恩田陸のレビュー一覧

  • エンド・ゲーム 常野物語

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    ネタバレ

    常野物語の三作目。
    一作目の『光の帝国』では、
    不思議な力を持つ 様々な常野の人々が紹介された。
    二作目の『蒲公英草紙』は、記憶を「しまう」春田家の物語。
                                                                                                                                    
    そして、今回は拝島家の「裏返す」お話。
    母親・暎子が会社の慰安旅行に行った先で意識不明に。
    娘・時子は、助けを求めて、ある番号に電話をかける。
    それは父の失踪後十数年間、冷蔵庫に貼ってあ

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    2021年09月18日
  • 球形の季節

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    デジャビュ(既視感)のような気分を味わった、物語の始まる東北の一地方「谷津」という土地に。
    「みのりやひろのり、ひとし」たちにいつか会っているような、自分のことのような。

    どこかであったような自分のことのような人たちが、住んだことのあるようなところで繰り広げる日常の非日常。私は恩田さんの書くファンタジーの気質ひとつだろうと思う。いや、羨ましい筆力の才能。

    でも、それは後から思ったこと、とっぷりとはまって楽しんでしまった。とくに第二章「いつの間にかこんなに違った生き物になってしまった」の「谷津」の町の情景描写は好もしい。

    『国道を車で走れば、谷津を通過するのに、もし運悪く信号待ちにひっかか

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    2021年09月14日
  • まひるの月を追いかけて

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    行方不明の異母兄弟の足跡をナゾの女性と旅する本でした。
    ちょっと「嘘」が多く、心惹かれない感じでしたが
    読まないでいるとやはり読みたくなる不思議な展開で
    そこが恩田先生の魅力なのかなと思いました。

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    2021年09月13日
  • 不安な童話

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    女流画家高槻倫子の遺作展に出掛けた主人公万由子が、展示されている絵から強烈な怖れを感じ意識をうしなってしまった。

    後日その画家の息子から「母の生まれ変り」ではないかと指摘されることから苦しみが始まる。画家は25年前に殺されたのだったから。

    なぜ、縁もゆかりもない「私」古橋万由子が知っているような気がするのか、画家を殺した犯人は?というあらすじ。

    「生まれ変り」伝説などというまがまがしさは苦手とひきながら読み進んだのだが、すじの面白さにぐんぐん惹きつけられ最後の展開になるほどと思わされた。

    クリスティの「スリーピング・マーダー」の結末も深層心理をうまく取り入れ、そのクリスティの筆運びの恐

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    2021年09月13日
  • ライオンハート

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    まず、絵が語りかけてくる。みていると、ついと吸い込まれそう。

    章ごとの名画を眺め、想像をはせ、夢み、すれ違いのメロドラマかある。
    でも、恩田さんだ、通俗を通り越してる。

    感動の物語の結末はある。
    ファンはたまらないだろう。ってわたしもファンだが。

    ケイト・ブッシュのセカンドアルバム「ライオンハート」も知らず、ロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」も知らない。
    スマップの「ライオンハート」すら聴いた覚えはなけれど。

    なぜか、懐かしいというのも恩田さんの定評。
    軽くて、しっとりの恩田ワールドである。

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    2021年09月10日
  • 上と外(上)

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    私の年齢ではこういうのをゲーム感覚というのかな、ということになる。
    変化に富んで、急展開でジェットコースタに乗っているごとく面白かったということ。

    あらすじは、夏休み、離婚した夫婦とその子供の兄妹がマヤ文明の遺跡のある土地で再会する。
    さて、無事に観光を終えて帰る前日、その国にクーデターが勃発、ジャングルをヘリコプターで飛んでいるうちに事故にも合い父親、母親と兄妹が離れ離れになってしまう。
    放り出された秘境のジャングル。
    果たして再会できるのか。生き残れるのか、冒険と、ゲームがが始まる。

    マヤ文明聞いたことはあるけれどよく知らないな(恥だが)と思わず世界史年表と地図帳を出して確かめた。あっ

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    2021年09月10日
  • 横浜の名建築をめぐる旅

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    既知の建物がほとんど。
    紹介がメインで、眺めるのが楽しい。これをきっかけに現地を訪れるのがいいかも。

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    2021年09月09日
  • 不連続の世界

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    行ったことのある場所が舞台になっていて、より想像しながら読むことができた。
    なんとなく大人な雰囲気の小説。

