恩田陸のレビュー一覧

  • 八月は冷たい城

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    ネタバレ

    7月に続き8月も読んでた。
    表紙をみて「あの男の子の話だ!」と。7月に~の時に一瞬出てきた後、何も出てこなかったので、???って気になっていた男の子の話が読める♪と思って、読んでみた。

    こちらは、切なすぎる。
    というか、7月には気にならなかった設定が、8月を読んで、気になりまくってあまりストーリーを受け入れられなくなった。
    読めば読むほど、何も知らされなかったミチルが切なすぎて、この城に来る子供たちが切なすぎて、なんでこの場にこの子達をケアする大人が近くにいないのか、謎過ぎた。親を失うこの巨大な喪失感を、子どもたちだけで過ごさせるって・・・。

    コロナが落ち着かない中でのこの話は、ちょっとえ

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    2021年10月02日
  • Q&A

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    ネタバレ

    こんな展開アリなんか…
    っていう感想です。

    読んでいると、色々な伏線が張り巡らされ、どんどん作品の中にのめり込んでしまいます。
    謎と謎が繋がらない。不気味さとワクワク感が混ざった感情をずっと抱きます。

    最終的に、その伏線は全く回収されないまま終わります。
    え?終わり?って感じです。

    ただ、その結末を知った上で再読しても、やっぱりドキドキしてしまう。そんな作品でした。

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    2026年07月28日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(上)

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    舞台は二・二六事件
    史実に詳しくないから最初は入りづらかったけど、
    歴史を知らなくてもまったく問題なし
    未来のために過去をなぞって修復する
    正しい場合は「確定」、違う場合は「不一致」になりやり直していくはずが徐々に不一致が不一致でなくなり…

    当時の電話を盗聴していて、オヅとクロサワ映画好きのアリスが感慨深くなるのに共感
    たしかに当時の会話は現代よりも優雅で美しいんだろうなあ

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    2021年09月26日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    続けて、下巻に入る。

    蒔生の章。
    相変わらず“美しい謎”と蘊蓄や警句の混じった話が続く中、周りから『いつも「寛いで」いる』と見える男の中身はやはり複雑。
    紫織という明彦の姉も大概だが、この男も上巻で見てきた人物像からはがらりと印象が変わる『人でなし』ぶり。
    何かの拍子に思いもかけない記憶が甦るというのはままあるし、結構大事なことでも忘れていることはあるとは思うが、この男の場合、あそこまで用意しているのに覚えていないということはあるのだろうか…。
    上巻の感想にたくさん付けた「?」への答がここで語られたたが、どこまでが本当でどこが嘘かの疑心暗鬼は続く。

    結局、あたしとこの世との橋渡しをしてくれ

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    2021年09月19日
  • 球形の季節

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    デジャビュ(既視感)のような気分を味わった、物語の始まる東北の一地方「谷津」という土地に。
    「みのりやひろのり、ひとし」たちにいつか会っているような、自分のことのような。

    どこかであったような自分のことのような人たちが、住んだことのあるようなところで繰り広げる日常の非日常。私は恩田さんの書くファンタジーの気質ひとつだろうと思う。いや、羨ましい筆力の才能。

    でも、それは後から思ったこと、とっぷりとはまって楽しんでしまった。とくに第二章「いつの間にかこんなに違った生き物になってしまった」の「谷津」の町の情景描写は好もしい。

    『国道を車で走れば、谷津を通過するのに、もし運悪く信号待ちにひっかか

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    2021年09月14日
  • 不安な童話

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    女流画家高槻倫子の遺作展に出掛けた主人公万由子が、展示されている絵から強烈な怖れを感じ意識をうしなってしまった。

    後日その画家の息子から「母の生まれ変り」ではないかと指摘されることから苦しみが始まる。画家は25年前に殺されたのだったから。

    なぜ、縁もゆかりもない「私」古橋万由子が知っているような気がするのか、画家を殺した犯人は?というあらすじ。

    「生まれ変り」伝説などというまがまがしさは苦手とひきながら読み進んだのだが、すじの面白さにぐんぐん惹きつけられ最後の展開になるほどと思わされた。

    クリスティの「スリーピング・マーダー」の結末も深層心理をうまく取り入れ、そのクリスティの筆運びの恐

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    2021年09月13日
  • 上と外(上)

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    私の年齢ではこういうのをゲーム感覚というのかな、ということになる。
    変化に富んで、急展開でジェットコースタに乗っているごとく面白かったということ。

    あらすじは、夏休み、離婚した夫婦とその子供の兄妹がマヤ文明の遺跡のある土地で再会する。
    さて、無事に観光を終えて帰る前日、その国にクーデターが勃発、ジャングルをヘリコプターで飛んでいるうちに事故にも合い父親、母親と兄妹が離れ離れになってしまう。
    放り出された秘境のジャングル。
    果たして再会できるのか。生き残れるのか、冒険と、ゲームがが始まる。

