恩田陸のレビュー一覧

  • 月の裏側

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    ネタバレ

    オーディブルで聞きました。多門と愛子、恭一郎の会話のテンポが良くて聞き入ってしまう。あいつが出てきても淡々と進める4人の会話が心地よい。
    途中からこれってホラーなの?どのように締めくくるの?って思いつつ聞いていました。

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    2025年11月03日
  • 月の裏側

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    塚崎多聞シリーズ再読。前に読んだのは多分20年前とかで内容ほぼ忘れてたので新鮮な気持ちで楽しめた。主人公達が失踪事件の謎解きを進めるなかで〈人間もどき〉の存在に気づくも、その正体がはっきりしないまま終わるラストが不気味。自分が〈盗まれ〉て、〈何かにすり変わられる〉…「自分はずっと"自分”のままで生きてきた」と当たり前に思って生きてるけどその確証って実はないのかも、なんて考えて怖くなった。

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    2025年11月03日
  • きのうの世界(上)

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    2025.11.02

    あまり期待せずに読み始めたけど、恩田作品にしては珍しく?筋立てて話が進み、意外と面白くてサクサク上巻を読み終えられた。(この直前に読んだいのちのパレードが駄作と感じたのもあるが)

    謎めいた街にやってきて殺された市川五郎とその弟、探偵役の「あなた」、田中健三…みんな何か知っていて何か重大な街の秘密を抱えていそうでなぜか不穏な雰囲気が漂っていてワクワクする。こういう恩田作品が好きで学生時代はハマっていたんだよなあと思い出した作品です。

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    2025年11月02日
  • まひるの月を追いかけて

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    初の恩田陸作品

    文章を読んで秀才だと感じた
    すごく正直な人なんだなと

    面白かったけど上がりきらなかった感じ

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    2025年11月01日
  • 球形の季節

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    ちょっと不思議(藤子不二雄)系も書かれるんだと、恩田陸さんの引き出しの多さにびっくり。
    (生意気すみません)

    若干パラレルワールド的な話が、村上春樹作品に愛通ずる感覚。

    場面の切り替わりや登場人物の多さに若干戸惑いましたが、巧みな展開は読み進めたくさせてくれました。(百年の孤独を諦めた直後だから余計に)

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    2025年11月01日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    面白くはあった。けど、なんとなくハマらなかった。作者語りが世界観に入りにかったり、展開のスピード感もあまりなく、城攻めのはもういいよ…と思いつつ。

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    2025年10月30日
  • 珈琲怪談

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    著者の作品が割りと好きなので読んでみました。

    ただ個人的にはホラーが苦手なので
    若干恐る恐る読んでみたけれど
    中年?のおっさん4人が喫茶店を中心に
    コーヒーとともに奇妙な話をするという物語
    で、おっさん4人と喫茶店というのがホラー要素を軽減していて読みやすかったです。

    あとがきを読んだら
    著者が聞いた本当の話をもとに作られてらしくて...
    そこが一番ゾッとしました(笑)

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    2025年10月30日
  • 私の家では何も起こらない

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    ネタバレ

    短編小説のかたちである幽霊屋敷の話しが語られる
    キッチンでアップルパイを焼きながら殺し合った中年の姉妹
    子どもをさらって主人に食べさせていた料理女
    自殺した殺人鬼の美少年
    などなど 映像化されたらかなり面白いのではないかと思った

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    2025年10月29日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    私も割と 好意を寄せられたから好きなのでは?
    自分を好きだと思ってくれる人だから好きなのでは?という問いを自分にも相手にも抱いて生きてきた。

    彼らの関係性が一転二転と話が進むにつれて変化していく。
    すれ違いだったり思い込みだったり、全てちゃんと話し合えれば解決できることが沢山あって、それらをせずその場をやり過ごしているうちに取り返しのつかない事になるストーリーを読むたびに イライラすることが多いけど。パートナーに限らず対人関係において、なかなかそう向き合って話すことはないのかも知れない。

