恩田陸のレビュー一覧

  • 光の帝国 常野物語

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    もしかしたら東北がルーツのあの人も...と思わざる得ない面白さでした。
    文章が情景を思い起こさせるのに十分すぎる表現力で、さすがだと感じました。
    とあるフレーズは思わず音読してしまうほどに引き込まれました。

    読み始めは短編集だから、それほど時間もかからず読めるだろうと思っていましたが
    1章分のページ数が少ないが、内容はすっごく濃いのものでした。

    正直、短編集を読んだ満足度の比ではないくらい高かったです。
    まだまだ常野の物語は続くようなので、引き続き続編を追っていきたいと思います。

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    2025年11月16日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    第156回直木賞、第14回本屋大賞ダブル受賞作品。
    国際ピアノコンクールを舞台に、4人の若きピアニストたちの才能・葛藤・成長を描いた物語。
    音楽は門外漢ですが、音楽を視覚的に描写するこの作品がとても好きです。

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    2025年11月16日
  • 夜のピクニック

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    新社会人になり初めて買った小説。
    そのときは最後まで読めず処分したが、あれから10何年経ち読むことができた。

    青春小説の代表作なだけあり、とても読みやすく温かい気持ちになれた。
    学生時代に読みたかった一冊。

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    2025年11月16日
  • 夜のピクニック

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    歩行祭という不思議な行事。実際に見たことはないが、読みながら一緒に歩いている気分になった。そして、その中で起こるドラマ。ただただ歩いているだけなのに、それぞれの会話から気持ちの変化が訪れて読み終わったあとは温かい気持ちになる本だった。

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    2025年11月15日
  • 夜のピクニック

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    三宅香帆さんのYouTubeチャンネルで恩田陸さん特集をしていて、夜のピクニックがおすすめされていたため手に取りました。

    元々、恩田さんの作品は中学2年生ぐらい?に蜜蜂と遠雷で触れていました。「こんな分厚い本読めたんか!(単行本)私ってすげぇ!」と初めて読後に満足感を味わいました。
    約10年ぶりに恩田陸さんの作品に触れるということで、ワクワクドキドキ!期待値は非常に高かったです。

    読み終えると「良き!マジヤバい!」と良い作品に出会うと言語力が落ちる特性を発動させ、「どの登場人物も好き!この本も殿堂入り!」とまたもや物語の中に没頭してしまいました。

    この作品の特徴は登場人物の感情の機微を細

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    2025年11月15日
  • 夜のピクニック

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    高校の読書感想文で読んだ本。断捨離中に出て来たので、あの頃を思い出してもう一度。本当に歩くだけなのに綺麗な本だと思う。歩く度に変わりゆく風景がとても好き。読み終えると完走したような爽やかな気持ちになった。

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    2025年11月13日
  • 夜のピクニック

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    2025/55

    最初は、どんな話?と思いながら読んでいたけど
    途中から読む手が止まらなかった。

    ミステリでもないし、どんでん返しもないけど
    ただ高校生が歩いているだけなのに
    なんでこんなに先が気になるんだろうって不思議。


    私も母子家庭で育って、父の方にも母の方にも義理の兄妹がいるので「自分なら」って色々なこと考えた。母の方は再婚で血の繋がりはないけど、父の方は血の繋がりがあって会ったことはない。

    令和っぽくないけど「普通の」家族を知らずに生きてきたから、登場人物たちの心情に心を動かされた。

    融みたいに、日々の雑事に耳を傾けず、精神状態が温度の低いところで一定でいる。というのも大切な

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    2025年11月12日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    【読むきっかけ】
    ・小説を読みたい!おすすめの書籍から、高評価のものを探す。
    ・すぐ読みたい。奥様(読書家)の書棚にあるやつで、何かないか?
    ・あった。昔、読もうとしたやつだ。評価も高い。読もう。
    【読後】
    ・素晴らしい小説だ。50を過ぎても、高校生の頃に戻ったような気持ちになれた。こんなに感情移入して読めるなんて、正直、思わなかった。
    ・主人公の二人が、恋愛で結ばれる結末が欲しいわけではないし、どう想像しても、そんなにハッピーエンドで終わりそうにないと、融と貴子の心情に感情移入し、不安で満たされる。でも、やっぱり、この状況が好転することを願いながら、ただひたすら、人生の波を乗り越えるように、

