恩田陸のレビュー一覧

  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    恩田陸さんがアイルランドとイギリスに旅をする。飛行機恐怖症で、盛んにそのことをうだらうだらと書いていて、鬱陶しいといえば鬱陶しいが、まあご愛敬。全体として、恩田さんの文は面白いし、旅行先の雰囲気がよく伝わって来る。行ってみたくはなるよ。ときどき、文学作品の話も出てきて、これもなんだか面白い。おまけのキリン、サッポロ、オリオンビールの話も酒飲みらしくてよかった。

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    2019年10月17日
  • 夏の名残りの薔薇

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    山奥のホテルで、大富豪の三姉妹から招かれた人間だけが参加できるパーティー。
    そこで起きる殺人事件。
    おぉ!どうなる!と思いきや、次の章ではその殺人は無かった事として話が進む。
    何とも不思議な小説。

    映画のような世界観だなーと思っていたら、本当にある映画のオマージュ作品なのだとか。

    訳がわからないなりに、雰囲気は楽しめた1冊。

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    2019年10月15日
  • 失われた地図

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    土地に付随する呪いと祝福。歴史とも言われるそれへの憧憬がカタチになった話だったと思う。積み重なった石への恐怖は昔から恩田作品にあったけれど、とうとう爆発したのが印象的だった。量的に読み足りなくて残念。

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    2019年10月12日
  • 失われた地図

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    現在世界に発生した異界の裂け目を繕う伝奇小説。さらさらっと書いた短編集といった感じ。軽くてすぐ読めるけどちょっと物足りないといえば物足りない。
    でもきっとこの設定で長編の面白いのが読めると信じようと思う。

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    2019年10月10日
  • 失われた地図

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    人や物の記憶が蓄積される世界。
    ありえないはずだけど、どこかしら共感出来てしまうから不思議です。
    もしかしたら、少なからずあるのかもしれない。。

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    2019年10月03日
  • MAZE 新装版

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    ネタバレ

    もっと派手な展開を期待していたので残念ではあったが話自体は引きつけられるものがある。
    最後盛り上がりに欠ける…

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    2019年09月23日
  • 失われた地図

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    再読4回目。
    まあ、何と言うか、ワールド。こういう日常からちょっとねじれた感じの世界観、大好物です。ただ、ちょっと、すべての前提となる「裂け目」の設定に、慣れきる前に終わった...。けど、これ、映像化したら面白いかも。映画とかアニメとかより、ゲームにしたら楽しそう。

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    2024年10月24日
  • 失われた地図

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    裂け目から現れる異世界のモノたち。押し戻そうと戦う一族。
    う~~ん。そこに現れる事象と対処は見えるけど、よくわからない。
    何をしたくて現れるのか?なぜ押し戻そうとするのか?
    新しい世代の意味は?

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    2019年09月10日
  • EPITAPH東京

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    〈筆者K〉は戯曲『エピタフ東京』の執筆に行き詰まりながらも、失われつつある東京の魅力への探求を続けていた。
    ある日、自分を吸血鬼と名乗る吉屋という男に出会うが―。

    〈筆者K〉が執筆に悩みながら東京の日常を過ごすエッセイ風の章、吸血鬼を自称する男の視点の章、そして戯曲『エピタフ東京』の脚本部分と、3つのパートで構成されています。

    一応フィクションの体裁を取っていますが、エッセイのような、ドキュメンタリーのような。
    ストーリーの起承転結は期待してはいけません。

    だんだん〈筆者K〉が恩田陸自身に思えてきて、恩田さんの日々の雑感や小説になる前のアイディアの断片を読んでいる気になります。
    それはそ

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    2019年09月03日
  • 失われた地図

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    どういうことなんだーッ!

    と説明ないまま放り込まれるのにも、慣れたかもしれない(笑)

    「グンカ」の存在も、謎。
    音の響きとして軍靴を想像してみた。
    裏表紙には「記憶の化身」とあるけれど。

    土地の持つ記憶と、裂け目から現れる謎の敵。
    良くないことが起きるのは分かるけど、この人たちはどうして、なんのために戦っているんだろう、と分からないまま読み進める。

    そんな人たちがいる。
    そんな一族が人知れず存在する。
    そういう決着をすれば良いのかな、ともやもやしながら読んでいたら、エンディングが面白い!

