恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原発破壊のため国土の二割が立ち入り禁止となった日本。その地域を管理パトロールするのは「ウルトラ・エイト」と呼ばれるロボットたちだが、ある日そこへ国税庁の女がやってきた。三日間で制限区域の実態調査を行うというのだが、その目的は…
放射能汚染を軸にロボットやゾンビといったSFな世界を描きつつ、現実に対する叫びが感じられる話。シリアスに書くとどこまでも暗い話になるところを、ロボットたちのとぼけたキャラや昭和感満載の小ネタ、そして財護徳子の破天荒なキャラで軽い雰囲気になっていて読みやすい。しかし詰め込み過ぎで焦点が合わず、インパクトが足りない気がした。色々と惜しい。 -
Posted by ブクログ
特に館モノが好きとかではなく、手っ取り早く読んだことのない作家さんの小説を読みたい!と思い、手に取りました。
■はやみね先生といえば児童書というイメージが強いのですが、掲載作は大人が読んでも充分に楽しめるし、青少年が読んでも楽しめる話だと思いました。ガッチガチのミステリーを期待している方には物足りないかもしれませんが、1作はこういった話があってもいいのではないかと思います。
■恩田先生の作品はタイトルでわかるように『麦の海に沈む果実』のスピンオフで、私も楽しみにしていました…が、いかんせん話が短い!勿論、このページ数で恩田陸の世界を見事に作り上げる力量は流石ですが、『麦の海に沈む果実』 -
Posted by ブクログ
久し振りに恩田陸の本が文庫の棚で目についたので手に取る。
シリーズ物の3作目と知れたが、2冊も遡るのはちょっと勘弁、皆さんのレビューでも前作読んでなくても問題ないみたいなことだったので、ここから読み始める。
主人公・恵弥に、何となくドラマの半沢直樹の中で片岡愛之助が演じたキャラクターが頭に浮かぶ。
出張に引っ掛けて、ひとりの男と、ひとりの女と、加えて謎の人物を探す、訳ありのトルコの旅。(イスタンブールやアンカラと書いてるのに、何故”T共和国”なの?)
説明されていない名詞が出て来て、それが後で語られるなど、通勤電車で細切れに読む身にはちょっと辛い。(読み落としたかと前のほうを探ること、度々)
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Posted by ブクログ
ネタバレ十数年ぶりの再読なのだがすっかり失念していたので、初読みと変わらず;
「三月は深き紅の淵を」を巡る4つの物語。
現実と空想が入り混じっているような感じを強く受ける。
まさに幻想的。
特に第四章は四苦八苦!
とにかく話が飛ぶ飛ぶ(^_^;)
うっかりしてると置いてきぼり。
(第一章の中で、幻の『三月~』の第四章についてが語られるが、まさに今読んでるこの本の第四章そのものの印象であることにハッとした)
おまけに密度の濃い作品でもある。
適当に読み流したら、あとで(何だっけ?)となるから大変。
…しかし読むのに構えすぎた。
余計なことをたくさん考えてしまってひどく疲れた。
深読み・前知識の気