恩田陸のレビュー一覧
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珈琲怪談から遡って1作目をAudibleで聞く。真っ先に思い出したのは『双亡亭壊すべし』と『ソラリス』なんだけれど、きっと「盗まれた」という表現の通り『盗まれた街』リスペクトなんだろう。有名な作品だけど読んだことがない。途中までだんだん増していく不気味な雰囲気がよい。あとタイトルが今タイムリーな気がする。が、話が佳境に!という辺りでAudibleの残り時間があまり残っておらず、嫌な予感がしてきたところで『愚かな薔薇』同様壮大だけどよくわからない感じで終わる。風呂敷の広げ方というか、雰囲気作りはやっぱり毎回うまくて好きなんだけど、なんか尻切れトンボな感じで終わるんだよなあ。惜しい。
主人公が思っ -
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ネタバレバレエダンサー兼振付家である萬春(よろずはる)についての物語。
他者から見たハルと、最後はハル自身の視点で。
それがけっこうギャップがあって。
まぁハルは魅せるプロなのでかなり意図的ではあるんだけど、面白いなぁと。
物語としてはバレエダンサーとしての成長や苦悩、切磋琢磨みたいなのはほとんど描かれてなくて(もちろん成長はしてる)、バレエを作り上げる裏方がフォーカスされてる。
これ興味深くて。
バレエってこんなに自由なんだとびっくり。
ハルが振付けしたバレエ、見てみたいものばかり。
いつかやらないかな、無理かな。
バレエ無知でも興味なくてもとっても楽しめた。
しかしまぁどう考えても恩田さんの趣 -
Posted by ブクログ
2026.04.15 ★3.3
インスタレーション。
アーティストの心象風景に入り込むような展示物。
この本を読んでいると、その中に入った時のような不思議な感覚になった。
芸術的才能と狂気は紙一重。
そんな使い古された言葉を噛み締める物語だった。
↓↓↓内容↓↓↓
建築学部に通う大学生の平口捷は、姉と二人暮らしの平凡な生活を送っていた。そんな彼の前に若き天才美術家・烏山響一が同級生として現れる。カリスマ的な雰囲気があり取り巻きが絶えないが、なぜか響一の方から捷に近づいてくる。そして、届いた招待状。訪れた熊野の山奥には、密かに作られた野外美術館が……。奇怪な芸術作品は、見る者を悪夢に -
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後で読むことになる『鈍色幻視行』という小説の中に出てくるこの作中作の小説を先に読んでしまったのが私です。すみません。
『鈍色幻視行』ではこの小説が核となって物語が進むのですが、じゃあ、この『夜果つるところ』という小説とは一体どんな中身なんだ?って事で、読みたくなりますよね?普通は。そして実際に恩田さんはこの作中作を書き上げる事で、氏は2度おいしいという素敵なビジネスモデルなんですよねwよっ!商売上手!
で、間違って作中作を先に読んでしまいましたが、感想を一言で申しますとこれは魅力的な作品。時代背景は2・26事件あたりの設定でしょうか。これも雰囲気が出ていてよかった。
問題 は『鈍色幻視行』 -
匿名
購入済み感想
読んだ感想としては、学園のホラーとミステリ―要素がある。途中で、野犬が出てきてたり、炎が出てきたりする描写が印象的だ。少し、ホラーで夢の中にいるようなありえないシチュエーションを感じた。また、高校の中の、男女の恋愛要素も多くある。転校生として、やってきた津村小夜子、そして担任の黒川がこの伝説の謎のカギになっている。
「夜のピクニック」のあとに読んだ。人の名前がよく出てくるところが、読みにくいところだと感じた。主語は必要だが、あまりにも多い。