矢樹純のレビュー一覧
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悪い男に引っ掛かったせいで事件を起こして、田舎の親戚に引き取られた姉と数年振りに会うけど、姉がなんかヤバイものに取り憑かれていた「べらの杜」
アル中の男がチンピラの男に連れられて彼の故郷で療養という名前の飼い殺しにあってるんだけど、男が言うには猿が来ると病気が治るらしい…という「うず山の猿」
『がんべ』と地元で呼ばれていたというサイコパスな兄弟分とのややグロテスクなロードムービー的な話の「がんべの兄弟」
嫁ぎ先の田舎の因習に振り回される女と『がんべ』という存在と●『まる』と呼ばれる存在の後味が悪過ぎる「まるの童子」
の四篇から構成される、いわゆる村ホラー小説。
怪談や人怖的な怖さ、しかも読んだ後もずっと残る嫌な感じ(良い意味で、ホラーってこういう後味の悪さも魅力の一つだよね)
田舎の、植物に虫に獣に…原始的な生き物の命に溢れた、暗くてじめっとしている感じ。
『因習村』って言葉が流行ったけど、因習なんて近代の言葉と価値観ではかれないような、もっと古くて土地と住人に深く根付いた信仰や存在。
それも自然の中で腐って虫のわいてる死体や果物みたいなにおいのする世界観。
田舎のじめっと感…… -
Posted by ブクログ
地方の集落にある曰くありげな屋敷、何かを知っていそうな住人、不気味な蔵、不可解な写真、ビデオに入った謎の声、子どもが見る不思議な夢、過去に発生したいくつかの事件…。序盤から意味深な描写がこれでもかと出現し、早くもワクワクが抑えられなくなる。
中盤からはホラーだけでなく、殺人事件の真相解明や行方不明の子どもの捜索など、ミステリー部分も過熱してくる。
ラストにはタイトルの意味が明らかにされるとともにさらなる悪夢が暗示される…。
提示される謎が多いうえ、探偵役が優秀すぎるために読者が置いていかれる部分がある。また「鏡」や「鬼眼」が持つ力とその代償が何なのか、軽く説明があるだけで正直よくわからない。それでも終始飽きずにハラハラと読み進めることができる。 -
Posted by ブクログ
タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。
ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。
でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。
クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい
私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷。年末年始たっぷり楽しめた
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ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼紀子先生→一番好きだった。人を殺したらokな国(=SFちっく)が、人を殺しちゃ駄目になる(=現代)という逆転の流れ。斬新な視点から、現代を揶揄してて面白すぎた。
五十嵐律人先生→過去から現代に。当たり前だけど憲法も作られたときがあったんだよなぁと。
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ネタバレ
『不知火判事の比類なき被告人質問』
はじめまして!! 矢樹純さん!
面白かった〜♪
すごく引き込まれました〜⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
帯にね…
「有罪も無罪も超越した異次元の真実」
元裁判官『ひるおび』コメンテーター
八代英輝氏も絶賛!
……ですって(*´艸`)
みなさんは…帯って気にします?
私は結構 気にする方なんですよね
帯で左右されることもあります( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
単純ですもん♪
さてさて…
こちらのお話は五章からなる連作短編集
読んですぐに…法廷もののドラマを見ているような
気分になる程入りんでしまいました
これ、裁判になるよね!( •̀ᴗ•́ )و ̑̑みたいな…
事件が起こります
裁判ものって、意外と好きなんです♥
裁判官、検察官、弁護士、被告人が登場して
難しいことを ワチャワチャっとやるでしょう?
難しい専門用語だったりも…
わんさか出てきたりして
ちょっと敬遠しがちでした…正直言うとね
小説よりも 「リーガル・ハイ」見て、
我慢すっか みたいにね 思ってたんです(๑•̀ㅂ•́)و✧
が、しかしであります。
「ちよっと 難しいな」 …って思う
私みたいなんでも、置いていかずに
寄り添ってくれる感じがGood!!(´▽`)
難しい裁判を傍聴するのが
「刑事事件のルポルタージュ」なんて初めての
フリーライターの【湯川和花】です
和花ちゃんとお勉強するかのように…
丁寧に裁判を教えてくれます♪
傍聴マニアも出てくるんですよ(*´艸`)
野球帽を被った大野さん と
ウエストポーチに半ズボンの坂上さん。
最初は警戒していた和花ちゃんも
だんだん2人と友好的に裁判の情報交換等で
お茶したりと 何かと楽しそう⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
優雅な響きとよく通る声の
スリーピースの弁護士 【尾崎篤彦】
そして、忘れてはいけないのが…
法曹界でも《他に類を見ない》
被告人質問をする【不知火判事】…で
この…
「二人分の殺意」
「生きている理由」
「燃えさしの花弁」
「沈黙と欺瞞」
「書けなかった名前」
五つの事件を収まるところに収めてくれるんです!
読みやすくって……
できれば シリーズで読みたいなぁ ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
皆さんも気になったら是非読んでみてね♡♥♡