恩田陸のレビュー一覧

  • 六番目の小夜子

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    ホラーが苦手でも読めるホラー
    ホラーじゃないんだけど、ミステリよりは読んでいてスリルを感じる気がする。
    彼らと一緒にサヨコについての謎を知ると同時に、それをひっそりみている人の目線にも気づいて、思わず背筋がヒヤッとする場面が何度もある。

    謎は最後まで、解けないのだろうか。
    多くの人が語り継ぐから、サヨコはきっと今も続いているんだろう。
    集団で感じる緊張感や、高校生活のキラキラした様子を、ミステリーやホラーの要素も織り交ぜて書かれた中々他にはない物語。

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    2025年09月25日
  • 三月は深き紅の淵を

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    ネタバレ

    久々の恩田陸作品。幻の小説にまつわるミステリー。一章、二章はそこまでクセのない恩田作品だが、三章からはいつもの濃ゆい内容で色んな意味で安心してしまった。本の中にある黒と茶の幻想って実際に書いてるタイトルだよな?って思いながら読んだけど、他のタイトルもそうだったりするんだろうか。どれも面白かったけれど、個人的には三章が好きかな。本人のスタンスが垣間見える四章も結構好き。とても良かった。

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    2025年09月22日
  • 麦の海に沈む果実

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    ネタバレ

    理瀬シリーズ、色々読んだけど、やっぱりこの学園ものが一番面白かった。
    まず、一人称が名前(「理瀬」)なのに、心情が挟み込まれてるのが新鮮だと思った。なのに、第十章の嵐の告発で、ついに理瀬が登場人物から消えたのには驚いた!今まで理瀬だと思っていた「わたし」はいったい誰だったんだろうと狐につままれたような気分になった。
    第十三章でヨハンが亜沙美を殺したと告発した場面で、第五章で「13」人目の訪問者が現れた後、「青の丘」は大火に見舞われたとあり、13…?まさかね…と思ってたら、ほんとに亜沙美を殺していた…怖い。「13」に意味を持たせるのもまた王道ホラーな感じで良い。
    振り返って読んでみると、伏線とま

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    2025年09月22日
  • 麦の海に沈む果実

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    人生で一番好きな小説。小学生のときに背伸びして読んで、果たして当時理解していたのか定かではないけれど、それでも没入感を初めて体感した小説。美しくて不穏で唯一無二の世界観。

    メモ 再読2026.3.10

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    2025年09月18日
  • 鈍色幻視行

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    ネタバレ

    読後シャイニングぽいかもって思ってきたら怖くなってきて評価上げました。

    恩田陸の書く女の表現が好きなので真鍋姉妹がお気に入りです。軽めの文ですっきり読みやすいし不気味な物語が読み終わったら爽快感に変わってるんですけど、よくよく考えたら怖い!
    いい気分で読み終わって時間経ってから、え、でも解決してないしホラーじゃんって気づいて怖かったです。大団円は呪いに取り込まれたようにも受け取れるし。

    あと、禁煙した者なので喫煙描写が楽しすぎて辛かった。

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    2025年09月18日
  • チョコレートコスモス

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    まず読み終わって思ったことは演技舞台はすごい!と率直に思った

    最後の二次オーディションではまるで客席から一緒にのぞいてるような臨場感があり思わず呼吸浅めで読んでしまった

    タイトルの回収もすばらしくてとにかくあっという間に読み終わってしまった

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    2025年09月17日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    「堕ちる」が面白かったので今作も期待して読みました。期待以上でした。
    今作品もネコが出てきます。ネタバレ感想

    アイソレーテッドサークル
    異世界に大学生達が迷い込み殺戮に巻き込まれる。得体の知れないモノに殺される恐怖とリセットされたかと思いきや夢の続きは…。

    お家さん
    このお話一番怖かったし戦慄しました。
    まじめな丁稚くんが主人公でお家さんに気に入れられるが数々の霊を目撃していき…。
    お家さんの得体の知れなさに恐怖しました。ショート映画を見てるみたいで面白かったです。

    窓から出すヮ
    今話題の背筋さん作品。
    途中意味わからなくなりましたが現実なのか非現実なのか混乱してしまう作品でした。どこか

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    2025年09月13日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    最終章の運命は読んでいて切なくなった。作者とタイトル名だけで購入したけどファンタジー好きには当たりの本だった。

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    2025年09月10日
  • 六番目の小夜子

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    ドラマがあったのはなんとなく覚えていましたが、幼かったため読むまではホラーだと思っていました。
    学生時代の息苦しさや自由で未来のある感覚を思い出しました。素敵な物語だと思いました。

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    2025年09月07日
  • 祝祭と予感

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    ネタバレ

      祝祭 と 予感

    蜜峰と遠雷を読み終えてから
    読まなければと思っていました。
    この物語でしか感じられなかった強烈な色彩を
    想いながらの時間でした。

    読み進めて直ぐに
    風間塵さん、マサルさん、亜夜さんに再会!
    この物語に深く入りながら楽しくて、楽しくて
    あっという間の時間でした。

    また 響きと灯り が凄く心を刺激して
    恩田陸さんの素敵な色彩を感じられて
    物語も恩田陸さんも大好きだなぁと
    心から感じられた読後感でした♪

    物語のなかで

    「 こんにちは。お名前は? 」
    男の子は頷いてニコッと笑った
    「 かざまじん、です 」
    はきはきとした声。

    「 僕は、ユウジ 」
    彼は、ゆっくりと言った

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    2025年09月07日
  • 薔薇のなかの蛇

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    帯にある「ゴシック・ミステリ」
    なんだそれは!?
    勉強不足でなんだか分からないけども面白そう!と思い手に取りました。
    イギリスが舞台?濃い霧?
    館?ブラックローズ?
    暗〜い、湿度の高い舞台!
    なるほどゴシック・ミステリ!面白い!!
    シリーズものとは知らずに、それでも登場人物がみな魅力的で引き込まれました。
    みんな仮面があり、水面下の攻防、なんども読み応えのある物語でした!

