恩田陸のレビュー一覧

  • 終りなき夜に生れつく

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    「夜の底は柔らかな幻」の前に読んでしまったけど大丈夫かな…全くあらすじを知らない状態で読んだのにぐいぐいと引き込まれた。
    物語の人物が次の登場人物へと続く道標のようになり、先へ進む途中でたまに後ろを振り返りたくなるような感覚。わずかにしか出でこない神山の得体の知れない不気味さに惹きつけられる。(でも一番好きなのは軍勇司)
    これを読んだ次の日に早速「夜の底は〜」を読み始めた…面白いよ…

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    2020年02月28日
  • 訪問者

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    クローズドサークルで繰り広げられるミステリー。次々に訪問者がやってきて、誰しもが怪しい。恩田さんの作品は本当に読みやすい。最後の最後まで、ゾクゾクしながら楽しめたが、もう少し、読み手の身に迫る緊張感を味わいたかった。

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    2020年02月24日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    不思議な力を持った人々、常野シリーズの1つですが、すごくタイトルがしっくりくる小説です。移りゆく時代の中でも聡子様と峰子の関係性が素朴なテイストで描かれている様が、正に地に根を張る蒲公英のようだと思いました。ふんわりとした雰囲気のひらがなのたんぽぽではなく、少し固さが表れる漢字の蒲公英である点も深い意味があるように思えます。

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    2025年12月21日
  • ネバーランド

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    ネタバレ

    4人の少年達がそれぞれ抱えているものが重く、普段の生活でそんな思いを抱えながら普通に振る舞うのはしんどかっただろうな…と思いました。冬休みの他に誰もいない寮という舞台だったからこそ、「告白」ゲームを通して自分の抱えるものを吐き出せたのだと思います。それぞれ中々他人には言いづらいことを打ち明けあった4人の絆は、離れ離れになっても固く結ばれていると思います。

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    2025年12月21日
  • 図書室の海

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    ネタバレ

    恩田陸さんの短編集。
    不思議な気分にさせるお話が多いです。
    お気に入りはやっぱりタイトルにもなっている「図書室の海」かな( *´▽`*)

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    2025年12月21日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    久しぶりにガッツリ厚い本を読み、しかも相関図を書きながら読みました。
    登場人物が多い+名前ではなく外見の特徴での表現があったので、たまたま作った相関図があってよかったです。
    テロリストがいると脅かしたわりには、結末は…ですが、これはこれで良い感じもしました。

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    2020年02月21日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    ネタバレ

    面白い!笑
    初対面で名前がわからない同士なので、印象のみで語られるお互い同士が本当に面白い。

    最初は混乱したけど、突然集められ、普通の精神状況ではない時って、こんなふわふわしてて不安定なものなのかもしれないなぁ。なんて思いました。

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    2020年02月17日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    恩田陸目当てで読みました。それだけを評価するならとても良かったし、知りたかった部分を読めて満足です。
    しかしそれ以外の作者はグロテスクなものもあり、ちょっと面白いとは言えませんでした。

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    2020年02月14日
  • 六番目の小夜子

    購入済み

    恩田陸の少女小説が好きな人は面白く読めます。
    ミステリーとホラーと10代の心の揺れ動きが絡まって、ドキドキと不思議な気分で読めます。

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    2020年02月14日
  • 三月は深き紅の淵を

    購入済み

    麦の海にハマってこちらも読みました。
    正直、麦の海が内容も世界観もベストだと思いますが、こちらも関係性があるので読んで良かったです。

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    2020年02月14日
  • 妖し

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    ちょっと怖い話のアンソロジー。
    どの作品も、良かったのですが、あえて1つというなら、風鈴が出てくる話かなあ。
    読んだことのない作家さんに出会えるので、アンソロジーはおすすめです。

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    2020年02月12日
  • 八月は冷たい城

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    前作の7月に続き、面白く読めました。
    恩田陸の描く孤立した少年少女の世界観は良いですね。忘れていたういういしさや理不尽さなど、感じやすい年代を思い出しました。

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    2020年02月11日
  • 七月に流れる花

    購入済み

    恩田陸の不穏な少女小説好きにはたまらない世界観でした。
    理屈ではおかしなところもありますが、それを超えてのミステリーと少女時代の懐かしいような揺れ動きが良かったです。

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    2020年02月11日
  • 上と外 完結上下巻セット【電子版限定】

    購入済み

    ハラハラドキドキで最後まで一気に読めます。
    よく考えたら都合のいい点などもありますが、ストーリーにグイと引き込まれるので楽しく読めました。

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    2020年02月07日
  • 終りなき夜に生れつく

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    どこか別の世界という意味ではファンタジーなのだけど、恐くて暗くて恐ろしい。人対人の軋轢や喧嘩も嫌だけど、未知の力を持った納得できないものは恐ろしい

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    2020年02月06日
  • 八月は冷たい城

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    今度は男の子たちの林間学校
    そしてそのメンバーはみなその意味を知っている

    「みどりおとこ」とはいったい
    ストーリーは楽しめました

    ってか前作と今作の薄さは・・・
    二冊ではなく一冊でまとめて出してほしい
    と思いました

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    2020年02月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    ネタバレ

