分に味わうことができた。

    伝統行事なので皆が望んで歩き始めたわけではなく、途方もなく長い距離を歩く。最初は果てしなく思えた道のりが、いつのまにかあっという間に感じる。多くの部分で苦しさが伴うが、

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    2026年05月05日
  • spring

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    自分の世界観をもった登場人物が魅力的でもあったが、時に理解不能な面もあった。
    芸術家は、そういった独自の世界観がないと大成しないのかもしれない。
    ストーリーがしっかりと頭に残るくらい斬新だった。

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    2026年05月04日
  • ユージニア

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    2026/04/29
    大量毒殺事件を巡って、関係者達の視点から語られる作品。
    常にゾワゾワして落ち着かない、そして先が気になる…。
    結局真相が明記されないので、それが余計に恐怖を煽った。

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    2026年05月03日
  • 図書室の海

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    「夜のピクニック」の前日譚とのことで手に取った。読んだのが昔過ぎてほとんど覚えてなかったのと、ほんとに短いお話だったので、「?」になってしまった。もう一回読んでみるかなー。

    表題の「図書室の海」は、「六番目の小夜子」の関連話で、こちらは最近読んだのでニンマリしてしまう。爽やかで青春に満ちたお話。図書室は船のようで、入る度に大海原に漕ぎ出す気持ちになる、という表現がステキ。

    その他も、連作ではない完全短編だけど、恩田さんらしい世界観で、それぞれ良かった。

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    2026年05月02日
  • spring another season

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    『spring』のスピンオフ作品。本編より多くの視点から主人公・萬春と彼を取り巻く人たちのエピソードが語られる。そもそも本編が主人公以外の視点でも書かれていたので、その点では特に番外編っぽさを感じない。
    各パートが短いことと、時間軸、視点がともにバラバラなので、あちこち話が飛んでいるようだけれども、読み終わると萬春という一人のアーティストの全体像が浮かび上がってくるように感じられた。
    ただ、フランツとの関係がより深く描かれている点と、60代になった春が登場する点は良かったのだが、それ以外の部分は本編の「付け足し」のような話が多い印象だった。もっと別の角度からのエピソードを読みたかったと少し物足

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    2026年05月02日
  • 訪問者

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    訪問者はだれか?
    豪奢な洋館、住民、そして招かれたあるいは招かれざる客。雷雨が起き橋が落ちクローズドサークルが生まれた。人が死ぬ。なればと推理合戦。
    過去の死も事故ではなく殺人だったのか…?

    落ち着いた文体でとても読みやすく古さを感じさせない。最後もなるほどと納得。

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    2026年05月02日
  • 光の帝国 常野物語

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    遠野物語の方が古来から伝わるリアルな昔の日本って話で面白かったな。こちらはフィクションなので、そもそも面白さの違いはあるけど。

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    2026年05月01日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    4人のピアニストが個性的でそれぞれに背景、思うこと、音楽に対する考え方が違っていて楽しめた。
    ピアノコンクールとは無縁の生活だけど、そういう世界もあるのか、すごく厳しい世界なのだと分かった。

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    2026年05月01日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    夜通し長距離を歩き通すという、とある高校の学校行事の中で描かれるお話。決して劇的なドラマが発生するわけではありませんでした。でも、それがいい。たった一晩の中で、主人公たちの心の…成長、と言っていいのか、心の進展が見えたのがとても救われました。

    青春小説は恋や愛にひっぱられがちだが、この話では絶妙な距離をキープしていて安易にそちらがわに行かなかったのが個人的には評価高かったです。

    序盤〜中盤、けっこう淡々と進んでいく上、登場人物もいっきに5・6人ほど登場するのではじめはかなり捉えにくい話だと感じながら読みました。

    夜通し歩き通す学校行事、体験したことがないのに読んでいて不思議に「懐かしさ」

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    2026年04月30日
  • 不連続の世界

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    2026.04.29

    「珈琲怪談」が思いの外面白かったので未読のこちらにも手を伸ばしてみました。
    「最恐の幽霊屋敷」を読んだすぐ後に読み始め、何個かリンクするワードがあり、なんというか縁を感じました。

