恩田陸のレビュー一覧

  • 錆びた太陽

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    ロボットとマルピーと人間と。人外の立場から客観的に人間を見るのは面白い。デンカのオネエキャラは恩田さんならではの雰囲気でノリが好き。

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    2018年06月27日
  • 錆びた太陽

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    ネタバレ

    警告だ、と感じました。
    皮肉や嫌味を詰め込んで社会を痛烈に批判しながら「人間」のあり方について考えさせている。
    無知の一言で片付けて本当に良いのでしょうか。
    「人間を信じるにはあまりにも彼らは前科がありすぎる」という一言が重くのしかかります。
    この本は空想物語では言い表せない気がしてなりません。放射線、AI、外交関係。山のように降り積もって行く問題にどれだけの人が顔を向けているのでしょうか。
    いつか来るかもしれない最悪の未来が、この物語の中の出来事のようでないことを祈ります。

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    2018年06月15日
  • 球形の季節

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    心情の描写がかなり観察されて完成されていると感じた。
    心の機微をよく描いている。
    ストーリーの創造性の高さも良かった。
    人の名前が途中で忘れそうになるのが難点。
    藤田晋になりたい

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    2018年06月01日
  • EPITAPH東京

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    エピタフ=墓碑銘 詩の形式で墓石に刻まれる

    都市もそこに住む人も流れ去っていく幻のようなものかもしれない。毎日の街の姿が堆積していって、目の前に拡がるのは、今 一番上にあるもの。明日には隠れてしまう、いや一瞬後には隠れてしまうのか。
    街の古い記憶は図書や映像の中にしかなくて、誰かが思い出せば表にでてくるけど、ほとんどの時間を埋もれてしまっているのだろう。個人の記憶はもう忘れていくばかり。

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    2018年05月03日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    ネタバレ

    早稲田の文化祭、どんな感じなのだろう。
    同じ高校でも、そんなに会わないものなのだろうか。
    携帯がラインが無いと、確かに気軽に約束はとりつけられないが。

    3人で観に行った映画のタイトルが『禍福はあざなえる縄のごとし』
    3人で川を覗き込んでいた時の彼のセリフが「糾える縄のごとく」
    無知によりタイトルスルーして、何て映画だろう?何て言ったのだろう??と疑問に思っていた。。。
    教養が欲しい。。。
    『あいつと私』小説
    『陽の当たる場所』映画
    『青い花』は何なのだろう。。。

    GW前とか 入学や入社、新たな時期から、少し経過した、でも
    夏真っ盛りでも梅雨でもない今の時期に読み返したい作品だな、と。


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    2018年04月25日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    「正しい歴史の再生」という全貌が掴めない未来的プロジェクトと2.26事件の際の軍人らの生々しい感情を描きつつ、だんだんとんだんと内容が明らかになっていくという恩田さんお得意の手法。乗せられてよく分からないままどんどん読んでしまうが、どうやって落ちをつけるのか、相変わらずドキドキする。

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    2018年04月19日
  • EPITAPH東京

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    再読3回目。
    虚構と現実が入り交じって、さらに作中作まで絡んでくるお話。断片的で重層的で、あと何回か読みたいと思った。作中作の「エピタフ東京」も完成形が気になる。

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    2018年04月18日
  • きのうの世界(下)

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    脱帽。
    恩田さん独特の世界観が押し寄せてくるというか、
    この人の頭の中はどうなってるんだろう?と
    考えずにはいられない物語だった。

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    2018年02月25日
  • きのうの世界(上)

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    ネタバレ

    久しぶりに恩田さん。
    恩田さん独特の世界が好きです。
    どこからやってくるんだろう、この空気感は?

    突然失踪した会社員の彼が一年後、遠く離れた町で遺体で見つかる。単なる事故か、それとも他殺か。

    取るに足らない事件が次々に展開されていくのを
    読み進めていると嫌でも期待値が上がっていき、楽しい。

    各章のタイトルに「~事件」とついてるのもお気に入りです。

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    2018年02月25日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロ

    はやみね先生は懐かしのあの子が出てくるし、恩田先生はまさかの「麦の海に沈む果実」のあの方の話だし、高田先生は安定のQ.E.Dだし。

    昔のミステリ好きな人なら垂涎のシリーズに加えて
    綾崎先生、白井先生、井上先生と若手の野心的な作風の人たちも集まり短編集ながら本当に面白いも野ばかりだったのでお勧めです。

