矢樹純のレビュー一覧

  • 怖い客

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    矢樹純『怖い客』PHP文芸文庫。

    5編収録の短編集。

    本の紹介には『予測不能の“カスハラ”短編ミステリー』とあったので、カスタマーハラスメントを題材にしたイヤミスかなと思って読み始めたのだが、真っ当なミステリー短編であった。一体、PHP文芸文庫の編集部はこの作品をしっかり読んだ上で紹介文を作っているのだろうか。

    まあ、イヤミスと思って読んでみると、全く予想もしなかった内容に裏切られて心底驚いたというプラスの面はあったことは認めよう。

    なかなか面白い短編集であったが、『三日月さん』辺りから少し苦しくなって来る。新鮮味は最初の『一点さん』から3作目の『ノゾキさん』までだった。


    『一点さ

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    2026年07月14日
  • 夫の骨

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    初読みの作家さんの文庫オリジナルの作品集で古書店で購入。
    家族をテーマにしたミステリー短編集でどの作品も意外な結末が待っていて楽しめました。
    その中ではやっぱり推理作家協会賞を受賞した表題作の「夫の骨」が個人的にはベストかな。この結末は予想出来なかった。
    今まで全然興味のない作家さんだったけれど、文体も読みやすいので他の作品も読もうと思う。

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    2026年07月08日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    前半はイマイチ…。〇〇にいたる病への期待に過剰に反応しすぎているというか、堅いというか、気張りすぎというか。しかし後半矢樹さんと歌野さんはさすがでした。面白かったです。

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    2026年07月07日
  • 撮ってはいけない家

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    かなり引き込まれた。
    前半、どんどん謎がたまっていくのが楽しい。
    その分、後半は駆け足だったように思わなくも。
    キャラクターも、敵役以外はさほどストレスなく、特に主役二人は今後のバディに期待したいほどだ。

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    2026年07月02日
  • 残星を抱く

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    最初から最後までハラハラさせられっぱなし。よくも文字であんな危機迫る描写ができるものだ。20年前の交通事故の真相は有力者の圧力で隠蔽されていたと暴こうとする主人公の夫への愛情が強かった。

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    2026年06月30日
  • 撮ってはいけない家

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    最後まで予想が出来なくて面白かった!個人的に呪具の作り方が具体的に書かれてるのが恐ろしくて面白かった

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    2026年06月25日
  • ●●にいたる病

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    色んなどんでん返し物語がテンポよく進んで面白がった!雪山の話はゾッとした、、

    ひとつの話が短いととんとんと話が進んで読みやすかった。

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    2026年06月11日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた

    この書き出しで始まるまったく展開の違う物語。それは炎なのか、炎上なのか、どの作品も最後には驚くようなオチが待っていて趣向が凝らされていた。
    寝る前にサクッと読んでいったけど、内容がすごく濃いわけではないからいい読み方だったかもしれない。

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    2026年05月30日
  • 彼女たちの牙と舌

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    いわゆるトクリュウのお話ですかね。
    その対応ではないですが、その中での物語がなかなか魅力的だと思います。

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    2026年05月30日
  • それはそれはよく燃えた

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    それはそれはよく燃えた。
    から始まる25の短編が入ったオムニバス。

    吉原幻鏡・高田崇史
    怪物どもの棲家・島田荘司
    回答・神林長平
    マザー・ジン・古泉迦十
    失われた史料、的外れな再建・市塔承
    消えない炎・我孫子武丸
    比翼・河村拓哉
    全滅館の殺人・似鳥鶏

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    2026年05月24日
  • 或る集落の●

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    ネタバレ

    前々から読もうと思っていたけど、そのままになっていて、先日ようやく読み終えた一冊。ホラー小説の短編集なんだけど、幽霊や怪奇現象といった方向性ではなくて、得体のしれないものとの共存や、得体のしれないものがすぐそばにいる恐怖みたいなものが主。読んでいて怖いという感覚はなくて、不可解というかなんというか。めっちゃ面白い!って手放しで喜ぶ感じの小説でもないんですよね……。この作者さんの本は以前からちょくちょく読んでいたので読んでみたけど、感想の書きづらい本だと思う。

