恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ恩田氏デビューから数えて6作目、1999年の作品。これまた結構古めの作品。
でもケータイ(ガラケーと思われますが)も出てくるし、不思議と古く感じさせません。
相変わらず、えも言われぬスリラー的な作品でありました。
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本作、推理小説ということですが、モダンホラー的な恩田テイストが色濃く出ているのが特徴かと思います。
主人公は引退した著名な裁判官の関根多佳雄。彼が遭遇するちょっとした事件と、その謎を解く様子がなかなかスリリングでした。
なお本作、12作の短編からなる短編集となっており、途中から息子の春(検事)、娘の夏(弁護士)も登場し、何だか学歴ドリームチームみたいな華やかな(一種嘘 -
Posted by ブクログ
何が起きたのか明かさず、被害にあった負傷者数や現場にいた人へのインタビューから徐々に読者の不安と期待を煽る。本当に2004年の作品かと思うほど、斬新な物語の進行方式。
まったく古さを感じない作品の雰囲気とは裏腹に、「茶髪」という言葉が軽薄な若者言葉と揶揄されていたりといった当時の風潮も描かれており、その温度差も楽しめた。
特に、不幸な人と自分を比べ、自分は恵まれているという優越感に浸る大学生の話は、東日本大地震の被災者である私に刺さった。
非現実的な「なにか」が起こっている異様な雰囲気は、当時中学生だった私にとっても、不安や恐怖よりもずっと好奇心が刺激された出来事だった。
いま振り返ってみれ