恩田陸のレビュー一覧

  • 光の帝国 常野物語

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    めちゃめちゃ面白かった。ファンタジーで、温かみがあって素敵。私も人間という生き物の潮流の中に生きているのだな。 戦争を一つのテーマにしているのかな。 ツル先生の分教校の短編は1番重くて辛かった。 東北はこういう伝承があって素敵な土地だなあと思う。 本当に常野の人たちが存在していたらいいな。とってもよかった。常野シリーズ読みます。
    恩田陸フライミートゥーザムーン好きなんだな〜

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    2026年03月16日
  • 三月は深き紅の淵を

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    後世に語り継がれる、本当に面白い至高の一冊と言われて、どんな本が思い浮かぶでしょうか。

    まだこの本を読んでいないあなた。幸運です。もしかしたらそんな本が見つかるかもしれません。見つからないかもしれませんが。

    人に紹介するならきっとこんな言葉になるのだろうか。読んだ後でないと味わえない不思議な感覚に陥るお話でした。

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    2026年03月11日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    「うぐいす館」で催される重松時子を偲ぶ宴での話。

    ライターの絵里子、流行作家の尚美、純文学作家のつかさ、編集者のえい子、出版プロダクション経営の静子。
    重松時子の死の真相に迫っていく心理ミステリーでした。

    みんなそれぞれ秘密や嘘を抱えており、少しずつ明らかになっていくのはハラハラして面白かったです!
    時子の死の真相が明らかになった後、それぞれがまた日常に戻っていく様子が余韻を感じて良かったです。そして、最後に各視点からの真相も分かり、最後まで驚き楽しむことができました。

    宴の女子のわちゃわちゃした会話はリアリティがあり、面白かったです。ポトフやキッシュというふるまわれる料理の描写も食べたくなるほど素敵なものでした!

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    2026年03月02日
  • 光の帝国 常野物語

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    最後まで読み終えると、中盤の「光の帝国」と最終章の「国道を降りて⋯」が繋がっていることを理解し、爽快でした。

    特にお気に入りの章は
    「二つの茶碗」です。
    ロマンチックだけど不気味で、初めての感覚を味わえました。

    上質な物語たちに出会えて嬉しいです。

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    2026年02月28日
  • 月曜日は水玉の犬

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    このシリーズ大好き!
    恩田陸さんの読書は、硬軟取り混ぜて本当に広く深く、まずこんなに様々なジャンルに興味を持てること自体が才能だと驚かされる。
    どの書評も魅惑的で、見知らぬ本の世界に導いてくる。
    ホラー好きの恩田さんが、ここ最近のモキュメンタリー、ホラーブームでどの作品を読んだり観たりして、どれが特に好きだったか知りたい。

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    2026年02月24日
  • 象と耳鳴り

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    なんというか、優しい感じの推理小説。

    物語中で実際にタイムリーに起こった事件もあったが、ほとんどそうではないので生々しい感じがないからなのか、また結果から紐解く感じだからかわからないけど、優しく感じた。
    たが、奥底には気持ち悪い感じもあった。 

    短編集ということで読みやすく、丁度いい。
    読書が苦手な方も毎日1話と入りやすい。
    4.5

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    2026年02月23日
  • 薔薇のなかの蛇

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    ネタバレ

    〈理瀬シリーズ〉の1作品。

    連続殺人事件らしきものが発生するものの、犯人はおろか、被害者の素性もなかなか明らかにならず、進展がない前半部分。

    殺され方はかなり過激、というか現場に残された死体は猟奇的なのだが、その目的は皆目検討がつかなかった。題して『祭壇殺人事件』。

    それにしても、水野理瀬とは何者、いや、何者になろうとしているのだろうか。蛇のように脱皮しつつあるように感じる。

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    2026年02月22日
  • 小説以外

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    小説家は、なるべき人がなるのだなと思った。
    これだけたくさんの本を読んで、興味を持って、予行練習のようなことを無意識にたくさんやって豊富な水源の泉から湧き出るような小説家になるんだなと。
    誰もが読まれる小説家になれるわけではないんだなというのがわかる。
    膨大に本を読まれているので、中には私が読んだ本もあり、中高生の時に読んだ本とその時のことなど、忘れ去られていたことを思い出させてくれた。
    私はミステリーは苦手なので恩田さんが紹介している本の大半は読んだことがないが、江戸川乱歩が日本にいてくれて本当によかったという話や、「怖い話」は安らげる、なぜなら怖い話は懐かしく慣れ親しんでいる話だからという話にはとても共感した。
    ミステリーは嫌いだと思いこんでいたけど、子供の頃ホラー漫画を何故かめちゃくちゃ読んでいたのだ。サスペンスドラマも好きだった。ホラー漫画のイメージは確かに薄暗く少し残酷な昔話のような懐かしく慣れ親しんだ面白さだった記憶が蘇った。

    特に好きなもの
    「ストレスと料理本」
    「月世界」
    「合唱と大判焼きとミステリと」

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    2026年02月22日
  • 黒と茶の幻想(上)

