矢樹純のレビュー一覧

  • 血腐れ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ヘビーなホラーファンにはどうか分かりませんが、ライトな自分には、とても面白かったです。
    人外のものがどうこうというより、人間の怖さというものがヒシヒシと伝わってきます。
    田舎(人里離れた本当の田舎)には、作中のような習慣や考え方がまだ残っているのでしょうか。
    怖いという感情に加え、本当にその終わり方で良いの?とツッコミたくなるような短編もありました。
    でもそれは決して嫌なツッコミではなく、胸がスカッとするような終わり方、だけど想定外という締め方ということでツッコミたくなったという意味です。

    0
    2026年04月29日
  • ●●にいたる病

    Posted by ブクログ

     豪華作家陣が集った不朽の名作『殺戮にいたる病』のアンソロジーで、グロテスクだったり人怖だったり社会問題を風刺したものだったりとバラエティーに富んでいて、特に『欲動にいたる病』『怪談にいたる病』が自分好みだった。

    0
    2026年04月23日
  • 或る集落の●

    Posted by ブクログ

    私が大好きな因習ホラー
    正直大して期待していなかったのだが、とても面白かった。
    一見バラバラに見える各話だが注意深く読んでいると、繋がりが少しずつ見えてきて楽しかった。
    最後の拡散だけはよくわからなかったけれど、想像力が掻き立てられてよかった。

    0
    2026年04月19日
  • 或る集落の●

    Posted by ブクログ

    悪い男に引っ掛かったせいで事件を起こして、田舎の親戚に引き取られた姉と数年振りに会うけど、姉がなんかヤバイものに取り憑かれていた「べらの杜」
    アル中の男がチンピラの男に連れられて彼の故郷で療養という名前の飼い殺しにあってるんだけど、男が言うには猿が来ると病気が治るらしい…という「うず山の猿」
    『がんべ』と地元で呼ばれていたというサイコパスな兄弟分とのややグロテスクなロードムービー的な話の「がんべの兄弟」
    嫁ぎ先の田舎の因習に振り回される女と『がんべ』という存在と●『まる』と呼ばれる存在の後味が悪過ぎる「まるの童子」
    の四篇から構成される、いわゆる村ホラー小説。
    怪談や人怖的な怖さ、しかも読んだ

    0
    2026年03月15日
  • それはそれはよく燃えた

    Posted by ブクログ

    たくさんの作家さんの作品が一度に楽しめる1冊
    最初の1行は全員一緒なのに、ゾッとしたり、考えさせられたり、驚いたり、意外な結末だったり…次は何が燃えてしまうんだろうと気になるし、短編集なのでサクサク読めた

    私が好きなのは『黄金の森の神様』『燃えろ恋ごころ』『怪物どもの棲家』『レヴナント』『人形供養』

    『忌物を燃やす』は鳥肌たったなぁ…

    0
    2026年02月21日
  • ●●にいたる病

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特に面白かった話を紹介

    【切断にいたる病】:我孫子武丸
    殺人鬼:鬼頭樹=AV女優:南野楓花がラストのトリック
    【欲動にいたる病】:神永学
    登場人物
    比嘉直哉(15)秋本弘之(15)
    平井玲子(15)※と思わせておいておそらく30代後半
    さらに教師で主人公、中西浩太の中学時代の先輩

    【怪談にいたる病】:背筋
    相談者Aさんは35歳※とみせて精神病患者で実年齢は20歳
    「旨いか?」の一言がゾワッとする

    【コンコルドにいたる病】
    コンコルド効果:
    それまでの労力の損切りが出来ず、泥沼にハマること
    コントのような展開。
    担当編集者と作家の話

    【しあわせにいたらぬ病】
    平山比佐子(81)
    夫は良治

    0
    2026年01月25日
  • 不知火判事の比類なき被告人質問

    Posted by ブクログ

    法曹界の異端児不知火判事が誰も予想しないような質問をするとそれまで見えていた事件の構図が丸ごとひっくり返るような真実が浮かび上がってくる…リーガルミステリーと同時に名探偵による推理を堪能できる謎解きミステリーの要素も備えた傑作でした!