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    2021年09月02日
  • 上と外(上)

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    一体何の話なんだ!と思いながらも、G国のジャングル、首都、そして日本で同時進行する緊迫感のあるストーリーはさすが。
    清く正しく力強い少年による青春物語は恩田陸先生の得意技ですね。

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    2021年08月24日
  • まひるの月を追いかけて

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    兄が失踪した。兄の彼女と彼を探す旅に出るが━。

    母親を「あの人」と初めて呼んだのっていつだったろうなんて考えながら読んでいた。
    設定はやはり複雑なところがあるけれど、『ユージニア』ほどの不気味さはなくて、そこは読みやすかった。
    源氏物語みたいなお話。

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    2021年08月22日
  • 球形の季節

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    ある町のそこだけ死んだように、ひっそりと佇む町。この世と違う異次元の世界に入り込む事ができる町で才能ある男の子が少しのスパイスを投入するとたちまち波紋が広がる。
    みんながこうなると願う念がそうなってしまう。
    この町に住む人々の、高校生の日常と非日常を描き今の生活に疎んじているコ、満足できない発散したい念が異次元の世界へ行きたい、何か起こる期待を町全体に漂い怪異現象を引き寄せる。
    その世界に入り込む人がいたのかどうか結末は分からずじまいでうやむやになるがホラーよりは、恩田陸の世界の方が合っているきがする

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    2021年08月12日
  • 黒と茶の幻想(下)

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    恩田陸の『茶と黒の幻想』を読んだ。幻想的な『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』の続きと期待して…。(この2作は題名に惹かれたともいえるが)

     けれども。

     そつがないけれど「それが、なにか…」というのが感想。別に恩田さんがいけないのではなくて、そういう資質の作家さんなので、この口当たりのよさがいいという人も多いと思う。

     たまたま一緒に読み始めたのが、D・H・ロレンスの『恋する女たち』だったのが悪かった。おなじ男女4人が織り成す模様が、あっさり味の料理と、こってり味の料理の違いがわかってしまった。

     もちろんストーリーはまったく違うので内容がおもしろいとかそうではないとかではなく

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    2021年08月04日
  • 夏の名残りの薔薇

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    構成が面白い
    読み初めは誰が語り手なのかどういう状況で話が進んでいるか理解がしにくいが読み進めていくうちに理解でき、面白さが増す

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    2021年07月27日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    上巻から一気読み。登場人物もみんな個性があって面白い!キャスリンの台詞には思わずクスッと。

    結末が予想外だったけどやや物足りなさを感じました。全体的に続きが気になってサクサク読めました。

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    2021年07月21日
  • 不連続の世界

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    始めの方の短編は描かれている内容が理解できなくて、こんなのが続くのは嫌だなあと読み進めた。他の話は理解できるとともに、怖いのに、先が知りたくて読むのが止まらなくなった。

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    2021年07月21日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    展開がすごく気になって、一気読みした。

    どうなるんだろう、ページをめくるたび、ドキドキする展開。
    最後、結末は、あれ?…???
    はてなマークが頭に。

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    2021年07月19日
  • 七月に流れる花

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    ネタバレ

    話の内容は短くて、読みやすい。
    短い割には読み応えもあった。冷や汗が出るようなお話かと思えば
    ちゃんと現実話で、そういうことね〜という感じ。
    サクッと読めて、ちょっと気分転換になったかな。
    恩田陸さんの本を読んだ、という満足感がある短編でした。

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    2021年07月18日
  • 訪問者

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    ちょっとひと昔前のミステリーかと。いい意味なのか悪い意味なのか分かりませんが。色々なジャンルをお持ちの恩田さんという事ですが、次は「蜜蜂と遠雷」を読みます。

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    2021年07月13日
  • まひるの月を追いかけて

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    結構探り探り読んだ。
    研吾の真意は今ひとつわからないけど、、
    何が起きても不思議でなさそうなところは奈良という土地ならではかな?
    橘寺行きたいなー

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    2021年07月12日
  • MAZE 新装版

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    シリーズと聞いたから主人公がそうなのかと思ったら違い、肩透かし食らった気分。
    構成はいつもの恩田陸さんだし、内容も薄っすら先が読める感じでストレスなく読めた。意外性やどんでん返し感はあまり感じられなかったが、描写や言葉選びの感性はとても好み。他シリーズも読もうと思いました。

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    2021年07月05日