恩田陸のレビュー一覧

  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    ここからクライマックスかと思い、残りページを確認したら後が少なく、これで完結するのかと要らぬ心配。もしかしたら続編を想定した結末かなとも思う。そんな庸人の夢想をよそにテンポよく一気のエンディング。
    胴乱の中身が暗示するもの。時代を追うごとに加速度的に早まる時間の流れの中で知らず知らずのうちに失ってゆくものを今に伝え、輪廻転生を今を生きる人に伝え、役目を終えたちびっ子達が在るべき場所へ駆けて行く。
    メルヘンチックでミステリアスな物語でした。

    0
    2023年09月23日
  • 錆びた太陽

    Posted by ブクログ

    放射線で汚染された近未来、
    6人のロボットの元に何故か国税庁の女性が現れる。

    どこかコミカルな要素が絡む荒廃した世界。

    どんどんと明かされていく事実。

    0
    2023年09月18日
  • 中庭の出来事

    Posted by ブクログ

    中庭で亡くなった脚本家、その事件を執筆中の劇作家、虚と実が入り混じった話。劇中なのか現実なのか、内か外か、読みながら迷宮に迷い込む。この混沌とした感じ個人的には結構好きよ。あのシーンはどっちの何?と色々思ってたから最後まで辿り着きもう一度読み返したくなる。

    0
    2023年09月13日
  • スキマワラシ

    Posted by ブクログ

    モノ(骨董品)や建物には人々の思いが詰まっている。時代が変わればモノは捨てられて建物は壊される。普段あまり考えることはないけれど、時にはモノに込められた人々の思いに想像を巡らせるのもよいのかもしれない。

    0
    2023年09月09日
  • 蛇行する川のほとり

    Posted by ブクログ

    少女たちの一人称小説。ミステリでよくある、結末→本当の結末 の構成だった。
    お嬢様、美少女、御屋敷での合宿と来ると、百合っぽいのかなと思ったけれど、そんな感じではないかな。

    少女の一人称視点+世界観で、ややべっとり、叙情的な表現が続く。ミステリと言われると微妙。

    0
    2023年09月09日
  • MAZE 新装版

    Posted by ブクログ

    なんか面白いのか面白くないのかよくわからない感じで終わった…
    最後、こう終わるのかー!と思ったけどどんでん返しとかなわけでもないし。
    神原恵弥シリーズということなので次も読んでみようかと思う。

    0
    2023年09月09日
  • 蛇行する川のほとり

    Posted by ブクログ

    百合もののミステリが読みてえ!!
    その結果たどり着いた作品。恩田陸は初めて読んだ。
    少女の世界を描くリリカルで繊細な表現はさすが名のある作家だなあと思うが、男が出てくる点とミステリの薄さがコレジャナイ感。
    肌に合わなかっただけで、クオリティは高い。

    0
    2023年08月24日
  • 蛇行する川のほとり

    Posted by ブクログ

    不穏な空気の中で、それぞれが秘密を抱えながら進んで行くストーリーに引き込まれた。

    美しくも、どこか残酷さも備えた少女たちの描写が印象的だった。

    0
    2023年08月22日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

    Posted by ブクログ

    空港で別室に集められた人々、この中にテロリストの仲間がいるらしく探す話。話が進むにつれて疑心暗鬼も深まり、あの人もあの人も怪しい、一周回って最早怪しくない、とこちらも疑惑が深まる。各々の隠し事が何で、消滅は何を指すのか。個人的にはその後の世界にめちゃくちゃ行きたい、まさに私が求めている世界がそこにはある。

    0
    2023年08月22日
  • 上と外(上)

    Posted by ブクログ

    初版のもので読んでいるため3までを上とした。
    前半の現実でのゴタゴタがあるから、余計にその後の展開が面白くなってる。続きが楽しみ!