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    2026年05月19日
  • 罪の棲家

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    不穏さが漂う中、意外な結末が待ち受ける短編集。バリエーションに富んでいて、短いながらも満足度は高め。
    「ずっと欲しかった女の子」の最後にゾゾッ‼︎
    「嘘つきと犬」「運命の天使たち」が好みだった。

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    2026年05月07日
  • 或る集落の●

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    連作短編集。久しぶりに読んだホラーもの。けっこう人間の持つ禍々しさと人ではないものの存在の不気味さが文章からずっと漂ってきて、世界観への没入感があって、ひー!と思いながらもするするっと読んだ。連作短編集なので、話がじわっとつながっていて共通する人物が別の話にも出てきて、それが活かされた展開でさらに強さを増す構成になっていた

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    2026年05月05日
  • 罪の棲家

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    ★約束されたドンデン返し★ホラーやスリラー調で、生活の裏にある思わぬ現実を最後に示してストンと落とす短編集。手練れなのは確かで、短編集でもあり読み出すと止まらない。ただ、イヤミスっぽい終わり方をするものはあまり自分の趣味でないと分かり、最後に逆転のオチが必ずくると思って読むのもさほど好みでなかった。自分は謎解きをしながら読み進めて答え合わせをするタイプではなかった。

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    2026年04月29日
  • ●●にいたる病

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    思った以上にホラーだった、、、
    1作目の凄惨で残虐で陰惨で猟奇的で、いきなりくじけそうになった。
    執筆陣を見て、ミステリ多めと思っていたので、油断したというか。
    でも、イヤミスのイメージの強い真梨幸子さんの『コンコルド』はかなり好きだし、最終話の
    歌野晶午さん『いたらぬ』のタイトルからしてすごく好み。

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    2026年04月14日
  • ●●にいたる病

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    殺戮いたる病ほどはグロさも叙述トリックも刺激不足ではあったけれど面白かった。我孫子さんのあれはミステリーとしてはよいのか?と思ったけれど、さすが1番グロさがあってよかった。背筋は他の作品イマイチできたいしていなかったけど、オチの感じが好みで見直した笑

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    2026年04月13日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    おなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。

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    2026年04月06日
  • 撮ってはいけない家

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    ホラー小説として、とても面白かった。
    特に中盤以降は続きが気になりすぎて、夢中で読んでしまった。
    話の内容は結構怖い。怖いものの描写がいい。不気味で、あまり頭の中で想像したくないなと思える。
    ミステリ要素も盛りだくさんで、序盤から伏線だらけ。不可解な謎もたくさん盛り込まれている。
    或る集落の●よりもエンタメ要素が強く、分かりやすく面白いと思う。
    ただ、オカルトマニアで本作の探偵役の阿南が、驚きの事実を告げる時の描写や、主人公で語り手の佑季がおぞましいものに気づいてしまった時の描写などがどれも同じで、後半それらのリアクションが増える場面ではちょっと、またこの描写かーと思ってしまうところはあった。

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    2026年04月03日
  • マザー・マーダー

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    5話の連作短編集です。あらすじをしっかり見てなくて、連作だと知らず、2話か3話でようやく連作だと気付いた間抜けです。
    各話どんでん返しを味わえます。しかも全話ハッピーエンドではない。
    個人的に一番騙されたのは3話です。唯一即読み返しました。思い込みって怖い。ぼんやり読んではいけません。
    最後の5話ですべて繋がります。こういったタイプのお話が好みなので、楽しく読めました。

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    2026年04月02日
  • ●●にいたる病

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    うまいのはやはり背筋さんのですね。どれも面白かった!

    切断にいたる病/我孫子武丸
    欲動にいたる病/神永学
    怪談にいたる病/背筋
    コンコルドにいたる病/真梨幸子
    拡散にいたる病/矢樹純
    しあわせにいたらぬ病/歌野晶午

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    2026年03月23日