恩田陸のレビュー一覧

  • 光の帝国 常野物語

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    常野と一緒に不思議な力を持つ一族の話。
    短編なので読みやすい。
    一つの話の登場人物が他の話にも出てきて、そういうことかと繋がる。
    タイトルにもなってい光の帝国の話が切ない。

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    2025年07月16日
  • 図書室の海

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    スピンオフものを含む短編集。
    一昔前の作品であり、著者の原点とも言えるものとなっていると思う。表題の『図書室の海』がおすすめである。心の機微が切り取られている。

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    2025年07月13日
  • 灰の劇場

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    ある日ふと目に止まった三面記事。妙齢の女性2人が一緒に橋から投身自殺をしたというもの。それがずっと心に残り、ある日この2人を元に物語を書きたいと思い至ることからストーリーは進んでいく。わたしの理解度が低いせいか、転換に頭がついていかず、後書きでやっと納得できた。女性作家が主人公なためか、とても女性的な文章だなと感じた。

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    2025年07月12日
  • 訪問者

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    ネタバレ

    クローズド・サークルものが好きなので楽しめた。他の方の感想にもあるように、モヤモヤする点がいくつかあって、もう少し掘り下げてもよかったのではないかと思う。特に気になったのはやはり澄子の夫の死体をどうするのか。このことはスルーというわけにはいかないのでは?と感じたので面白かったけど星3つ。

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    2025年07月12日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    話に出てくる音楽を聞いてみたくなり、何曲か途中でググって聞きながら、読み進めていきました。

    ピアノはできないけれど、やってみたくなるお話しです。

    色んな人の目線からなっているので、主人公は誰なんだろう?と思ってしまう事もありました。

    個人的に本戦の結果に納得がいかないな…

    亜夜と塵、マサルの今後も知りたくなるお話しでもありました。

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    2025年07月10日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    久々の恩田陸。
    閉じられた空間の中で女たちが少しずつ過去の事件について語っていく。
    恩田陸だなあと思いつつ楽しめた。

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    2025年07月08日
  • MAZE 新装版

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    ネタバレ

    人が消える白い塔。その謎を解くために駆り出された満。ルールを導き出したが全ては真実を隠すための罠だった。秘密基地を運び出すための巧妙なカラクリ。謎を残して終わりそうな予感がしたが、しっかりと答えを出してくれてまぁスッキリ。

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    2025年07月05日
  • 不連続の世界

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    読み始めてから、ファンタジーな展開に「ん?こういう系なんだ」と思い、ちょっと怖い雰囲気も漂ってきて若干ひるんだけど、最後までそれなりに楽しんで読めた。

    4話までの多聞の人物像と最終話の彼があまり結び付かず、多聞ってこんな感じになっちゃうような人物かなぁ??と違和感を覚えたけれど、それだけショックが大きかったということなのかな。

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    2025年07月05日
  • 私の家では何も起こらない

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    背筋がしっとりする絶妙な怖さで最後まで読み終わりました。色々と自分の中で想像を、膨らませながら読むのが楽しかくもあり、恐ろしくもありました笑

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    2025年07月04日
  • ネバーランド

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    偏差値の高い男子高校の年末年始の寮生活の物語を介して、勤勉からちょっと外れた粋がったメンバーの気持ちを察する本だが、凡人には特に得るものがなかった。

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    2025年07月02日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    なんだかモヤモヤとしながら読み終わりました。ずっと水の中をひたすら歩いている感じ、時々ドキドキしたりこの先はどうなるのかと期待しながら、結局何もないまま
    読み終わってしまった。
    この内容と題名は全く合わないと思ったのは私だけでしょうか?!

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    2025年07月02日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    もう一冊ほどのノスタルジックな感じはなかった。それでも子供の時に読んだ怪談を彷彿とさせるところがパラパラとあり楽しめた。3.6

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    2025年07月01日
  • スキマワラシ

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    夏が来たら読もうと積んでいた作品
    恩田さんのファンタジーはいろいろ読みましたが、こちらは爽やかで素敵でした

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    2025年06月30日
  • 月の裏側

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    その場所は常に濡れているようだった。そしてその場所には黒ぐろと水を湛えた堀が毛細血管のように延びていた。張り巡らされた堀は常に人間を監視しているのか? いや 管理しているのか?… 常に身近にある水が ある時意思を持って迫ってくる。その意思は人間にとって良いものなのか?悪いものなのか…?

    独特な世界観だった。
    多聞さんと協一郎先生には若干回りくどさを感じていたので藍子と高安の存在は有り難かった。

    そして結局いったい何を『盗まれた』のか? 時間?体?意識?
    正直よく解らない。

    ─この世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがあるんじゃないかなって。

    ということなのだ

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    2025年06月30日
  • 六番目の小夜子

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    どんな結末になるか気になって一気読み。
    結局サヨコの伝説は、、?
    ホラー感はありつつも、学園ものとして雅子、由紀夫のカップルがほんわかといい感じで。
    秋もとてもカッコいい青年で。
    黒川、津村沙代子が怖いね

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    2025年06月29日
  • 月の裏側

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    不思議な世界を旅した
    なんだかふわふわとして
    どう結論づけていいのやら
    わからない
    なんのために人々は盗まれて
    なにをされて戻ってきたのか
    なにが違うのか
    支配されているのなら
    地球を侵略するための第一歩として
    この「やなくら」が選ばれたのか

    あれほどまでに謎を解き明かそうと
    していた4人が
    この先その意識すら失われていくのだろうか
    それとも‥‥

    目的のわからない
    あやしいものに触れたとき
    人ははじめこそ
    大騒ぎするが
    やがて慣れて取り込まれていく
    適応力ということばは
    いいことのように使われるけれど
    支配されていても気が付かない
    今の自分もさまざまなものに
    取り込まれて生きてきた
    それは

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    2025年06月29日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    基本短編買わないですが、好きな作家貴志祐介有栖川有栖櫛木理宇恩田陸が出てたので買ってしまいました。
    まあやっぱり短編なので物足りなく感じます。
    貴志祐介と櫛木理宇が良かったです。
    いい意味で、櫛木さんはなんでこんなに気持ち悪い文章をかけるんだろうかと思います笑

    まあまあ面白かったような…

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    2025年06月28日
  • 夜明けの花園

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    大好き理瀬シリーズの短編集。
    全体的に伏線回収というか、今までの物語の深堀という感じで面白かった。
    麦の海に浮かぶ檻は、ちょっとばかし興奮しました。

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    2025年06月27日
  • 光の帝国 常野物語

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    常野という不思議な力を持った一族を主題に置いた連作短編集で、短編ごとに繋がっていて、読み進めるごとに常野とは一体どんな存在なのか分かってくる。
    短編で読みやすかった。
    とてもファンタジーな内容だった。

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    2025年06月25日
  • Q&A

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    ほとんど個人の名前は出ず、一体一の対話だけで話が進んでいく。

    最初は新鮮な描写にワクワクしていたが、中盤辺りから急激に飽きがきてしまう。事件の原因も曖昧なまま終わりそうで惰性で読み進めていたら、急に背筋が凍るような展開が待ち受けていた!

    まさか後半から人間ホラーになるとは知らずに読んでいたので余計に怖かった。

    後半にかけて予想もできない展開が続き、とても面白かった。人間ホラーが好きな人におすすめの本です。

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    2025年06月25日