恩田陸のレビュー一覧

  • 上と外(下)

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    ネタバレ

    久しぶりに、「寝る間も惜しんで読む」ということをした。
    それだけ、続きが気になってしまった。

    練も千華子も、どれだけ冷静で頭のいい子なんだって感じ。
    中学生と小学生だなんて、嘘なんじゃないか?ってくらい物事を冷静に判断できる。
    今の私が彼らと同じ状況に立たされたら、彼らと同じように行動できる自信がない。
    きっと、のたれ死によ、私は。
    千鶴子を、「なんだろうね、この女は」と思って見ていたけど、ラスト近くの千鶴子と千華子のシーンでは、ちょっと涙してしまったりして。
    私も絶対こうする、ということを千鶴子がしてくれた気がした。
    練や千華子にはなれないけど、あの瞬間の千鶴子になら、なれると思う。
    母親

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    2023年08月30日
  • 上と外(上)

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    ネタバレ

    おもしろかった〜。
    まだ途中だけど。
    久しぶりに、「途中で読むのを止められなくて、寝る時間を大幅に削って、本を読む」ということをした。
    最初(1章目くらい)は、しょうがないことではあるんだけど、状況説明というか、この人がどんな人で、誰と暮らしていて、この人との関係はこうである…ということが多くて、「な〜んか、退屈だなあ」と思っていた。
    だけど、1章の終わりからは、「げげ〜っ、どうなっちゃうの!?」とワクワク(?ドキドキか)して、先が気になって仕方なかった。
    上巻最後の方は、私が想像していた展開と大きく変わって来ちゃったけど、それはそれですごくおもしろいし、続きが楽しみ。

    恩田陸さん、以前「Q

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    2023年08月30日
  • 不安な童話

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    25年前に殺された女流画家、高槻倫子の遺作展で、倒れた主人公万由子はその息子高槻秒から、母の生まれ変わりだと告げられます。万由子はよみがえる記憶と共に、高槻倫子の遺言にしたがって、遺作を四人の人物に送ることに付き合わされることになって・・・
    万由子はやや特殊な能力を持っていて、人の心の引き出しを見ることができるのです。そのテーマを使ってもSFとして成り立ちそうな設定ですが、あくまでさらっと自然に使われています。また、生まれ変わりというテーマももっと、突き詰めていけそうだし、犯人探しも推理物として、メインテーマにあげられそうです。
    どれも、興味をひくのだけど、一番の読みどころはやはり心理劇でしょ

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    2009年10月04日
  • 劫尽童女

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    篠原千絵の漫画を思い出した。
    闇のパープルアイとAKIRAを混ぜたみたいな…
    オチがちょっと判りにくかった。
    初期の作品のせいか、文章が若く感じられた。
    読みにくいというより印象的。

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    2018年09月26日
  • puzzle(パズル)

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    「piece」を集めて「play」し、「picture」を作り上げるのが「puzzle」。


    ある無人島の別々の場所で死んでいた3人の男。
    身元不明でどんなつながりがあったかわからない彼らの死について、2人の判事が島を歩きながら何が起こったのかを推理する物語。


    登場人物はその判事二人だけ。
    ミッシングリンクに的を絞ってあって、テンポよく簡潔にまとまった中篇。
    「像と耳鳴り」にも登場した主人公関根春のキャラクターもよく生かされている。


    とにかく章タイトルのつけ方が素晴らしい!読み終えてとても納得。
    ただ文庫として考えると同じボリュームの中篇がもう1篇くらい欲しいところ…。

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    2016年05月18日
  • spring

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    天才バレエダンサー兼振付家を周囲の人々の視点から捉えた作品。
    ギフテッドとはこのように周りを惹き付けてしまう人のことを言うんだなあと思った。
    あまりにも才能が次元を超え、常人とはかけ離れた存在であると感じさせた上で、最後に春視点の章があるのが良かった。
    ギフテッドといえども、いや、ギフテッドであるからこそいろいろ思い悩んでいて、そんな弱さを知り、より春を魅力的に感じた。

    あと、何よりバレエ描写がとっても美しい。
    バレエの細かな仕草から自然や感情の機微を表現しようとするのすごいなあと思いました。こんなにストーリー性があるものと思っていなくて、バレエ面白いなあと思い、見てみたくなった。
    バレエの

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    2026年03月30日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    人の人生をしまうという宿命を背負った人達がいる。この本には、悪人が登場しない。みんな、それぞれの宿命を静かに真摯に生きている。
    前編もやのかかったような、不思議な優しい世界だった。人生を理解し、その尊厳を体に記憶していくという事はどんなに辛いだろうと思う。やがて、むかえる死を前にそんな人達がいたら安らかにいけるのだろうか。

    以前、悼む人という本を読んだが同じ宿命の人だろうか

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    2026年03月29日
  • 祝祭と予感

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    蜜蜂と遠雷の前後日譚の短編集。蜜蜂と遠雷の長編ぶりに比べるとさくっと読みやすい。音楽家の伴侶とも言えるヴィオラと出会う物語が好き。

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    2026年03月29日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    第3部からラストまで、ページをめくる手が止まりませんでした……!

