恩田陸のレビュー一覧

  • きのうの世界(上)

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    塔のある街を舞台とした、無機質でホラーな面もあるミステリー。いつ何のために建てられたか分からない塔、どこか閉鎖的な街、双子、狐火、神様。雰囲気がとても好き。

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    2014年12月03日
  • 夏の名残りの薔薇

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    ネタバレ

    マクベスの魔女の如く印象的な三老女を筆頭に、腹に一物も二物もありそうな登場人物がぞろぞろ。バートラムホテルを思わせる舞台で錯綜するストーリーが結末までうねる。
    お見事でした。

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    2014年11月04日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    とにかく新宿クラスがいい!ライトノベルのような感覚はあるものの自分の中で小説革命が起こった作品でした。イチオシは占星術を使ってると言われるほどの人心掌握術の持ち主であるオオムタくん!

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    2014年10月31日
  • きのうの世界(下)

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    上巻を読み終わった時に、なんとなく市川殺しの犯人がわかったような気がしていた。ちょっと違っていたけど、おおかた合っていたかな。ただ、読む人によってははぐらかされた気がするかもしれない。
    それにしても田中や「彼女」が何故死ななければならなかったのか?大きな謎が残る。田中はもう老体なので致し方ないとして、「彼女」に関しては、詰まる所市川の死の理由とある意味同じだったのではないか?

    常野物語が好きな人ははまる物語だと思う。

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    2014年10月11日
  • 図書室の海

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    2023.11.15 再読

    *°×*°×*°×*°×*°×*
    『六番目の小夜子』の番外編『図書室の海』


    『夜のピクニック』の前夜のこと『ピクニックの準備』


    『麦の海に沈む果実』の主人公理瀬の幼少時代を描いた『睡蓮』。
    これは、理瀬やその周辺の謎がまた解けて読み応えがあった。


    など、全10話の短編集。。。
    恩田ワールドを存分に楽しめます。

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    2023年11月16日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    60年代生まれの自分にとって、まさに人生を振り返るような昭和文化のオンパレード。
    若い子たちにはどのように写るんだろうか。
    少し山田悠介氏っぽくなりそうな部分がありイヤな予感がしたけども、そこは恩田氏だけあって無事に踏み止まっていた。ここまで風呂敷を広げると、ラストもこんなまとめ方ぐらいしかないでしょうね。

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    2014年08月16日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    何だこの作品は!?
    新たな恩田ワールドの出現なのか。
    今までに読んだ恩田作品にはない色に戸惑いながらも、面白いから一気にページが進む。

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    2014年08月16日
  • 夢違

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    ネタバレ

    ドラマの悪夢ちゃんは1~2回見たんだけど、かなり内容違ったのね。
    月の裏側系だったんだ。
    わりとちゃんとホラー的な。
    うーん、でもラスト気になるな。
    主人公の奥さんはどうなったのかとか。

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    2025年05月28日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    冒頭───
    狭かった。学生時代は狭かった。
    広いところに出たはずなのに、なんだかとても窮屈だった。
    馬鹿だった。学生時代のあたしは本当に馬鹿だった。
    おカネもなかったし、ついでに言うと色気もなかった。
    二度とあんな時代には戻りたくはない。
    周りの女友達も、もう学生なんてまっぴらだ、という子がほとんどだ。
    けれど、男の子たちは違うらしい。

    恩田陸の私的エッセイ風(一部のみ)連作短編集。
    学生時代の回想をもとに三人の視点で書かれている。
    第一部「あいつと私」は自分。
    第二部「青い花」はジャズ研の戸崎。
    第三部「陽の当たる場所」はシネマ研究会の箱崎。

    男は学生時代を懐かしそうに振り返る。
    「ああ

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    2014年08月07日
  • 隅の風景

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    ネタバレ

    初読。飛行機嫌いの恩田さんがいつの間にかいっぱい旅行しているエッセイ。(飛行機嫌いは変わらないようだが。)読んでいるうちに自分も旅へ出たくてムズムズしてくる。そしてビールが飲みたくなる。恩田さんの作品中での飲み率はホント高い。このエッセイではさらに隙あらば飲みまくってる。付録の旅のブックガイドはどれも読んでみたくなる。

