恩田陸のレビュー一覧

  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いろいろ詰め合わせ短編集。
    麦の海、消滅、EPITAPHのスピンオフ有り。
    EPITAPHのスピンオフは文庫版には収録済みだけど。
    消滅スピンのリモートリアルは現実が空想に追いつきそうな分野だなぁ。
    はつゆめは続き気になってたので追憶の五重奏楽しみ!
    EPITAPH東京、読んだと思ってたけど内容忘れてるので読み返そうっと。

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    2022年06月22日
  • まひるの月を追いかけて

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    関西を舞台にした小説を探していた時に出会う。
    奈良は日本で最も歴史ある町であり、しっとりとした落ち着いたイメージを持っていたが、そのイメージに違わない雰囲気で土地の雰囲気が描かれていた。
    近いうちに訪れたいと思う。

    肝心な中身の方は、何を描きたかったのか良く分からず、恩田陸さんの作品にしては珍しく全く響いてこなかった…

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    2022年06月22日
  • きのうの世界(下)

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    どんなに好きな作家さんでも合わないと感じる作品はあるものだ。恩田陸さんの作品も賛否が分かれるものがあるけれど本書もその一つに数えられるだろう。しかし終始何が起きているのか分からない不穏な雰囲気を作品から醸し出す様はさすがで一気に読み進めてしまう。この街では一体何が…?

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    2022年06月21日
  • まひるの月を追いかけて

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    行方不明の兄、その恋人と旅行、全然先が読めんかったんやけど、なんやろ、これ、みたいな感じ。ちょっと気持ち悪い。

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    2023年07月11日
  • 図書室の海

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    番外編を目当てに買ったが、それ以外の方が引き込まれた。
    番外編で個人的に1番よかったのは表題作の図書室の海かなー。
    十六番目のサヨコをまた読み返したくなり、また映像を見たくなった!

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    2022年06月15日
  • まひるの月を追いかけて

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    ネタバレ

    ぅーん、あんまり面白くなかった。
    恩田さんの話は結構全部面白めと感じる方だけど、なんかこれは。☆2.5くらい、てのが正直な感覚かなぁ。
    確かに、前段~中段までの、だまくらかしの多い設定は面白いとも思うけど、全体を通じての大枠のストーリーが、そんなに面白いと思えなかったのよねー。
    けんご氏の愛する人も、なんか想像できたし。

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    2022年06月14日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    明治時代の東北を舞台に、「光の帝国」に出てきた春田一家のご先祖が登場。本作もファンタジー要素は抑えめ。古き良き日本の原風景が郷愁を誘う、清々しくも切ない昔語りでした。

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    2022年06月08日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    うーむ、やっぱりこじんまり終わってしまった。。。
    アメリカの小説みたいな大法螺吹きを期待するのはどだい無理とは分かりつつ。分かり易く言えば、「トップガン」はアメリカしか作れないが、「シンウルトラマン」も日本でしか作れない。どっちが好きですか?という感じですかね。
    それはともかくそうは言ってももう少し発展させてほしかったなぁ、どうも複数人物の話の設定に拘泥してしまったような気が。でも映画監督に名前の由来があるというのはちょっと嬉しい、読んでて確かにそうかな?と思ってたもんで。

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    2022年06月08日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    大人になって大人たちの旅を読み返す。各々が「抱えるもの」を持ちながら、一瞬の非日常に身を浸す。その時間の必要性がひしと迫り来る年になった。世界の解像度が近い友人というのはなにものにもかえがたい。

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    2022年06月06日
  • 歩道橋シネマ(新潮文庫)

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    既視感というか、「その違和感を知っている」というものを掬いとるのがとても巧い。久しぶりに理瀬シリーズに触れられて読み返したくなった(ので読み返した)。

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    2022年06月06日
  • 月曜日は水玉の犬

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    P68「イメージ」のトリック
    トリックと作品の「謎」、「見た目の事件」と「本当に起きていた事件」

    P200別のものを描こうとした結果、「恋愛小説」になっている

    P219いつしか「この刀の前に身を投げ出したい」、「この刀に斬られたい」と思っていることに気付いて愕然とした。

    P227スティーヴンキング「小説家にとってのテーマ=スイカ説」

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    2022年07月25日
  • 謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー

