矢樹純のレビュー一覧

  • 血腐れ(新潮文庫)

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    疫、祓、穢、腐れ…等をテーマに6つの家族の短編集。どのお話も人の心にある忌まわしいものが発する怖さもありミステリーもあり面白く読めました✨

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    2025年12月03日
  • 或る集落の●

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    ネタバレ

    7話からなる短編集…
    なんだけど、最初の4話は1枚のフロッピーディスクに入っているという設定で、短編の間にフロッピーディスクの画像が扉絵として置かれてました。各フロッピーにはタイトルと年代とかが記されてもいる、工夫された装丁(残り3話は、それぞれ1枚ずつのフロッピーディスクに納められている)
    この装丁がお話の展開にどう生きてくるんだろって思いながら読み進めてました。
    このフロッピー達は、最終的に、矢樹純さんの手元に集まったということなのかな? 


    ここからは勝手な想像。。

    6話目までのお話をフロッピーにまとめたのって、榊さん(佐藤梨穂さんの父)なのかな。年配の方だから、あえてのフロッピー…

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    2025年11月25日
  • 撮ってはいけない家

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    序盤はだらだら感が抜けきれず、約1年積読化してしまっていた。
    初めから一気に読んだけど、終盤差し掛かって色々な謎が解けていくところから、伏線回収のスッキリ感と共にとてつもない恐怖を感じた。
    終盤特に、話が繋がる瞬間が毎回ゾワゾワした…
    怖すぎ……

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    2025年11月25日
  • 撮ってはいけない家

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    ネタバレ

    モキュメンタリー作品を撮るため、とある民家を撮影したら呪いを受けてしまった話。総じて良かったです。今流行りのモキュメンタリーという体で、でも小説らしい語り口が良かった。伏線回収も気持ちいい、まさか最初の怪談を聞く場面が活きるとは思わなかった。晃太が見つかって良かったけど呪いは完全に防ぎきれなかった…っていう不穏な終わり方も良かったです。

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    2025年11月25日
  • 或る集落の●

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    すっごい気持ち悪い本でした。
    ヒトコワとかそういう次元じゃない話で、スプラッター表現がめちゃくちゃ嫌でした。

    それなのにページをめくってしまう。文字を読んでしまう。ハイテンションキモ文学(褒め言葉)のパイオニアです。

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    2025年10月27日
  • マザー・マーダー

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    イヤミスの頂点。しかも、短編なのが読みやすくて、ついつい夜更かししてしまう。読書の秋にもってこいです。

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    2025年10月05日
  • ●●にいたる病

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    良いアンソロジーだった。グロテスクでホラー味が効いた6つの短編。我孫子氏の「切断」は短編でも揺るぎなかったし、お目当ての背筋氏の「怪談」も期待通り。唯一ハマらなかったのは欲動に至る病くらいで満足な一冊。

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    2025年09月23日
  • 撮ってはいけない家

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    ネタバレ

    お話の進み方がいい!
    オカルトにあまり興味のない人とオカルト好きが出てくる話は、何かが始まりそうな予感をもたらすね。
    どれほど正確なのかわからないけど、映像制作現場の様子なんかも興味深かった。

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    2025年08月24日
  • 撮ってはいけない家

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    面白かった。
    最近の潮流なのかは分からないが、ホラーとミステリの融合のような感じ。
    謎を解き、真相に近付いていくにつれ、ホラーの度合いも増していく。
    そして最後に最も恐怖を覚えるシーンが…。

    主人公の女性ディレクターがあまりに鈍く若干の苛立ちも覚えるが、それもご愛嬌と捉えておきたい。

    続編が出るならまたぜひ読みたいと思う。

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    2025年08月23日
  • 撮ってはいけない家

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    鮮やか!ミステリとしての色が強いように思う。
    隅々まで必要な描写が散りばめられていて、それを拾っていくのが面白い。

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    2025年08月16日
  • 夫の骨

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    初読みの作家さんですが、読みやすくて好きな文書でした
    家族の繋がりがあるからこそ醸し出される不穏な空気が独特でおもしろい
    どんでん返し、イヤミスが好きな人は読んで損なしだと思います
    数ヶ月後にもう一度読みたい!

