恩田陸のレビュー一覧

  • きのうの世界(上)

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    突然東京から失踪し別の土地で暮らし殺された市川吾郎とその不思議な土地

    そこに興味を持ち真相を探しに行った若い女の人
    その人の章になると彼女とかじゃなく、あなたはになるのがわくわくした

    3本の塔、水無月橋、雨の日にだけ喫茶店に現れる猫、駅の案内板、双子の老婆が拾った地図、、とか不可解なことが沢山でてくる

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    2021年05月14日
  • 夏の名残りの薔薇

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    光文社新書の「文学こそ最高の教養である」を読んでいたら「去年マリエンバートで」が出てきて、そういえば恩田さんがこの映画から話を書いていたなーと自宅本棚を探して引っ張り出した(笑)久しぶりに読み返したらほとんど覚えてなくていろいろ楽しかった。

    これは、たぶん「去年マリエンバートで」の内容がわかってないとピンとこないんだろうな、と思いつつ、私も映画見たことないのでアレですが、フランス文学であることと大まかなあらすじを頭に入れたら、あのラストはストンと腑に落ちた。恩田さん風にいうなら「閉じた」感じ。
    少しずつずれて重なるこの感じがたまらなく好きだなぁ。恩田さんっぽくて良い。

    巻末にインタビューが

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    2021年05月12日
  • 球形の季節

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    『球形の荒野』ではない。『球形の季節』だ。
    『六番目の小夜子』に続く恩田陸の2作目だが、恩田陸としてはすでに完成しているんだけど、でも、まだまだ途上みたいな?w
    続く『不安な童話』やその次の『三月は深き紅の淵を』になると、逆に(プロとして)暗中模索しているのが窺えるんだけど、これは、自分が書きたいのはコレ!(というよりは、今はコレしか書けない?)みたいな勢いがあって、そこがいいんだと思う。

    確か、『六番目の小夜子』のあとがきで、著者は“「少年ドラマシリーズ」のオマージュとして書いた”みたいなことを書いていたが、これもまさにそんな話。
    すごくそそられる展開に対して、結末は尻すぼみという流れは「

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    2021年05月05日
  • 日曜日は青い蜥蜴

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    冒頭の「私の中高生時代」は等身大の恩田さんを感じられて親しみが湧いた。知らない本が多数紹介されていてどれも読んでみたくなった。

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    2021年05月03日
  • 蜜蜂と遠雷 (1)

    購入済み

    小説も好き

    それぞれの視点をで、これからが楽しみ。
    続編待ってます。
    小説から離れてなく、雰囲気もそのままで好きです。

    #ほのぼの #アツい

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    2021年04月28日
  • 錆びた太陽

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    原発事故が起こった世界を舞台にした近未来SF。ボスさんはじめ7人のアンドロイドの元に財護徳子が来ることによって動き出す様々な事件……かな?

    恩田さんらしいSF。わりとライト。ただ、湯川博士のセリフにはうわーってなった。今読むとクルなぁ。

    ラストの尻すぼみ感はあるけど、なんだかそれも舞台を考えたらアリかなって感じ。
    面白かったけど、直木賞受賞後第一弾だったと考えたら……蜜蜂と遠雷から読み始めた人にはアレかも?(笑)

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    2021年04月26日
  • きのうの世界(下)

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    サスペンスというより普通の物語として読むべき作品だと思います。
    サスペンスとして読むと伏線の結果が欲しくなってしまいますが、この作品はそこはあまり親切ではありません。しかし、本筋の謎はちゃんとわかるので、楽しめて読めました。

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    2021年04月22日
  • 妖し

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    以前読んだ妖のアンソロジーと同じかと思いきや少しテイストが違った。
    でもどれも一通り面白かった。

    その中でも武川佑さんの短編が素晴らしかった。
    日本史に明るくない私が読んでも目が離せない凄まじい熱量。読めない字も吹き飛ばすほどの強風がふく文章。本を持つ手が肘まで熱くなるような引き込まれ方をする物語に久々に出会った。まるでVRの映像を観たような読後感。

    うーん、アンソロジーにハマりそうだな。

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    2021年04月19日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    上下巻の下巻
    テロリストを探し出しの続き
    展開は遅いなぁと感じつつそれなりに先が気になりました
    そしてもうほんとにテロリストはいないんじゃないかと思いながら読んだ終盤の展開もよかったです

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    2021年04月17日
  • 中庭の出来事

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    入れ子になっているけど、恩田陸さんの中ではわかりやすいタイプの小説な気がする。
    演劇が好きな方なんだろうな、と。

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    2021年04月14日
  • 土曜日は灰色の馬

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    女性作家のエッセイというと三浦しをんさんを何となくイメージしながら読み始めたけれど、しをんさんと比べると地に足が着いているというか落ち着いた印象(笑)。本格推理小説は伝統芸能なのだという一文には、そうだよなと納得。旅先に持っていく本を選ぶのは楽しいし、どれを読みたくなるかそのときになってみないと分からないという気持ちに激しく同意。『レベル3』や『盗まれた街』が紹介されているジャック・フィニイは読んだことがないので読んでみたい。

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    2021年04月13日
  • きのうの世界(上)

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    ひとりの特殊な記憶力の持ち主が見知らぬ町で殺された。何の為にあるのかわからない塔がある町を調べていた殺されたその人の目的とは?

