恩田陸のレビュー一覧

  • 私と踊って

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    ちょっと前に読んだからそれぞれのタイトルは忘れてしまった。設定から登場人物から不思議な始まりをするのが多かった。そして余韻を残しまくる終わり方。恩田陸らしくて好き。
    印象に残ったのは、たどたどしい語り口の実は、、、だったやつと、映画監督の話、表題作。

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    2017年09月27日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    闇月の山の奥深く。そこに待っていたのは、未知の存在。
    得体のしれない力。それぞれの思惑で、山中深くに集まった在色者。超人的な彼らでさえ、抗うことのできない力の存在。
    岸壁の割れ目を抜け、体育館に潜り、それが姿を現すまで。その瞬間にたどり着くまでの恐怖感と好奇心。相変わらず、恩田陸に引き込まされてしまいます。
    それを見たらよくないことはわかってる、だけど見ないわけにはいかない。でも怖い。でも見たい。で、読み進まされてしまう。

    エンディングは、集合的無意識になってしまいました。でいいのかな。夢違でも同じこと感じました。

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    2017年09月21日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    国家権力の及ばない「途鎖国」。特殊能力を持つ人間を在色者と呼び、彼らが目指す場所がそこにあります。一年で闇月と呼ばれる時期だけに、入ることが許される山の奥深くに。
    在色者たちそれぞれの過去と現在が因縁となり思惑となり、野望と復讐が重なります。

    冒頭の鉄道の描写が好きだ。今から自分の知っている世界と違う場所へ侵入していく。列車に乗っている以上、否応なく侵入してしまうことに、躊躇してしまう。けれど、状況は進んでいく。
    それを束の間忘れさせてくれる絶景。

    実邦の感情とは違うかもしれないけど、自分が感じたのはそんな気分でした。

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    2017年09月21日
  • puzzle(パズル)

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     寒い日が続いており、お風呂が気持ち良いですね。そんなお風呂上りに読み始めた一冊です。
     短かったけど、しっかりとしてミステリーでした。
     謎の3つの死体、1人は餓死、1人は転落死、1人は感電死。ほぼ同時刻に死んでいた。登場人物が少ないので、この人怪しいなとすぐに思いましたが、それでも真相の内容は面白かったです。

     <以下引用>
     あなたはその瞬間を見たくはありませんか?あなたにもいつか訪れるその瞬間を?

     私は、見たくないです・・・。いや、別に見たいか見たくないかの話じゃないのですが。私は怖いです。だから見たくないです。
     ところで春という検事さん、別のお話で登場している人らしい。この春

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    2017年09月19日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    この小説の中の『世界の真実』のグロさに圧倒された。
    ラストの決戦シーンも想像が追いつかないくらい。(笑)
    自分の想像力のなさにがっかり。

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    2017年09月10日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    不思議な設定
    出てくる謎の言葉たちの説明もなく
    でもなんとなーくわかる感じ。

    常世物語の雰囲気が近いかな。
    三崎亜記さんの作品にも近しいかな。

    どうやら悪い奴が3人いるみたいだが、葛城の残酷さが際立っている上巻です。

    下巻楽しみにしてます。

    2017.9.3

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    2017年09月04日
  • 象と耳鳴り

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    象が好きなので、手に取った1冊。

    さすが恩田陸さん!
    久しぶりに恩田さんの作品を読んだけど、絶妙にぞわりとする。それがなんだか心地いい。怖いもの見たさに近いかも。表題作「象と耳鳴り」に出てくる象は、怖い印象だったけど。

    短編集だけど、関根多佳雄さんという、引退した判事のおじいさんが主人公。厳格な面と優しい眼差しをもったおじいさんで、魅力的でした。推理力もすごい。
    あ、そこがそう繋がるのか…!と、短編集だけどそれぞれの話で驚いてた。

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    2017年09月01日
  • ドミノ

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    お使い柔道OL、更生した暴走OL、オーディションの子役少女、別れたい修羅場のカップル+1、推理対決ミス研学生、映画監督と霊感マネージャー、正体不明の小さなペット、初めて上京してきた老人、目つきの鋭い俳句仲間、ちょっと間抜けな爆弾犯、27人と一匹のもつれるストーリー。荷物の取り違えでシャッフルされた紙袋が疾走する時を刻む。ひとつを倒したら順に倒れるドミノではなく、あちこちから倒れてきて交差してつながって結末に向かうピタゴラスイッチ的なドミノ。で、結局、誰が主人公だったんでしょうね(^◇^;)。

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    2026年01月12日
  • 図書室の海

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    再読4回目。
    短編集が好きである。が、当たり外れがあるのもまた、短編集である。これはほぼ当たりの1冊。怪談・ホラー寄りなところがまた宜し。変なファンタジー、というか。

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    2017年08月25日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    (上下巻あわせたレビューです)

    恩田さん自身超能力を扱った作品をいくつか書かれていますが、自分が読んだ中では本作が一番面白かったように思います。これまでにないほど大きなスケールだったり、恩田作品としては珍しく残虐かつグロテスクなシーンが頻発したりする所も目を引きますが、一番読んでいて楽しかったのは在色者同士の対決シーンですかね。特に上巻ラスト付近の黒塚と葛城のバトルはなかなか面白かったです。『帝都物語』とか漫画『ドラゴンボール』とか、最近の小説だと『新世界より』の再現を狙ったのかとも思えました。ただ下巻に入ると神山と水晶筋の謎のほうに話の比重が移った感じがして、直接対決がそんなに目立たなくな

