恩田陸のレビュー一覧

  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    ネタバレ

    いやあ、面白かったです。

    1992年デビューの恩田氏の2004年の作品。ちょっと古めですが、恩田氏得意のモダンホラー系の作品です。

    あれ?表紙ってあの、羽生結弦選手!?って思ったけど全く違った。俳優の高杉真宙さんでした。これだからオッサンは嫌ですよね。

    ・・・
    本作、主役らしい主役というのが居ません。

    しいて言えば、都内建築学部に通う捷、そして造形アーティストとして駆け出しの律子、ベンチャー企業経営兼大学院生の和繁、あたりか。

    対して、人の心に入ることのできる(人に容易に感応できる)悪玉的アーティスト烏山響一がもう一方の中心人物。

    上記の3名の人物やその係累が、響一に影響され、ある

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    2024年12月12日
  • Q&A

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    読後感はモヤモヤモヤッてします笑

    大型商業施設で起こった原因不明の事故
    この後日談として、この事故の被害者などの関係者と会話形式で物語は進む

    宗教・精神崩壊・組織・大衆心理、色々な怖さを感じられる作品

    ただ、スッキリした終わり方ではないです笑

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    2024年12月05日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    ネタバレ

    恩田氏の2010年代の作目。2013-2014年に新聞小説として掲載され、2015年に出版。ちなみに新聞小説は以前の『夢違』に続き、二作目。

    アフターコロナ後に本作を読むと、恩田氏の未来感(未来勘!?)がかなり鋭いことを感じます。AIロボットや未知のウイルスなど、まるでコロナを経験したかのような筆ぶりでした。

    ・・・
    超大型台風に見舞われたとある日本の国際空港。

    入管で足止めされ『別室』に連れてこられた年齢性別もバラバラな男女10名。彼らを迎える謎の若い女(実はAIロボットだった)から命じられるのは『この中にテロリストがいる。そして10人の使命はそのテロリストを見つけ出すこと』とのこと。

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    2024年12月04日
  • 夜果つるところ

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    『鈍色幻視行』に登場する作中作。『鈍色幻視行』の方は未読だが、独立した作品としても楽しる。
    戦前の人里離れた遊郭で暮らす主人公の視点で語る三人の母、館に出入りする男たち、惨劇に向かって時が流れていく様子。著者らしい耽美的な世界を味わえた。『鈍色幻視行』の方も読んでみたい。

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    2024年11月29日
  • 薔薇のなかの蛇

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    ストーリーは面白かったんですが、最後がイマイチわからなかった。
    リセって一体何者ですか……?
    シリーズものだということに気づいたのは、読んでる途中で、シリーズのはじめを読んだほうがいいかもしれないと思いました。

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    2024年11月25日
  • puzzle(パズル)

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    恩田陸

    新潮文庫の初期タイトルを3冊くらい読んで以来の作品

    しかもどうやら間違えて買ってしまったらしい
    読みたかったのは「ドミノ」だった

    さて内容の方は3部構成

    piece
    脈絡のない引用の羅列
    なんだこれは

    play
    なるほどpieceを絡めたストーリー展開になるのか
    これは楽しみ

    picture
    playの補強と真相が


    パッケージはとても面白いと思ったけど内容は薄いし謎解きも軽い
    文字数が少なくて30分で読める作品だから仕方ないけど勿体無い気もする
    恩田陸の味をほんのり思い出した感

    ★は甘めで3つです
    はやく積読ドミノを探し出して読まなければ

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    2024年11月23日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

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    贅沢な列車に、贅沢な名前の並ぶ小説

    それぞれの物語がとてもあたたかい気持ちになる

    そこに乗車するそれぞれが
    何らかの思いを一緒に乗せて旅に出る

    誰かを大切に思って
    大切な人を誘って
    願い叶わなかった列車の旅になっても
    「その人を思い出すこと」が供養にもなる

    1話目の
    さよなら、波瑠/井上荒野
    一見、芯もあって強くて…こういう人の気持ちが
    苦しくて苦しくてね
    思わず感情移入、涙が出た

    糸井重里さんの
    「帰るところがあるから、旅人になれる」
    当たり前なんだけど
    そんなふうに考えたことなかったからね
    さすがだな、
    糸井さんの言葉だな、って思った

    静かな気持ちで読めるキレイな本でした

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    2024年11月19日
  • puzzle(パズル)

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    筆者自ら云っているような「誰も信じてくれないだろうな」と言う謎解きで済ますのは、推理小説ではタブーである。読者に失礼この上無いのです

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    2024年11月14日
  • 夜果つるところ

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    ネタバレ

    ★3.5
    鈍色幻視行読後なので、展開や仕掛けが丸わかりで、推察するまでもなく解説履修済みだけど、雰囲気は好き。
    ただ、いろんな話のコラージュのようにも感じた。
    私的類似傾向作品としては、恩田作品「ねじの回転」「ネクロポリス」篠田真由美「閉ざされて」

