恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
※上下巻同じ感想です。
読みながら、その情景が浮かぶ。その情景を思い浮かべながら、次へ読み進める。お酒を呑みながら一気読みできた作品。
コンクールを通しての成長や、天才と呼ばれる人たちの苦悩は特別なモノでもなく案外身近に感じる部分もあった。ただ、私が縁したことのあるいわゆる頭の良い人≒天才たちは、クセつよだったり意味わからん人の印象が強いのだが…。
それは置いといて。
本戦の結果があーなるとは思っていなかったが、もしこの先の続き(構想)があるならば、ちょっとのぞいてみたい。天才たちが共鳴しながら描くものはどのような音楽なんだろうかと。
いつも作者の丹念な取材には頭が下がりますが、本作 -
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※上下巻同じ感想です。
読みながら、その情景が浮かぶ。その情景を思い浮かべながら、次へ読み進める。お酒を呑みながら一気読みできた作品。
コンクールを通しての成長や、天才と呼ばれる人たちの苦悩は特別なモノでもなく案外身近に感じる部分もあった。ただ、私が縁したことのあるいわゆる頭の良い人≒天才たちは、クセつよだったり意味わからん人の印象が強いのだが…。
それは置いといて。
本戦の結果があーなるとは思っていなかったが、もしこの先の続き(構想)があるならば、ちょっとのぞいてみたい。天才たちが共鳴しながら描くものはどのような音楽なんだろうかと。
いつも作者の丹念な取材には頭が下がりますが、本作 -
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ネタバレ著者の作品は蜂蜜以来です。
その時は音楽を言葉で表現していましたが今作でも、バレエを言葉で表現する様は流石でした。
特に印象的だったのは「ボレロ」。ステージが目に見えるようでうっとりしました。。
反対に「春の祭典」は、小学校の机を使ったセット、というところからときめきがしぼみ、踊り自体も全然いいとは思えませんでした。
でも、それも含めて著者の描写力は圧巻だということです。
ただ、全体的には、才能にも容姿にも育った環境にも恵まれた、ただただ美しい人達の世界を描いただけの薄っぺらい物語、という印象でした。
実際の観劇を鑑賞するのであれば表側の美しい世界だけが見たいし、実際現実の世界でも、トップス -
Posted by ブクログ
高校生活最後を飾るイベント『歩行祭』。それは、全校生徒が夜を徹して80kmの道のりを歩き続けるという伝統行事である。マメだらけの足、海の日没、缶コーヒーでの乾杯、草餅、片思い、誰かの従姉妹、破局、すれ違い、海の向こうからのおまじない。それぞれの思いが交錯する中、甲田貴子は、ある小さな"賭け"に胸を焦がしていた。
「みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうして、それだけのことが、こんなに特別なんだろうね。」 青春がぎゅっと詰まった、甘く、ほろ苦く、優しい一冊。
不器用すぎる異母兄弟が中心に据えられた話ではあるが、周りの友人たちがそれを温かく見守り支えるだけの -
Posted by ブクログ
一度購入したものの読まずに手放し、再度購入。積読したまま何年も放置していたが、この度ようやく読み終えた。
読み始めはなかなか進まなかったものの、四分の一ほど過ぎたあたりから一気読みだった。
名作と言われる所以がよくわかる。
学生時代の思い出となる行事「夜間歩行」。学生たちが長時間歩くだけの話なのに、そこにはさまざまな思いが詰まっていて、懐かしさとともに自分の学生時代をふと思い返してしまう。
登場人物の細やかな心理描写に、いつの間にか引き込まれていく。
これは映画にしたらめっちゃ退屈だろう、文字だからこそ成立する物語だと思っていたら、映画化されていて驚いた。
サスペンスやミステリー、ドラマ -
Posted by ブクログ
日常で感じる「キモチワルイ」を独自の目線で解決していく能力を持つ梯結子。彼女の子供時代から大学卒業までの独特な思考や、人との繋がりを描くお話。
結子の目の付け所とか、その解決方法とかが面白いのと、結子本人の魅力がそのまま小説の魅力になっている。
だけど、最後の方で作者も書いているように、城郭愛好研究会の城攻めのやり取りとか、戦さの説明とかがいかんせん長過ぎて辟易。作者余程歴史好き?と思いきやそうではないとのことで、意味不明。
そのあたりもう少しスリム化して、就職後の結子も描くか、もうちょっと短くしてくれても良かったのになぁと思った。
そして、唐突に「私」という一人称で作者自身が出てくるのに最