恩田陸のレビュー一覧

  • 上と外 完結上下巻セット【電子版限定】

    購入済み

    ハラハラドキドキで最後まで一気に読めます。
    よく考えたら都合のいい点などもありますが、ストーリーにグイと引き込まれるので楽しく読めました。

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    2020年02月07日
  • 終りなき夜に生れつく

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    どこか別の世界という意味ではファンタジーなのだけど、恐くて暗くて恐ろしい。人対人の軋轢や喧嘩も嫌だけど、未知の力を持った納得できないものは恐ろしい

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    2020年02月06日
  • 八月は冷たい城

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    今度は男の子たちの林間学校
    そしてそのメンバーはみなその意味を知っている

    「みどりおとこ」とはいったい
    ストーリーは楽しめました

    ってか前作と今作の薄さは・・・
    二冊ではなく一冊でまとめて出してほしい
    と思いました

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    2020年02月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    ネタバレ

    作者あとがきが面白かった。科学は数学の考え方には自分はとんと遠いが、確かに将棋ドキュメンタリーなどは面白い。
    またラスト描写、ピラフをガン見していたメンバーが妙に印象に残ったが、だからこそのエンドロール的展開に笑ってしまった。

    「この中にテロリストがいる」と入管に引っかかったメンバーそれぞれが推測し合う物語。
    途中、テロの方法が感染病では、という説もあったりして
    今空港は大変だろうなぁ、とタイムリーに思ったり。
    舞台化も出来そう。キャスリンを演じる人は本当に大変だろうけれど。

    何を「消滅」させるのか、そのオチもタイムリーに不満に感じたことがあったので興味深かった。

    (Avril LavigneのPVを偶然観て、Head Above Waterの意味、「頭を水面に出すだけでいいのか?荒波から引き揚げてほしいとは望まないのか?!!」と気になってCDを借りたら訳が『荒波を乗り越えさせて』
    …乗り越えるって下手したら船が与えられる位のイメージを持ってしまうのは自分だけだろうか。。。
    オリジナル言語のままで触れられないデメリットを痛感。。。)

    本当に、そんな時代が来てほしい。。。






    恩田氏の作品をみると、覚えておきたいな、という文章がいつもある。
    『慢性的に暴力を受けていると、だんだん絶望が傍観へと変わっていく。痛みをまともに受け止めないよう、心も身体も閉じていく。現実を見ないよう、ある種の殻をまとうようになるのだ。やがては、自分はあまりにもつまらなくダメな人間なので、暴力を受けてしかるべき存在なのだと自らを卑下し、貶めるようになる。』
    『勾留期間が長くなると、やってもいない犯罪を自白してしまうという気持ちがほんの少しだけわかるような気がする。とにかくここを出たい、ここから解放されたい、という気持ちが強まるのだ。』
    『以前、何かで、なぜ人間の顔に眉毛があるのかという話を読んだことがある。人間は外敵を一刻でも早く見つけ出すため、「顔」を無条件で認識するようにできているらしい。壁のシミや、ポストや、天井の節目に「顔」を見てしまうのも、本能にそう刷り込まれているからだというのだ。で、敵を発見したら、まずするのは威嚇である。…極力無駄な戦いを避けるためだ。特に、眉は感情のサインを表現しやすい。眉を吊り上げ、「近寄ってはならない」ということを伝えるのだ。』
    『なるほど、ギャンブルというのはこんなふうにして発生したのだな、と実感した。何が起きるか分からない不確実な未来は、人間にとって恐怖である。……先の見えない恐怖を興奮に変え、楽しみに転じる。…この先どうなるのか、誰か教えてほしい。宙ぶらりんかつ受け身の状態でいることが耐えがたい。しかし、「賭ける」という主体的な行動を取ることで、運命を「利用する」側に立ちたいという望みが少しだけかなえられるのだ。…余裕をもちたい、という願望が…』

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    2020年02月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    ネタバレ

    久しぶりだが、この会話や考え方を楽しめる感じが恩田作品だなぁ、とわくわくしながら読み進める。

    目線が変わるので
    ある男性はある男性を不審に思っていたり
    ある男性は女性を、また別の物事に疑問を抱いていて
    全情報を受け止める読者としては
    誰もかれもが怪しく、また実はこうなのでは??と
    いろいろ勘ぐってしまう。