    というか、もうエンディングから始まって欲しい(笑)

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    2019年08月28日
  • 失われた地図

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    ネタバレ

    恩田ワールド全開で面白かったけど、これはシリーズものになるのかな?
    グンカとの戦いが本格化しそうなところで終わると、まるで幻魔大戦のようで、気になる。

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    2019年08月26日
  • ネクロポリス 上

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    ファンタジー+ミステリーの不思議な物語。
    不思議な世界観でお盆の時期にオススメな物語(笑)。
    日本とイギリスの文化が融合しているような設定。

    毎年「ヒガン」と呼ばれる1カ月を「アナザー・ヒル」と呼ばれる場所で過ごすV.ファーの人々。
    そこでは死んだ人々が「お客さん」として実体化して現れ、再会を楽しめるという。

    上巻では
    主人公ジュンは、文化人類学の研究で、アナザー・ヒルに親戚とともに訪れます。
    そこには、故人との再会を望む人達や、「血塗れジャック」事件の被害者の人たちから犯人像を聞き出したい人々が。
    しかし、アナザー・ヒルに上陸する直前に、鳥居につるされた死体を発見。
    さらに、アナザー・ヒ

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    2019年08月18日
  • 球形の季節

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    ネタバレ

    ある噂が広がる中、噂の出所を突き止め解決する話。かと思いきや、これは事件を解決する話ではなく、祈りながら待ち続ける人達の話。
    .
    それぞれが進んで行こうとする、重大な場面で、クライマックスの直前で物語があっさりと終わってしまい、「うわ!」と思わず声に。

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    2019年08月04日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    久しぶりに恩田陸の小説を読んだ。
    大学生活の回顧録みたいな感じで、綾音(小説)・衛(音楽)・一(映画)の視点から語られている。
    最初に読んだ時はピンとこなかったけど、今回読んで何を言いたいのかわかった気がする。

    三匹の蛇が落ちてきた様子、その後の蛇たちが行く末の描写が印象的。
    特別対談では?だったけど、衛の音楽サークルの話(2部)が好きだった。

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    2019年08月04日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    ミステリかと思えば、ちょっとコメディのようでもあり、ひやっとする場面とのんびりした場面がそれぞれ面白かった。

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    2019年07月21日
  • 訪問者

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    「三月は深き紅の淵を」の最初の章に雰囲気が似ている。
    老人たち(男性複数、女性1人)と対峙する主人公、古い洋館、という設定かな。
    読後感は全然違う。
    本作は怖かった‥。
    無表情って恐ろしいよね。

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    2019年07月13日
  • ねじの回転 FEBRUARY MOMENT(下)

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    2.26事件を題材に過去をやり直す。。。というSF的な内容で、タイムパラドクスとか、これは一体どうなるの?という読んでいる中でも頭がこんがらがってきそうな話でしたw
    何度も繰り返される中で何が正しいのか、あるいはどうあるべきなのかがわからなくなってきて…
    最終的にはちょっとホラーチックな感じでしたね。
    日本で起きたクーデターとして有名ですが、以前映画で見ていたので、なんとなく内容はわかりましたが、知らないと結構わかりづらかったかなという気もしました。

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    2019年07月07日
  • EPITAPH東京

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    これは東京にまつわるエッセイだ。
    物語を期待したが、相変わらずチャレンジングな構成を
    試したがる筆者の趣味嗜好の本だった。
    ただ、エッセイとしては大変面白かったのだが…
    そういえば、戯曲EPITAPHは桐野夏生のoutを連想させた。

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    2019年06月26日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    恩田陸の超能力や架空の国のシリーズは読んだことがなく、そのシリーズかなと思って読み始めた。実際、設定や架空の言葉に最初は?だらけ。
    だけど、この話は前にでた本と関係あるものではなく、この主人公がいろいろあった状況から突如はじまっている。でも、だんだんそれがわかってくる感じがとてもおもしろかった。下巻が楽しみ。

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    2019年06月21日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    ネタバレ

    下巻までの感想含みます。入管で止められた10人、この中にいるテロリストを見つけ出すために閉じ込められた部屋で過ごすという話。登場人物を把握し、伏線かも?というのを戻って確認したりするので読むのに時間はかかりましたが、会話劇としてはスリリングでおもしろかったです。なんと言ってもキャスリンが異質で複雑でこの本にしかないおもしろさを出してると思います。しかしタイトルの消滅とは何か?というのが明らかになるラストは、完全に予想外すぎて結構唐突な感じがありました。

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    2019年06月02日