恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
解説で池上冬樹さんが書いていた内容がまさに私がこの本を読んで感じだことを表現してくれていた。
一滴の血も流れず、暴力もない、激しい恋愛もない、にもかかわらず読む者の心を揺さぶってやまない。
知人が家族で海外に移り住んだが、娘さんが「日本の女子高生をやりたい」とのことで1人日本に戻ってきて親戚の家から高校に通っているという話を聞いた。
その話を聞いた時は日本の高校生の良さって何だろうと思っていたが、この本にもそれが現れていたように感じる。
日本の学校の行事はこういったささいな人間関係の変化を産み、友人を助け助けられ、日本の学校ならではの青春の良さがあるんだなと思った。
歩行祭なんて自分の学生時 -
Posted by ブクログ
恩田陸さんの名前で選んだ短編集。私は長編に悪い人が出てこないところが多分好きなのだが、こちらは意外に「悪そうな人」とか素性のわからない人」がわんさか出てきて意外だった。
どっちかというと学園もののドロドロした感じ、理不尽なルール、子供時代の自分の自由にならないのに閉じ込められている無力感(←三宅香帆さんのいうところの昔の学園ものっぽい?)が多い作品群だった。それはそれで面白く、どっちかというと昔よく読んだ小川洋子さんを思い出した。どの作品も結末が気になって一気に読んでしまった。
一番好きなのは睡蓮かなあ。この兄妹の関係は?大きい女(男?)は何者?と謎が謎のまま。でも「春よこい」もよかった。