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    2024年11月11日
  • 蛇行する川のほとり

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    恩田陸さんの作品は世界に行きたくて時々読みたくなります
    でもなぜだろうか、この人の作品は読み終わってみると、毎回なんだか消化不良です
    読んでる間はその世界を楽しめるのに
    「はー、面白かった」「読み切った」とならないのはなんでだろう?
    そう思いながらまた読みたくなるんだろうけど

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    2024年11月06日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    1992年にデビューした恩田陸氏による作品。文芸誌に分割掲載されたのち、2004年に単行本化。

    強いてラベリングするならば、ミステリー系青春小説!?

    ・・・
    恩田氏お得意の群像劇系の作品。

    構成としても4章からなる各章を一人称で語らせるもの。この手法も馴染んできました。

    ・・・
    第一章は毬子の視点。

    高校二年生の美術部。まだ純真。高校三年の憧れの先輩二人(女)と演劇祭の舞台背景作成のため、先輩の家(女ですよ)にお泊りにいくということでウキウキ。

    また、親友がダブルデートを仕組んで他校の男子と知り合いになったり、身辺に動きがあります。ただし、先輩の家にお泊り合宿すると、物事は予想しな

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    2024年11月05日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    『思い出の館のショウシツ』(はやみねかおる)3…設定は面白い。
    『麦の海に浮かぶ檻』(恩田陸)3…幻想的な世界観がいい。
    『QED〜ortus〜——鬼神の社——』(高田崇史)2…神社仏閣と鬼の蘊蓄だけで事件自体はしょうもない。
    『時の館のエトワール』(綾崎隼)4…あの個性的な2人はたぶんシリーズがあるんだろう。トリックもオチも気持ちいい。
    『首無館の殺人』(白井智之)2…著者の作品は何冊も読んできたがなぜか急に露悪・下品な表現が受け付けなくなってしまった。
    『囚人館の惨劇』(井上真偽)5…一番しっかりしてて一番面白かったが、それは一番ボリュームがあったからかもしれない。

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    2024年11月03日
  • 夜果つるところ

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    〜遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。無表情で帳場に立つ名義上の母・文子。

    ☆作品紹介からして、複雑な関係の元に育てられた少女の話?なかなか、序盤から話が掴みにくい。かなり、頭が冴えていないと途中で寝落ち連続…かなり苦戦してしまう。


    〜ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。

    ☆読み進めていると、性描写の様子がジワリと見え隠れするような。そして、惨劇も露わに

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    2024年10月31日
  • 私の家では何も起こらない

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    怖いというよりも、気持ち悪さが勝ってしまった。。あからさまに気持ちの悪い描写があるわけではないんだけど、『殺戮にいたる病』の読後感に似たような感じで…ちょっとしんどかったです。。

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    2024年10月31日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    ネタバレ

    常野物語、2作目。
    前作は連作短編集だったが、今回は1つの長編だった。
    前作の「大きな引き出し」に出てきた春田一家の先祖のお話。

    序盤から示唆される終わりの予感と、そこに向けて収束していく物語に引き込まれ、悲しみに囚われる前に一気に読み終えてしまった。
    悲しみだけのお話しじゃないのだろうけど悲しい。

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    2024年10月31日
  • Q&A

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    色んな怖さがありました。
    集団心理、宗教、精神崩壊、、、、
    ホラーじゃないのに、読み進めるに連れて気味悪さが増していきました

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    2024年10月30日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    終わりに近づくにつれてまたこんがらがっていく私の頭の中。
    人間同士であっても持っている力も違うし、考え方…いや人として持っている基礎の部分が違いすぎると理解なんてできるはずもないよね。
    相手を恐れたり軽んじたり憐れんだり、そういう空気がずーーっと流れている小説だったように思う。

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    2024年10月27日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    「終わりなき夜に生れつく」を読んで読み始めた。
    この人たちは一体何者でどんな関係があってどこへ向かっているんだろう?
    こんがらがった結び目が少しずつほどけていくように分かっていく一方で、すごい力を持った人によって繰り広げられる戦いと殺戮、破壊。おそろしい…。

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    2024年10月27日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    怪談、ホラー系多め。
    「麦の海に浮かぶ檻」まだ理瀬シリーズ読めてない
    「トワイライト」あまりにも有名な伝説。こういう描き方もあるのか
    「楽譜を売る男」勝手に想像して実は…というオチ。思わず笑っちゃいました
    「柊と太陽」これもある意味勘違いの話

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    2024年10月25日
  • Q&A

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    タイトルの通り全編がQ&Aで展開され、淡々と進みながらも気味が悪く、鬱蒼とした森の中に迷い込んでしまったような気分になった。

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    2024年10月22日