恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ恩田陸さんの本はやはり良い……
主人公の萬春は、生まれた時から「世界のカタチ」が気になり、動物や自然などを静かにじーっと見ているような子供だった。
常にそれを何かで表現しなければ……という不安や衝動に駆られていたが、あることをきっかけにバレエと出会う。そこからバレエを通して様々なものを表現する「表現者」として花開くようになる物語。
バレエに関しては全く知識がなかったが、恩田陸さんの表現力により萬春の表現が、確かに見えた。
それがとても美しく綺麗すぎて、他の登場人物の言っていた、見ているものが畏怖を覚えるというのも頷けた。とにかく、萬春の人間性が面白い。観察していたくなる。
ただ、恋愛 -
Posted by ブクログ
【2026年37冊目】
寮生活を送る男子高校生の美国、寛司、光浩は冬休みに帰省することなく寮に留まることになった。いつもと同じ学び舎で、異なる環境下に身を置き、些か緊張しながらも、学外で暮らす統も交えた4人で日々を過ごすことに。ところがクリスマス・イヴに、統が「人を殺した」と告白してきて――明るいだけではない青春の一ページを切り取った一作。
高校生、多感な時期ですね。寮生活を送っているからか、四人ともしっかりと自立しているような印象を受けましたが、それぞれ抱える過去が重い。一人ひとりがひょんなことで過去を開示していくわけですが、同級生同士が話す内容としては重すぎて、よく互いに受け止めきれたな -
Posted by ブクログ
ネタバレ双子の兄妹の2人の間の禁断の恋愛と、父親の死を巡るミステリーちっくな話。
2人が別居する前日の夜に父の死に関する話をメインとして1章ごとに2人の視点が切り替わって進む。
初めはお互いが、父親を殺したのではと相手を疑いあっている所から始まり意外な終着点につく。
ただ、結局2人は兄妹なのか、実際は兄妹じゃなく従兄弟だったのか、父親は他殺なのか不慮の事故なのかが何も分からなかった(憶測だけでおわった)ので、そこは少しモヤモヤした。
ただ話が2転3転して進む感じや、恋愛に関する内容が面白いと感じた。(兄妹じゃない、禁断の恋愛ではないと思った瞬間相手の事が好きではなくなる、等)
なのでジャンルとしてミス