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    2025年09月07日
  • 鈍色幻視行

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    あ〜面白かった!
    前にちょうど読んでいた夜果つるところという小説をベースにその作品・作者の飯合梓について話をする
    な〜んにも知らずに読んでいたけど先に夜果つるところを読めて良かった
    夜果つるところ、は映像化しようとして、ことごとく失敗に終わる呪われた作品
    関与するところ先々に死者が出てしまう、撮影中の事故、心中、自殺。そんな呪われた小説について夫の雅春に誘われ、監督・プロデューサー・飯合梓の出版編集者・熱狂的ファン…が一同に揃う船旅がある。
    小説家の梢はそこにインタビュアー、オブザーバーとしてそこに入り本の題材にするとして参加した
    どんなことが語られるのか?呪われた作品の真実とは?

    面白かっ

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    2025年09月06日
  • チョコレートコスモス

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    劇中劇のシーンがたくさんあって、どれも魅力的だった。劇中劇の観客になりきってしまうということは、それだけこの小説世界に没入していたというわけで、、とにかくあっという間に読み終わった。映画を観ていたみたい。
    あとがきに、なるほどと思った。演出を考えるのは、とても難しくて面白そう。

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    2025年09月05日
  • チョコレートコスモス

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    面白かった!!!!!
    主体がころころ変わっていくけど、世界観は同じで、何より佐々木飛鳥が魅力的過ぎて。
    凄い人がすごいことをすると気持ちがいいなあ。
    劇場で生の演技を観てみたくなった。
    あとこの続きが観たい!笑

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    2025年09月04日
  • 光の帝国 常野物語

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    ネタバレ

    昔、本屋でなんとなくタイトルにひかれてよんだ本。一族の話が切なく、儚い。

    特別な力があっても、それだけでうまく行くわけではない現実のもどかしさを感じた。

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    2025年09月01日
  • 上と外(下)

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    ネタバレ

    これさあ、今年No.1の小説だよ。ていうかさ、今まで読んできた小説の中で、五本の指に入れてもいい物語だ。

    最後は一気に読んでしまった。

    さすがにマヤ文明とか出てきて、新政府樹立とか、理想論だと思うけどさ、物語としては最高だよね。

    それにしても、レンとチカ、これでもか、これでもかってくらい、逆境に陥るね。

    その度になんとか這い上がる。

    その過程が素晴らしい。美しいとかそういうんじゃない。泥くさいというか、泥縄?満身創痍でこれまでか?ってタイミングで道が拓ける。

    すごい本読んじゃったな。

    「要するに、人間は何にでも慣れるのだ。どんなひどいことにも。その時は最悪だと思っても、見方さえ

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    2025年08月29日
  • 薔薇のなかの蛇

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    やっと3冊目読み終わりました♡
    今回はイギリス留学で友人のアリスに招かれ、
    レミントン家の館、ブラックローズハウスのパーティーに参加することに。
    その頃、祭壇事件という不可解な殺人事件も起き世間を震え上がらせていたが、なんと参加したパーティーでも似たような殺人事件が起きる。
    果たして関係は?そして犯人の目的は?

    レミントン家の長男、アーサー目線で物語が進んでいく。

    今回のリセはアーサーから見てすごく警戒される存在として描かれており、そのためかまったく予想していなかった人物たちが実はすごい存在だったりと、、恩田ワールドにしてやられました!

    リセがアーサーの敵としての話が今後出てくるのか?是

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    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ

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    2025年08月28日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    (他の方々の感想読んではじめて知ったんだけど、シリーズものだったの…!!!)
    何も知らない私でも楽しめました。笑
    ずっと不穏な感じ。会話のテンポが良いし、赤裸々な心情も読んでいて面白い!
    蒔生がクズすぎて嫌い。笑

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    2025年08月27日
  • 上と外(上)

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    ネタバレ

    上巻読んでみた感想。

    真っ先に上橋菜穂子を思い起こさせた。

    彼女の著書も、不条理というか、理不尽なまでの試練に主人公が見舞われる。

    本書でも多少年齢は上かもしれないが、少年少女が軍事クーデターに巻き込まれて、
    熱帯雨林のジャングルに放り込まれるという、とてつもない理不尽。

    密林ゆえに薄暗い地上を進むと、巨大な?遺跡群が…

    本書終盤は村上春樹?SFだよな。

    どうも主人公二人は、ある民族の通過儀礼に参加する羽目に?

    どうなる下巻?

    題名忘れたけど、中島らもさんの小説も思い出した。

    ※追記 ガダラの豚でした。

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    2025年08月26日