矢樹純のレビュー一覧

  • 残星を抱く

    Posted by ブクログ

    矢樹純さん初めての長編小説と言うことで楽しみしてました。



    青森県出身の作家さんだと言うこともあり、

    昨年、友人に勧められて読んでみた「夫の骨」も良かったので購入。



    「彼を殺したのは誰か」

    それを知っているならあんたを殺さなきゃいけない。

    黒革のライダースーツの男の謎の問いかけ。

    彼とは誰のことなのか?

    あのガードレールから転落した男のことか?

    あの日のことを夫に話せず、探偵業を営む同級生に相談する。



    しかし、その男たちはその後、誘拐監禁容疑で逮捕される。

    では、あのライダースーツの男は誰なのか。

    男が言う「彼」とは誰のことなのか。

    そして突然の夫の自殺

    0
    2022年11月02日
  • 新世代ミステリ作家探訪

    Posted by ブクログ

    若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。

    印象に残っているのはこの辺▼
    ・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。

    ・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。

    ・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。

    ・呉さん

    0
    2022年10月27日
  • 残星を抱く

    Posted by ブクログ


    『夫の骨』の著者 矢樹純さん

    読み始める前の想像を全く覆してくれました。
    『夫の骨』に引き続いて、またやられた
    という感想です。

    残星(ざんせい)
    夜が明けていく東の空に残る光は金星。
    明けの明星。

    以下、ネタバレ含みます。ごめんなさい。
    ーーーーー
    自殺に見せかけて殺された警察官の夫(哲司)。

    誰かに狙われていると漠然と感じていた柊子は
    娘を守り、夫が殺された理由を知るために
    哲司が死ぬ前の足跡を辿る。

    哲司が職務外で密かに追っていた事件は、
    柊子の父親の事件だった。

    味方も敵も不明な中、見えない敵と必死に
    戦う主人公の柊子の逞しさが想像の斜め上を
    ぶっ飛んでいて度肝を抜かれ

    0
    2022年10月11日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    非常に楽しめる短編ミステリーが5本.「避けた繭」はあまり感心しない主人公誠司の話だが、その他は意外な事象が最後に飛び出して、思わず読み返すことがあった.佑香の仕組んだ企みが頓挫してしまう表題作も楽しめたが、若い母親の心の探り合いがテーマの「無垢なる手」は認知症がキーワードかな.「百舌鳥の家」は母親の病気で姉妹の過去の出来事が露呈するものだ.「戻り梅雨」は哲也の行動を把握しきれない母の思いや姉の葛藤がうまく描写されていた.

    0
    2022年09月10日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    前作の『夫の骨』も良かったけれど今回も先が気になり一気に読み終えた。短編だけれど読み応えは充分で切れ味がいい。どんでん返しもありで読み返しても楽しめる。

    0
    2022年06月19日
  • バカレイドッグス(1)

    購入済み

    隠な感じ

    画風?あの感じも何か初めての感じをうけた、ストーリーもチョット暗ーい感じだけど初めての感じで、何か暗いのに新鮮と言う複雑な感じの作品です。

    #怖い

    0
    2022年09月30日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編5編

    「妻はわすれない」
    思いやりの空回りとも言えるかも。もしくは、思いやりという優しい言葉を隠れ蓑にして、面倒な対話を避けた結果の更なるややこしい事態。
    とはいえ、最後は主人公夫婦にとってハッピーエンドなのでよかった。
    あれだな。今は妊娠中に、リスク少なく親子関係調べられるんだから、怪しいときはまずは科学の力を借りるべきよな。

    「無垢なる手」
    一言で片付けるなら、人との距離感が全く違う人との付き合いとゆーか。(それだけでは片付けられない、不気味さがさらにあるけど)
    ずかずかと(なんとゆーか、精神的な?)パーソナルスペースを侵してくるママ友が不快なのはもちろんだけど、夫の行動も個人的に

    0
    2022年03月13日
  • 新世代ミステリ作家探訪

    Posted by ブクログ

    既読作家のインタビューは面白く読めたが、それ以外の方のは上滑りする感じで読んだ。しかし、作家さんたちや、書評家の方々は本当に本を読み込んでいるのだなぁと思う。澤村伊智と阿津川辰海は読もうと思っていた作家で、更に早く読まねば、と思った。あと、大学のミステリ研で、ミステリーよりも「ジョジョ」「カイジ」「ガンダム」が会話に出るというエピソードや、京大ミス研にはジョジョ全巻置いてあるのとか面白かった。デスノートもインタビューのあちこちにでてきたし、マンガ・アニメのストーリーがミステリー界に与えている影響も大きいのですね。
    今、高校生だったら賢い大学行ってミステリ研入る目標も楽しそうだなぁ。読み仲間が増

    0
    2021年10月24日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めての作家さん。
    何だかモヤモヤする感じが残りつつ、女はやっぱ怖いなーと思いつつ(私も女性だが)
    ママ友のやつは、はっきり言えばいいのに、あーゆーコミュニティは言っちゃいけない空気とかあるんかなー。

    0
    2021年10月08日
  • 新世代ミステリ作家探訪

    Posted by ブクログ

    言い回しや考え方にそれぞれの個性や人柄を感じられ、同じ本をあげていても視点が違ったりする所があったりしたのが読んでいて楽しめた。

    0
    2021年09月30日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スッキリ3割
    イヤミス7割