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    2014年06月20日
  • 隅の風景

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     旅のエッセイ集。
     
     で、むしろ某ピアニストが探偵のミステリーがおいおいな理由がよくわかった。
     よーするに、エッセイと旅行本の違いなのだ。
     某ミステリーは、るるぶ、かよって感じに音楽を書いてる。
     ちがうだろう。まず震えるのは、心だ。感じるのは、空気なはずだ。

     そのへんのストレスを一気に霧散していただきましたm(__)m
     うんうん。
     こうあるべきだよな。
     どこか別の地にいって、そこになにがあってどうのっていう説明なんてどうでもいい。そこで、筆者は何を感じたかが大事なのだ。でもって、その感じたことを通して、筆者自身を感じる。
     なんで、恩田陸はまるでビー玉のようだと思った。
     

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    2014年06月08日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    『隅の風景』を読んでまた読みたくなり本書を手に取る。
    やっぱりこっちの方が面白いでしょ、飛行機嫌いの気持ちも良く分かるし、何より麦酒の美味さが伝わってくる。
    おかげで楽しげに感じられた麦酒園にも行くことになったし。
    実際は日本の麦酒はそんなに美味くないし、麦酒園もそれほど面白いものではなかった、少なくとも当方にとっては。
    それでも騙されてみようか、行ってみようかと思わせる楽しげな酒紀行、是非ご一読をば。

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    2014年05月07日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    飛行機が怖いという意外な弱点を持つ恩田氏のエッセイ。彼女ほどではないにせよ、飛行機が得意ではないので共感できる部分も多い。
    それより行く先々で展開する妄想のレベルと、瞬間的なイメージを作品につなげる独特の手法は、天才とはこういう人のことをいうんだなと圧倒されるばかりでした。
    だけど、ちょっと飲み過ぎじゃないかな。

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    2014年03月15日
  • 劫尽童女

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    ラノベっぽいけど、とても面白かった。漫画を読んでいるような感覚で読み進められる。荻原規子のRDGシリーズに通じるものがある。そちらが好きなら気に入るでしょう。

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    2014年03月14日
  • 球形の季節

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    再読7回目。

    何度読んでも痛いなぁ。青春小説。人が大人になるとは。成長するとは。それでも生きていかなければならない、ということの意味は。変わってもいいし、変わらなくてもいいんだよ。

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    2022年05月07日
  • 不安な童話

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    恩田陸は恐ろしい作家だ。読み始めると止まらなくなってしまう。抜き差しならない用事がある時はいいが、これと言ってすることがない時は、どっぷりはまってしまう。しかも読み終わったあと2度も3度もページをめくって読み返してしまう。

    本書は比較的早い段階で真犯人がわかり、大どんでん返しはなかった。にもかかわらず何度も読み返してしまう。やっぱり凄いぞ恩田陸!

    今回殺された女流画家は美人で才能もあるのに気性が激しく自分勝手。他の女は見下し母としての役目はまったく果たさない絵に描いたような嫌な女。でもそんな女になってみたいと誰しも心の奥底で思っていたりする。

    今回登場した大学教授とその秘書のコンビ、また

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    2014年02月19日
  • 隅の風景

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    恩田陸らしい旅のエッセイ。
    巡礼の話なんかは読んでいてとってもわくわくしました。

    熊本の回は、馬刺好きには垂涎。
    夜の奈良を「夜の底にいるという感じ」と表現するのは、関東育ちの奈良人としてはそれこそ、心の底から共感できます。

    巻末のブックリストがまた興味をひく内容で、読んでみたくなる本や写真集が目白押しです。

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    2014年02月05日
  • 劫尽童女

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    焦って読んでしまったせいか、最後何でああなるのかよくわからなかった(´・_・`)
    聖心苑のあたりが好き。

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    2013年12月20日
  • 隅の風景

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    紀行文は、独特な興奮が好きではないんだけど、この人のはやっぱりあっさりしていて読みやすい。
    私は別に旅が好きじゃないけど、ちょっと行ってみたいと思うような内容だった。首塚とか

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    2013年11月27日
  • きのうの世界(上)

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    上司の送別会から姿を消した男が、一年後に遠く離れた町で死体となって発見された。失踪から亡くなるまで彼が過ごした塔と水路がある小さな町。犯人は町の中にいるのか・・・

    彼は一体どんな人物でなぜ失踪したのか気になって読んじゃいました。
    作品のジャンルとしては『ユージニア』や『Q&A』みたいな感じかな。
    下巻も楽しみ。

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    2013年10月06日