恩田陸のレビュー一覧

  • クレオパトラの夢 新装版

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    前作『MAZE[メイズ]』のような、右に行かされては左に行かされて、ここはどこだと思うようなストーリー展開。
    急激さや衝撃さはないが、それが物語の肝であると思う。忍び寄るような、日常の嘘と真実。
    今回は舞台が日本で雪国だからか、東北出の私は妙に親近感が湧いて世界観に馴染んでしまった。
    南国の人が呼んだら異世界みたいに感じてまた違う体験があるのかもしれない。

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    2025年11月28日
  • 珈琲怪談

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    まことに残念だけれど、いわゆる小説としての魅力が乏しいです。ゆるく編んだ物語であります。わたくし、ただ今晩酌でいい気分にて、レビューをしたためるにはいかがな状態かとも思うのですが、素直に物足りんぞと申し上げる次第であります。NHKの朝ドラ『ばけばけ』が面白く、それにちなんで怪談の主題に惹かれたわけです。珈琲飲んでくつろぎながら仲間内でのとりとめもない怪談談義。現実に語り合えばこんなもんですよ。ありそでなさそな怪奇譚。でもね、作品であるなら単なるおっさんの与太話ではいかんでしょう(酔ってる俺が与太ですが)。

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    2025年11月28日
  • ライオンハート

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    エドワードとエリザベスという2人の男女の、輪廻転生のストーリー。
    年齢もバラバラでも必ず出会い、惹かれあい、でも結ばれないという人生を積み重ねた先にあらわれた奇跡。
    読後感がとても良い。

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    2025年11月28日
  • ドミノ

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    読書するにも体力と気力が必要。
    もっと元気な時なら、もっと勢いよく読めて楽しかったんだろうな。特に理由はないけど今ちょっと精神的に低めで。タイミング、って言うか巡り合わせが悪かった。残念。

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    2025年11月26日
  • 夜明けの花園

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    ネタバレ

    「水晶の夜、翡翠の朝」「麦の海に浮かぶ檻」「睡蓮」「丘をゆく船」「月蝕」「絵のない絵本」

    水野理瀬シリーズの短編集。
    シリーズに登場したキャラクターたちのその後だったり、前日譚的な話が読めるのが嬉しい。またシリーズを読み返したくなる。

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    2025年11月24日
  • きのうの世界(上)

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    ネタバレ

    相変わらずとても雰囲気のある作品で引き込まれていく。「あなた」の章が不思議な感じで好き。その他の人びとの話で徐々に事件が見えてきているのに更に謎も(笑)上巻は凄く良い感じで進んで行きましたね(笑)しかし恩田陸は後半になって急に失速してしまったりゴチャゴチャしてしまったりするので最後まで油断はできませんね(笑)

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    2025年11月24日
  • きのうの世界(下)

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    ネタバレ

    いろんな意味で恩田陸らしい作品。前半はとても雰囲気がよく引き込まれていく感じなのに急に失速してしまったかのような展開になってしまう。後半は後半で楽しめる内容だとは思いますが前半での期待値からするとね(笑)

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    2025年11月24日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ずっとコンクールの話。ピアノの話。クラシック音楽の話。個人的にはぜんぜん好きじゃないテーマだけど、面白かった。スラスラ読めた。

    知らない世界の音楽の話。
    人が魅力的で、よくわからないけど音楽の表現がすごい。稚拙な表現だけど、ピアノのなってる音が文字でわかりやすい。

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    2025年11月23日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    コンクールが終盤に向かうにつれて、登場人物のピアノに対する感情の変化が感じられてよかった。

    ピアノの演奏中の描写が素敵で、私が聞いた事のあるピアノでは感じたことの無い感覚が表現されていた。だがそれを読んでいて長く感じてしまうことがあった。

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    2025年11月20日
  • 月の裏側

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    ネタバレ

    久しぶりに本を読んだのもあって序盤は物語に入り込むのが難しかった。しかし話が進むにつれてどんどん引き込まれて面白かった。
    主要な登場人物4人の感情の機微が伝わってきた。ラストも不気味だった。人間の記憶がどれほど曖昧なものかと考え直すきっかけになった。
    わからなかったのは、小林さんは結局盗まれていたのか?多聞さんはどうして黒いゴム長靴を履いていたのか。あと、「月の裏側」というタイトルとの関係性もわからなかった。

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    2025年11月20日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ネタバレ

