恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〈筆者K〉は戯曲『エピタフ東京』の執筆に行き詰まりながらも、失われつつある東京の魅力への探求を続けていた。
ある日、自分を吸血鬼と名乗る吉屋という男に出会うが―。
〈筆者K〉が執筆に悩みながら東京の日常を過ごすエッセイ風の章、吸血鬼を自称する男の視点の章、そして戯曲『エピタフ東京』の脚本部分と、3つのパートで構成されています。
一応フィクションの体裁を取っていますが、エッセイのような、ドキュメンタリーのような。
ストーリーの起承転結は期待してはいけません。
だんだん〈筆者K〉が恩田陸自身に思えてきて、恩田さんの日々の雑感や小説になる前のアイディアの断片を読んでいる気になります。
それはそ -
Posted by ブクログ
どういうことなんだーッ!
と説明ないまま放り込まれるのにも、慣れたかもしれない(笑)
「グンカ」の存在も、謎。
音の響きとして軍靴を想像してみた。
裏表紙には「記憶の化身」とあるけれど。
土地の持つ記憶と、裂け目から現れる謎の敵。
良くないことが起きるのは分かるけど、この人たちはどうして、なんのために戦っているんだろう、と分からないまま読み進める。
そんな人たちがいる。
そんな一族が人知れず存在する。
そういう決着をすれば良いのかな、ともやもやしながら読んでいたら、エンディングが面白い!
というか、もうエンディングから始まって欲しい(笑) -
Posted by ブクログ
ファンタジー+ミステリーの不思議な物語。
不思議な世界観でお盆の時期にオススメな物語(笑)。
日本とイギリスの文化が融合しているような設定。
毎年「ヒガン」と呼ばれる1カ月を「アナザー・ヒル」と呼ばれる場所で過ごすV.ファーの人々。
そこでは死んだ人々が「お客さん」として実体化して現れ、再会を楽しめるという。
上巻では
主人公ジュンは、文化人類学の研究で、アナザー・ヒルに親戚とともに訪れます。
そこには、故人との再会を望む人達や、「血塗れジャック」事件の被害者の人たちから犯人像を聞き出したい人々が。
しかし、アナザー・ヒルに上陸する直前に、鳥居につるされた死体を発見。
さらに、アナザー・ヒ