恩田陸のレビュー一覧

  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラー。短編集。
    有栖川有栖さん、貴志祐介さんのようなミステリ作品を書く作家の作品は、やはりミステリ的な雰囲気あって、ミステリ好きとしては読みやすい。
    有栖川有栖「アイソレーテッド・サークル」が一番好み。ホラー版クローズド・サークル・ミステリ。

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    2025年05月05日
  • 愚かな薔薇 上

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    ファンタジーなの?ホラーより?不思議な世界観で、まだまだ全貌が見えなくて続きが気になる。奈智はこれからどうなっていくのだろう.....

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    2025年05月02日
  • 夜明けの花園

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    他の短編集に収録されている話もあったが、いわゆる《理瀬シリーズ》としてまとめられると統一性もあり雰囲気がより冴えるのがいい。本の装丁が好きだった。

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    2025年04月30日
  • 私の家では何も起こらない

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    小さな丘に佇む古い洋館でおきた?
    おきている全て重なり合うお話しだと
    読み進めていくとわかるが、
    ちょっとちゃんと理解して
    読まないと『???』となる。

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    2025年04月30日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ホラー小説はあまり読みませんが、好きな作者ばかりだったのでアンソロジーならと読んでみました。お化け屋敷とかは大嫌いなので、心配でしたがミステリー要素もあってさくさく読めました。
    ミステリーとの違いが、原因がはっきりしないことかなと思いました。
    個人的には有栖川先生の作品が王道ホラーって感じです。そして、「お家さん」が好みです。時代物のホラーなので不気味さが現代と違うなぁと思いました。「追われる男」では、ハラハラ感と謎が残り、「猫のいる風景」ではドキドキの心理戦や想像される残酷な結末が味わえて、刺激を味わえました。

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    2025年04月29日
  • 鈍色幻視行

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    長い、とにかく長い
    読みにくさはないけど長い
    霧がかかったような世界観が続いていくTHE恩田陸様
    たしかに本を読んでると、この作者って男の人なのかな、女の人なのかな、って考える時あるなぁ

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    2025年04月26日
  • 六番目の小夜子

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    オチがよくわからんくて風呂敷広げすぎでは?という感じはしたが、我々学生が死にものぐるいになって人生を賭けるような気持ちで戦っていた受験戦争は所詮学校という"容れ物"からしたら回り続けるコマのように毎年同じように行われているルーティンの一環にすぎないのであり、そこに都市伝説やら謎の転校生やら学校の七不思議やらさまざまな"異物"が入り込んでもなお回り続けるのは私たちが知らず知らずのうちにそのコマが止まらないように回し続けているからで… 去年受験生として戦争に揉まれていた身としては不思議な感覚だった 文章はとても好み

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    2025年04月25日
  • 祝祭と予感

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    純粋に本編後のお楽しみのような、楽に読める一冊でした。お話自体はすごくオーソドックスで、ずば抜けた意外性や深みがあるわけでは無いのが残念。蜜蜂と遠雷は演奏のシーンが多かったのでその分迫力があったんだな、さらっと読んでしまったけど意外とすごい作品だったのかもと気付かされる一冊

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    2025年04月25日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    得体が知れない、薄気味悪い、正体不明、
    ぞわりと不快で不可解な残滓が漂よう物語集。

    アイソレーテッド・サークル 有栖川有栖
    お家さん 北沢陶
    窓から出すヮ 背筋
    追われる男 櫛木理宇
    猫のいる風景 貴志祐介
    車窓 恩田陸

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    2025年04月24日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    ネタバレ

    物書きを生業とする強い女たちのキャラクターが立っていておもしろかった。最後のお互いに上手ウワテをいく展開もかっこいい。けれども親近者の死をテーマにしているにもかかわらず、常に食べ物はしっかりと口にしていて、みんなどことなく他人事で冷静な感じが終始ちょっと不気味な印象があった。最後までその感覚が拭いきれず、誰の嘘にも共感できなかったのがのめり込めなかった要因かもなあ。
    一旦真相がわかって落ち着いたときの、えい子さんの「書き直し」が好きだった。