    作者あとがきが面白かった。科学は数学の考え方には自分はとんと遠いが、確かに将棋ドキュメンタリーなどは面白い。
    またラスト描写、ピラフをガン見していたメンバーが妙に印象に残ったが、だからこそのエンドロール的展開に笑ってしまった。

    「この中にテロリストがいる」と入管に引っかかったメンバーそれぞれが推測し合う物語。
    途中、テロの方法が感染病では、という説もあったりして
    今空港は大変だろうなぁ、とタイムリーに思ったり。
    舞台化も出来そう。キャスリンを演じる人は本当に大変だろうけれど。

    何を「消滅」させるのか、そのオチもタイムリーに不満に感じたことがあったので興味深かった。

    (Avril LavigneのPVを偶然観て、Head Above Waterの意味、「頭を水面に出すだけでいいのか?荒波から引き揚げてほしいとは望まないのか?!!」と気になってCDを借りたら訳が『荒波を乗り越えさせて』
    …乗り越えるって下手したら船が与えられる位のイメージを持ってしまうのは自分だけだろうか。。。
    オリジナル言語のままで触れられないデメリットを痛感。。。)

    本当に、そんな時代が来てほしい。。。






    恩田氏の作品をみると、覚えておきたいな、という文章がいつもある。
    『慢性的に暴力を受けていると、だんだん絶望が傍観へと変わっていく。痛みをまともに受け止めないよう、心も身体も閉じていく。現実を見ないよう、ある種の殻をまとうようになるのだ。やがては、自分はあまりにもつまらなくダメな人間なので、暴力を受けてしかるべき存在なのだと自らを卑下し、貶めるようになる。』
    『勾留期間が長くなると、やってもいない犯罪を自白してしまうという気持ちがほんの少しだけわかるような気がする。とにかくここを出たい、ここから解放されたい、という気持ちが強まるのだ。』
    『以前、何かで、なぜ人間の顔に眉毛があるのかという話を読んだことがある。人間は外敵を一刻でも早く見つけ出すため、「顔」を無条件で認識するようにできているらしい。壁のシミや、ポストや、天井の節目に「顔」を見てしまうのも、本能にそう刷り込まれているからだというのだ。で、敵を発見したら、まずするのは威嚇である。…極力無駄な戦いを避けるためだ。特に、眉は感情のサインを表現しやすい。眉を吊り上げ、「近寄ってはならない」ということを伝えるのだ。』
    『なるほど、ギャンブルというのはこんなふうにして発生したのだな、と実感した。何が起きるか分からない不確実な未来は、人間にとって恐怖である。……先の見えない恐怖を興奮に変え、楽しみに転じる。…この先どうなるのか、誰か教えてほしい。宙ぶらりんかつ受け身の状態でいることが耐えがたい。しかし、「賭ける」という主体的な行動を取ることで、運命を「利用する」側に立ちたいという望みが少しだけかなえられるのだ。…余裕をもちたい、という願望が…』

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    2020年02月05日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    ネタバレ

    久しぶりだが、この会話や考え方を楽しめる感じが恩田作品だなぁ、とわくわくしながら読み進める。

    目線が変わるので
    ある男性はある男性を不審に思っていたり
    ある男性は女性を、また別の物事に疑問を抱いていて
    全情報を受け止める読者としては
    誰もかれもが怪しく、また実はこうなのでは??と
    いろいろ勘ぐってしまう。

    自分が本当の自分なのに、それでは証明にならず
    証明書というタグがないと誰にも証明できない とか

    人間は洗い物をしながら、運転しながら、ながら考えることができる とか

    「なるほどなぁ~」というネタがちりばめられているのがまた楽しい。

    結末は全く読めないけれども。。。
    下巻を早く読みたい。

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    2020年01月31日
  • 朝日のようにさわやかに

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    ネタバレ

    スプラッタホラーから児童文学まで、様々なジャンルの物語を詰め込んだ短編集。‬

    ‪著者の自由な発想のいいとこ取りをしたような贅沢さを感じる。パチパチと頭を切り替えて楽しめた。‬
    ‪特に、奇妙な連想で進んでいく表題作にとても惹かれる。‬ 無意識に連想するときのきっかけは何なのか、想起させるポイントは記憶とどう結び付けているのか、自分と他人の解釈の違いなど、考えてみたくなった。

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    2020年02月21日
  • 終りなき夜に生れつく

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    2020年4冊目

    イロと呼ばれる超能力の世界。その能力者たちの世界。

    作者の名前と文庫版という事で衝動的に購入。後書きを読んで、「夜の底は柔らかな幻」という作品のスピーンオフ作品のようでした。

    葛城晃が登場する「夜のふたつのかお」「夜間飛行」は圧倒的な能力者としての一面と、より協力な能力を持つものに圧倒されるというふたつの対比を見るのも良いかもです。

    途鎖国(土佐)という架空の国が舞台。四国の山々の霊峰。なんともない日常をミステリアスに変える。

    「夜のピクニック」や「蜂蜜と遠雷」という有名所は読みましたが、こんな作品も書くのだなと、作者の意外な一面に脱帽しました。

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    2020年01月18日