恩田陸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物語の舞台は山荘に限定されている。
舞台にしたら面白いかも・・・などと考えた。
もったいないと思ったのは、千次以外はキャラクターにこれといった個性が感じられなかったこと。
もう少しそれぞれのキャラクターがはっきりと描き分けられていたほうが良かった気がする。
すべてが計算しつくされたものだったのか。
あいまいなまま幕が引かれるラストが、奇妙な余韻を残す。
読み終わったあとに、本当はまったく違う物語だったのでは?と危うい不安定さが残る作品だった。
それにしても、「訪問者にきを付けろ」にあんな解釈があったとは!?
普通の物語のようで、エンドマークの後にもうひとつ別の物語があるような。
不思議な恩田ワ -
Posted by ブクログ
上巻からの緻密な心理描写が、下巻の首を絞めたのか。
三分の二くらいまではわりときちんと人物たちの心理描写が入るのに、ラストの場面での早回しのような書きっぷり。
落ちどころは分かったし、仏の描写も好きだったけれど、あと百ページ多ければ…いや、いっそ上中下にしていたら…素人が口を出すことじゃないのは分かっているのだけれど、面白かったし、好きな人物多いし、もう夢が現実に染み出してくる描写とかめっちゃ怖いし、もっと読みたかったというのが正直なところなのだけれど、最後の駆け足に振り落とされないように、そっちに気を取られすぎたことが自分的に残念だった。
神山さんがどんな気持ちで実邦と暮らしていたのかとか、 -
Posted by ブクログ
本当に久々の恩田陸。ファンタジーに片足突っ込んだような作家だという認識を持っていて、ミステリである本作でもその雰囲気を纏っている。
外界から隔絶された洋館で嵐の夜に起こる事件・・・というのは、私は名探偵コナンでしか味わったことが(多分)ないのだけど、アニメを見ていた小学生時代を思い出してワクワクしながら読んだ。読んでいて容易に風景を想像できるのも良く、非常に楽。
一方で、この人の小説はファンタジーモノや日常系の方がより面白いのかなとも思った。単にミステリというジャンルが苦手なせいかも知れないけど、もっと曖昧な世界に包まれたい。ので、もう少し他の小説も漁ってみようと思う。 -
Posted by ブクログ
あらすじは脚本化が毒殺されその容疑者に3人の女優がいる。という戯曲をかいている作家がいて友人にアドバイスを求める、虚と実が巧妙に入り混じっていてクルクルとテンポよくすすんでいく。
同じ展開が何度も繰り返され、それが芝居の中のことなのか現実なのかはたまた脚本なのか。
最初男、女だったのが次に同じシーンでは名前が出てきていて少し話が進むと
ここでつながるのかと思ったりしながら読み進んでいく。
だんだん頭の中が???どーなってるんだ?どーなるんだ?と読んでいくのだが。
ラストがあ~そういう風に終わらせてしまうのかと若干残念だった。
最初にミステリーなのねこの話はというような概念を勝手にもっ