恩田陸のレビュー一覧
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読むのが止まらなくて一日で駆け抜けた。
山が怖い。その怖さが伝染するかのように登場人物を襲っていくのがじわじわと蝕むようで、ずっと心臓がどきどきしていた。
勇司だけはどうか、と思っていたのに最後のあれは…期待しない方がいいんだろうか…(涙)
実邦の最後の行動、さらに葛城が実邦を好きになっちゃうよな。もういろんな意味で一生逃げられないよ…
初めて二人が通じ合えたのがとても良かった。憎悪ももちろんあるだろうが、ああ葛城はやっぱり実邦のことが好きなんだなと初めて温かい気持ちになった。
このシーンまで辿り着いたことだけでもこの物語を読む価値があったと思う。エモすぎて何度も読み返しちゃった。
多分この -
Posted by ブクログ
旧軍都に発生する「裂け目」 そこからかつての人間の記憶が形を成し、蘇ってくる。
その裂け目を封じ、記憶の化け物たちと戦うものたちの物語。
結局、日本どころか世界中いたるところが、戦いの歴史なのだろう。そして、その過去の血の上に、私たちはいる。
というのが、通奏低音のようにずっと鳴っている感じがした。
記憶の化け物<グンカ>は、明日の自分の姿なのかもしれない。
一族同士で、結婚したものの、というのはまぁありそうだし、その子供が、っていうのもステレオといえばそうなんだけど、曖昧とするところは曖昧としておく、そういうところは非常に上手い。
意味があるのか、ないのか、そもそも意味を -
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恩田陸目当てで読みました。それだけを評価するならとても良かったし、知りたかった部分を読めて満足です。
しかしそれ以外の作者はグロテスクなものもあり、ちょっと面白いとは言えませんでした。 -
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前作の7月に続き、面白く読めました。
恩田陸の描く孤立した少年少女の世界観は良いですね。忘れていたういういしさや理不尽さなど、感じやすい年代を思い出しました。
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購入済み
恩田陸の不穏な少女小説好きにはたまらない世界観でした。
理屈ではおかしなところもありますが、それを超えてのミステリーと少女時代の懐かしいような揺れ動きが良かったです。 -
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ネタバレ作者あとがきが面白かった。科学は数学の考え方には自分はとんと遠いが、確かに将棋ドキュメンタリーなどは面白い。
またラスト描写、ピラフをガン見していたメンバーが妙に印象に残ったが、だからこそのエンドロール的展開に笑ってしまった。
「この中にテロリストがいる」と入管に引っかかったメンバーそれぞれが推測し合う物語。
途中、テロの方法が感染病では、という説もあったりして
今空港は大変だろうなぁ、とタイムリーに思ったり。
舞台化も出来そう。キャスリンを演じる人は本当に大変だろうけれど。
何を「消滅」させるのか、そのオチもタイムリーに不満に感じたことがあったので興味深かった。
(Avril Lavi -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりだが、この会話や考え方を楽しめる感じが恩田作品だなぁ、とわくわくしながら読み進める。
目線が変わるので
ある男性はある男性を不審に思っていたり
ある男性は女性を、また別の物事に疑問を抱いていて
全情報を受け止める読者としては
誰もかれもが怪しく、また実はこうなのでは??と
いろいろ勘ぐってしまう。
自分が本当の自分なのに、それでは証明にならず
証明書というタグがないと誰にも証明できない とか
人間は洗い物をしながら、運転しながら、ながら考えることができる とか
「なるほどなぁ~」というネタがちりばめられているのがまた楽しい。
結末は全く読めないけれども。。。
下巻を早く読みた