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    2025年11月11日
  • 夜のピクニック

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    ネタバレ

    夜だからこそ出てくる言葉ってある。ぜひ夜中に一気に読んで欲しい。Loveが無いからこその思春期の表現だと思った。

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    2025年11月09日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    好きすぎて作中の曲が全部入ってるCD買ったほど。子どもの吹奏楽コンクールで色んな曲を聴いたけど、審査員とのコネクションとか、その好みとか、どんなに上手くても評価されない表現とか、そういうのは厳然とある。生々しさとフィクションが上手く混ぜ合わせてあった。映画も見たけど、凝縮されててよく出来てたと思う。いつもながら大変お上手。

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    2025年11月09日
  • 図書室の海

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    いろいろなタイプの作品が読めて面白かったです!
    個人的には、1つ目のやつと途中に出てくる睡蓮のとこが好き。

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    2025年11月09日
  • spring

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    春。そしてバネのように跳躍する身体。個人的には蜜蜂と遠雷よりこちらのほうが好み。
    どんな色や映像を思い浮かべるのか読者の自由を邪魔しないモノクロのカリグラフィーだけのシンプルな装丁もとてもいい。偶数ページにノンブルが寄せられ奇数ページがパラパラ漫画でシルエットが躍るのも楽しい。

    P20 補充と補強は違うの。バカ高い契約金でよそのスターを引っ張ってくるのは補充。イチローみたいに長い目で見てチームに貢献する人材を呼んでくるのが補強。

    P69 いるよねー、微妙にストレス感じる相手。あの、踊っている間中どこかで常にイライラしてる感じ、いやだよね。それも、わざわざ口に出して言うほどじゃないっていうの

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    2025年11月09日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    重たいなーと思ったけど、少しづつ出てくる謎に読む手が止まらなかった。最後はスッキリした感じで、好みのラストでした。愛って何だろ。

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    2025年11月07日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ネタバレ

    再読。読みながら何度も作者名を確認してしまうほど、恩田さんにしては不穏さや不安定さがなく軽やかで明るく楽しい。合間合間にエッセイ風の差し込みがあって、不思議な気分になるのだけれどそれが心地よい。魅力的なキャラクターにワクワクするエピソードが満載で、続編が明言されていて、待ち遠しいです。

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    2025年11月06日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    理論派の成瀬って感じで、面白かったです。そのときそのときになされる結子の分析に、いちいち首肯しながら読みました。作者も書いてて楽しかっただろうな。

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    2025年11月06日
  • spring

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    正直なかなか読み進めませんでした。
    しかし、最後まで読み終わるといい作品だったと思います。
    色々な視点でのストーリーが思い返すと面白く、芸術の素晴らしさが伝わっできました。いつかバレエを見に行きたくなりました。

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    2025年11月06日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ネタバレ

    恩田さんはミステリ、ホラー、耽美の作家と思われている人が多いはず。
    ですが、たまにこうした笑いに溢れた作品を書かれる。実は私はこうした作品が大好き(^^)
    『ドミノ』とは少し違うけど、続きが楽しみだなぁ。

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    2025年11月05日
  • 鈍色幻視行

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    謎の作家と、その作家が遺した(死亡が確認されないまま行方不明で死亡扱いになってしまったためこの漢字であっているのかはわからない)いわくつきの作品にまつわる話。
    人と人との感情がかなり細かく描写されていて惹き込まれた。

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    2025年11月05日
  • 六番目の小夜子

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    面白かった…。ただただ、どうなるんだろう、早く続きを読みたい!という気持ちになる。
    あんなにも恐ろしかったのに、同時に、彼らと彼らのつくる青春に愛おしさも感じている。

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    2025年11月04日
  • 夜のピクニック

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    こんな高校の締めくくりイベントがあったら、きっと一生の思い出になるだろうな。
    高校生って色々分かってるけど、まだ擦れてなくてでも偏屈で本当に微妙な年頃だと思う。そんな年頃の主人公達が心の機微がとても尊く感じるお話だった。

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    2025年11月03日