恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日常で感じる「キモチワルイ」を独自の目線で解決していく能力を持つ梯結子。彼女の子供時代から大学卒業までの独特な思考や、人との繋がりを描くお話。
結子の目の付け所とか、その解決方法とかが面白いのと、結子本人の魅力がそのまま小説の魅力になっている。
だけど、最後の方で作者も書いているように、城郭愛好研究会の城攻めのやり取りとか、戦さの説明とかがいかんせん長過ぎて辟易。作者余程歴史好き?と思いきやそうではないとのことで、意味不明。
そのあたりもう少しスリム化して、就職後の結子も描くか、もうちょっと短くしてくれても良かったのになぁと思った。
そして、唐突に「私」という一人称で作者自身が出てくるのに最 -
Posted by ブクログ
購入して直ぐに読み始めて半分くらいで何故か積読コーナーに行ってしまった本書。当時は怪談ブームではなかった。先週、怪談ブームに便乗して「珈琲怪談」を読んだばかりなのに、今週も怪談ものを一日で一気に読んでしまった。前回中断してしまった所から最後まで行き、始めに戻って本書の前半部分を一気に読み切った。この本をしっかり読もうと試行錯誤しているうちに、結果的に前半部分を3回も読むことになった。
あとがきを見ると、本書のコンセプトは「孤独のグルメ」のホラー版にしましょう、と文藝春秋の編集者が提案したのが出版のきっかけとのこと。結果的には「居酒屋ホラー」の形をとったが、短編の数が集まるまで少々時間がかかっ