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    2022.05.29

    アンソロジーとしてはアタリの方かなという感想。
    はやみねかおると白井はおちゃらけていて?読む気も起きず、数ページで読むのをやめました。

    本当にお久しぶりの「理瀬」シリーズ。
    「麦の海に沈む果実」が大好きだったので懐かしくて懐かしくて…もう一度読み返したくなった。「三月は深き紅の淵を」も好きだったー。この2作品が個人的には恩田作品の最高峰。

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    2022年05月29日
  • 蛇行する川のほとり

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    蛇行する川のほとりにある家での、かつての忌まわしい出来事の記憶を抱える少女たちのお話。

    『魅力的にな女の子には、それぞれ異なる膜がある。みんな、違う色をしていて、手触りも違う』P.67
    非日常的な舞台、謎めいた行動、思わせ振りな会話、かまの掛け合い、不穏な空気、憧れの先輩たち、取り巻く男の子、他を寄せ付けない間柄…、閉じた世界のこの物語にも何かしら膜を感じる。

    『そうして、背伸びをしてはうずくまり、手を伸ばしては引っ込めて、少しずつ何かをあきらめ、何かがちょっとずつ冷えて固まってゆき、私は大人という生き物に変わっていく』P.34
    そんな膜の中のこの作者らしい世界で、登場する美少女たちの、怜

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    2022年05月28日
  • まひるの月を追いかけて

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    ネタバレ

    【自編集あらすじ】
    離婚を経て、仕事と静かな私生活のなかでなんとなく満たされない気持ちを抱える静。異母兄弟の研吾、その元恋人の優佳利、友人の妙子の3人の関係に巻き込まれることで静は一つずつ真実を知っていく。

    【感想】
    自分は主役にはなり得ないが、知らないところで他の人の物語の重要人物になっている。自分とはどんな人間なのかを、奈良を舞台に妙子や研吾との対話の中で掴む心理描写の多い作品かな?全体的に平坦で途中飽きちゃったけどやっと読破できた

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    2022年05月28日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    んー幻想ほど憧れの女の子は幻想ではなく普通の女の子だったということだろうか
    誰もが他人に夢を見ている、自分のイメージの世界を生きているということだろうか
    一人で行こうとしたなんて幻想で、ただの事故死なんてめっちゃ残酷だな
    その幻想が香澄を殺したみたいに見える
    多分全然解釈違いだろうけどそうゆう印象

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    2022年05月14日
  • 月曜日は水玉の犬

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    さすが…である。
    エッセイよりも書評が凄くて、読書量も半端ではないと唸らせるほど。
    映画にも触れているが、これも懐かしいと感じるのが近しい年代なのか…。
    もう一度読みたい、そして読んでみたいと思う本もある。

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    2022年05月11日
  • 本からはじまる物語

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    もっとストレートな本や本屋さんの話が読みたかったけど、どちらかというと、ファンタジー寄りやSFっぽい話もあり、私としては少し物足りなかった。

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    2022年05月08日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    ネタバレ

    たまたま上巻の感想に『バベルの末裔』の話を書いてしまっていて、慌てて消した。内容はそんなに被ってないけど。言語よりも言葉、その根底の思想、だよね、壁を作るのって。

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    2022年05月05日
  • Q&A

    ネタバレ 購入済み

    怖かった

    なんだかとても不気味だと感じた。会話だけで構成されているがやりとりがとにかく最後にはゾッとする。夜に読むと眠れなくなるくらいなんだか不気味だった。最後は少し意味がわからなかったけどそれもまた気味が悪い…。もう読まないと思う。

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    2022年05月03日
  • 蛇行する川のほとり

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    ネタバレ

    高校の夏休み、演劇祭の舞台装置を描くために、先輩、香澄の家に泊まり込むことになった鞠子。でも、そこに集ったのは、過去に起きた不幸な事件と深く関わりのある人たちだった。

    香澄や鞠子はどう関わっていたのか、ハラハラしながら一気読み。最後に意外な真相が明かされるが、恩田さんのミステリーは、ホントに面白くて、今回もまた引き込まれてしまいました。

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    2022年05月01日