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    2017年12月27日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    予備知識なしに読みました。
    はやみねさん、恩田さん、高田さんの作品は前提となる本を読んだ方がよかったかもしれないですが、楽しめました。
    綾崎さんの作品は青春を感じさせる良い話でした。時と時計の作品も書かれているので読んでみたいです。
    白井さんの作品は好みが分かれるかも。かなり強烈な印象です。インパクトが強すぎて忘れられない作品となること間違いなし。
    井上さんの作品は少し前の事故をモチーフにしたのでしょうか。ちょっと怖い話でした。まさに館ミステリー。ラストが良かったと思いました。
    白編もあるので、そちらも読みたいです。

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    2017年12月26日
  • 夏の名残りの薔薇

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    再読6回目。
    真実とは、事実とは、記憶とは、本当のこととは...? 自分の知っていることや記憶していることをどこまで信用していいのだろう、と考えさせる1冊。
    結末はちょっと想定外だったけど、まあ好きな感じです。

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    2017年12月24日
  • 2030年の旅

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    8人の作家が2030年の日本を舞台に“未来”を描いた短編集。AIやドローンなど今より少しだけ進んだ技術描写が面白い。個人的には支倉凍砂の『AI情表現』がコミカルな中に切なさとある種の爽快感があって好きだった。クライマックスでの自身の限界を認識しているようなAIの言葉の数々が刺さる…

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    2017年12月23日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    常野物語みたいな感覚のお話かなと、思ったけどなんとなく今まで読んできた恩田陸さんのファンタジー系の話と感じが違うな、と思った。閉ざされた国、特異な能力、それぞれの思惑。上巻の終盤の、葛城と黒塚の戦いには度肝を抜かれた。主人公、美邦の周りには、数名の性格や立場の異なる曲者たちがいるようだ。下巻に続く。

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    2017年12月20日
  • きのうの世界(上)

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    突然失踪し一年後に遺体で発見された、瞬間記憶能力を持つ市川。市川は何を探していて何を見つけたのか、謎の塔のある町にはどんな秘密があるのか、市川の死の謎を追う「あなた」とはいったい誰なのか。そっくりな二人の符牒、雨と動物の関係、ステンドグラスの謎、思わせ振りなストーリーはどんどん頁をめくらせる。舞台装置は最高に整っているので、あとは風呂敷が畳まれることを祈るのみ。

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    2017年12月07日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    新本格30周年アンソロジー。
    こちらも新しい作家さん探しのために購入。
    ちょっと好きな作家さん見つけたので満足。
    栞ガチャは綾辻先生

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    2017年12月04日
  • 2030年の旅

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    2030年を想定して書かれた近未来SF。ここまでは進まないんじゃないか、いやもっと進むんじゃないかという様々な考えがあって面白い。2030年には私は60歳ですが、どんな世界になっているんでしょう?

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    2017年11月29日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    初読みで、シリーズの雰囲気を掴めていないものがちらほらあったけれど、それを抜きにしてもなかなか楽しめた。高田さんは蘊蓄のハンパなさに圧倒された。白井さんは相変わらずヤバいくらいぶっ飛んでいたけど、オチが少しわかりづらかった。井上さんには完全に予想を外された。まさかあの流れからあんなラストに繋がるとは思いもよらなかった。

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    2017年11月07日
  • 2030年の旅

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    未来の日本のお話を描いた恩田陸を含む8人の作家による短編集。私が気に入った作品。

    恩田陸「逍遥」。意識上で集まった3人がなくなった時計の謎に挑む。それは空間を越えて、情報を他人と認知できる能力。いつの世界も技術が発達しても、ひとがやることは変わらないのですね(笑)

    小路幸也「里帰りはUFOで」日本のどこかの、どいなかの街。そこは日本でインフラが整備された街。友達と里帰りすることになった大学生の野宮淳一は、UFOの目撃話を聞いて。。
    自動運転が当たり前になった社会。世の中の暮らしがどう変わるのか。

    支倉凍砂「AI愛情表現」。AIに恋愛相談をもちかける浩太。AIはひとのパートナーになりうるの

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    2017年11月05日
  • おともだち できた?

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    なんと不穏な、、。怖い、、。女の子には何かあったんですね。読み手の想像力を引き出させる技は、さすが恩田さんです。ヘタうまな絵も怖さを掻き立てます。

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    2017年10月28日