恩田陸のレビュー一覧

  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    記憶って曖昧なものだし、何をきっかけに思い出すかわからんもんだね。
    恋してる自分に恋してる人とかって本当いるよね。本当に純粋に人を好きになることって意外と難しいものなのかな?そういう人はなんだか自分勝手だなぁと思いつつも、可哀想とも思った。

    木漏れ日の表現が好き。

    「魚が水面を見上げると、こんな感じなのかしら。」
    「水底から、水面の光を見上げる三人。」

    山登りした三人もお互いのことを知った状態で出会えていたらこういう他愛もない穏やかな日を過ごせてたのかなぁと、想像でしかないシーンが、魚が水の中から水面を見上げたらこんな風なのかなって想像と合わさって、切なくもあり幻想的でもあった。

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    2026年07月19日
  • spring

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    ネタバレ

    バレエの天才の春が振付師として活躍していく物語。バレエ経験者であることもあってかなり読み応えあり。中学生くらいでバレエのために海外に行って海外で踊りを作り続ける春や、作曲家の七瀬。小説というよりドキュメンタリーのように登場人物がくっきり見えた。

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    2026年07月19日
  • 麦の海に沈む果実

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    《ここは三月の国。三月の王国なのよ。》p.149
    【説明】賢く美しい少年少女たちが集う幻想的な寄宿学校〈青の丘〉に理瀬は転校してくる。
    【感想】竹宮惠子さんか萩尾望都さんあたりが漫画化すると似合いそうです。
    【内容】>3月以外に来た子供が学校に崩壊をもたらすという噂。>殺人事件が発生するも学校はそれを飲み込んでしまう。>麗子という名の少女。>理瀬とはなにものか?>ひとつひとつの章は短く各章の扉にイラスト。

    ■理瀬についての簡単な単語集

    【青の丘】中高一貫制の学校。イメージ的には釧路湿原のただ中に屹立するモンサンミッシェル。内部には通路が多く道がつかめない。わざとそうしているのかもしれない。

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    2026年07月18日
  • 愚かな薔薇 下

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    上巻に一気に引き込まれたが最後まで読み切ると謎が多いまま終わってしまったなと思う本だった。
    結局奈智はあそこまで葛藤していた変質を親に会いたいという気持ちで受け入れたと思ったが、最終的にサラッとトワに傾いてるあたりに、読者としてはあの葛藤は何だったの?と少し拍子抜けしたし、突然置いて行かれた感があった。
    これが恩田ワールドというならそうなのかも...

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    2026年07月17日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    上巻を読み終え下巻を楽しみに読み進めてたけど、どんどん残りのページが少なくなるのに期待していたような終盤の展開がなかなか来ずやきもき、やっと来た!?と思ったらあっという間に終わってオォってなった。笑
    恩田陸作品、他の方の感想を読むと曖昧に終わるものが多いらしい?
    学生の頃は恩田陸だから読んでみようと手に取ることが多かった記憶があるので、余白がある感じが当時好みだったのかなー。
    今は、読み終えたらスッキリ!はっきり書かれていなくても、こうなんだろうな〜と納得できる作品を求めてるのかも。
    面白かったけど、もう少し、もう少しだけ、知りたいことが多すぎたのでちょっとモヤっとしてる。笑

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    2026年07月17日
  • spring

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    すごい本を読んだ...と圧倒されました。特に最後の春の祭典のシーンは勢いに乗せられて読む手が止まらず、中々体験できないくらい小説の世界に引き込まれました。
    それでいていろんな人の一人称で春について語る構成は読みやすく、とても面白かったです!

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    2026年07月16日
  • 珈琲怪談

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    Audibleにて。

    喫茶店に行きたくなる!
    怪談自体はめちゃくちゃ怖い!と思うものはなかったので、ゆるーく怪談を楽しみたい方にはちょうどいい。
    気の置けない友人たちと、カフェでお茶しながらまったり怪談を楽しむ。
    まさに珈琲怪談。
    看板に偽りなし。

    しかし、怪談自体を楽しもうと思っていると少し物足りない。

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    2026年07月16日
  • spring

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    とても静かで綺麗な映像を俯瞰で見ているようなお話でした。
    でも、現実感がなく浮世離れした世界に入り込むのは難しかった…。もう少し自分に教養があれば…色々と理解することができたのかもしれませんが。

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    2026年07月16日
  • 鈍色幻視行 上

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    なかなか情報が多くて、会話の経緯が分からなくなることが何度か…
    傍観者(読者)の立場だと、盛り上がるシーンがあまりなく…後半どうなるのでしょう??

