恩田陸のレビュー一覧

  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    中盤までの不穏な空気感はよかったが、後半はトーンダウンした感じです。
    ここまで二転三転すると驚きより、何でもありのような印象をもってしまいます。

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    2025年08月25日
  • 灰の劇場

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    ネタバレ

    フィクションとノンフィクションが交互に描かれていて戸惑う。
    最初はそれすら分からなくて、しかも人物がイニシャルで表現されているから、「ん?なに?これは今は何が描かれているの?」となってしまう。
    でも小さな三面記事からその人物や背景を想像していくっていうのが面白い。そしてある程度の現実を明らかにしたときに、そっちの方がドラマっぽいと感じてしまうことの面白さ。
    読みづらかったけど、また時間をおいて呼んでみたい。

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    2025年08月23日
  • 灰の劇場

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    視点が頻繁に変わるのではじめは戸惑うし疲れるかも。
    いつもの恩田陸の文体とは異なっていて、個人的には『文学』を読んでるって感じがした。
    ノンフィクションパートも小話というよりはしっかり濃くて、作家のプライベートを覗き見しているような錯覚を覚えた。
    再読する機会があったら0と1をそれぞれ抜き出して読んでみたいかな。

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    2025年08月22日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ミステリではなく、家族の話でも、恋愛でもない…
    登場人物の心情の変化を細かく辿りながら話が進む形式に、恩田陸さんならではを感じました。

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    2025年08月21日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    あわわわゎ…。福音館が出したこわい話だから、どんな感じ?と読んだけど。恩田陸の学級日誌で終わる怖さよ!

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    2025年08月18日
  • 私の家では何も起こらない

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    丘に佇む洋館には、さまざまな幽霊が住んでいる。その、幽霊にまつわる連作短編って感じ。タイトルが良い。私の家では何も起こらない。てっきり、何も起こらない=幽霊はいない、なんて図式を勝手に作っていたので、読み始めてそういうことか、と。怖い話もさることながら、見える大工親子が幽霊たちと家を修繕していくほっこりエピソードが1番良かった。

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    2025年08月18日
  • 酒亭DARKNESS

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    老舗の居酒屋を譲られた三代目が、二代目から提示
    された奇妙な条件とは…。「跡継ぎの条件」など、
    全国の居酒屋からインスパイアされた「居酒屋ホラー」
    13編+αを収録する。

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    2025年09月07日
  • 六番目の小夜子

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    サヨコ伝説のルールが全体的に把握できないまま読み進め、終盤なんでこんな展開になったのか分からず戸惑ってしまった。
    ところどころ著者らしさの綺麗で考えさせられる文面や、ちょっとしたミステリアスな雰囲気に青春が包み込む感じは読み応えあった。

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    2025年08月17日
  • ユージニア

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    かつて街を悪夢で覆った名家の大量毒殺事件。
    数十年の時を経て解き明かされていく遺された者たちの思い。
    といったストーリー。
    大雑把に言えば、真犯人は誰だ?という内容と展開。

    読み終えてまず思ったのは、自分が試されているということ。
    真相は藪の中。一言で言えば、それで片付く。
    あっけないと言えばあっけない。
    こういった読者に委ねる手法、個人的には好まないが
    この『ユージニア』に関しては、その試され方が高度かつ恐ろしく感じた。

    要は、あなたの物語を書きなさいということだ。
    読む人の数によって、幾つもの解釈が生まれる。
    この物語においては、関係者の証言というインタビュー形式、
    もっと乱雑に言えば

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    2025年08月17日
  • 愚かな薔薇 下

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    奈智の選択は人々の運命は…とソワソワした気持ちでの下巻。
    最後は慌ててまとめたのかな?と感じるほどあっさりと終わってしまった。もっと登場人物たちについて一人一人深掘りしてほしかった。
    上巻から続けて読み小出しにされる情報で少しずつ世界観に浸っていたので後半の一気に終わる感じは少し寂しく感じた。もっと余韻にも浸らせて欲しかった。
    この後の奈智達の行く先に想いを馳せてその景色を想像する後味はとても好みだった。
    夏休みの今の時期に読むのには最適だった。

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    2025年08月15日
  • 小説以外

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    恩田陸作品はいくつか読んだことがあるが、タイトル通り小説以外のエッセイや解説、書評などをまとめた作品。

