恩田陸のレビュー一覧

  • 猫と針

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    戯曲繋がりで。
    こうチェーホフと続けて読むと、なるほど確かに小説家の書く戯曲というかんじ。説明が文章ですべてなされるからかしら。
    小説読んでるのとほとんど同じように読めるし、読後感も小説。
    というか、以前読んでから数年ぶりに再読し、例によって頭の中で勝手にいろいろ補完して、戯曲だったということすら忘れていた。

    もっと後半膨らましてキクチとかも絡めて展開したら、もっと面白いんだろうな。
    しかしこれは戯曲。
    関係者多数、時間、会場などが所与のハンデ戦。なかなか第一ラウンドとしては善戦したほうか。

    演出家が、想像力を掻き立てられて、ぜひ自分のかんじたものとしてカタチにしたい、とか思うような話では

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    2012年10月01日
  • 猫と針

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    恩田陸が戯曲に挑んだ。
    役者との関わりをもって生まれてきたセリフもあり、一人で完結させる小説とはまた違った味を見せる今作。ただ、ひたひたと感じさせる恐怖感、シリアス感は健在である。
    本編後には、日記を元にこの作品が書かれてきた背景を回想するあとがきがある。自分の文に恐怖を感じたり、即興芝居を元に次の場が練られたり、ひたすら書けなくなってしまったりという、生み出す過程を読んでから、また本編を見ると新たな発見がある。
    やはり実際に役者が動いているところを見てみないと、把握しきれない部分があるのでどっちつかずのこの点数。

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    2012年09月21日
  • 猫と針

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    戯曲。
    人は、その場にいない人の話をする。がテーマ。
    演劇とか全くわからんが、会話と「セリフ」の違いがしっかり書き分けられていた。
    サラッと一時間くらいで読み終えたが、何やら罠がありそうな…

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    2012年08月08日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    父からオススメされて読んだんですけどはじめホモかとおもってゾンビガールなのばれたかと思った記憶ありますね
    冗談はおいといて、面白いです
    コネタが秀逸すぎる

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    2012年07月26日
  • 猫と針

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    実際に上演されてるのを見たい!
    しぐさとかが出てこないからやっぱりキャラが生きてこない・・・


    恩田陸の小説ってわりと演劇っぽいの多いからそんなに差ないだろうな、と思ってた。
    この戯曲も小説としてそんな違和感なく読めるし。
    でも意外と苦労して書いてるんだなぁ、とあとがき読んで。

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    2012年06月14日
  • ブラザー・サン シスター・ムーン

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    ネタバレ

    自伝的中編。
    ヘビのエピソードが出るたびにひやりとしてしまう。
    月の裏側のように、気が付いたら日常からあちら側へ連れて行かれそうで。
    引用文で深いため息。

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    2025年05月28日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    恩田陸が旅行の話をつらつら書いたエッセイ。酒を飲みに行きたくなるような内容。酒好きなのでグッと来た。
    シンプルに文章を楽しめた。

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    2012年01月28日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    いいっす。
    自分がこの本を読む意識を忘却のために先入観が全くなくて読みました。(だから尚良いです)
    上巻、いい滑り出しのスタートです。
    面白い、後半どうなるのかが見物ですねぇ。

    管理される社会、組織は
    やはり存在しうるものなんだし、普遍で必要なものなんだなぁ。
    そしてエリートといわれるもの。
    階級社会ねぇ。

    そのなかでも、そのなかでも、あえて自己や自分で生まれ出る考えというのも大切なんだ。

    『なにかがひっかかる・・・』
    んん~
    そうねぇ。

    反体制的がいいということではないんですけど
    己で判断して、己でも考え、活路を見出すってことは
    重要なんでしょうか。

    後半に期待します!!

    けっこ

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    2012年01月26日
  • 不安な童話

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    「あなたは母の生まれかわりだ」…生まれ変わりのルーツを探りつつ、殺人事件をからめるストーリー構成。最後は意外などんでん返し。夜読むとまじで怖い。

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    2011年12月28日
  • 小説以外

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    「読む本探し集」というか。

    殆どの文章で、恩田さんが面白そうな本を沢山紹介しています。
    エッセイとして読もうとすると、文章のブツ切れ具合が短すぎるので閉口するかも。

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    2011年09月16日
  • puzzle(パズル)

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    序盤のpieceをもとに読めばなかなか面白いと思う。

    展開的には結構強引な気がするけど、こんなもんかなとも。
    何も解決しない超常現象モノや、意味不明なトリックを使われるよりマシ。

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    2017年08月28日
  • 小説以外

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    エッセイが出ていることは知っていたにも関わらず、謎のテンションで購入したため、読み始めてエッセイなんだ!って思った私(笑)

    結果今の恩田作品の材料となった作品が知ることが出来て良かった。かぶってるものを見つけては喜び、新たな作品は自分の購入リストに入れていく。たまにビール休憩はさんで(重要)、また読んで。

    幼少期からビールまで長い期間の彼女を知る事が出来る一冊。

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    2011年01月10日
  • 酩酊混乱紀行 『恐怖の報酬』日記

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    嘘から出た真、のように、突如として国外に出る事になった場合
    ものすごくその心理はよく分かります、と同意してしまいました。
    行ってから色々出てくる建物や風景やパブの状態。
    なのに、印象深いのは、飛行機に乗るまでの心境と
    乗ってからの対応の悪あがき?
    そうですよね、そうやって誤魔化しますよね、と
    すごく納得してしまいました。

    しかしそれが分かるほどに書き込める文章もすごいです。
    そして飛行機内の空想(?)に出てくる小説の数々。
    即座にこれだけ出てくるとは、すごいと
    違う所にも関心。
    何より、飛行機に乗る前と降りる時の絵の明暗が
    思わず笑ってしまうほどの差がありましたw

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    2011年01月08日
  • puzzle(パズル)

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    「puzzle」恩田陸
    中編ミステリ。灰黒色。

    関根春が探偵役の推理物。しかし社会的な事件とは無関係な進行。
    読者をリードする小説の体裁は分かりやすいのだけれど少しく必然性が見つけられないかも。
    ホラー性もミステリ性もちょっと中途半端で消化不良の感あり。
    結局春は事件を解決してないんだよね?