    マヤ文明聞いたことはあるけれどよく知らないな(恥だが)と思わず世界史年表と地図帳を出して確かめた。あっ

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    2021年09月10日
  • 横浜の名建築をめぐる旅

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    既知の建物がほとんど。
    紹介がメインで、眺めるのが楽しい。これをきっかけに現地を訪れるのがいいかも。

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    2021年09月09日
  • 上と外(上)

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    一体何の話なんだ!と思いながらも、G国のジャングル、首都、そして日本で同時進行する緊迫感のあるストーリーはさすが。
    清く正しく力強い少年による青春物語は恩田陸先生の得意技ですね。

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    2021年08月24日
  • 球形の季節

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    ある町のそこだけ死んだように、ひっそりと佇む町。この世と違う異次元の世界に入り込む事ができる町で才能ある男の子が少しのスパイスを投入するとたちまち波紋が広がる。
    みんながこうなると願う念がそうなってしまう。
    この町に住む人々の、高校生の日常と非日常を描き今の生活に疎んじているコ、満足できない発散したい念が異次元の世界へ行きたい、何か起こる期待を町全体に漂い怪異現象を引き寄せる。
    その世界に入り込む人がいたのかどうか結末は分からずじまいでうやむやになるがホラーよりは、恩田陸の世界の方が合っているきがする

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    2021年08月12日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    恩田陸の『茶と黒の幻想』を読んだ。幻想的な『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』の続きと期待して…。(この2作は題名に惹かれたともいえるが)

     けれども。

     そつがないけれど「それが、なにか…」というのが感想。別に恩田さんがいけないのではなくて、そういう資質の作家さんなので、この口当たりのよさがいいという人も多いと思う。

     たまたま一緒に読み始めたのが、D・H・ロレンスの『恋する女たち』だったのが悪かった。おなじ男女4人が織り成す模様が、あっさり味の料理と、こってり味の料理の違いがわかってしまった。

     もちろんストーリーはまったく違うので内容がおもしろいとかそうではないとかではなく

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    2021年08月04日
  • 夏の名残りの薔薇

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    構成が面白い
    読み初めは誰が語り手なのかどういう状況で話が進んでいるか理解がしにくいが読み進めていくうちに理解でき、面白さが増す

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    2021年07月27日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    上巻から一気読み。登場人物もみんな個性があって面白い!キャスリンの台詞には思わずクスッと。

    結末が予想外だったけどやや物足りなさを感じました。全体的に続きが気になってサクサク読めました。

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    2021年07月21日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    展開がすごく気になって、一気読みした。

    どうなるんだろう、ページをめくるたび、ドキドキする展開。
    最後、結末は、あれ?…???
    はてなマークが頭に。

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    2021年07月19日
  • 七月に流れる花

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    ネタバレ

    話の内容は短くて、読みやすい。
    短い割には読み応えもあった。冷や汗が出るようなお話かと思えば
    ちゃんと現実話で、そういうことね〜という感じ。
    サクッと読めて、ちょっと気分転換になったかな。
    恩田陸さんの本を読んだ、という満足感がある短編でした。

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    2021年07月18日
  • 訪問者

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    ちょっとひと昔前のミステリーかと。いい意味なのか悪い意味なのか分かりませんが。色々なジャンルをお持ちの恩田さんという事ですが、次は「蜜蜂と遠雷」を読みます。

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    2021年07月13日
  • MAZE 新装版

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    シリーズと聞いたから主人公がそうなのかと思ったら違い、肩透かし食らった気分。
    構成はいつもの恩田陸さんだし、内容も薄っすら先が読める感じでストレスなく読めた。意外性やどんでん返し感はあまり感じられなかったが、描写や言葉選びの感性はとても好み。他シリーズも読もうと思いました。

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    2021年07月05日
  • 球形の季節

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    「噂」繋がりということで荻原浩さんの『噂』に続いて読んでみました。
    噂、おまじない。
    序盤の設定と展開が素晴らしいですね。あっという間に物語に引き込まれてしまいました。

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    2021年06月27日
  • 中庭の出来事

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    毒殺された劇作家の死の真相を巡る、劇中劇に次ぐ劇中劇。
    舞台の上と下の境界の曖昧さが作品の肝だとは解るが、舞台を観劇した経験がないとピンと来ない。

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    2021年06月22日
  • ネクロポリス 下

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    ネクロポリスの下巻。

    結末はかなり意外なものでそこは面白かった。
    死者との交流を描いた不思議な世界、堪能させてもらいました。

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    2021年06月16日