恩田陸のレビュー一覧
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福岡県柳川市をモデルとしたと思われるフィクションホラー。美しい表現が恐怖を掻き立てる。
ミステリーかなと思って読んでいたらしっかりSFでびっくり。
堀割に面した家の住民が行方不明に。しかし皆数週間でひょっこり帰ってくる。行方不明中の記憶をなくして、、、
調べていくうちに、帰ってきた行方不明者は元の人とは異なる「何か」と入れ替わっているのではと気づく。
クレヨンしんちゃんの映画「踊れアミーゴ!」を思い出した。こんにゃくから作られたクローンが元の人間と入れ替わる。クローンは明確に元の人間と異なる自我を持ち、まだクローンと入れ替わってない人間を捕まえようとする悪意がある。そして元の人間は連れ去ら -
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ネタバレ4人がいい感じに緩く楽しく集まってるものだから、いいなぁそういう関係性〜の方が感想として先に来てしまった笑 末長く集まってくれ。
きゃーー怖いィィィ!って感じではなく背中がゾワっとする怖さ。雨と喫茶店と怪談話なんて相性抜群だし。あとがきに一番ゾワっとさせられたんだけど、気付いてないだけで誰しも体験してると思うんだよなぁ。黄泉の国と現実の境目なんてあってないようなものだろうし。
各喫茶店は実店舗をモチーフにしているという。ネットで検索して見つけることもできるが、行った先でたまたま出会ってこの本を思い出す、なんて体験も楽しそうだなと思って調べるのも保留している。 -
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ネタバレ恩田陸氏による青春小説、とのことです。
結構恩田氏の作品は読んできましたが、かなり恩田色が濃いと思います。それを一言で言えば、『劇ががっている』ということでしょうか。
三人の大学生、もともと高校の同級だった「ザキザキトリオ」。彼ら各々の視点で短篇が三篇(そして付録が幾つか)。
文筆・映画・音楽と夫々の道を選んだ三人の大学時の回想ですが、文筆に進んだと思われる楡崎綾音の回想が一番恩田氏らしい?かな。独白・自問自答の篇で、ドラマやマンガに出てくる主人公が過去を振り返るみたいな。
まあでもそういうクサさを突っ込むのもある意味ファン的には面白いのかもしれません。
甘酸っぱさとか、感動とか、そ -
Posted by ブクログ
初めて恩田陸の作品を読んだ。
心理描写や情景描写が凄く綺麗で、好きだなーと思う言葉、言い回しが沢山あった。
話の展開的には、どんどん謎が解かれていくタイプのミステリーで、それ故に続きを読みたくなる構成だった。
ただ、その謎の結末、2人の関係性の着地はあんまり刺さらなかった。モヤモヤしていて釈然としない状態を美しいと思える感性があれば楽しめる部分なのかも?
あとこの小説読んで以降、無性に春雨サラダが食べたくなる時が増えた。
▼好きな部分
・甘い風
・食料品とは、イコール生き物なのだ。生き物はこんなに重いのだ。〜 彼が買い物に行くと、いつもカップラーメンやスナック菓子ばかり選ぶので、ビニール -
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珈琲怪談から遡って1作目をAudibleで聞く。真っ先に思い出したのは『双亡亭壊すべし』と『ソラリス』なんだけれど、きっと「盗まれた」という表現の通り『盗まれた街』リスペクトなんだろう。有名な作品だけど読んだことがない。途中までだんだん増していく不気味な雰囲気がよい。あとタイトルが今タイムリーな気がする。が、話が佳境に!という辺りでAudibleの残り時間があまり残っておらず、嫌な予感がしてきたところで『愚かな薔薇』同様壮大だけどよくわからない感じで終わる。風呂敷の広げ方というか、雰囲気作りはやっぱり毎回うまくて好きなんだけど、なんか尻切れトンボな感じで終わるんだよなあ。惜しい。
主人公が思っ -
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ネタバレバレエダンサー兼振付家である萬春(よろずはる)についての物語。
他者から見たハルと、最後はハル自身の視点で。
それがけっこうギャップがあって。
まぁハルは魅せるプロなのでかなり意図的ではあるんだけど、面白いなぁと。
物語としてはバレエダンサーとしての成長や苦悩、切磋琢磨みたいなのはほとんど描かれてなくて(もちろん成長はしてる)、バレエを作り上げる裏方がフォーカスされてる。
これ興味深くて。
バレエってこんなに自由なんだとびっくり。
ハルが振付けしたバレエ、見てみたいものばかり。
いつかやらないかな、無理かな。
バレエ無知でも興味なくてもとっても楽しめた。
しかしまぁどう考えても恩田さんの趣