恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレ融の気持ちの整理とか変化の心理描写が凄すぎる。
苛立ちにしっかり道筋があって、ちゃんと葛藤があって、最後には自分の一部にする。
なにかのせいにしてれば、その間は楽だけどずっと付きまとう
でも、なにかあった時にあのせいでって言える逃げ道でもある。
この辺、貴子との環境の違いとかあって楽しめる。
ラストも互いの距離感が一気に縮まらない感じがよかった
互いの距離感を探ってる関係だけど、少しづつ歩み寄る描写も最高
そして二人だけじゃない男同士、女同士の友情にも惹かれた
これぞ青春って感じの。
忍とか結構人気みたいだけど
個人的にMVPは「高見光一郎」
ゾンビが復活するところとか、誕生日とか以 -
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下巻はピアノコンクールの第三次から本選終了までをカバー。文字を読んでいるのに音楽が聞こえてきて感情が揺さぶられる。実際に出てくる曲たちを聴いてもそうはならないのに不思議だ。一気に読んで大満足。自分はピアノを習っているのにピアノリサイタルやましてやコンクールなどはほぼ行ったことがない。この作品中にコンクールのあコンテスタント同志が刺激しあって進化する様子が書かれ、自分も生の演奏を聴きたくなった。編集者による解説も良かった。作品完成までの裏話まで読めるとは。
小説の映画化がされているようだが、これはやはり音楽を文字にしたという凄い作品だから映画化はちょっとどうなのかなとも思った。小説の朗読とコン -
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上巻はピアノコンクールの予選から第二次の結果発表までをカバー。出場者たちの様々な背景・演奏までの曲の解釈や思いを綴りながら、根底には、音楽とは音楽家とは何かと言った疑問を呈す。一気に読んだ。出てくる作品たちを配信サービスで聴きながら、この本を読んだら生演奏で聴かなきゃ悪いような気になる。コンクールの裏事情も面白いけれど、何より面白いのはタイトルにも示唆されている自然の音に関する部分。個人的には最年長で参加の明石の部分に色々心動かされた。音楽家になるってお金にならないし、大変だろうな。
プロの音楽家になった友人の息子さんがいるが(ピアノではなくパーカッション)、子供の頃から見て来たが、親も本当 -
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再読。
青春の一片なんだけど、ただ『過去の点』じゃなくて
大人になった今へ地続きで繋がってるんだと思わせられた。
というのは、大人になって読み返しても高校時代と同じ文章が刺さったから。
『雑音だって、おまえを作ってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。おまえにはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのって、今だけだから、あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない。おまえ、いつか絶対、あの時聞いておけばよかったって後悔する日が来ると思う』
この文章、当時は「わかってるんだけど、とはいえ鬱陶しいが勝つな〜」と思った記憶 -
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面白かった。
読み終わって、あとがき読んでなんか涙が出た。
初めて作者に、ありがとうって無意識に言葉が出た。
練もチカももなんて良い子たちなの。わたしも読みながらこの2人と一緒に冒険させてもらった気分。小さな大切な事がいっぱい散りばめられてる作品。
例えばー。
ひとの感情は長続きしない。勇気を出して頑張る時は必要。行動する時は、まずよく考えてから動く。
荷物はもつ。準備をしておくって事よ。たぶん。
事前の学びは必要→だから本を読む。もっと沢山あっただろうけど、覚えてない。でも、わたしの心の奥になんか残ってるんだろう。
大切な事は、自己啓発本ではなくて、小説が教えてくれる。
あー。この本