    「あなた」はその事件を調べているうちにいくつもの謎が見えてくる。

    下巻も楽しみです!

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    2021年04月09日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    楽しかった。けど、最後の最後がびっくりするくらい未回収だらけ。でも、そこまでの描写がすごいので、回収できなかった、のではなく、回収しなかった、のは分かる。続編希望!

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    2021年04月04日
  • 妖し

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    ネタバレ

    特に「マイ、マイマイ」と「李果を食む」が印象に残った。

    マイ、マイマイ
    過去の体験は今の自分を作っている。その事実を物理的なものに例えて、体からぽろっと抜け落ちる表現がおもしろかった。
    自分が持っている価値観に案外無自覚だったりするよなと思った。

    李果を食む
    兄弟それぞれの事実に基づいた認識が、同じものを見ているはずなのに、捩れの位置みたいに全く違うものとして突き進んでいく感じ、徐々にどれが真実が分からなくなる奇妙さが読んでいておもしろかった。

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    2021年03月20日
  • MAZE 新装版

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    ウイルス・ハンター神原恵弥シリーズの第一作。
    恵弥が高校時代の友人、満を巻き込み、西アジアの荒野に立つ一見豆腐のようでありながら、中に入った人が消えてしまうと言い伝えのある建物の謎を解こうとする。
    しかし、実はその建物の地下では核兵器が作られていた。

    素人である満の推察力がスゴくて、しかも、少しずつ謎解気が進んでいると思いきや、最後に更なる秘密が明かされる。

    最後までハラハラしながら読み進めた。面白かったー。

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    2021年03月13日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    こんなに自伝的要素の強い恩田陸作品は初めてだったので、読み始めて純粋にびっくりした。(というか、そもそも恩田さんの一人称が珍しいので綾音の章はその一人称っぷりにびっくりした)
    しかし衛の章は完璧な三人称、一の章は主観ごっちゃの人称になっていて、なるほどな、と。キャラの物の見方がそのまま表れているのだろうな。
    最後の章の語りをもっとも俯瞰的な人物にするところや、綾音と衛が似た者同士で付き合うところなど、『黒と茶の幻想』を思い出した。やはり衛の章が一番面白かった。

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    2021年03月07日
  • 不連続の世界

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    読んでいると世界観に引き込まれて不安感が煽がれるが、続きが気になりページをめくってしまう。
    個人的に「悪魔を憐れむ歌」が背筋がゾクッとして読み応えがあった。
    また、「幻影キネマ」は読んでるだけでも想像してトラウマになりそう

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    2021年03月03日
  • 夢違

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    先に観たドラマとはストーリーが全く違っていた。どちらも面白い。学校の廊下の窓から吉野の満開の桜が見える描写が良い。「Q&A」と同じような切迫感があって良いミステリーだと思う。

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    2021年03月01日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    ネタバレ

    大学生でありながら、世界的な天才美術家烏山響一。
    彼に惹かれながら怖れる捷(さとし)と律子。

    突然姿を消してしまった婚約者・黒瀬淳(あつし)を捜す婚約者の夏海と大学時代の友人である和繁。

    ふたつの人間関係が、熊野で一つになる。
    地元の名家・烏山家の持つ個人的な野外ミュージアムを舞台に、おぞましいほどのイメージの奔流が、読む手を止めることを阻む。
    どういうこと?
    なんでこんな目に合わなきゃならないの?

    とにかく烏山響一が恐ろしい。
    出てくるだけで不穏な気配に圧倒される。
    多くの人は彼のまとう負のオーラに気づかない。
    気付く者こそが、彼に招待されるのだ。

    そして芸術家を多数生み出す烏山家の

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    2021年02月28日
  • 七月に流れる花

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    夏の香りが漂う中、真昼の誰も居ない道で何となく怖くなるようなそんな雰囲気が醸し出されている。
    変な時期に転校してきたせいで周りに友達を作れず夏休みに入ってしまったミチル。
    自分が新しく住み始めた街の事など分からない。
    友達もいない。何も分からない。
    そんな中で突然林間学校に呼ばれて、また何も分からないまま夏の城と言う場所で過ごし始める。
    この『何も分からない』と言う事が読んでいるこちらの不安をとても煽る。
    同じ林間学校で過ごす少女たちとの青春のような空気を感じながらも、どこか不気味。
    その絶妙なバランスがとにかくドキドキさせられる。
    続きというかアナザーストーリーもあるみたいなので是非読んでみ

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    2021年02月21日