    ただ、ハピエン厨の私には、けっこう辛かったです!!
    香澄には生きていてほしかった……!
    でも、最後の最後に、芳野に大切な言葉を伝えられてよかったなぁ、と思いました。

    人を愛するというのは、難しいことですね。

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    2026年03月29日
  • spring another season

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    『spring』のスピンオフ。カーテンコール的な?
    本編に出ていた魅力的なダンサー達の「実はあの時は…」が語られていて とっても面白い!!それぞれのダンサーや振付師たちが本当に魅力的で 何度も戻って読み返したり、でもサクサク読めてしまった。もっと読みたい…そして今作も本の仕掛けが可愛い。萬春のスペシャルガラなんて、本当に観てみたい。

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    2026年03月29日
  • まひるの月を追いかけて

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    コレはある意味恐ろしい物語。たどり着くのはソコなのか、、、と。人間の性とは恐ろしい。出家すると言ってもねぇ。奈良には修学旅行というイメージが強いが、古来からの脈々としたものが感じられた。いやぁ~それにしても、ソコへ向かうストーリーだったとは。月のうさぎ、というお話もコワイ。

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    2026年03月28日
  • 夜のピクニック

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    高校生らしい。自分はそんな体験出来なかったけど。
    終わり方への収束の仕方も読んでいて心地よかった。
    ただ共感するには年齢が行きすぎていた。高校生の頃に読んでいたら違かったのかもしれない。

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    2026年03月28日
  • 夜のピクニック

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    自分にはあまり刺さらなかったというか、刺さるには年齢が行き過ぎたのかもしれない。
    高校生ってこんな感じだっけ?
    結果的に良かったけど、周りがどうにかしようとするのは違うよねと思った。本人達の行動でこの結末になるなら良いけど、周りがとやかく言うのは違和感がある。
    ただ、爽やかな終わり方なのは良い。

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    2026年03月27日
  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    読んでいる間は、とても面白かったのですが、読後感は突き放されたように感じました。
    読者にゆだねているのか、そもそも作風なのか。

    以下、私なりに考察をしてみました。
    あまりに荒唐無稽でツッコミどころしかないのでスルー推奨です。

    小夜子にサヨコのことを送ったのは誰か。
    私は秋のお姉さんかお兄さんだと思いました。

    秋と小夜子はT大に合格します。
    きっと、お姉さんやお兄さんも同じ大学なのではないでしょうか。
    秋のお母さんが、秋の上の子たちが家を出て淋しい(秋も家を出るので淋しい)といった描写があるので、そう考えました。

    さらに、小夜子の元々通っていた学校はT大合格者を多数輩出するような極めて学

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    2026年03月25日
  • ネバーランド

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    ネタバレ

    高校生4人が寮生活中にお互いの話しづらい過去を一つずつ公表していく物語。各登場人物それなりの過去を持っているので生きていくのが辛いこともあるだろうけどなんとか自我を保っている彼らには同情した。途中衝突することがあるが次の日何もなかったようにお互いが接している様がそんな簡単に無かったことにはならないよなぁと腑に落ちない感じもした。

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    2026年03月24日
  • ネバーランド

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    ネタバレ

    おもしろかったです。4人の少年たちのほほえましい日常と、それぞれが抱える問題の重さのギャップが良かった。特に光浩の生い立ちは粘つくような暗さがあってたまりません。BLにつられて買ったものの、寛司の美国に対する発言以外はそうでもなく。個人的には常にハイテンションの天才の統がかわいくて好感が持てました。あとがきの恩田さんの美国に対するコメントに納得できるものがあって苦笑いしつつも、統と光浩が一緒にラボを経営したらおもしろいだろうなと、彼らの未来につい思いを馳せてしまいます。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • Q&A

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    ネタバレ

    感想がだいぶ遅くなってしまいましたがおもしろかったです。大型ショッピングモールMで全フロアから人間が一斉に駆け出したことで起きた事故、その事故の原因とは何だったのか。題名通りQ&A方式で、様々な人間との質疑応答を通して事件を解明していく。で、結局、何だったの?と、原因はわからないまま。ただ、様々な人間の立場や見方によるM事件の真相、心的な変化。事件を利用して得をする人間、損をする人間。人間は怖い、と思いました。最後はファンタジー風味でふわふわ。読めてよかったです。

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    2026年03月23日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    ああ、青春だ。ただただ歩くだけの話と聞いていたので、読み飽きそうな予感があったのですが、ハズレ。恩田さんらしいブラックなネタがあって楽しめました。ドロドロとしてもおかしくないのに、始終爽やかなことも好感触。こういう優等生たちの話は苦手なんですけどね。学校行事をもっと楽しめば良かったと、ちょっと悔しい。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • spring another season

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    「Spring」番外編の短編集。

    本編の登場人物から見た裏エピソードや、登場人物たちの数十年後のエピソードが語られる。

    本編以上に作者の趣味丸出しの印象が強い。

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    2026年03月23日
  • 酒亭DARKNESS

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    『「孤独のグルメ」のホラー版』というあとがきの説明に、なるほどとなった。緩く気軽に読めた。怪談や恐怖心は結局人間のサガがゴウがもたらすのものなのだと思った。怖い、怖い。

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    2026年03月22日