恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ【読むきっかけ】
・夜のピクニックが良かったので、奥様書棚にあった本作を手に取った。
・ジョウヤモノガタリ?つねのものがたり?
【感想】
・「とこのものがたり」かよ!
・「大きな引き出し」、「二つの茶碗」が良かっただけに、「光の帝国」が悲しすぎて、凹んだ。「達磨山への道」は、私には理解が難しい…。
・最後らへんでの心のつぶやき。『え?あと「黒い塔」と、「国道を降りて…」の2つしかないよ?量も少ないよ?大丈夫?伏線回収できるの?』
・「国道を降りて…」、で音楽ネタ。その道に進んだ光紀が出てくるのかと思いきや、出てすらこんじゃん!
・続きはないのか?続きは?(半ば怒り)
【あとがき】
・著者のあと -
Posted by ブクログ
ネタバレ繫ぎ留めておきたい、この時間を。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。
思春期のもどかしい感じや友達との会話が私の学生時代の記憶を呼び起こしてくれました。
腹違いの同い年の兄妹が同じ学校でしかも同じクラスという奇跡を呪いたくなるような現実。
お互いの距離の取り方が、リアルでより話に入り込むことができました。
実際になさそうでありそうな設定に、話の展開が今後どうなっていくのか気になりながら読み進めることができました。