    本筋から少しズレるかもしれないけど、つかさが尚美に対して感じた同じ「観察者」としての立場の違いがなんだか面白かった。mbtiでいうと尚美はINFJぽいと

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    2025年04月21日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズの短編集。
    各章、主人公や時間軸が違います。

    なんだかんだで舞台が学園が舞台になっているものが好き。
    理瀬が大学生になってしまっているから、今後はそれは望めないかもしれないけど、理瀬やファミリーたち、憂理・ヨハンたちの学園生活がまた読みたい。
    それぞれのキャラクターが魅力的なので、こうやって短編でもいいから、またみんなに会えると嬉しいな。

    「水晶の夜、翡翠の朝」
    理瀬が去った後のヨハンの学園生活。
    ヨハン、本当天使の顔で悪魔の所行。容赦ないわ!

    「麦の海に浮かぶ檻」
    校長先生が学園の生徒だった時代の話。
    校長も悲しい過去を背負っていたんだね。。女装の理由が切ない。

    「睡蓮」

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    2025年04月20日
  • スキマワラシ

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    散多と名付けた理由や謎のノースリーブのワンピースを着た少女。座敷童子ならぬスキマワラシの正体。最後に一気に謎が解けるがそこまで辿り着くゆったりとした時間。骨董品を扱う仕事で時間に追われる事ないので余計にうらやましく思う。

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    2025年04月20日
  • 黄昏の百合の骨

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    理瀬シリーズ第三弾。

    学園を去った後の高校生の理瀬が、「魔女の館」と世間から呼ばれている、亡くなった祖母の長崎の洋館で美しく妖しい叔母二人と暮らしています。

    古い洋館の様子や長崎の情景が好きでした。

    もう全員が怪しすぎて、誰が味方で誰が敵なのか。

    ラストはまさかの展開!

    理瀬の人生、心休まる暇がなさそう。
    理瀬との再会が示唆されている二人の少年は慎二と雅雪なのかな?

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    2025年04月20日
  • Q&A

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    対話のみで進められる本を読むのは初めてだった。
    誰と誰が話しているのだろう?と考えながら読むのも楽しかった。
    最後には全てが分かりスッキリした。

    途中、心霊っぽい要素が含まれていてホラーが苦手な私は怖くなって気持ち良く寝られなかったので、寝る前に読むのはおすすめしない。

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    2025年04月15日
  • 愚かな薔薇 上

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    一筋縄では行かない雰囲気が出ており、下巻も楽しみです。
    儀式については,読んでいて気持ち悪くなり、ちょっのしんどかったです。

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    2025年04月15日
  • 不連続の世界

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    幻想的なトラベルミステリー5編。

    誰といても傍観者で透明人間のような多聞に「夜明けのガスパール」ではちゃんと輪郭と実像が与えられて良かった。

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    2025年04月12日
  • 月の裏側

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    果たして、今の自分は本当の自分なのか?既に「あれ」に取り込まれてしまい、別の自分になっているのではないか…。ゾワゾワした。

    「この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかって」

    このセリフに尽きる。
    結局、主人公はどうだったのかな?モヤモヤが残るところも恩田さんらしくて好き。

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    2025年04月11日
  • まひるの月を追いかけて

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    ミステリーなのか?
    穏やかな旅の話と思ってたらそうでもなかったり不思議な話。
    奈良の独特の雰囲気がこの物語と合ってて面白かった

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    2025年04月09日
  • 三月は深き紅の淵を

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    章ごとに雰囲気ががらり変わり、4冊の本を読んだ気分です
    第四章は難しかったけれど、恩田さんの頭の中を覗いたよう
    小説とはなにか考えさせられる作品でした

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    2025年04月09日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    ななつ星にまつわる小説やエッセイ集。ななつ星乗ってみたいけど、一緒に行く人を選びそう。
    糸井重里の”帰るところがあるから旅人になれる”というのは私も昔から思っていたことだから共感できた。

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    2025年04月06日