恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恩田陸自身の感情がふんだんに組み込まれなノンフィクション&フィクション作品。実際にあった、新聞の小さな記事に書いてあった事件を題材に、その事件の真相と、その事件を選んだ彼女自身の葛藤を描く物語。
「0」がノンフィクション、「1」がフィクションというわ変わった形式。最初は理解ができず、何度かページを遡った。この本の見どころは、実際にあった事件について、事件が起こったこと以外の事実がわからないまま、彼女なりの「虚構」として事件を描いていることだ。この「虚構」を描く中で、葛藤や悩みが相当あったことが文章からわかる。
「日常」とは何か。「死」とは何かを問いながら、自然の流れのまま死=消えゆく -
Posted by ブクログ
ネタバレ10人の作家さんが描く怪異の短編アンソロジー。多種多様な怖い話。一体、どこからこんなアイデアが出てくるのかと驚きながら楽しみました。
恩田陸『曇天の店』
北陸の料理屋。開けてはいけない勝手口。フェーン現象がつれてくるカワケが人を狂わせる。ラストの夫婦の会話が不穏で、余韻たっぷりで終わる。
米澤穂信『わたしキャベンディッシュ』
バナナの種って貴重なんだなあ。シゲルはどんな味なのかしら。
村山由佳『ANNIVERSARY』
小2のときの儀式が35歳で効果を発揮?
夫と息子と幸せに暮らしていたのに、少し違う世界で小2からやりなおし。新しい世界で新しい家族と幸せになっても、新旧、どちらも裏切って -
Posted by ブクログ
ネタバレ恩田氏デビューから数えて6作目、1999年の作品。これまた結構古めの作品。
でもケータイ(ガラケーと思われますが)も出てくるし、不思議と古く感じさせません。
相変わらず、えも言われぬスリラー的な作品でありました。
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本作、推理小説ということですが、モダンホラー的な恩田テイストが色濃く出ているのが特徴かと思います。
主人公は引退した著名な裁判官の関根多佳雄。彼が遭遇するちょっとした事件と、その謎を解く様子がなかなかスリリングでした。
なお本作、12作の短編からなる短編集となっており、途中から息子の春(検事)、娘の夏(弁護士)も登場し、何だか学歴ドリームチームみたいな華やかな(一種嘘