    小説家って、面白い物語を届けてくれる妖精みたいなイメージだけど、エッセイとかを読むと人間なんだって思って面白い。


    ↓印象に残ったところ↓↓

    読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。 本を開いた瞬間から、そこには送り手と受け手がいて、最後のページまで双方の共同作業が続いてい

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    2025年08月14日
  • チョコレートコスモス

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    小説版のガラスの仮面か?と思わせるような演劇ものです。
    天性の勘を持つ天才少女の飛鳥。幼少からキャリアを積んできた若き女優の響子。終盤の二人の演技のぶつかり合いがすごいです。
    演劇やお芝居のことは詳しくないので、ちょっと難しいところもあったけど、臨場感があって引き込まれました。
    飛鳥のキャラクターが興味深かった。本人が自分の才能にかなり無自覚でわかっていない。すごいことをやってのけながら、迷っていて、この子がどこに着地するのか目が離せない。この先も気になるなぁと思いながら読み終えました。
    長編で読み応えあり。ただ私は「蜜蜂と遠雷」の方が好きだったな。あそこまでのワクワク感は得られなかった。個人

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    2025年08月12日
  • 七月に流れる花/八月は冷たい城

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    面白かった。面白かったけど怖くて心臓バクバクしながら読んだ。特に8月の方。
    みどりおとこを想像しながら読むと色んなシーンが脳裏に焼き付いて怖い、、

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    2025年08月10日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    読むには読んだけど頭回ってなくてなんか理解できてない
    内容がわかんなかったのは嫌だからそのうち読み返しときたい

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    2025年08月09日
  • 麦の海に沈む果実

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    理瀬シリーズ2作目、やけど実質1作目感ある。
    全寮制の自称三月の国、にやってきた理瀬とそこで起きる不可解な事件の話。
    癖のある校長と寮生たち、誰が真実を握っているのか、この学園は何なのか、自然と恩田ワールドに引き込まれる。
    この深海みたいな、薄氷を履むような、独特の空気感大好きでずっと浸っていたくなる。
    理瀬がこれからどう生きていくのか、他の子達はどうするのか、気になる。

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    2025年08月09日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ

    【収録作品】
    田中啓文 「象の眠る山」
    木犀あこ 「とりかえっこ」
    田中哲弥 「誕生日のお祝い」 
    黒木あるじ 「おぼえているかい?」 
    恒川光太郎 「能面男」
    牧野修 「爪に関するいやな話」
    篠たまき 「骨もよう」
    我孫子武丸 「猫屋敷に気をつけて」
    恩田陸 「六年一組の学級日誌」

    全作品書き下ろしのホラー。
    「六年一組の…」は起きてほしくないけれど、すごくありそうな近未来。

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    2025年08月08日
  • 灰の劇場

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    二つの異なる時代が交互に描かれる手法で、初めのうちは混乱してしまった。著者自身があとがきで述べているように、非常に挑戦的で戸惑う作品であった。個人的には難しく、おもしろい!と思える内容ではなかったので星3つ
    やはり恩田陸作品はノスタルジーの感じるものが好きだ。

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    2025年08月07日
  • ユージニア

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    章が変わるたびに、語り手は誰だろう?となる。読んでいるうちに自然と誰だかわかる作りもすごいが、最後まで聞き手が誰だかはっきりしないという構成もすごい。

    意図的だったのか運命のいたずらだったのか。
    自信が絶望に、神秘性が凡庸に。
    グレーのグラデーションを見ているようだった。

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    2025年08月03日
  • 三月は深き紅の淵を

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    なんとそそられるタイトルでしょうか…。
    そんなテンションのまま読み始めたらビックリ、
    内容構成がややこしすぎる…!!笑

    第二章までは普通のミステリーとして読めてたけど、
    第三章で少し方向性が変わり、第四章でアクセル全開。

    あらすじ通りに進んできたはずなのに、
    気づいたら全く違う出口に出た感じ。

    経験が浅いから何とも言えないけど、
    ある程度ミステリーを読んでる人向けかな?

    言葉にするのが難しい、不思議な体験でした。

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    2025年08月02日
  • ユージニア

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    掴みきれないというのが本を読んだ率直な感想。
    ずっと核心ではなく輪郭をなぞったまま本が終わってしまった。

    でもその掴めなさと、たくさんの人が語る1つの出来事の見え方の違い、核ではなく曖昧な部分がこの本の魅力だと感じた。

    理解するにはあと何回かは読む必要がありそう。

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    2025年08月01日