矢樹純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5編のミステリー短編集。
日常にある思い込みやすれ違いがドラマになる。
相手の些細な言動から
「こういう意図なんだろう」
「相手は自分のことをこう思っているのだろう」
……と(勝手に)感じることは日常茶飯事。
かなり細かいことでも気になったりする。
しかも、確かめる術がなく、結果的に
結構な悩みやストレスにつながることもある。
この短編集には、上記のように
思い込んだり、悩みを持つ人物が複数登場し、
共感できる部分が多かった。
個人的には、最後の『戻り梅雨』が一番好き。
ミステリー度が高く、犯人捜しの楽しみもある。
ほかの作品も読んでみようと思う。 -
購入済み
話に引き込まれます
闇医者が、前金制で、お金を工面できないならどんな悲しい事情を抱えた患者だろうと絶対に手術はしない。慈悲は無い。
その徹底した考え方のもと、毎回それぞれ重たい事情を抱えた患者を闇医者は手術拒否、それがどういう展開を迎えて手術することに向かうのか、どんどん引き込まれて読み進めてしまいます。
手術を受け命は助かったものの、その人の今後の人生には一切関知しない。不幸な今後を送るのではと匂わせる、後味の悪さもあり、そこが話に一層深みを持たせているように感じます。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ思っていたよりも全然ホラーとか怖い感じがない。闇バイト、詐欺、SNSでの誹謗中傷、炎上マーケティングとかの現代の社会問題が話の中核になった短編カスタマーハラスメントミステリー。
「恨人様」では、葬式とか死人の話は、少し苦手だなと思って読んでいた。
「ノゾキさん」の結末がよく分からなかった(多分わたしの頭が足りていない)。横領のために、なぜ高藤が声を変えて野崎として電話する必要があったのか分からない。それと、最後に真智が、今後横領を企むような感じで終わったことがもやもやする。
「三日月さん」の最後、千景が「ここで一度、人生を見つめ直してみてはどうでしょうか」と言ったのが、急にスケール大きいなと感 -