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    学生時代の友人である利枝子、彰彦、蒔生、節子の4人でY島を旅する話。
    上巻は利枝子と彰彦視点。下巻は蒔生と節子視点。
    こういう描き方好きです。
    彰彦の紫陽花がトラウマな理由が明らかになっていくところは衝撃的でした。
    面白かった。

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    2026年02月16日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    先が気になり、ページをペラペラめくり、終わりに近づくにつれ、読み終わるのがもったいないなと感じ、そんな風に思う本は久しぶり。
    下巻は蒔生視点と節子視点。
    利枝子や彰彦視点では分からなかった節子の内面が意外というか激しかった。
    彰彦と節子のやり取りが好きです。
    口には出さないけど心の底では相手を思っている利枝子と蒔生にぐっときます。
    この物語の続きがあるなら読みたいなぁと思ってしまいます。
    51歳になった4人の物語が読みたい。

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    2026年02月16日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    ユッコこと梯結子の人生を描いた一作。常識よりになった成瀬といった感じかも。お茶やお城、和菓子といった和の要素がふんだんに盛り込まれた恩田さんらしい美しい作品でした。家族のつながりも心温まりますね。
    続編も早く読みたいな。

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    2026年02月16日
  • ネバーランド

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    4人の少年、寮で過ごす青春物、、、と思いきや、そこは流石、恩田ワールド、一筋縄ではありませんでした! 4人が抱えているトラウマが明かされていく中、歪んだ扉、は圧巻、そこまでやるか!のショッキング。冒頭のエースをねらえ、的なコミカルさの後に来るもんだから、いやはや。しかし、読後感は良き。寮生活経験者なので懐かしさもあり、満足です。

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    2026年02月15日
  • 月の裏側

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    恩田ワールド、流石です。ホラー、ミステリー、ファンタジー、うーん、ひとくくりにはできない。そして日本ならではの郷愁もあり。そして、もしかしたら、盗まれた、世界があるのかもしれない、と思わせてしまう、恩田陸さん、あなたは何者ですか!?当分、抜け出せない恩田ワールドです。

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    2026年02月14日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    とても面白い作品でした。梯結子さんの学生時代を描いた作品で機転を利かせて問題を解決するのが面白かったです。城攻めの話もかなり面白かったです。続編が楽しみです。

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    2026年02月13日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    悌結子という1人の人間の生き様を描いた、いわゆる朝ドラみたいな小説。作中で言及されているが、作者は朝ドラのヒロインに独身がいない、恋愛や配偶者ありきなのがどうかと思っている(意訳)とのことで、恋愛は横に置いて、結子の生き様がイキイキと描かれている。
    就職後の人生が続編で描かれるとのこと。
    結子の視点の置き方や斬新なアイディア、面白く読みました。才能があるな。なんの才能かはわからんけど。最高の褒め言葉だなあ。
    はー続きも楽しみ!

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    2026年02月12日
  • 蒲公英草紙 常野物語

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    切ない、なんて切ない物語なんだろうか。今の時代を生きる私たちに、まさに問いかけてくる。そして、美しい日本語で綴られ、硬い文章のようだが、情景が映像のように浮かぶため、読みやすく理解しやすい。シリーズであるエンドゲームを先に読んでいたので、違いに驚きつつ、まさにこれは名作だと思う。

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    2026年02月09日
  • 夜明けの花園

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    理瀬シリーズの短編集
    北の原野の湿原に浮かぶ、岩に貼り付いた古く美しい建物で、全寮制の学校で起こる様々な出来事

    水晶の夜、翡翠の朝
     ヨハンの物語 ユーロ・マフィアの跡取りのヨハン
     学園内でも命を狙われるだ…
    麦の海に浮かぶ檻 
     現在の校長の遠い記憶
     タマラ 毒に耐性が出来てしまった悲しい少女
    睡蓮
     理瀬の記憶
    丘をゆく船
     黎二と麗子 親に虐待を受けて育った2人
    月食
     聖を守りにきたのね 数学の代用教員の高橋先生
    絵のない絵本
     父の依頼で南国のホテルにバカンスに訪れた理瀬
     誰が誰を狙っているのか…

    どれも怖くて面白い物語だ~

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    2026年02月08日
  • 麦の海に沈む果実

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    幻想的で靄がかかった湿原に囲まれた学園が舞台。登場人物が多いのでメモを取りながら読んでいた。ある人物の二面性の落としどころは都合が良いと個人的に感じるし終盤の種明かしは駆け足な気がする。とはいえ非常に楽しめた。 私はあたしの理瀬が気に入ってたみたい。学園舞台の蠱毒である。化物が誕生し鳥肌が立った。

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    2026年02月05日
  • なんとかしなくちゃ。 青雲編

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    さすが本屋大賞の 直木賞の サクサクドンドンと読めた。気持ち悪い感覚よくわかるし着眼点も大したもんだ、読み終えて照ノ富士引退相撲を見てて初切ってオモロってこと

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    2026年02月01日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

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    女性の内面を描きだす表現がさすが。
    自分の気持ちで言語化できなかった部分も一部腑に落ちる表現があって、自身を深掘りするきっかけにもなった。

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    2026年02月01日