    0
    2023年08月21日
  • 日曜日は青い蜥蜴

    Posted by ブクログ

    ミステリーかと思ったら、本や映画の
    エッセイだった
    さすがに雑貨は読み方が違う
    内容は全く違うと思うけど
    そのベースは世界的な名作だとか
    そうなんだ
    新しく知った作家の若竹七海
    さっそく読んでみよう 著者が嫉妬する作家
    それに沢木耕太郎 まだ読んでない作品があった
    読書の羅針盤なった

    0
    2023年08月20日
  • Seven Stories 星が流れた夜の車窓から

    Posted by ブクログ

    私は三浦しをん熱がまだ冷めないので、本屋に行くと、「三浦しをん」を探してしまう。
    題名を見て「きみはポラリス」を思い出したこともあり、本書を購入。
    でも、開けて読み始めると、JR九州のクルーズトレインを巡る7人の作家の短編集だった。北斗七星之ではない。表紙をよく見れば電車だったし、帯にもそう書かれている。すぐにカバー掛けてもらっなので気が付かなかった。
    因みに、文春文庫では「甘い罠」「妖し」などをテーマに豪華な顔ぶれでアンソロジーを出している。(この本がそうであるように、初出はオール読物かもしれない)

    私は、中でも川上弘美の「アクテビティは太極拳」が良かった。母親が子育て中の娘に手紙でななつ

    0
    2023年08月16日
  • 上と外(上)

    Posted by ブクログ

    内容はともかく
    ものすごい既視感
    ドラマ、映画、2度目
    ヤバい
    映画もドラマもないから2度目ってこと?
    いやーさすがにそれはない
    と思いたい
    内容はまずまず

    0
    2023年08月15日
  • 夢違

    Posted by ブクログ

    強烈なカタルシスを得られるような話ではなかったので、賛否両論ありそうな作品。
    ラストまでふわふわと、夢と現実の間を漂うように進んでいきます。

    0
    2023年08月14日
  • 上と外(下)

    Posted by ブクログ

    上巻に書いてあったのに、兄妹が、中学生と小学生だったことにびっくり。もう少し年長かと。

    後半から疾走感出てきた。
    超ハードモードな夏休みの冒険。

    0
    2023年08月13日
  • ライオンハート

    Posted by ブクログ

    初めは設定を飲み込むのに時間がかかり、暗闇の世界を導かれるままに読んでいたが、読み進めていくとだんだんと世界が開けていくのを感じた。
    「出会い」の瞬間、何ものにも代えがたい喜びを感じられる2人がとてもまぶしく思えた。

    0
    2023年08月04日
  • 図書室の海

    Posted by ブクログ

    「夜のピクニック」の予告編「ピクニックの準備」、
    「六番目の小夜子」の番外編「図書室の海」ほか、代表的な恩田作品の別編がまとめられた短編集。
    ホラーな雰囲気満載の一冊。
    けれど基本はミステリーだから、私でも読めるくらいのホラー度合い。知っている登場人物たちに会えて、なんだか懐かしかった。「夜のピクニック」、買いたくなってしまった。

    0
    2023年08月04日
  • 黄昏の百合の骨

    Posted by ブクログ

    【2023年84冊目】
    面白かった〜。ストレートに終わらず、最後にもう一捻りあるのが好きなので、来るか?来るか?と思いながら読み進めて期待を裏切らぬ展開となり、嬉しくなりました。

    主人公を取り巻くさまざまな人物との関係性を頭に入れつつ、「はてジュピターとは何かしらん」と思いながら読み進め、「そう来たか、なるほどね」といった感じの終息具合に嘆息。

    物語の完成度と、伏線の回収、真相が明らかになった後にもう一捻りあるところなど、ミステリーだけにとどまらず小説のお手本のような流れを楽しませて頂きました。

    0
    2023年07月31日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

    Posted by ブクログ

    特殊能力を持つ在色者達が国家権力が及ばない途鎖国に集う話。恩田陸さんのファンタジー読む度世界観好きって悶えてる気がする。この薄暗い感じが好き。めちゃくちゃ好みど真ん中。この時のこの人達サイドの話知りたい、彼らの今後は?と気になるところ、余白を想像するのも楽しい。

    0
    2023年07月30日
  • 劫尽童女

    Posted by ブクログ

    漫画っぽくて斬新だった
    1章ごとに区切りがよくて、短編を読んでいる気分
    遥の精神年齢大人すぎて、もう少し幼さが欲しかった。
    ハンドラー何人おるん…

    0
    2023年07月25日