恩田陸のレビュー一覧

  • 球形の季節

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    1990年代2作目「球形の季節(1994年)」

    1作品目に続き、田舎、高校生が主人公。怨念に一見的な偶然を重ね(必然)、無念をはらすという作品と感じた。
    この後、全寮制作品も出てくるし、著者は高校生時代に思いが深いのだとしみじみ感じる。

    情報がない時代だと、アリバイ工作が簡単だが、情報化社会では簡単に位置情報でさえ、わかってしまう。仮想情報が完璧に出来たら、それはそれですごいけど。

    昔懐かしい作品といえる。

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    2020年04月07日
  • おともだち できた?

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    こどもに「誘拐」に気をつけなさい。
    ということを「恐怖」で表現しているのだろうか?

    絵本だからな・・・。所感

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    2020年04月05日
  • 夜の底は柔らかな幻(上)

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    在色者とか出てくるところを見ると、常野物語系の(常野物語シリーズでは無いのですが)特別な能力のある人が出てくる話。

    途鎖国を、土佐国と思ってしまった。(発音が似ているし、本の中にも、そっちの方の地方の名前が出ていたので)

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    2020年03月28日
  • 禁じられた楽園〈新装版〉

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    ネタバレ

    捉え方次第でここまで風景が変わってしまうとは
    インスタレーションの描写は脳内で映像化されてゾクゾクしたけど読み終えても消化されない謎が多い
    捷がなぜあそこまで子供の死に囚われているのか、そこがあまり納得できなかったかも。昔の記憶といっても自分が直接死に関わったわけでもないので、そこの潜在的な感覚をもう少し描写して欲しかったかな
    総合的に狂わされるのも人間だし呼び起こさせるのも人間だと、喚起させられた。最後は少し呆気なかった気するけど響一は魅力的でした…

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    2020年03月27日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    2020.03.22

    新型肺炎とかコロナウイルスとかタイムリーな単語が出てきてびっくり!
    思わず発行年月日を確かめてしまった。

    分厚い本の中身はほとんど登場人物たちの雑談。本題からは何度も脱線するわ長いわで途中何度もコックリコックリ船を漕ぎながら意地で読み終えた。
    広げに広げた風呂敷を畳まないままアッサリと終わっちゃう恩田陸節が変わってなくて懐かしい。
    匂わせに匂わせたスーパーロボットのキャスリンやら子供の特殊能力やら親父とおばさん、親子の名前が最後まで出てこないことやら伏線だらけだったけど結局それはそれ。結末にはなーんの関係もない。逆に潔い!笑

    恩田陸の小説は物語のオチを期待して読むのは厳禁で、読み進める行為と雑学を楽しむ小説と思って読まないといけないことを思い出させてくれた。
    それでも恩田作品にしてはまあまあうまく終われたほうの小説だと思う。笑

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    2020年03月24日
  • 雪月花黙示録

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    ミヤコの秘密と学生たちの戦い。

    世界観がいい。近未来の日本ということだが、『ロミオとロミオ〜』のように、恩田陸のこんなちょっとズレた世界設定が楽しい。ただ、ちょっとラストが投げっぱなし感が強かったかもしれない。キャラクターはとても魅力的で、続きがあるなら読みたい。ヘタレなんだかやり手なんだかよくわからない道博と、カッコいい系女子蘇芳の組み合わせが好き。

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    2020年03月15日
  • 終りなき夜に生れつく

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    読み終わって解説を読んで、初めて知った。これスピンオフだったんかい。どうりで世界観できあがってる〜あえて交わらない話〜って思ったわ。「夜のそこは柔らかな幻」という作品があったんですね。
    でも、楽しめました。まぁ正直、今まで読んだ恩田陸作品のサスペンスとは少し違うテイストだったので、乗り損ねた感は若干ありますが。

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    2020年03月07日
  • 夜の底は柔らかな幻(下)

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    最初は独特の世界感に惹きこまれたが、読み進むうちに最後どうするのかなと思っていたら、予想通り、作者は何が書きたかったのかわからなかった。異能人と殺戮?

