恩田陸のレビュー一覧
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ネタバレたぶん、5月連休明けか、中旬くらいに読んだんだと思う。
読んでいて、ふと、思った。
これって、もしかして、恩田陸版「なんとなく、クリスタル」?って(爆)
といっても、「なんとなく、クリスタル」は、主人公(だったか?)の女性がパイドパイパーハウスに新譜を見に行こうか迷うシーンしか記憶にないwこともあり、内容ではなくて。
この「ブラザー・サン シスター・ムーン」に出てくる3人の日常の雰囲気が、なんとなーく、“なんとなく、クリスタル”だなーって。
ていうか、それこそ「なんとなく、クリスタル」なんて題名にした方が、この本の内容に合っている気がするのだ。
いや、別に、「なんとなく、クリスタル」にこ -
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なんとなく「夜の底は〜」に近いなと思った。個人的にはあちらの方が怖かったんだよな…神山の得体の知れなさが。
比較してしまうのは良くないかもしれないけど、烏山はそこまでカリスマ性を感じなかった…すごい人なんだとは思うんだけど…
そんな風に思うのはラストでひっくり返されたから。悪は悪のままであるからこそ光るのではと思う。想像もしなかった善にやられる悪という構図は定番といえば定番だけどやや納得できないラストだった。
というか姉ちゃん一人であそこまで来たの?インスタレーション沢山あったのに?
夏海は世界を支配する側になりたいと思っているが、本性曝け出したところでものすごい小物感あるなぁと思ってしまった -
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十人の人気作家が作る、妖しげな世界。
「ANNIVERSARY」は言葉の持つ明るい世界とは異なる、なんだか奇妙な、悲しい世界だ。
世界がループするのだ。
ちょうど今読み返している『D.Gray-man』にも、繰り返される日々の話が出てきていた。
この漫画について語るのはまた別の機会として、とにかく元の世界においてきた子供のことが気になってしまう。
愛する者との離別を考えると、胸が苦しくなる。
『李果を食む」は、私が感じ取ったおぞましさは二つあった。
どちらだ。
どっちなんだ。
いや、どちらでも構わないだろう。
もうすぐ、スモモの季節。
あの甘酸っぱいすももを、私はこの話を思い出さずに食べら -
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事故に見せかけた連続殺人か?
閉じ込められた山の中の洋館で、さらなる事件が?
密室ミステリーのドキドキ感と洋館に住む個性的な老人たちのキャラクターがマッチして、最後までどうなるの?と引っ張られました。
「訪問者には気を付けろ」という言葉が出てくるのですが、キャッチーですよね。
訪問者という名の異物が混入してくる感じ。
そして、誰が本当の訪問なの?という不思議な感覚。
最後の最後は、あれ?え?と思いましたが、それはミステリーによくある話なので、語るほどのことではありません。
むしろ、読み終えたときに自分も共犯者であり、訪問者であった感じがしてくる作品です。 -
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中庭で起きた殺人事件?の演劇という感じの作品です。
2006年作品で、バブル崩壊から立ち直れない日本、
3年後、追いうちをかけて、リーマンショック。
さらに5年後には東日本震災。
2019年11月にはコロナが発生し、2020年を
迎えている。まさに「ブラック・スワン」
主な登場人物は曲者女優3人、脚本家、刑事。
私的には壊れたレコードのように繰り返される文章が少しずつ、1部書き換えられている印象で、だんだん、いらいらと麻痺を起こした感じ。リズムが悪く、読者を疲れさせて、思考回路を低下させる目的があると、邪推してしまう。
現在、老若男女問わず、ストレス社会において、権威のある人、高学歴の人で -
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麦の海のように読んでいてハラハラする方が好みだった。これは淡々と進むのがちょっと辛い。
上巻では利枝子のことは結構好きだったのに、下巻読んでなんだか無理になってしまった。蒔生の章を読んでいる時は蒔生が本気で無理だったが、節子の章ではその嫌悪感は少し和らいだ。
蒔生は自分に正直なのはいいんだけど、その過程や結果で誰かを傷つけているというところが受け付けない。傷の付け方が生半可じゃないんだもの。一生かけても修復できない傷というところがたち悪いわ。
それでもまだ好きだという利枝子が無理だ…そこが彼女を苦手になってしまった要因だな。
憂理のその後をこんな形で知ることになるのが悲しい。実は生きてまし