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    2026年07月16日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    ネタバレ

    下巻はぐっと引き込まれドキドキワクワクですぐに読み切りました。
    上巻に登場したキャラクターたちがペアで山登りをするので各自のイメージが具現化したときの狂気に触れた対応や各々の超能力でバトルし合う様子は読み進めてどうなるんだ、大丈夫なのかと心配になりそうなくらい面白かったです。
    窮地に対面してまた解決して、新たな窮地が現れて…結構アニメーションのイメージで読んでいました。

    実邦のイロのすごさ?が分かるようで分からなかった部分もあり主人公なのだから無双するのかなと思いきや、の行動に意外だったり、
    葛城との最後のやり取りがときめいてしまったり、終わり方は個人的には好きでしたね。

    私はみつきが好き

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    2026年07月15日
  • ブラック・ベルベット

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    雰囲気がとても好きで、時折読み返してる。広げられた謎全てに回答が欲しかったなあと思いつつ、登場人物みな魅力的で好き。エディのスピンオフを読んでみたい。

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    2026年07月14日
  • ネバーランド

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    年末年始の男子寮に居残りを決めた4人の話。初日から酒盛りをしたり、ゲームしたり、テニスをしたり、4人の生活がなんとも楽しそうで羨ましい。だけど、それぞれ大人に振り回され、傷つけられた過去があった。
    壮絶な経験を告白して、共犯者のようになった4人は、この7日間を宝物に素敵な大人に成長していくだろう。

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    2026年07月13日
  • 鈍色幻視行 上

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    映像化すると呪われる小説に関するフィクションを書くため、関係者と共にクルーズ船に乗る夫婦の話?!
    上巻はただただ、関係者たちが、呪われた小説とその作者について自論を述べてるだけなんですが、なんか気になる。
    そして、私は呪われた小説より、主人公の夫の元嫁が自殺してる方が気になる。
    この夫婦が、呪われた小説「夜果つるところ」について語り出すため、こっちも読まないと理解出来ないので、下巻より、「夜果つるところ」読んだ方が良さそう。
    最終的に、良かったかどうかは、「夜果つるところ」と下巻にかかってるかなぁ。

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    2026年07月13日
  • 鈍色幻視行 下

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    ネタバレ

    船上という“密室”で、呪われた映画について話をする、そんな魅力的な設定。そこに恩田陸の会話術がかけ合わされて、上巻はなかなか面白かった。ただ、全体として、ホラーでもないしミステリでもないから分かっちゃいたけど解決編があるわけでもなく、登場人物たちを面白く眺める、という小説。それが分かってれば面白いんだけど、やはり何か答えを求めてしまう。あと詩的な描写が多くて分かりづらい部分も多々あった。

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    2026年07月13日
  • ドミノ

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    ちょっと前の東京駅が舞台なので、いろいろ今と違うのだが、ドタバタと明るいなんでもありの感じが楽しい。

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    2026年07月13日
  • 珈琲怪談

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    思わず周りを見回してしまうゾワっとする話から、なんか不思議で腑に落ちない話まで、さまざまなタイプの怪談が語られる。個人的にはこの作者っぽさが全開だなーと思う。

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    2026年07月11日
  • 月の裏側

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    私的にはあまり合わなかった
    というより途中から意味がわからなくなり、私は一体何を読んでいるんだろうという感覚になった
    仲の良い友人が箭内倉のモデルとなった柳川市出身なので興味を持った物語です
    船にはぜひ乗りたいです

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    2026年07月11日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    何かがおかしいし、どう考えても理屈に合わないんだけど、誰もが触れないようにしているものー日常生活のふとした瞬間に紛れる郷愁と不思議を題材にした全18話の短編集。小説にロジックを持ち出すと味気ないのかもしれませんが、どの章もコンパクトな文量ながら、無理のない設定と圧巻なまでの伏線回収で、恩田陸さんの凄みを感じました。特に『柊と太陽』はコミカルな掛け合いからそう来たか!というオチでお気に入りです。
    また作品名でもある『歩道橋シネマ』、『春の祭典』は恩田陸の真骨頂。その場面を読めば、かつて大事にしていた記憶に巡り会える、そんな文体が好きです。

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    2026年07月11日
  • 愚かな薔薇 下

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    話がどんどん壮大になっていく。ただ昔ながらの風習にお金の問題が絡むなど現代的な視点もあるのが面白い。最後に辿り着くであろう人類の未来を緩やかに想像しながら終わる。読みやすかった。

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    2026年07月10日
  • ユージニア

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    それも込みで物語の主題の一つなんだろうが、どうしても緋紗子には神のままでいて欲しかった。事実を知ること、見えることといったわからないものをわかるようにする行為は間違いなく安心感を与え、代償に神秘性を失うんだろうな。見えるようになったことで様々な意味で現実を知り、そして誰も前のようには助けてくれず、もう籐椅子にかけたままではいられなくなって人の子に戻っちゃったのかな。
    それにしても緋色の緋の字が名前に入ってるのも最早皮肉に思えてくる。
    字が傾いていると知った途端、なんだが酔いはじめてしまい自分の単純さに笑えました。

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    2026年07月09日