恩田陸のレビュー一覧

  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    ネタバレ

    シュレディンガーの猫とでも言いたいような事件が発生。機械をかじるネズミを恐れて現地の猫を一匹扱っていたが、いつの間にかその猫は奇病にかかっており、この猫に引っかかれた事件の参加者数名が奇病を発症して死亡。
    本来この事件の時代には存在しなかった病気であり、未来側もこの病気の治療法などは解明されておらず、どうするよ、という展開。
    なんでやねん!!

    ラスト、逆上がりや車の暴走などの伏線など、この時間遡行技術そのものがこの人達によって作られたのでは、と思わせるようなやりとりで終わるのが上手い。

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    2026年08月08日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    ネタバレ

    二・二六事件はいくつか小説や映画の題材として起用されており、皇道派と統制派の対立から、この事件をきっかけに軍国主義が強まったといわれている。

    今作はなぜかそこにSFを絡めた話。
    時間遡行できる機械を開発し、それを使って独裁者を弱いうちに暗殺する「聖なる暗殺」計画により、副産物として謎の奇病・HIDS(早老病)が発生。
    その奇病は過去を歪ませたことが原因だとして過去の重要な出来事を完全再現の修正を施すことでなんとかならないかとなる。
    その改変地点として選ばれたのが二・二六事件であり、シンデレラの靴という装置で事件の首謀者を蘇らせて連絡を取りつつ、忠実に再現してもらう。もしその忠実さから沿ったこ

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    2026年08月08日
  • 横浜の名建築をめぐる旅

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    恩田さん+横浜に惹かれた
    行ったことがあるところは、うんうんと頷きながらまた気付かなかった細部の説明に再度の訪問を心に書き留める。
    行ったことがないところは、まずは行ってみて雰囲気を感じ取りたい。桜木町〜関内にほど近いところが多く、暑さが和らいだら散歩がてら出かけてみよう。

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    2026年08月08日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    音楽はさっぱりなので、そんな世界もあるんだなぁの気持ちで読み進めた。それでもさらっと読み進められたので流石だと思う。
    ただ曲は何一つわからないし、音楽の世界ゆえ最初から才能ある人間の視点なので共感もない。音楽の知識があるかないかで楽しめるかどうかかなり変わってくる作品だと思った。

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    2026年08月08日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    内容とは全く関係ないけど、"食料品とは、イコール生き物なのだ。生き物はこんなに重いのだ。"という一文が好き。

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    2026年08月07日
  • ネバーランド

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    伝統ある男子校の寮。年末年始でみんなが帰省する中、4人の少年だけで過ごした7日間のお話。
    最初は恩田陸らしいホラー味のあるお話かと思ったけど、それぞれの過去や背景が語られるにつけ、大人の都合で振り回させる少年たちの思春期が切ない。
    さわやかな少年像と、重く生々しい大人の事情の対比が、息苦しい印象。恩田陸の描く少年は、感情的だけどキラキラしていて、美しいなぁ

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    2026年08月06日
  • 三月は深き紅の淵を

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    P373
    【フィクションを求めるのは、人間の第四の欲望かもしれない。なんのために?たぶん、想像力という他の動物にはない才能のためだろう】

    4章とも面白く読みました。最後の章には理瀬がでてきて、このまま【麦の海に沈む果実】につながっていくのかなと思いました。

    恩田陸さんの本は幻想的な雰囲気の本が多いなと思います。幻想的でかつ、不穏(ダーク)な空気が立ち込めるときがある。それが好きで、恩田陸さんの作る物語の世界にどっぷりつかりたくなります。

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    2026年08月06日
  • 鈍色幻視行 下

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    上下巻の下巻。

    1対1の対談が続いていくところは、
    恩田陸作品でしか味わえないモノが
    満ち満ちていて、満足感。

    ただ、最後の最後、
    主人公が全体の締めとなる行動をとることになるのだけれど、
    作品世界での締めにはなっているけれど、
    読者目線だとそれまでに知っていることの総括にしかなっていないような気がして、
    もう一押し、何か主人公の主人公たるが見られたらよりよかったのにな、という感覚が残った。

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    2026年08月05日
  • 鈍色幻視行 上

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    一冊の本を巡って船上で大人たちが謎を延々と語り合う。ミステリが起こるわけでもなく、元妻にまつわるドロドロが展開されるでもなく。ただただそれぞれの哲学的な見解が繰り広げられただけのような内容。私の理解が悪いのか。唯一よかったのは分厚い本だったけど、一章が短く区切られてて気がつけば読み終えてた感じ。