    0
    2026年01月11日
  • ●●にいたる病

    Posted by ブクログ

    【殺戮にいたる病】のインスパイア作品集。そうそうたる作家さんが書いたという事でどれも面白かったです。

    0
    2026年01月04日
  • 撮ってはいけない家

    Posted by ブクログ

    地方の集落にある曰くありげな屋敷、何かを知っていそうな住人、不気味な蔵、不可解な写真、ビデオに入った謎の声、子どもが見る不思議な夢、過去に発生したいくつかの事件…。序盤から意味深な描写がこれでもかと出現し、早くもワクワクが抑えられなくなる。
    中盤からはホラーだけでなく、殺人事件の真相解明や行方不明の子どもの捜索など、ミステリー部分も過熱してくる。
    ラストにはタイトルの意味が明らかにされるとともにさらなる悪夢が暗示される…。
    提示される謎が多いうえ、探偵役が優秀すぎるために読者が置いていかれる部分がある。また「鏡」や「鬼眼」が持つ力とその代償が何なのか、軽く説明があるだけで正直よくわからない。そ

    0
    2026年01月03日
  • それはそれはよく燃えた

    Posted by ブクログ

    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷

    0
    2026年01月02日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼

    0
    2025年12月26日
  • 不知火判事の比類なき被告人質問

    Posted by ブクログ

    ネタバレ




    『不知火判事の比類なき被告人質問』




    はじめまして!! 矢樹純さん!


    面白かった〜♪
    すごく引き込まれました〜⸜(*ˊᗜˋ*)⸝



    帯にね…
    「有罪も無罪も超越した異次元の真実」
    元裁判官『ひるおび』コメンテーター
    八代英輝氏も絶賛!
    ……ですって(*´艸`)


    みなさんは…帯って気にします?
    私は結構 気にする方なんですよね
    帯で左右されることもあります( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
    単純ですもん♪



    さてさて…
    こちらのお話は五章からなる連作短編集



    0
    2025年12月19日
  • 血腐れ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    疫、祓、穢、腐れ…等をテーマに6つの家族の短編集。どのお話も人の心にある忌まわしいものが発する怖さもありミステリーもあり面白く読めました✨

    0
    2025年12月03日
  • 或る集落の●

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    7話からなる短編集…
    なんだけど、最初の4話は1枚のフロッピーディスクに入っているという設定で、短編の間にフロッピーディスクの画像が扉絵として置かれてました。各フロッピーにはタイトルと年代とかが記されてもいる、工夫された装丁(残り3話は、それぞれ1枚ずつのフロッピーディスクに納められている)
    この装丁がお話の展開にどう生きてくるんだろって思いながら読み進めてました。
    このフロッピー達は、最終的に、矢樹純さんの手元に集まったということなのかな? 


    ここからは勝手な想像。。

    6話目までのお話をフロッピーにまとめたのって、榊さん(佐藤梨穂さんの父)なのかな。年配の方だから、あえてのフロッピー…

    0
    2025年11月25日
  • 撮ってはいけない家

    Posted by ブクログ

    序盤はだらだら感が抜けきれず、約1年積読化してしまっていた。
    初めから一気に読んだけど、終盤差し掛かって色々な謎が解けていくところから、伏線回収のスッキリ感と共にとてつもない恐怖を感じた。
    終盤特に、話が繋がる瞬間が毎回ゾワゾワした…
    怖すぎ……

    0
    2025年11月25日
  • 撮ってはいけない家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モキュメンタリー作品を撮るため、とある民家を撮影したら呪いを受けてしまった話。総じて良かったです。今流行りのモキュメンタリーという体で、でも小説らしい語り口が良かった。伏線回収も気持ちいい、まさか最初の怪談を聞く場面が活きるとは思わなかった。晃太が見つかって良かったけど呪いは完全に防ぎきれなかった…っていう不穏な終わり方も良かったです。

    0
    2025年11月25日
  • 或る集落の●

    Posted by ブクログ

    すっごい気持ち悪い本でした。
    ヒトコワとかそういう次元じゃない話で、スプラッター表現がめちゃくちゃ嫌でした。

    それなのにページをめくってしまう。文字を読んでしまう。ハイテンションキモ文学(褒め言葉)のパイオニアです。

    0
    2025年10月27日
  • マザー・マーダー

    Posted by ブクログ

    イヤミスの頂点。しかも、短編なのが読みやすくて、ついつい夜更かししてしまう。読書の秋にもってこいです。

    0
    2025年10月05日
  • 夫の骨

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さんですが、読みやすくて好きな文書でした
    家族の繋がりがあるからこそ醸し出される不穏な空気が独特でおもしろい
    どんでん返し、イヤミスが好きな人は読んで損なしだと思います
    数ヶ月後にもう一度読みたい!

    0
    2025年07月14日
  • 彼女たちの牙と舌

    Posted by ブクログ

    それぞれの子供たちが通う進学ゼミの、4人の母親たち。
    タワマンに住む裕福な澄佳が他の主婦たちにマウントを取る為に、自分の家に定期的に集まりを持っていた。
    と、最初は主婦同士の縄張り争い程度の話かと読み進めたら、息子が特殊詐欺に関わったり、夫婦間の問題があり、親子の問題があり、ついには特殊詐欺グループに絡め取られていく展開になる。
    物語の予想外の進行に最初の先入観が雲散していた。
    なかなかに面白い小説だった。

    0
    2025年07月10日