    率直に恩田陸さんの表現力が豊かで、1つの物事に対しても色々な書き方をされていて楽しめます。と同時に、話をサクサク進めてほしい焦れったさも感じました。作品全体からは音楽の深さ、普段は私の周りにはない世界が繰り広げられ、ピアノコンクールに行ってみたくなりました。同じ曲目でも、演奏者によってどう違うのか、聴いてみたくなりました。何にせよ、コンクールの結末はどうなるのか、下巻を楽しみに読みたいと思います。

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    2025年11月20日
  • ブラック・ベルベット

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    第一部から、この第三部を読み切りました。
    不思議。
    結末はあっけないものなのに、何故かハラハラさせられる。
    他の作品もそうなのか。
    恩田陸さんは初読みだったので、他の作品も読んでみたいと思いました。このシリーズの続編があればいいのに。続編というか、めぐみの。

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    2025年11月19日
  • 蜜蜂と遠雷(下)

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    ひとつのコンクールの始まりから終わりまででこの分厚い上下巻、ピアノを愛する人たちの心理描写が溢れ出ていた。コンクールの観客になって文字で音楽を聴いているような感じで読み進めていくが時々自分の想像力の乏しさと知識の無さでついていかれない感じも…
    登場人物はみんな魅力的で応援したくなる。ラストはさらっとしていてそれがかえって彼等の音楽家としての未来が続いていくんだなという感じがした。

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    2025年11月17日
  • 猫と針

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    戯曲。高校時代の友人の葬式帰りに集まった5人の男女の密室心理サスペンスだが、まさに恩田陸らしい不穏な雰囲気が漂っている。”人はその場にいない人の話をする”という帯の言葉通り、入れかわり立ちかわり何人かが席を外して残った人の会話が面白い。しかし登場人物の名前がみな平凡な名字で、会話しかないので、キャラ立ちが感じられなくて残念。やはり上演された劇を見たいと思った。
    戯曲の他に、著者が当時を振り返った日記というかメモもあり、そちらも面白かった。

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    2025年11月16日
  • 光の帝国 常野物語

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    久々に読んだファンタジー。私たちが生きる現実世界にもこの本にあるような不思議な力は存在しているのだろうと思った。登場人物が多くいっきに読まないと関係性を把握しきれない可能性がある。

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    2025年11月15日
  • 蛇行する川のほとり

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    憧れてた先輩に誘われた合宿。過去の殺人事件の真相にせまる!謎がとかれたと思った、最後の最後での真相。子供のころの記憶を辿るあいまいさがなんだか不思議な世界感でした。知らなくてもいい真相もあるのかな…

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    2025年11月14日
  • 本からはじまる物語

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    好きな恩田陸さんが入っていたので思わず読んでみた。短いながらほっこりする感じのものが多くてよかった。

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    2025年11月13日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    時々出てくるナレーションみたいなのが最初は少し気になったけど…慣れてくると面白かった。物語読みながら、たまにコラム読んでるみたいな感じだった。
    出てくる人たちも魅力的な人が多く続きそうな感じなので、次が出たら読もうと思う。

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    2025年11月13日
  • 光の帝国 常野物語

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    ネタバレ

    【読むきっかけ】
    ・夜のピクニックが良かったので、奥様書棚にあった本作を手に取った。
    ・ジョウヤモノガタリ?つねのものがたり?
    【感想】
    ・「とこのものがたり」かよ!
    ・「大きな引き出し」、「二つの茶碗」が良かっただけに、「光の帝国」が悲しすぎて、凹んだ。「達磨山への道」は、私には理解が難しい…。
    ・最後らへんでの心のつぶやき。『え?あと「黒い塔」と、「国道を降りて…」の2つしかないよ?量も少ないよ?大丈夫?伏線回収できるの?』
    ・「国道を降りて…」、で音楽ネタ。その道に進んだ光紀が出てくるのかと思いきや、出てすらこんじゃん!
    ・続きはないのか?続きは?(半ば怒り)
    【あとがき】
    ・著者のあと

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    2025年11月15日
  • 私の家では何も起こらない

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    ずば抜けての怖さがある訳ではないですが、全部のお話がゾワッとして、幽霊的な怖さと人間的な怖さの両方を感じられました。
    読んだ後、じわじわ怖くなり、目を瞑ると光景が浮かんでしまいました。

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    2025年11月11日