妻は忘れない(新潮文庫)

妻は忘れない(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

私はいずれ、夫に殺されるかもしれない。義父の弔問に訪れた前妻の佑香。夫は彼女とよりを戻したのではないだろうか。苦悩が募る中、通勤バッグにある物を発見してしまう(表題作)。日常を一本の電話が切り裂いた。大学生の息子哲生から元交際相手傷害事件について話を聞いている。刑事がそう告げたのだ(「戻り梅雨」)。平凡な家庭に潜む秘密を鮮やかに浮かび上がらせる、五篇の傑作ミステリ。(解説・千街晶之)

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妻は忘れない(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりにとてもおもしろい小説に出会えました。人物描写が的確なため、「こういう人ならそういうことはしないだろうな」「こういう人ってそういうことしちゃいそうだよね」というイメージが湧き、物語に入り込めました。どの言葉にも無駄がなく、実際の文字数以上の世界に引き込まれていきました。あっという間に読めるの

    0
    2023年05月06日

    購入済み

    作家さん買いします!

    マザーマーダーではまって矢樹純さん3冊目。今回も大変面白い短編集でした。家族、を描くのが上手いなぁ。とてもリアルでゾクゾクしながら読みました。3冊短編集読んで一つもハズレがないなんてすごい。

    0
    2022年06月26日

    Posted by ブクログ

    日常に潜む不穏な空気や秘密をテーマにした短編集
    お話はどれも一筋縄ではいかず、どんでん返しとまでは言わなくても、見事に予想と違う展開が待ち受けています
    満足度の高い短編集でした

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    ざわざわと胸に不安が広がっていく。

    「妻は忘れない」「無垢なる手」「裂けた繭」「百舌鳥の家」「戻り梅雨」
    毛色の異なる5話収録の短編集。

    前作『夫の骨』で騙される快感を味わい期待して待った本作にもしてやられた。

    ごく身近な日常の中でふと感じる違和感、不安、猜疑心、嫌悪、自省、それらの感情が複雑

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    非常に楽しめる短編ミステリーが5本.「避けた繭」はあまり感心しない主人公誠司の話だが、その他は意外な事象が最後に飛び出して、思わず読み返すことがあった.佑香の仕組んだ企みが頓挫してしまう表題作も楽しめたが、若い母親の心の探り合いがテーマの「無垢なる手」は認知症がキーワードかな.「百舌鳥の家」は母親の

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    前作の『夫の骨』も良かったけれど今回も先が気になり一気に読み終えた。短編だけれど読み応えは充分で切れ味がいい。どんでん返しもありで読み返しても楽しめる。

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    家族をテーマとしたどんでん返しミステリー、ノンシリーズの5作品の短編集。
    よくありがちな家族設定からはじまり、彼らが抱える悩みや疑念が除々に大きくなり、あれよあれよという間に小気味良いオチが待っている。『私の骨』で、してやられた感があったが今回もたっぷりやられて楽しめた。

    0
    2021年06月13日

    Posted by ブクログ

    5編のミステリー短編集。

    日常にある思い込みやすれ違いがドラマになる。
    相手の些細な言動から
    「こういう意図なんだろう」
    「相手は自分のことをこう思っているのだろう」
    ……と(勝手に)感じることは日常茶飯事。
    かなり細かいことでも気になったりする。
    しかも、確かめる術がなく、結果的に
    結構な悩みや

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    矢樹純『妻は忘れない』新潮文庫。

    5編収録のミステリー短編集。『夫の骨』が面白かったので、本作も読むことにした。

    5編共に女性の強かさや内に秘める恐ろしさ、表と裏の二面性を描いている。表題作の『妻は忘れない』と『戻り梅雨』の2編が面白かった。

    『妻は忘れない』。表題作。短編の中に起承転結とミス

    0
    2020年11月01日

    Posted by ブクログ

    ちょっと無理矢理な話もあるけど、基本的にはどれも面白い。
    「超イヤな気持ち!!」ではないけど、「あぁ、なんかモヤモヤするな…なんかイヤかも…」ってのが全体的に漂うお話達でした。

    0
    2025年11月25日

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