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    2017年06月12日
  • 私と踊って

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    恩田陸の私と踊ってを読みました。

    夢の断片を描いたような幻想的な短編集でした。
    怖い物語、奇妙な話、いろいろな物語を楽しみました。

    「東京の日記」は東京で厳戒令がしかれて通信の自由が奪われるというお話ですが、共謀罪が施行される今、数年後には架空の物語ではなくなっているのかもしれません。

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    2017年05月31日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    こーゆーのって何系の小説って言うんだろ。面白い。ほんと、恩田陸の小説は設定説明がないままストーリー展開していくので読者は理解に追いつこうと必死になる。 そして最後までまとまった説明ってなくて、ちょろっちょろっと文中に書かれているのでそれを拾って理解してく感じ。

    途鎖の国でイロを抱えた者たちが闇月に山に集まりゼロサムゲームに挑む。主人公の実邦がかつての旦那を殺しに行くためとあったけど、え、どゆこと?とはてなが頭でいっぱいのまま下巻に続く。

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    2017年05月26日
  • きのうの世界(下)

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    恩田さんらしい。
    面白かった。
    でも、途中で若干吾郎の人格がぶれるような。
    「あなた」の死に方もちょっと無理がある気がしないでもないけど・・・
    新聞小説だったと聞いて納得がいく書き方かもしれない。
    常野物語のシリーズも再読したくなった。

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    2017年05月19日
  • 朝日のようにさわやかに

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    ネタバレ

    短編集。 全然違う作風で、多様多彩でそれぞれ面白い。
    タイトルの作品はエッセイだった。 曲、きいてみようか。。
    文庫本にあたっての後書きあり。
    が、その後書きを読んでも分からない事もあって、もっと色々知りたいと思う。。
    (アガサクリスティとか、『いいわけ』のモデルとか。。)

    フォロワーさんに教えて貰って『淋しいお城』目的。
    (『七月に流れる花』と『八月は冷たい城』の予告として書かれたもの)
    こちらの方が、直接的な死 ではないけれど、悲しい、と感じた。
    けれど、淋しい子どもを探してくるみどりおことが妙にサバサバしていて。。 役割交代の時に以前のそんな感情すら食べてしまうのだろうか。。

    他作品

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    2017年03月29日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    2017/02/24
    スリリングだし設定も面白かった。
    もう少し人間味出せた気はするが、そうするとこと疾走感が失われるかもしれないと考えると、難しいなあ。

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    2017年02月24日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    中盤まではどんなふうに物語が広がっていくのか。
    このエピソードはいったい誰のどこに繋がっているのだろうか。
    どんどん物語の世界へと引き込まれていく。
    着地点のまったく見えない暗い空を飛んでいるような、不安と期待を同時に感じながら読み進んでいく。
    でも、終盤が近づいてくると不安になってくる。
    きっちりと終わっているのだろうか。
    肩透かしをくったような終わり方じゃありませんように。
    答えの示されない、回収不足の伏線が山になっている。
    ラスト一歩手前まで、まるで壮大な映像美が浮かんでくるような描写にわくわくしていたのに・・・。
    いつものように、「ああぁ」と思わされる結末だった。
    それでも、恩田さんの

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    2017年02月16日
  • 象と耳鳴り

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    大柄なお年寄りという関根さんのイメージがわかない。
    全員集めて種明かしをしなくても、こんな感じの仮説でいい。

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    2017年02月06日
  • クレオパトラの夢 新装版

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    不倫の末、相手を追いかけ北海道移り住んだ双子の妹、和見を東京に連れ戻す、という使命を課せられた神原恵弥。
    でも恵弥の本来の目的は、「クレオパトラの夢」の真実を探ること。

    不倫相手の死。
    和見と恵弥の間で繰り広げられる心理戦。
    二転三転していく事実。
    そして最後に明かされる真実。

    よく練られていて面白かった。
    とくに恵弥が翻弄されるのが面白かったのかも(笑)。

    過去の大火災が恵弥の推測通りだとしたら・・・・・

    最後にゾクッとさせるところが、恩田さんです♪

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    2017年01月18日
  • 雪月花黙示録

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    近未来の日本を舞台にしたアクション活劇。
    思っていたよりもファンタジー寄りで意外だった。

    400頁超の長編だけど、読みやすいので割とサクサク進んだかな。

    なんというか、アニメ化を前提としたかのような舞台設定や人物設定って感じ。読んでいると、頭の中では表紙絵の女の子(蘇芳?)がまさにアニメーションで飛び回っていましたね。

    もし、アニメ化するなら美樹本晴彦さんのキャラクターデザインでお願いしたいなぁ(^^;;
    んで、ミッチーの声優はやっぱりミッチーで(笑)

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    2017年01月05日
  • 劫尽童女

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    ネタバレ

    解説外薗昌也氏。
    『犬神』も読んでみたい。。

    劫尽の火、劫火 という単語を知らなかったので、
    単純に身体能力が高い子供、と思って読み進めていたので驚いた。。
    こんなにも分かりやすいタイトルだったとは。。

    恩田陸氏の描く少女は皆頭が良くて、なかなか理解し辛いが
    今回10、11歳位だったせいか割とすんなり。
    長編なのだろうけれど舞台、季節の変化で章が切り替わる為、もっと長く読んでいたかった、というのが1番の感想。

    父親の焼きつくせ、という言葉をどう受け止めたかで、全然進む道が変わってくるのだなぁ、と。
    (ひょっとしたら父親の真意は違うかもしれないが。。でも母親のタイプからして。。。)

    もや

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    2016年12月06日