    とはいえ軽い読み心地と文章の洒脱さがよい。
    書き下ろし中編だけれども、「象と耳鳴り」の中の一編としておかしくない雰囲気。舞台はかなり異常だけれど・・・。
    恩田さんのミステリ志向が見られる作品ですが、読んだ人にこれで恩田ファンになってほしくはないな・・・という印象です。

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    2019年01月16日
  • 夏の名残りの薔薇

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    「夏の名残りの薔薇」恩田陸

    ノスタルジックロマンス。アンバーホワイト。

    いかにもな設定の山上のクラシックホテル(!)で繰り広げられる、虚偽と幻想の愛憎群劇?だいぶ恩田文学でてます。
    ナニガシカを秘めた男女達が集まって過ごす数日間、という時間的にも空間的にも限定された物語は良くも悪くも気が滅入る感覚、自分は結構好きです。
    あまし青空の下で読む本ではないかもですね(笑)

    随時引用される『去年マリエンバードで』というフランス文学が、
    恩田さんがこの物語を記述する上での色になったんだろうなあってのをひしひし感じるんですが、
    悲しいかな原典全文を読んでいないヘタレ読書としてはいまいち興にのれなかっ

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    2019年01月16日
  • 不安な童話

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    「あなたは母の生まれ変わりです」大学教授秘書の古橋万由子は、二十五年前に変死した天才画家高槻倫子の遺子にそう告げられた。発端は彼女の遺作展会場で、万由子が強烈な既視感(デジャ・ヴ)に襲われ、「鋏が・・・」と叫んで失神したことだった。実は、倫子は鋏で首を刺されて殺されたのだ。万由子は本当に倫子の記憶を持つのか?真相を探る彼女に、奇怪な事件が襲いかかる!
    (裏表紙紹介文より)

    ***

    相変わらず(という言い方は変かも知れないけど)、ホラーちっくというか、読み手を緊張させたり、(不安で)ドキドキさせたりする描写が上手いです。

    非科学的なネタだと思って読んでいたら、実はそうでもなさそうな感じの展

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    2019年01月16日
  • 不安な童話

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    相変わらずこの人の複線の張り方は面白い…し、最後の最後まで分からない。秒とお姉ちゃんがかなりのキーになってて驚きました。

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    2010年05月28日
  • ロミオとロミオは永遠に〔下〕

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    近未来、終末世界の大東京学園が舞台。SF学園物、と呼ぶには程遠い前時代的学園パロディ。風雲たけし城とかそんなノリ。

    荒唐無稽を地でいく内容。劇場版クレヨンしんちゃんに近いイメージ。大真面目に不真面目。そんな感じでした。前盛期的というか昭和的なところも大人帝国の逆襲にそっくり。

    20世紀へのオマージュと言うキャッチコピーがついていますが、元ネタの多くが50~80年代。つまり高度経済成長期~バブル崩壊あたりのものなんですが、これがまた微妙に偏っている。多分これらは、著者が憧憬を覚えるものたちなんだろうなとかそんな風に思いました。言い換えるなら「著者の青春へのオマージュ」。
    SF小説という形式を

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    2015年04月10日
  • ロミオとロミオは永遠に〔上〕

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    近未来、終末世界の大東京学園が舞台。SF学園物、と呼ぶには程遠い前時代的学園パロディ。風雲たけし城とかそんなノリ。

    荒唐無稽を地でいく内容。劇場版クレヨンしんちゃんに近いイメージ。大真面目に不真面目。そんな感じでした。前盛期的というか昭和的なところも大人帝国の逆襲にそっくり。

    20世紀へのオマージュと言うキャッチコピーがついていますが、元ネタの多くが50~80年代。つまり高度経済成長期~バブル崩壊あたりのものなんですが、これがまた微妙に偏っている。多分これらは、著者が憧憬を覚えるものたちなんだろうなとかそんな風に思いました。言い換えるなら「著者の青春へのオマージュ」。
    SF小説という形式を

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    2015年04月10日
  • ネクロポリス 上

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    夏枯れの書棚から何を読もうかと物色し、少し前に上の息子が読み終えた後、上下巻の厚さと題名の暗さにたじろいで立てかけたままになっていたこの本にする。
    “ネクロポリス”は巨大な墓地または埋葬場所である、語源はギリシャ語のnekropolis(死者の都)-Wikipedia。という訳でこの本の舞台はイギリスと日本の文化風習が奇妙に交じり合うV.ファーという国における聖地―アナザー・ヒル。
    もうすぐお彼岸だけど、ここでもヒガンという祝祭空間で、帰ってくる死者たちを「お客さん」と呼び温かく迎える。
    主人公ジュンはフィールドワークのため親戚を頼ってアナザー・ヒルにやってきたのだが、そこで彼が目にしたのは、

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    2019年09月26日