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    2026年08月05日
  • spring

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    恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」が好きで、読むのをとても楽しみにしていた作品。
    長編バレエ小説とのことで、主人公は女性を想像していたら男性でした。芸術家や美しいものを描くのが上手ですが、途中で少し胃もたれ気味に。バレエに詳しかったらもっと楽しめたのかな。先生や叔父を慕って生きていくのは、素敵な関係性で良いなと感じました。

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    2026年08月05日
  • 鈍色幻視行 上

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    豪華客船が舞台という所に惹かれて、初めて恩田陸の作品を読みました。
    何となく不気味な雰囲気が漂う不穏な感じ、好きです。
    取り敢えず下巻と、作中に出てくる「夜果つるところ」も読んでみます。

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    2026年08月04日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    一晩の話し合いが一冊の小説になっています。
    この物語が何を伝えたかったのか、最後までつかみきれませんでした。それでも、二人の会話から少しずつ真実が見えてくる展開には引き込まれました。恋愛や人の気持ちは、本当に複雑だなと感じました

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    2026年08月04日
  • 傾斜のマリア

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    前作「ブラック・ベルベット」の続編的なお話。
    恵弥の祖母が残した唄の謎を考えていく過程はとても面白かったが、最後は拍子抜けな感じだった。

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    2026年08月04日
  • エンド・ゲーム 常野物語

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    民俗学系かと思ったらSF系。
    ちょっと話についていけない感じだった。恩田陸さんの作品にしては珍しい。

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    2026年08月03日
  • 祝祭と予感

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    『蜜蜂と遠雷』スピンオフです。余韻のように軽く読めました。そういえば、恋愛感情的にはどうなんだろう?三角関係みたいな?

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    2026年08月04日
  • 夜明けの花園

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    【説明】ほぼ「青の丘」を舞台にした短編集。
    【感想】読みやすい。少女漫画っぽい。
    【内容】ヨハンvs蓋然性の犯罪? を試みる笑いカワセミ。/要と鼎は接触恐怖症の少女タマラとファミリーになる。/黎二と麗子と青い船。/数学教師高橋は自分を殺しに来た暗殺者かもしれないと聖は思う。/エーゲ海の理瀬。
    【メモ】《場所というものの持つ力は甘く見てはいけない》p.8

    ■理瀬についての簡単な単語集

    【青の丘】中高一貫制の学校。イメージ的には釧路湿原の中に屹立するモンサンミッシェル。内部には通路が多く道がつかめない。わざとそうしているのかもしれない。理瀬は地図を作ってみたいと思った。「ゆりかご」と「養成所」

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    2026年08月02日
  • 訪問者

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    ネタバレ

    「訪問者に気をつけろ」という怪文書、
    千沙子の謎の死、
    昌彦の遺言、
    何者かに呼ばれた澄子、
    死んだはずの千沙子の姿、
    などなど、次々に新しい謎が放り込まれる中、どんな終わり方になるのだろう?と思っていたら、えっ?という終わり方。

    さあ真実はなんでしょう?というモヤっとした終わり方は著者作品にたまにあるが、スッキリしてくれた方が好み。

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    2026年08月01日
  • spring

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    難しかった〜
    この辺の世界には全く知識がないので
    雰囲気を掴むのに時間がかかった
    ボレロが出てきた時はちょっとホッとした
    最終章の複雑な関係性が顕になった時はちょっとギョッとした
    Springってこれらの複数の意味が割り当てられてること自体が詩的すぎるというか、なんか奇跡みたいだなと思った

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    2026年08月01日
  • ドミノ

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    ネタバレ

    生き生きとした登場人物と疾走感あふれる展開。それぞれの人物を追う想像力が必要となるが、読んでいて気持ちの良い本だった。

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    2026年08月01日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    名古屋にある初恋生活という恋愛本専門店で購入。恋愛小説というよりはサスペンス?ミステリー?寄り。別れを決めた男女の会話からある真実が浮かび上がり…という展開で、心理戦が売りのあらすじだったが、300頁も必要だったかな?というのが正直な感想。なかなか話が進まない感じがして間延び感が否めなかった。明かされた真実や結末もややありふれたものに思い、驚きは少なかった。

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    2026年08月01日