恩田陸のレビュー一覧

  • 六番目の小夜子

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    ネタバレ

    読み終わってスッキリ、というよりはなんだかもやっとしたまま物語が終わってしまいました。
    でも、学生の時にしかない懐かしい輝きを思い出させてくれる、素敵な作品だったと思います。

    最初から不気味な雰囲気の沙世子だったけど、まさかそれも誰かに仕組まれていたものだったとは…。
    学園祭のシーンはすごくハラハラしました。
    サヨコの行事や噂話もこのシーンように皆で作り上げられたものなのかなと思いました。

    事実だけ並べると別に繋がりがなくてもおかしくないような。
    それぞれ自分に与えられた役の中で、勝手にストーリーを紡いでいく。
    誰かがたまに軌道に乗るよう修正する。
    少しずつ形を変えながら語り継がれ、循環していく。

    はっきりと答えが書かれないからこそ、いろいろと考えてしまう作品でした。

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    2026年06月12日
  • 失われた地図

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    相変わらず風呂敷の広げ方と柄の魅せ方は天才的。しかしこれはあまりにもプロローグが過ぎる!話はここから、というところであっけない幕切れ。風呂敷を畳む素振りすらない。
    続編がないことがこれほどまでに悔しい作品もそうはない。

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    2026年06月12日
  • 図書室の海

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    恩田陸3冊目。ううむ、読むたびに印象がどんどん変わる作家恩田陸。この中では「国境の南」がいちばん良かった。とりあえず恩田陸祭りはこれで一区切りだけども、他もまた読んでみたい。

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    2026年06月12日
  • spring

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     構想10年とのこと。
     ものすごく広い知見が散りばめられている。文中に出てくる曲は実物が多いので、それらを聴きつつ読むと、入っていけるのでおすすめします。
     情景が目に浮かぶ描写はさすが恩田陸さん。ただ自分は、蜜蜂と遠雷の方が のめり込めたかな。

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    2026年06月13日
  • 小説以外

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    恩田陸は昔好きでよく読んでいたけど、読んでる途中はすごく面白いのにラストが‥というのが結構あって、当たり外れが大きいイメージが私の中ではあり、直木賞を取ったあたりから遠ざかってしまっていた。
    この本は三宅香帆さんがお勧めしていたので再読してみたけど、やっぱり面白い方の恩田陸はすごく面白いことを思い出したので、また読んでみようと思った。

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    2026年06月10日
  • まひるの月を追いかけて

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    読んでいる間、ずっとJUJUの『この夜を止めてよ』が頭の中に流れていた(笑)
    困った男に振り回される話
    悪気がないというのは何よりも残酷

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    2026年06月10日
  • spring another season

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    本編を読んだ後すぐにこちらを読んだので、臨場感そのまま楽しめました。
    少し時間置くと評価変わってたかも、と思うくらいスピンオフだけでできてる本。
    バレエという美しさが評価基準のスポーツを愛して愛されている人物たちが、なんだか映画「国宝」で見た吉沢亮のような一線を画す存在に感じる。
    体を鍛えて技術を高めるところからさらに精神性や世界観を突き詰めている姿が尊い。

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    2026年06月10日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    舞台を観ているかのような1冊だった
    ひとつの場所で
    変わらぬメンツのみで展開していく

    誰が?
    自殺?他殺??
    目的は?

    女子会のような空間
    それぞれの思惑
    腹の探り合いのような

    テーマは深刻なのに
    どことなくユーモラスでもあって
    次々と 出てくる真相も
    なるほどねぇと。。。

    軽やかで 読みやすく
    あと味の悪くない1冊だった

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    2026年06月09日
  • EPITAPH東京

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    ネタバレ

    2015年発表の恩田陸氏の作品。

    作家Kが戯曲『EPITAPH東京』を書きあぐねつつ、東京を歩く、という話。作中、自分を吸血鬼と告白する吉屋の存在があったり、劇中劇があったり、恩田氏が志向してきたファクターが結構詰まっていると思います。ただこれ、一般受けはしなさそうというのが個人的見解。クセのある作風じゃないかと。

    ・・・
    細かく分かれた章が20超連なります。殆どが作家Kの視点です。幾つかは吉屋の視点。

    恩田氏は本当に想像力というか発想力がすごくて、おそらくKというのはご自身なのですが、一つの話を喋っていてそれを形容する言葉や類似の名詞などが出てくると、〇〇といえば、という風にどんどんと話が膨らみ、そして流れてゆくのです。