    自分が本当の自分なのに、それでは証明にならず
    証明書というタグがないと誰にも証明できない とか

    人間は洗い物をしながら、運転しながら、ながら考えることができる とか

    「なるほどなぁ~」というネタがちりばめられているのがまた楽しい。

    結末は全く読めないけれども。。。
    下巻を早く読みたい。

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    2020年01月31日
  • 朝日のようにさわやかに

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    ネタバレ

    スプラッタホラーから児童文学まで、様々なジャンルの物語を詰め込んだ短編集。‬

    ‪著者の自由な発想のいいとこ取りをしたような贅沢さを感じる。パチパチと頭を切り替えて楽しめた。‬
    ‪特に、奇妙な連想で進んでいく表題作にとても惹かれる。‬ 無意識に連想するときのきっかけは何なのか、想起させるポイントは記憶とどう結び付けているのか、自分と他人の解釈の違いなど、考えてみたくなった。

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    2020年02月21日
  • 終りなき夜に生れつく

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    2020年4冊目

    イロと呼ばれる超能力の世界。その能力者たちの世界。

    作者の名前と文庫版という事で衝動的に購入。後書きを読んで、「夜の底は柔らかな幻」という作品のスピーンオフ作品のようでした。

    葛城晃が登場する「夜のふたつのかお」「夜間飛行」は圧倒的な能力者としての一面と、より協力な能力を持つものに圧倒されるというふたつの対比を見るのも良いかもです。

    途鎖国(土佐)という架空の国が舞台。四国の山々の霊峰。なんともない日常をミステリアスに変える。

    「夜のピクニック」や「蜂蜜と遠雷」という有名所は読みましたが、こんな作品も書くのだなと、作者の意外な一面に脱帽しました。

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    2020年01月18日
  • 妖し

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    10人の作家による十の世界。怖い 恐い 引きずり込まれる 目が離せない 読み続けてしまう。

    戻ってこれて良かった

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    2020年01月15日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

    ネタバレ 購入済み

    恩田さんの本を読むのが久しぶり

    上下巻あるので読むのに時間がかかるかと思っていたのですが、先が気になってすらすらと読めました。
    入国時に止められた10人とヒューマノイドのキャスリン、キャスリンが言うのはこの中にテロリストがいて誰がテロリストか話し合ってほしい…話し合いって⁈どんなテロかもわからない…本当に話し合いで見つかると思ったのか、面白いけれど、無理があると思いました。
    迫り来る台風、バイオテロ⁈、キャスリンも含め登場人物が憎めなく、最後はホッコリしました。
    同じキャラのお話しが読みたいなぁと思いました。
    未来は明るいのか⁈

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    2020年01月12日
  • 象と耳鳴り

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    『六番目の小夜子』に出てくる関根秋のお父さんが主人公。お兄さんの春とお姉さんの夏は出てくるのに秋は出ていない‥‥少し残念。

    何気ない出来事から事件性を探り出す関根多雄、面白いです。また、この人が出てくる本を読みたい。

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    2020年01月09日
  • 七月に流れる花

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    児童向け作品のようである。
    城の構造やレイアウトが中々、掴みきれないところがあり、
    難解かもしれない。
    主人公は幼稚な性格でもない気がするが、そこまで秘密にする理由が今ひとつ、説得力に欠ける気がする。
    真実を知れば、人は成長するものであるから。
    やたら、恐怖を漂わせるところに疑問を感じた。

    数々、読破したので、ストーリー展開は容易に読めてきた。
    児童には難解すぎて、受け入れらだろうかと思った。

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    2019年12月01日
  • 劫尽童女

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    夜のピクニックや蜜蜂と遠雷などの平和な世界とは全く違います。恩田さんのレパートリーの広さ、それでいてブレない恩田陸らしさに驚かされます。
    解説とあとがきも良いです。