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    2025年07月14日
  • 彼女たちの牙と舌

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    それぞれの子供たちが通う進学ゼミの、4人の母親たち。
    タワマンに住む裕福な澄佳が他の主婦たちにマウントを取る為に、自分の家に定期的に集まりを持っていた。
    と、最初は主婦同士の縄張り争い程度の話かと読み進めたら、息子が特殊詐欺に関わったり、夫婦間の問題があり、親子の問題があり、ついには特殊詐欺グループに絡め取られていく展開になる。
    物語の予想外の進行に最初の先入観が雲散していた。
    なかなかに面白い小説だった。

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    2025年07月10日
  • 夫の骨

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    タイトルからも装丁からも明るさは一切感じないし、読んでもまんま笑。でもそれがこの本の良さであり面白さ。短編9作のためテンポ良く読める。どんでん返し、ミスリードも読み応えがあり満足度は高い。

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    2025年06月25日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ツイッターで面白いと言われてたので、読んだ。面白かった。

    世にも奇妙な物語のホラー枠でありそうな話ばかり。
    オカルトとしてのルールがあり、それをどう見破るか利用するかの話で面白い。


    「魂疫」たまやみ
    呪われないようにすればどうすれば良いのか?
    それを知らせるのが猫というのが面白い。

    「血腐れ」ちぐされ
    半分だけ効くというおまじない。
    弟夫婦の予想を、こう思わせておいて結局は違うというミステリー具合で面白い。こういう偏見に気付かせてくれるミステリー好き。

    「骨煤」ほねずす
    介護問題というホラーと黒い骨というホラー。
    最後はヒトコワオチの流れだけど、兄のほうは因果応報だなと思うので、ヒト

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    2025年06月06日
  • 夫の骨

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    家族のために、家族も自分も守るために罪を犯すことは
    正しくはないが、必要な場合もあるのだろうなと思った

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    2025年04月05日
  • マザー・マーダー

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    初読みの作家さん!
    そして、文庫化を待っていた作品でもありました。

    帯にある「母の本当の意味が分かるのだ。」と
    ラストの衝撃を受けた後に読むと鳥肌が止まらなかった…笑。

    連作短編集全てにひっくり返される事柄が重なり、
    それが最終的なひとつに繋がった瞬間がとてつもない恐怖が襲ってきました…!
    矢樹さんの手の上で転がされてる気分でした!笑
    母親の愛情がここまで狂わせるのかと思うと、恐怖でしかない…。

    他の作品も読んでみたいと思いましたーー!!

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    2025年03月18日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    *姫川玲子シリーズが圧倒的な人気を誇る誉田哲也が前巻に引き続いて登場。辻堂ゆめ、矢樹純、川瀬七緒、秋吉理香子、平山夢明と、いずれも読み応えたっぷり。大人気ミステリー作家たちの新作書下ろしを収録した贅沢なアンソロジー第6弾*

    姫川玲子シリーズ最新作が目当てでしたが、玲子と久江の一見ほんわりとした食レポ中の会話がなかなか深くて大満足。

    他の作家さんもそれぞれ読ませてくれましたが、特に良かったのが初読みの川瀬七緒氏の「沼の底、さらに底」。
    絶対に這い上がれない沼の底が暗黒過ぎてお見事でした。
    これは続きが読みたい…!

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    2025年01月30日
  • 夫の骨

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    短編もの
    1番最初のやつが面白くてやられた

    矢樹純さん初読で
    他にも読みたい!
    と思って本屋に
    …結構躊躇してしまう怖い作品を描いているじゃないかぁ!

    でも気になるので
    他の作品も読んでみたい

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    2024年12月14日
  • 夫の骨

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    どんでん返しいっぱいの短編が詰まった作品。
    ほんタメのたくみさんの紹介していた本で、新作の紹介もあったので読んでみました。新作はホラーで、この「夫の骨」もちょっと怖いという話もあったのですが、そこまで怖くなかったです!
    イヤミスも、スカッともある、良いどんでん返しで楽しかったです。
    オチに予想がつくものもありましたが、だいたいオチ読めなかった!
    新作も買おうかなと思います。

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    2024年11月30日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    2024.10.20
    お買い得な一冊。最後の一編を除くといずれも読み応えあり。
    最後の作品はもとから筆者の作風が生理的に受け付けないから。ファンには申し訳ですが、読むのが辛い。

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    2024年10月20日