    …ってところでしょうか。
    特に『裂けた繭』はグロテスクな描写があるので
    苦手な方は要注意。
    (殺人鬼フジコの衝動みたいな)

    読後感が良かったのは
    表題作の『妻は忘れない』と『戻り梅雨』だけど
    全体的に最初に勘違いさせるような描写のあと
    ひっくり返される所謂どんでん返しの趣向があり
    読んでいて楽しかった。

    0
    2021年07月22日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    家族をテーマとしたどんでん返しミステリー、ノンシリーズの5作品の短編集。
    よくありがちな家族設定からはじまり、彼らが抱える悩みや疑念が除々に大きくなり、あれよあれよという間に小気味良いオチが待っている。『私の骨』で、してやられた感があったが今回もたっぷりやられて楽しめた。

    0
    2021年06月13日
  • イミガタリ―忌み語り― 分冊版 1巻

    購入済み

    優れたホラー短編集です。

    ホラー漫画の短編集です。静かな雰囲気から始まる作品群で中々の恐ろしさを醸し出しています。出来の良い話ばかりで、他のエピソードも読みたくなります。

    0
    2021年02月28日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    “妻は忘れない”というか“女は忘れない”が集まった短編集。
    どこにでもいる普通の人々が主人公だけれど、いったいどうなるんだとドキドキさせる展開と予想できない着地点に落ち着く意外性がおもしろかった。
    「無垢なる手」のママ友のズレた感覚、「裂けた繭」の母親の正常な感情の麻痺、どれも真正面からくる直球の怖さではないが、胸のざわつきがいつまでも残るイヤな感触の怖さ。
    平穏な母と息子の日常が脆く崩壊する苦さを味わい、その分ラストの安堵感が倍増する「戻り梅雨」を終わりに持ってくる構成が巧み。

    0
    2021年01月07日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    5編のミステリー短編集。

    日常にある思い込みやすれ違いがドラマになる。
    相手の些細な言動から
    「こういう意図なんだろう」
    「相手は自分のことをこう思っているのだろう」
    ……と(勝手に)感じることは日常茶飯事。
    かなり細かいことでも気になったりする。
    しかも、確かめる術がなく、結果的に
    結構な悩みやストレスにつながることもある。

    この短編集には、上記のように
    思い込んだり、悩みを持つ人物が複数登場し、
    共感できる部分が多かった。

    個人的には、最後の『戻り梅雨』が一番好き。
    ミステリー度が高く、犯人捜しの楽しみもある。

    ほかの作品も読んでみようと思う。

    0
    2020年12月21日
  • バカレイドッグス(1)

    xfh

    購入済み

    話に引き込まれます

    闇医者が、前金制で、お金を工面できないならどんな悲しい事情を抱えた患者だろうと絶対に手術はしない。慈悲は無い。
    その徹底した考え方のもと、毎回それぞれ重たい事情を抱えた患者を闇医者は手術拒否、それがどういう展開を迎えて手術することに向かうのか、どんどん引き込まれて読み進めてしまいます。

    手術を受け命は助かったものの、その人の今後の人生には一切関知しない。不幸な今後を送るのではと匂わせる、後味の悪さもあり、そこが話に一層深みを持たせているように感じます。

    0
    2020年02月29日
  • バカレイドッグス(3)

    Posted by ブクログ

    感情の揺り幅が少ない人間は「人間味に欠け悪人に見えたりする」が、闇の世界に在りながら自分たちのルールを守り通した兄弟の姿が描かれていた。

    0
    2018年07月16日
  • あいの結婚相談所 1

    Posted by ブクログ

    あいのさん、不気味すぎですが、ところどころおちゃめな所が見え隠れしていて、だんだん気になる存在になってきました(笑)ネタ考えるの大変そうですが、次も楽しみです。

    0
    2014年02月18日
  • 罪の棲家

    Posted by ブクログ

    矢樹さん初読みです
    以前から 気になっていたのですが、ようやく1作目。
    そして 勘違いしていてホラー系の男性作家だと思っていました。

    今までに違う媒体で発表していた連作でない
    7編収録

    共通項は、女性が事件、トラブルの主人公という事。
    なかなかしゅっとして イヤミスになりそうで
    着地は 少しずれて そのズレが“面白さ”や“納得”に変わります。

    書き下ろしは「罪の棲家」で、こちらもそういう罪なのね、と感心しました。

    0
    2026年04月18日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二作目だと思うが読者を嫌な気分・追い詰める作家である、表題作の「妻は忘れない」を含めて主人公の心理状態がミステリー部分を上手に隠している文章巧者らしいミスリード作品が悔しい(毎回騙される)好みではないのが「裂けた繭」かな、高齢な親の事を想うと身につまされる「百舌鳥の家」でオチは見当ついていたが姉のサイコな部分に引いた、「戻り梅雨」はスマートな解決策ではないが良くできた推理小説でして追い詰められた主人公が真相に気が付き逆転するパターン、イヤミスなら真相が分かりつつも主人公が悲惨な運命に落とされるパターンもあるな・・・作者の影響でイヤがえられる発想が身についたw

    0
    2026年04月16日