    それができるならば、もっと上手くいってた事もあっただろう。
    ただ面倒臭いんだろうね、そうやって話をする

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    2025年10月26日
  • 六番目の小夜子

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    初めて恩田さんの作品を読みました。
    どんでん返し的なものがあるのかと思いながら読んでいたのですが、ラストがよくわからない感じで終わったので肩透かしを食らった気分になりました。
    でも、進学校特有の空気感とか高校生の青春の雰囲気が読んでいて感じられたので、自分の高校時代のこととか思い出して懐かしくなりました。

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    2025年10月25日
  • 中庭の出来事

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    女優の死、脚本家の死、中庭で死んでいた女性。芝居なのか現実なのかがいったりきたりでわからなくなる不思議な感覚。人は日常でも自分を演じている。女優は自分を演じるといるお題が1番むずかしい❣️

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    2025年10月25日
  • 夜のピクニック

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    私も歩行祭してみたい。と感じた。その学校ならではの行事とか、風潮って、良くも悪くも卒業後必ず思い出になるよね。高校時代思い出すなあ

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    2025年10月25日
  • ネバーランド

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    四人にとってのネバーランドであり永遠と続く関係性なんだなと思った。それぞれに秘密を抱えひょんなことから互いに告白するのだった。羨ましさすら感じる。
    著者の初期の作品、惹き込まれました。

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    2025年10月23日
  • spring

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    バレエがテーマ。
    周りの人から見える萬春くん、本人が見るハル。

    バレエは全く見たことがないのでイメージできていない部分が多かったですが、バレエに魅入られた人間の本質が深く描かれた作品。

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    2025年10月21日
  • 私の家では何も起こらない

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    怖かったり、可愛かったりと、よく分からない感情のまま終わりました。
    話が繋がっているのは、よかったです。

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    2025年10月20日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    なんか、面白いけど絶妙に読みにくい小説だった
    登場人物は4人の物書きと1人の編集者で、みんな魅力的なはずなのに中盤までこの人どの人だっけ、、?ってなっていまいち掴めなかった

    最後の真相も、うん、、、?て感じ
    スッキリ!ではない

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    2025年10月16日
  • 珈琲怪談

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    怪談っていいなぁ!と思えるお話だった。何年か前にYouTubeでたまたま見つけたオーコワというチャンネルにハマってひたすら怪談を聞いていた時期がある。この小説の中で怪談のいいところをいくつか挙げていて、読んでいてなるほどなぁと思った。

    この本を読み終えたあと、夫に「なんか怖い話ある?」って聞いてみた。彼が子供の頃の話だが、ある日、家の物置からぽろっと坂東眞砂子さんの『死国』という小説が出てきたらしい。暗い花畑の真ん中に着物を着た髪の長い女の人がぽつんと立っている、というちょっと不気味な感じの表紙だったのもあり、「これって誰が買ったの??」と家族みんなで首を傾げたそうだ。結局、誰が家に持ち込ん

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    2025年10月16日
  • きのうの世界(下)

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    これ、本当に意味のわからない話なのだ。十ン年振りに再読したがやはりよくわからなかった。
    何かが起きそうで何も起きない話というのはよくあるが、何かが既に起きていて、けれどどうなっていくのかがまるでわからない話というのははっきり言って恩田陸にしか描けないのではないか。
    それにしてもクライマックス、「真相」が顔を出す場面では読者ははっきりと置いてけぼりにされている。ついてくんなと言わんばかりだ。今回読んでやはり首を傾げた。

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    2025年10月16日
  • 酒亭DARKNESS

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    全国の居酒屋で語られるホラー短編集。
    1話がとっても短くて、隙間時間に読むのにぴったりだった。
    めちゃくちゃ怖い!という話はなくて、少しゾッとしたり、不思議な気分になったり…
    そこにいない人の視線や気配を感じる時の怖さが、うまく描かれているなと思った。
    夜、一人で読んでいたので、思わず振り返ってみたりして。何もいなくて良かった!

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    2025年10月15日
  • spring

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    好き、努力が届かない世界はある。
    出会いが奇跡だと感じることもある。

    でもそれらが結実した人の
    全てを知ることは少ないんだよな
    もう自分では絶対になり得ない
    共感することすらおごましい天賦の才
    というものを突きつけられると
    すごいというしかない。

    恩田さんの「天賦の才」がどのように
    天賦なのかを書くことのできる才能にも驚いた。

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    2025年10月15日