恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ古本屋でタイトルにひかれて購入
最初の方は物語の設定に付いていくのがちょっと出来なかったかな。新地球とか今普通にあるものがとっくに過去のもので…とか。
でも、設定が飲み込めてからは一気にその世界に入り込めた
授業の内容や試験など想像すると酷過ぎてひいてしまったけど、アングラでの話を読んでる時は楽しかった
ラストは「脱出できた!ん?昭和?…良かった…の?」って感じでした
てっきり未来とかもっと次元の違うところに行くのが成仏だと考えていたので(笑)
ハママツやナガオカ達の後が凄く気になる。観覧車何日いれられるのか…
オチャノミズが冒頭の弟だったことには驚いた。いや、だいぶヒントは合ったから気付けたはずなのにあの気配の薄さというのか、すぐ後ろに居たのに気づけなかった感じ。悔しい
読んでる時のハラハラ感はとても楽しかった -
Posted by ブクログ
ネタバレ塔と水路の町で起きた殺人事件にまつわる人と町の物語。
世界観や文章は間違いなく恩田さん。
いろいろな登場人物に観点から物語が語られ、それぞれが関連をもちながら進んでいく手法は本当に楽しい。
上巻はぐいぐいと引き込まれていく。
なぜ上巻なのか。
世界観、文章、手法は最後まで本当に面白かったが、下巻に入っての、殺人事件の顛末、町の秘密など、伏線の回収がしょぼく感じてしまった。
もう少しミステリー色の強い結末の方が個人的には好きだった。
自然の怖さと、先祖の知恵と、ファンタジーの融合という感じで、それはそれで面白いのだが、ちょっとピンとこなかったなぁ。
月の裏側のようなホラーっぽい方が良かったような。 -
Posted by ブクログ
廃墟マニアのあいだで有名なある島で、餓死死体、墜落死体、感電死体の3人の死体が発見され、二人の検事がその謎を追うという話です。
最初に羅列される、なんの脈絡もなさそうないくつもの記事や、3人の不可解な死体発見など、これから何が始まり、どう展開していくんだろうと、ぐいぐい引き込まれます。
一体この島で何があったのかと、先へ先へとページをめくる手が止まらないところなど、とてもワクワクしながら読みました。
それだけに、最後の解決編のような部分が、ちょっと拍子抜けで、真相が披露されて、「お、おぅ…」という感じで、面白かったんですけど、ちょっとあ、そういう感じなんだ…と。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ解説者小田島雄志氏。の青と赤のボールペンと黒の鉛筆で色分け、の気持ちはよく分かる。
全貌を理解できた気はとてもしないが、他の方の言うとおり癖になる作品。
登場人物の感情表現やこういった手法も凄いのだが
自分ではとても文章におこせない感覚を、さらりと的確に表現していて毎回メモりたくなる。
レストラン従業員の
『経験の長い、気の合う仲間とそうして泳ぎ回っていると、みんなで気持ちのいいダンスを踊っているような満足感を覚える。だから、たまに、誰かが休んで代わりの者が入ると、なんとなくリズムやテンポが狂って、みんなの動きがぎくしゃくしてしまう。』
戸外で本を読むときの
『外ではいつも時間が流れ、風景が変化している。…そんなところでじっと活字を追っていると、まるで川の流れに棒切れを挿したように、自分だけが流れに逆らい、踏みとどまっているような錯覚を感じるのだ。時間を止めているような、それでいて意識が世界に溶け出して一体化しているような。』
『不思議なもので、自宅でよりも、電車や待ち時間の読書の方が、理解力が増すような気がすることがある。周囲の人間のエネルギーに無意識のうちに反応しているのかもしれないし、それらに負けまいとして普段よりも集中力を発揮しているのかもしれない。』 -
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恩田陸の『恐怖の報酬』日記を読みました。
酩酊混乱紀行 イギリス★アイルランド★日本〈ほぼ縦断〉とサブタイトルがついています。
恩田陸がビールを求めてイギリス、アイルランド、生麦(キリンビール)、札幌(サッポロビール)、沖縄(オリオンビール)と旅行してひたすらビールを味わうという旅行記でした。
さらに、恩田陸は強度の飛行機恐怖症とのことで、その恐怖についてもしつこく書かれています。
とは言え、アイルランドのどこまでも続く丘を見ているだけで、手紙を書く青年、手紙を読む少女、空を飛んでいく帆船たち、それを見上げている少年、といったイメージが浮かんできて1篇の物語が書けそうだ、というところが恩田陸の小説家たる所以なんだろうな、と思いました。
まあ、それ以外は飛行機恐怖症でビール好きの飲んだくれのお姉さんだというギャップもいい感じなのですが。