矢樹純のレビュー一覧
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矢樹純さん初めての長編小説と言うことで楽しみしてました。
青森県出身の作家さんだと言うこともあり、
昨年、友人に勧められて読んでみた「夫の骨」も良かったので購入。
「彼を殺したのは誰か」
それを知っているならあんたを殺さなきゃいけない。
黒革のライダースーツの男の謎の問いかけ。
彼とは誰のことなのか?
あのガードレールから転落した男のことか?
あの日のことを夫に話せず、探偵業を営む同級生に相談する。
しかし、その男たちはその後、誘拐監禁容疑で逮捕される。
では、あのライダースーツの男は誰なのか。
男が言う「彼」とは誰のことなのか。
そして突然の夫の自殺 -
Posted by ブクログ
若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。
印象に残っているのはこの辺▼
・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。
・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。
・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。
・呉さん -
Posted by ブクログ
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『夫の骨』の著者 矢樹純さん
読み始める前の想像を全く覆してくれました。
『夫の骨』に引き続いて、またやられた
という感想です。
残星(ざんせい)
夜が明けていく東の空に残る光は金星。
明けの明星。
以下、ネタバレ含みます。ごめんなさい。
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自殺に見せかけて殺された警察官の夫(哲司)。
誰かに狙われていると漠然と感じていた柊子は
娘を守り、夫が殺された理由を知るために
哲司が死ぬ前の足跡を辿る。
哲司が職務外で密かに追っていた事件は、
柊子の父親の事件だった。
味方も敵も不明な中、見えない敵と必死に
戦う主人公の柊子の逞しさが想像の斜め上を
ぶっ飛んでいて度肝を抜かれ -
購入済み
隠な感じ
画風?あの感じも何か初めての感じをうけた、ストーリーもチョット暗ーい感じだけど初めての感じで、何か暗いのに新鮮と言う複雑な感じの作品です。
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ネタバレ短編5編
「妻はわすれない」
思いやりの空回りとも言えるかも。もしくは、思いやりという優しい言葉を隠れ蓑にして、面倒な対話を避けた結果の更なるややこしい事態。
とはいえ、最後は主人公夫婦にとってハッピーエンドなのでよかった。
あれだな。今は妊娠中に、リスク少なく親子関係調べられるんだから、怪しいときはまずは科学の力を借りるべきよな。
「無垢なる手」
一言で片付けるなら、人との距離感が全く違う人との付き合いとゆーか。(それだけでは片付けられない、不気味さがさらにあるけど)
ずかずかと(なんとゆーか、精神的な?)パーソナルスペースを侵してくるママ友が不快なのはもちろんだけど、夫の行動も個人的に -
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既読作家のインタビューは面白く読めたが、それ以外の方のは上滑りする感じで読んだ。しかし、作家さんたちや、書評家の方々は本当に本を読み込んでいるのだなぁと思う。澤村伊智と阿津川辰海は読もうと思っていた作家で、更に早く読まねば、と思った。あと、大学のミステリ研で、ミステリーよりも「ジョジョ」「カイジ」「ガンダム」が会話に出るというエピソードや、京大ミス研にはジョジョ全巻置いてあるのとか面白かった。デスノートもインタビューのあちこちにでてきたし、マンガ・アニメのストーリーがミステリー界に与えている影響も大きいのですね。
今、高校生だったら賢い大学行ってミステリ研入る目標も楽しそうだなぁ。読み仲間が増 -
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購入済み
優れたホラー短編集です。
ホラー漫画の短編集です。静かな雰囲気から始まる作品群で中々の恐ろしさを醸し出しています。出来の良い話ばかりで、他のエピソードも読みたくなります。
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5編のミステリー短編集。
日常にある思い込みやすれ違いがドラマになる。
相手の些細な言動から
「こういう意図なんだろう」
「相手は自分のことをこう思っているのだろう」
……と(勝手に)感じることは日常茶飯事。
かなり細かいことでも気になったりする。
しかも、確かめる術がなく、結果的に
結構な悩みやストレスにつながることもある。
この短編集には、上記のように
思い込んだり、悩みを持つ人物が複数登場し、
共感できる部分が多かった。
個人的には、最後の『戻り梅雨』が一番好き。
ミステリー度が高く、犯人捜しの楽しみもある。
ほかの作品も読んでみようと思う。 -
購入済み
話に引き込まれます
闇医者が、前金制で、お金を工面できないならどんな悲しい事情を抱えた患者だろうと絶対に手術はしない。慈悲は無い。
その徹底した考え方のもと、毎回それぞれ重たい事情を抱えた患者を闇医者は手術拒否、それがどういう展開を迎えて手術することに向かうのか、どんどん引き込まれて読み進めてしまいます。
手術を受け命は助かったものの、その人の今後の人生には一切関知しない。不幸な今後を送るのではと匂わせる、後味の悪さもあり、そこが話に一層深みを持たせているように感じます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ二作目だと思うが読者を嫌な気分・追い詰める作家である、表題作の「妻は忘れない」を含めて主人公の心理状態がミステリー部分を上手に隠している文章巧者らしいミスリード作品が悔しい(毎回騙される)好みではないのが「裂けた繭」かな、高齢な親の事を想うと身につまされる「百舌鳥の家」でオチは見当ついていたが姉のサイコな部分に引いた、「戻り梅雨」はスマートな解決策ではないが良くできた推理小説でして追い詰められた主人公が真相に気が付き逆転するパターン、イヤミスなら真相が分かりつつも主人公が悲惨な運命に落とされるパターンもあるな・・・作者の影響でイヤがえられる発想が身についたw