矢樹純のレビュー一覧

  • 血腐れ(新潮文庫)

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    家族の不幸を軸に、ホラーとミステリが巧みに融合された闇深い短編集。
    日常に潜む怪異と、それに翻弄されながらも対処していく姿が描かれる。読み終えても真相にはたどり着けず、不穏な余韻だけが静かに残る。それでも妙に満たされたような感覚があり、不思議と心地よい読後感だった。

    全ての短編にどんでん返しが仕込まれており、伏線の回収も見事。構成が一作ごとに異なり、最後まで飽きさせない。全体を通して不穏さと引きの強さがあり、非常に読みやすい作品。辻村深月さんの『闇祓』を彷彿とさせる一冊だった。

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    2025年06月26日
  • Jミステリー2024~FALL~

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    刑事の食レポ 誉田哲也
    展開の仕方が好みだったので、ストロベリーナイトを読んでみたくなった!

    あなたは知る由もありませんが 辻堂ゆめ
    ファミレスでのあれこれが凄い結末を呼ぶのが面白い!

    Black Beady Eyes 黒きつぶらな君の瞳 矢樹純
    まさかの結末!ミスリードが上手い!

    沼の底、さらに底 川瀬七緒
    最低は最悪に繋がる…関わりたくない世界。

    神通力 秋吉理香子
    詐欺事件がテーマなのにハートウォーミング。おばあちゃんの神通力かぁ…

    いじめっ子を殺しに 平山夢明
    これだけは胸糞で苦手だった。グロ多すぎて。。誰が誰に何してるのかとかも絶妙に混乱する。

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    2025年06月02日
  • マザー・マーダー

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    息子を溺愛する母親を中心につながりのある短編集。この人は家族の叙述トリックがうまい。母親殺しが、実は母ではなく祖母だったりと。

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    2025年04月29日
  • 夫の骨

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    まだ読んでる途中ですけど感想を言いたい!

    『撮ってはいけない家』ですっかりファンになった矢樹純さんの短編集です。

    表題作『夫の骨』の主人公の想像を超える真相、『朽ちない花』のガッツリミステリーで「信頼できない語り手」(ちょっと違う)な感じがヤバかったです。

    自分にとって矢樹さんの文章から受ける恐怖とは、基本となる風景や心情を淡い色味で描写されていて、とても読みやすいなーと油断しているといつの間にやら無酸素状態の場に取り込まれてて窒息しそうになる感じで、これは他では体験したことの無い種類のもので大変嬉しく、また病みつきになります。

    という訳でこの先も楽しみに読ませていただきます!

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    2025年04月15日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    初読み作家さんで、短編だし期待してなかったけど、それぞれの短編が異なる構成をしており、読みごたえがあった。テイストは芦沢央さんに似てるけど、今作品の矢樹さんのがより文章で細かく場面状況が想像できる(→なので、よりホラー感がある)

    来歴をみると、小説家・漫画原作者とあるからなるほどなと思った。この小説を漫画や映像化にされたら、より怖くできるだろうな…。

    それにしても、よくこんなに噂話や伝承的な呪い、まじない的な話が思い付くなぁ。
    私が特に良かったのは、血腐れと声失せかな。

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    魂疫(たまえやみ)
    血腐れ(ちぐされ)
    骨煤(ほねずす)
    爪穢し(つめけがし)

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    2025年03月29日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    何気ない家族の日常だったはずが、ひたひたと何かが迫って… 家族をテーマにしたホラー短編集 #血腐れ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    家族をテーマにしたホラー短編集。

    そっと物語が始まり、少しずつに奇妙な世界に誘われていく。何気ない日常的なシーンだったはずが、ひたひたと何かが迫ってくるという恐ろしさ。そして帰結するところは、もっとも人が寄り添う家族の関係性に及んでくるという…

    本作はミステリーとして読んでも十分に面白い。途中途中でノイズや違和感を感じつつ恐々読み進めていると、終盤、とつぜん提示される情報が読み手を楽しませてくれる。鋭角に驚かされるや、ニヤリとされられることも多かったですね。

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    2025年03月13日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    それぞれ確立した物語が楽しめる短編集。
    オカルト要素もある人怖で、ホラー×イヤミス好きにはたまらん一冊。

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    2025年02月28日
  • バカレイドッグス(3)

    ネタバレ 購入済み

    打ち切りかな…?

    後半がかなり駆け足になり、あっという間に終わります。
    患者はもういいけど、兄弟や母親のことに関しては、もう少しだけゆっくり話を進めて欲しかったです。
    内容的には現代版ブラックジャックのような感じがして好きです。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2025年02月04日
  • 夫の骨

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    初めての作家さん、まずは短編集から。
    短編なのですぐ読み終えたが、読み応えあるミステリー。

    家族内の軋みを捉えた作品だけあって、登場人物や背景は少し似通っている。
    それでも最後まで読むと、なるほど、、、と感心せざるを得ない結末。私にはとても面白かった。
    中でも「柔らかな背」が好き。

    表題作の「夫の骨」、、表紙のイラストを見るに、いわゆる不倫ドロドロの昔の昼ドラを想像してしまったが、読むと全く違う。
    これ、題名とイラストで損してないかな?と思ってしまった。

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    2025年02月04日
  • マザー・マーダー

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    主人公家族と関わった人たちの目線が描かれていくオムニバス形式な物語。
    その目線からこの家族はなんなんだ?と予想するも結末は全く予想できないことだった…
    全部おもしろくてなかなかなスピードで読み終えた。