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    2020年02月09日
  • 妖し

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    【怪異】をテーマに描く奇譚小説。
    アンソロジーシリーズ。
    この面子だし、と思って読み始めたのが
    間違いだった…

    想像のはるか上の上をゆく怖さだった…
    夜、部屋で一人で読んでいられないページが
    何度もあった。

    大好きな米澤穂信の
    「わたしキャベンディッシュ」も、
    あーー、これが伏線でこうなる感じかぁ
    のんきに思っていたあたし。
    伏線は伏線でも回収先が違っていて
    安定の穂信のぞわぞわ感。

    乾ルカの「かぐわしいひと」なんか
    ここから先は、もう読めない……と
    次の日に
    持ち越したくらいなのに
    その怖さに上塗りされるように
    壊れていく人間の怖さがくる。
    えーーー??そっちーーー??!みたいな…

    そんな中、
    なんとも言えない感情と思いに溺れたのが
    窪美澄の「真珠星スピカ」
    母と娘、父と娘。
    このそれぞれの【2人きりの時間】には
    切なさとやりきれなさ、
    それに希望が詰まってる。

    まだ読んだことがない作家さんも多かった。
    少しずつ読んでみたい。

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    2021年05月30日
  • 不連続の世界

    購入済み

    この作者の他の作品に比べると地味で、すごく面白いとは言えませんが、短編なので読みやすいです。
    相変わらず恩田陸の不穏な空気感は健在です。

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    2020年02月07日
  • 失われた地図

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    ネタバレ

    奇想天外なファンタジー。重要ぽい設定にほぼ説明がないままゴリゴリ話が進んでいくので「前作があっての続編か?」とも思いましたが完全新作のようです。
    以上を納得したら、あとは読者として想像力をフル回転させながら読み進めるとなかなかに楽しいです。何一つ解決しないエンディングも、恩田陸先生ならでは。
    都内のディープなスポットが出てくるので、お散歩場所のネタとしても良いかと。

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    2020年02月01日
  • 妖し

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    気持ち悪い話が多かった。は?何?と思っても読み返さないほうがよかった…。皆さんお上手なので気持ち悪さが絶妙。

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    2020年01月26日
  • 消滅 VANISHING POINT (下)

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    テロリストの予測は意外と簡単だったかも。
    この作品は登場人物たちの心の内、洞察力等が面白いかった。
    タイトルの「消滅」をマイナスで終わらせなかったところに暖かさを感じました!

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    2020年01月25日
  • 消滅 VANISHING POINT (上)

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    登場人物が11人いて、各章ごとにこれら人物が主となり展開していくため、覚えきれず、名前を書き出して、読み進めることに…
    外見的な特徴は覚えやすくても、登場人物の名前が難しく文字の中では、しばらくは外見と文字が一致せずメモを見ることに。
    登場の説明がない1人と、なぜこの人が登場するのかと思う人が1人。おそらくは、後者がテロリストだろうと(かなり自信あり)、思いながら下巻に。

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    2020年01月25日
  • 錆びた太陽

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    これは『沈黙の春』第2号となるのだろうか。恩田さんは宮城県出身。2011年以降原発や復興に対して日本の政府や政治家のとってきた態度に疑問を投げかける。作者の社会に対しての眼光が随所に光る物語。我々は東京オリンピックに浮かれてばかりで、被災者や被災地を忘れてしまってはいないか。

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    2020年01月16日
  • 朝日のようにさわやかに

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    長さがバラバラならばテーマも様々な14編の短編

    「水晶の夜、翡翠の朝」は水野理瀬シリーズの、
    「淋しいお城」は“ミステリーランド”シリーズの番外編…前者のヨハンはカッコよく、“みどりおとこ”の転生が
    生々しい

    この2編とラジオパーソナリティの会話だけで
    事件が進み解決する「あなたと夜と音楽と」が好き

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    2020年01月12日
  • 消滅 VANISHING POINT

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    空港という非日常空間での物語。
    考えるということ、自分が何者かをどう証明するか、
    実は深遠な課題なのかも。

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    2020年01月05日
  • 妖し

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    評価は三ツ星半と言ったところか。
    タイトルどおり「妖し」を共通テーマとした異なる作者による短編集であり、それぞれに異なる趣きの作品からなっており、飽きることなく読み終えることが出来た。

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    2020年01月04日
  • 訪問者

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    これ、過去に読んでたっぽいです(^^;;
    陸の孤島的な設定が好みかも?と思ったのですが、なんとなく肩透かし。
    だから余計に記憶に残っていなかったのかな?

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    2020年01月03日
  • 妖し

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    表題「妖し」のような統一感はあまり感じない。
    「真珠星スピカ」「李果を食む」「フクライ駅から」が良かったかな。特に「フクライ」の終盤に雪崩れ込むような展開のスピード感がなかなかよい。朱川湊人氏の作品は読んだことがないので、今度読んでみたい。

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    2019年12月27日