    なんというか、女性二人で大盛り上がりするとすごい盛り上がりと合いの手で、話題がどんどん展開するのってありますよね。あれを一人でやるようなイメージでしょうか。

    個人的にはそうした思考の展開の描写はいま一つ好みではなく、そういう意味では相性は良くなかったかもしれません。

    他方、東京の街に潜む謎や歴史みたいなものに節々で触れ、オカルトチックな話や背景の説明みたいな箇所はモダンホラー的な作品も書く恩田氏ならでは、でしょうか。一瞬だけ『帝都物語』を想起しました。

    ・・・
    あと、戯曲を書きあぐねる作家が主人公ということで、劇中劇がありましたね。

    女性が6人で営む殺し屋という設定でしたが、個人的にはそちらの展開が気になりました。

    ・・・
    ということで、久しぶりの恩田氏作品でした。

    数えてみると読んだのはこれで40作品目でした。読むほうも読むほうだけど、まあ多産な作家さんですね。私は初期の青春系のテイストの小説が好きなのですが、最近あたるのは(まだ読んでいなかったのは)戯曲系が多い印象ですね。

    ゆっくり残りの作品も読み進めます。

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    2026年06月07日
  • 朝日のようにさわやかに

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    短編集はあまり得意じゃない。物足りなかったり肩透かしを食らったりすることが多いから。
    でもこの作品は結構、満足感のある短編が多かったように思う。余韻に浸れるというか…。
    個人的には「淋しいお城」が切なくて好きだった。

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    2026年06月07日
  • 珈琲怪談

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    仲良し4人が仕事を離れて、ちょっと怖いちょっと不思議な話を取り留めなくしてる時間て贅沢だよなと思った。
    オチのないあーだこーだが1番楽しい。

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    2026年06月07日
  • 祝祭と予感

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    オーディブルにて耳読。
    ホフマンと風間塵の出会いのお話が一番好き。出会った時からすでに天才だったんだね。

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    2026年06月07日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ラジオでたまたま紹介され、気になって読んだが、
    自分的にハラハラ感が物足りなく感じてしまった。
    読書初心者の自分には合わなかったのかもしれない。

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    2026年06月06日
  • 愚かな薔薇 下

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    恩田陸さんの真骨頂とも言える、「心の奥に漂う値のしれぬ恐怖」がよく描かれていたと思います。
    今回は、少女から大人に変わる中での葛藤的なものも織り交ぜられており、前進することで明るい未来が開ける、というよりはあ諦めることで一つ進化できる、といった感じでしょうか。
    恩田さんの様々な作品読んでますが、本当に心の揺れ動きを描くのが上手い作家さんだな、と改めて思いました。

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    2026年06月02日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    序盤はすごく良かった、ダークミステリーな感じでキャラも際立ってて、もしかしてロマンスも?で、久々に恩田さん、やるなぁ〜と。読み進めていくうちに、キャラが増えてストーリーも混み合ってきてます。コレは下巻でさらに加速するのか??なぜか、葛城を映像化で観てみたい気がする。

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    2026年06月02日
  • 光の帝国 常野物語

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    わたしには難しかったー。

    連作短編集。

    のめり込む物語も入っていて、世の中には、こんな常野から来た人達がいるのかもと、不思議な気持ちで読みました!

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    2026年06月02日
  • 酒亭DARKNESS

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    さらっと読める短編集
    もやっとする終わり方もあるし、私好みのもある。
    歌うカステラがすごく面白かった。
    スイーツのコースというのも食べてみたいし、お店の名前も面白い!!!

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    2026年06月01日
  • 珈琲怪談

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    喫茶店で珈琲を飲みながら順番に怪談話をする会。設定がまず最高に良い。怪談にも不思議な話、少し心温まる話、ぞっとする話などいろいろ。喫茶店の内装の描写も雰囲気が伝わってきて良かったし、プリンアラモード、カレーなど、メニューも美味しそう。京都、大阪、神戸、神保町などの喫茶店は実際にある、恩田さんお気に入りの店というのも素敵。様々な職業の男4人というのも面白いし、やだーという反応もおじさんだけど可愛くて笑ってしまう。さくっと読めました!あまり怖すぎない怪談なので、怖いの苦手な方でも読めるかと。

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    2026年06月01日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    心臓に病を持ち病弱な友人。役割を終え、悲しみにくれるも「しまう」からひきだしてもらう???少しわかりにくかったですけど、サクサク。

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    2026年05月30日
  • 珈琲怪談

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    シリーズ物だったけど、これだけ読んでも大丈夫そう。
    おじさん4人がカフェ巡りをしながら軽い怪談話を披露するという話。
    しかもほんのり実話というのが面白い。
    大きなオチがあるわけじゃないけど、ちょっと、じんわり、怖い…?という感じがまたいい。
    カフェ?喫茶店?も実在するようです(閉店してしまったところもある模様)。
    肩肘張らずに気軽に読めるので、前作シリーズも読んで見たいな。

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    2026年05月27日