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    2019年11月30日
  • 七月に流れる花

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    引っ越してきて間もないミチル
    ある日突然「みどりおとこ」から招待状を渡される。
    何もわからないまま、5人の少女たちと共に
    夏の城でひと夏を過ごすことに・・・

    「八月」の方を先に読んでしまったので
    いろいろと分かった上で読んでいても
    やはり美しく哀しい物語。

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    2019年11月21日
  • 六番目の小夜子

    購入済み

    初めて読んだ恩田作品。タイトルからなんとなくホラーなのかと思っていましたが、青春小説としても楽しめました。

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    2019年11月20日
  • 八月は冷たい城

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    ネタバレ

    閉鎖された空間の中で少年たちが経験する、夏の恐ろしく寂しい出来事。世間から隔離された城という空間が、時間の感覚を麻痺させながら、その分恐怖を増幅させるように感じました。最後に明かされる事実はあまりにグロテスクで悲しくて、静かな重たい余韻に襲われました。
    前作「7月に流れる花」から読まないと、内容がピンとこないかもしれません。

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    2019年11月11日
  • ネクロポリス 上

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    ネタバレ

    コーヒーは、やはりビジネスブレイクという感じがします。ビジネスがメインにあって、コーヒーはあくまで息抜き。でも、紅茶は紅茶のためのブレイクなんですね。一日は紅茶がメインで支配していて、それ以外の時間は紅茶に隷属しているんですね。

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    2019年11月06日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    ネタバレ

    バランス、それこそが神の摂理だ。
    世界は常に均衡していなければならない。例外や過剰は許されないのだ。
    神の摂理は、不自然なもの、いびつなものを見逃さず、均一であるのも許されない。

    一つ印象に残っているのは、陛下が残した手記の中で、日本国民のことを「徒に付和雷同する」と評していたことだ。そうなのだ、決して戦争は軍だけが行うのではない。殺せ、奪え、あの陣地を取ってこいと銃後で囃し立てたのは国民なのである。目の前に提示された情報を吟味することなく、すぐに浮き足立って他人の尻馬に乗り、その場の雰囲気に酔うのは日本国民特性である。

    なぜかは知らないけど、神は人間に好奇心という起爆剤を与えたんだ。人間が得た最大のギフトは知能じゃない、好奇心だ。

    2.26事件を史実通りやり直そうという話。
    ほっとけば同じように展開する、というようなことを言っていたのが印象的。下巻の展開が気になる。

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    2019年10月30日
  • 象と耳鳴り

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    退職判事「関根多佳雄」の短編ミステリー小説で
    従前のミステリー小説とはストリー構成が違うもので
    よく「これがミステリー」という王道というものでは
    ない。
    私はこれも有りだし、とても面白かった。
    「春と夏」の話も、私にはお見通しであったが、どう
    話をつないでいくのかを楽しめた。

    彼みたいミステリー好きの親がいたら、楽しめる。

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    2019年10月29日
  • 錆びた太陽

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    風刺性の強い世界ではあるけど、エンターテイメントとしてワクワクしながら読めるお話だったと思う。

    本とは別に、恩田陸直筆のメッセージカードが入っていた。
    メッセージ冒頭「ストレイテナーを聞いていたら、この物語の情景が浮かんだ」……恩田陸ストレイテナー聞くんだ?!青春爆走小説なのかな?と思ったらとんでもない、原発事故によって広い範囲で人間が住む事が出来なくなった日本で何十年後、何百年後の再生を目指して処理を進めるヒューマノイドと、人間の物語。

    ロボットと人間の違いや、そんな違う生き物同士の関わり合いはフィクションでも現実でも永遠に議論できるテーマであるけど、このお話は両者の距離感もリアルで「それは違うだろ」みたいな不満は全く感じなかった。

    とか色々言いつつも、全編ワクワクドキドキのエンターテイメントなので軽い気持ちで読んでもブルーにならない!!

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    2019年10月28日
  • 訪問者

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    20191022 タイトル通り、訪問者が次から次へと現れて話が進んでいく。よく考えた構成がないと成り立たないと思ったが行き当たりばったりとの事。才能ですよねとしか言いようがない。又、驚かせてもらいたい。

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    2019年10月22日