    ロバートもだけど恩田さんは見目麗しく仕事もできるまたは由緒ある家系で金持ちの美男美女を出すのがお好きですね。
    珈琲怪談と違ってそれぞれの章で多聞のパートナー(というか雑談相手)が変わってその時その時の小さい謎をゆるく追う、という短編集でした。
    全章オジサン4人でゆるゆる旅行する短編集だと思ってたので、最後の章でやっとお馴染みの尾上と黒田が現れたのでホッとしました。
    でもえっ多聞って結婚してた

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    2026年05月02日
  • 灰の劇場

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    なんの気なしにこの本を手に取って読んだのが作中の彼女たちの命日の前日に当たる日だったのでゾッとした。死と日常は意外と隣り合わせだけど、毎日死ばかりを意識しながら生きるわけにもいかないので、日常の中でささやかな楽しみでも見つけて日々を過ごせたらいいなぁ。
    あとがきによると実際に起こった事件の記事が元ネタのようなので、まさに心に刺さる棘のような話になった。

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    2026年04月28日
  • 珈琲怪談

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    オーディブルで聴きました。
    怪談というタイトルだけれど怖くない。普通に友人との会話で出てきそうな、普通のちょっと怖い系の話。誰でも何かしら持っていそうなネタ。(私も何か出せと言われたら出るよ。)

    喫茶店で隣のグループの話が聞こえてきて、妙に話が上手で聞き入ってしまう感じ?話に混ざりたくなる。これくらいのソフト怪談がちょうどいい。

    最後まで飽きずに一気に聴けた。

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    2026年04月27日
  • spring

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    面白かったが、長かった。
    天才バレエダンサー・振付師の萬 春(よろず はる)を同期・叔父・幼馴染の音楽家の目線で、最後は春自身で語る4部構成。
    色々な作品が出てきて、その都度その作品にまつわるエピソードが語られるのが若干退屈だった。
    稔叔父さんのお話が一番面白かった。
    春自身で語る春のお話は、思ったよりさらっと描かれていて、周りから見た天才っぷりの方が面白かった。
    もっと春の見てきた景色がどう映って、どう捉えていたのか、不思議の元を知りたかった。

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    2026年04月26日
  • 夜のピクニック

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    青春は過ぎ去ってから気づくと言うけど、実はその最中でも気づいていたりする。けれどその瞬間は引き延ばせやしないし、だからこそ終わって欲しくないのだとも思う。
    高3の文化祭、受験も控えてるというのに行事ガチ勢の高校だったので、劇の準備で自分を追い立てていた8月の夏休み。練習の合間、みんなとアイスを買い出す最中、まさに感じていたことを思い出した。気温も、制服も。通りの木々の匂いも。

    今は今で、今を未来のためだけに使うべきではないのかもね。一生に一度、を何度通り過ぎてきたのか。

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    2026年04月26日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズ 短編集 六篇を収録

    「水晶の夜、 翡翠の朝」「麦の海に浮かぶ檻」「睡蓮」
    「丘をゆく船」「月触」「絵のない絵本」

    湿原に浮かぶ檻と密やかに呼ばれていた全寮制の学園。
    理瀬シリーズの間を埋める短編集。
    黎二と麗子の秘密、留学前の聖に迫る危機、そして水野理瀬の
    現在の話が初読みとなりました。
    やはり黎二とヨハンの話がテンションあがりました。

    このシリーズって、漂う雰囲気が薄気味悪いんですよね。
    現在の理瀬では、薄気味悪い雰囲気が、テロ系なので
    別の意味で怖いです。

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    2026年04月26日
  • spring another season

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    どんなジャンルでも圧倒的な資質を持つ、いわゆる天才が好きで興味津々だから、登場人物の日々を興味津々で読んだ。

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    2026年04月26日