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    2025年02月02日
  • 夫の骨

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    ネタバレ

    日本推理作家協会賞短編部門を受賞していると知り、気になったため読んでみました。
    表題作の「夫の骨」をはじめ、9つの収録作全てが”家族”にまつわるどんでん返し系短編でした。
    これはすげぇ…みたいなどんでん返しはありませんでしたが、うわっこんな真実があったのか…と薄ら寒くなるような話が多かったです。
    “家族”という1番身近な存在であるが故に、つい傲慢な態度をとってしまったり、上下関係ができてしまったりと、家族間の人間関係の難しさがよく描かれていました。
    真相への辿り着き方が少々ワンパターンかな?と思う部分もありますが、今一度身近な存在に対しての言動や振る舞いを見直すきっかけとなる本だなと思いました

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    2025年02月02日
  • マザー・マーダー

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    期待を裏切らない、矢樹純イメージそのままの、これこそイヤミスと言う感じのもの。梶原家にまつわる連作短編集で、4つの短編と、最終まとめの構成。4話はそれぞれ趣向の異なるミステリーで、本筋に特に影響はないものの叙述を混ぜてきたり、トリックの種明かしがあったり、飽きさせない工夫が面白い。最終話ではそれまでの4話の登場人物が出て来た末の大ネタ明かしはもうとてもキモい。そして読後感もまあ悪かった。

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    2025年01月25日
  • マザー・マーダー

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    矢樹純『マザー・マダー』光文社文庫。

    5話収録のイヤミス短編連作集。息子の恭介を溺愛する梶原里美に関わる5人の登場人物が語り手となり、少しずつ梶原家の秘密が明らかするというストーリーの作品。

    『第一話 永い眠り』。以前読んだ矢樹純の『夫の骨』のようなテイストの短編。全くの予想外の結末で、タイトルの意味を知ることになる。泥々とした男女の過去と不倫の果てに辿り着く結末。一戸建てに夫と娘の陽菜と暮らす佐保瑞希が語り手。瑞希は隣の梶原家を疎ましく思っていた。梶原家には引きこもりの33歳の息子がおり、母親の梶原美里が息子を溺愛するあまりに近所でトラブルを繰り返していたのだ。しかし、梶原里美は端役に過

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    2025年01月25日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    2019年に刊行された『夫の骨』を読んで以来、一気にファンになり、追い続けている矢樹純さん。

    「魂疫」「血腐れ」「骨煤」
    「爪穢し」「声失せ」「影祓え」
    六話収録の短編集。

    不吉なタイトルから想像していた通り、ミステリーにホラー要素が盛り込まれ、どの物語も背筋がヒヤッとした。

    読み進めるうちに、得体の知れないものがどんどん自分の身体に絡みつき、侵食されるような恐怖を覚える。

    矢樹さんお得意の二転三転やどんでん返しも健在でラスト一瞬まで翻弄された。

    矢樹沼にハマったらもう抜け出す事は不可能。

    短編の名手の肩書きに偽りなし。

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    2025年01月20日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    夫婦、親子、兄弟、親戚…関係が近ければ近いほど、抱く感情も濃くなり複雑になる。そんな血縁から生まれる闇はもう魑魅魍魎の巣窟で、いつ誰が陥ってもおかしくない気にさせられる短編ホラー。
    「骨煤」の親の介護を巡る兄弟間のやり取り、主人公のある意味自然にまかせた最後のブラックな感情はリアルすぎてゾッ。
    イチオシは雪深い村の寺の忌まわしい伝承とミステリーの融合、予想外の結末が秀逸な「声失せ」。
    「影祓え」の母子に降りかかる理不尽な災厄以上に怖く腹立たしいのは、肝心なことを言わず肝心な時に役に立たない父親の存在だな。

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    2025年01月01日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    よくできたホラーミステリ。ちゃんと怖くて、ちゃんとストーリーが筋道だっている。
    最近、設定重視で実験的な小説を読むことが多かったのもあって「この人小説が上手い…!」となりました。

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    2024年12月22日
  • 撮ってはいけない家

    購入済み

    撮ってはいけない家

    最初の頃はオカルトの様で、途中からミステリーもあり展開が目まぐるしく、色々な意味の怖い!が盛りだくさん。読み応えがありました

    #怖い

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    2024年12月07日
  • 夫の骨

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    全体的なトーンとしては抑揚がないんだけど、話としては結構ヘビーな話なので、サラッと読み進めそうになるのを自制しながら読んだ。
    最後はゾクっとくるような展開がまたたまらん。。。

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    2024年06月16日
  • 残星を抱く

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    読んでいて大昔見た「激突」という映画を思い出しました。今はそんな映画のようなあおり運転が日常で起こるようになったから私のような未熟者はペーパードライバーへまっしぐら。
    しかし、この主人公柊子は普通の主婦とは思えない運転技術と身体能力、さらに鋼のような身体で何度も危機を脱する不死身の女性。いくら柔道を嗜んでいたとはいえ、これは凄すぎる。「彼を殺したのは誰?」の彼は誰を指しているのか結城の口から語られるまでわからなかったなぁ。そして結城の正体もね。タイトルの意味はラストでやっと理解出来たけどそこまで恐かったな。

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    2023年10月13日
  • 夫の骨

    9つの短編。こんな終わり方があるだろうか。最後の一行で物語の不気味さを一挙に高めてる。

    #怖い

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    2023年08月31日