矢樹純のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
矢樹純『血腐れ』新潮文庫。
6編収録のホラー・イヤミス短編集。矢樹純と言えば、最初に読んだ『夫の骨』が非常に面白く、次に読んだ『妻は忘れない』も面白かった。果たして、本作はどうたろうと期待は高まる。
家族を中心に先の読めない展開の、なかなか読み応えのある短編ばかりが並び、飽きることはなく、面白く読めた。
『魂疫 (たまえやみ)』。恐ろしや。恐ろしや。これでもかとばかりに襲って来る恐怖と畳み掛けるようなイヤな気分。イヤミスではなく、イヤホラと言った方が良いだろうか。大腸癌で亡くなった夫の一周忌で、義妹の勝子が半年前から亡き夫が夢に現れ、唇を触れられたことを主人公の芳枝に語る。やがて芳枝は -
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Posted by ブクログ
矢樹純さん初めての長編小説と言うことで楽しみしてました。
青森県出身の作家さんだと言うこともあり、
昨年、友人に勧められて読んでみた「夫の骨」も良かったので購入。
「彼を殺したのは誰か」
それを知っているならあんたを殺さなきゃいけない。
黒革のライダースーツの男の謎の問いかけ。
彼とは誰のことなのか?
あのガードレールから転落した男のことか?
あの日のことを夫に話せず、探偵業を営む同級生に相談する。
しかし、その男たちはその後、誘拐監禁容疑で逮捕される。
では、あのライダースーツの男は誰なのか。
男が言う「彼」とは誰のことなのか。
そして突然の夫の自殺 -
Posted by ブクログ
若林さんがガンガン踏み込んで面白い話を引き出してくださるので楽しかった。「こうではないですか?」と斬り込んで「そうじゃないですね」と返される場面も多かったけど、それはまあご愛嬌。
印象に残っているのはこの辺▼
・円居さんの「推理漫画よりも早く展開する頭脳バトルやギャンブル漫画のテンポが求められていると感じている」という話や、FGO他ノベライズの裏話。
・SFミステリと特殊設定ミステリの違いと阿津川さん・逸木さん・方丈さんのスタンスの違い。
・澤村さんの「ジャンルの書き手でないからこそジャンルあるあるなシチュやキャラに頼りたくない」スタンスはそういう考えもあるんだと新鮮だった。
・呉さん