あらすじ
映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、上司であるプロデューサーの小隈好生から、ホラーモキュメンタリ―の企画を担当するように頼まれる。だが、実際にドラマの制作が始まると、子どもの神隠しが発生し……。
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序盤はだらだら感が抜けきれず、約1年積読化してしまっていた。
初めから一気に読んだけど、終盤差し掛かって色々な謎が解けていくところから、伏線回収のスッキリ感と共にとてつもない恐怖を感じた。
終盤特に、話が繋がる瞬間が毎回ゾワゾワした…
怖すぎ……
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モキュメンタリー作品を撮るため、とある民家を撮影したら呪いを受けてしまった話。総じて良かったです。今流行りのモキュメンタリーという体で、でも小説らしい語り口が良かった。伏線回収も気持ちいい、まさか最初の怪談を聞く場面が活きるとは思わなかった。晃太が見つかって良かったけど呪いは完全に防ぎきれなかった…っていう不穏な終わり方も良かったです。
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お話の進み方がいい!
オカルトにあまり興味のない人とオカルト好きが出てくる話は、何かが始まりそうな予感をもたらすね。
どれほど正確なのかわからないけど、映像制作現場の様子なんかも興味深かった。
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面白かった。
最近の潮流なのかは分からないが、ホラーとミステリの融合のような感じ。
謎を解き、真相に近付いていくにつれ、ホラーの度合いも増していく。
そして最後に最も恐怖を覚えるシーンが…。
主人公の女性ディレクターがあまりに鈍く若干の苛立ちも覚えるが、それもご愛嬌と捉えておきたい。
続編が出るならまたぜひ読みたいと思う。
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モキュメンタリーホラーの撮影のため田舎の旧家を訪れる一行。その家には古くからの言い伝えがあって……
いくつもの事件が繋がっていく様子はミステリーでもあり、背景に流れる情景はホラーでもあり、素敵なマリアージュでしたね。
伏線回収も綺麗で、思わず惚れ惚れしました。
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読み終わって、一拍遅れて背筋を悪寒が走る…
ぞわりと…
何が起きているのか、正体がつかめない恐ろしさで読み進めて、ラストが本当に恐ろしかった。
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初読みの作家さん。旧家でホラー映画を撮影するはずが、怪異に巻き込まれる羽目になる。
とても怖かったです。阿南さんのキャラが良い。しばらく読書スランプ気味でしたが、一気に読めました。
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ミステリーとしての伏線回収が秀逸で後半一気に進みました。
オチを読んで、この家族はこれからどうなるんだろうと恐怖を感じながら静かに本を閉じました。
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呪いという、得体の知らない怪異に支配されている感覚が、気味が悪かった。主人公を取り巻く複数の謎が繋がった事で見えた真実が、個人的に一番望まない形で辛かった。そして、まだ終わらない呪いに、最後の最後までゾッとした。阿南心強い。
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こっっっわww
でもミステリ要素も強く、かといってしっかり怪異が絡み合っていて読み応えありです。
映像化にも向いていそうだなーと思ったりもしたけど、想像力で補うからこその怖さというか、謎が深まる感じもあるかな。
あーなんかお腹痛い気が…
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オーディブル視聴。
様々な登場人物たちと過去の恐ろしい事件の関係がだんだんと詳らかになるのがゾワゾワ! 作品タイトル、なんか本編とちょっとズレてない?と思っていたんだけど最後にあああそういう…と嫌〜な納得をさせられる話でした!!
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そそるような帯を見て読むことに、
ドラマ撮影の舞台に、ある旧家の屋敷を使うことになったが、そこには…とんでもねぇモノがあった。
なんとなくだが、リングを彷彿とさせるよう感じがあった。次々に起こる怪異、途中、あるスタッフに降りかかる障りが中々ゾッとしてめちゃ良かった。
全体的にミステリー色が強めな為、しっかりとした伏線回収がされていてスッキリする。
最後も匂わせ系の終わり方で自分好みで良かったと思う。が、もう少しパンチの効いたホラー描写が
欲しかった。
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映像制作会社の杉田は田舎の旧家を舞台としたホラーモキュメンタリー撮影のため、山梨にある白土家を訪れる。白土家は杉田の同僚で今回の企画を立ち上げた小隈の再婚相手の実家だった。
ADでホラーマニアの阿南はモキュメンタリーの内容と白土家に伝わる不気味な伝承に似た部分があると指摘し、撮影中も不可解な出来事が起こる。
不気味な夢や蔵などいかにもなホラー展開と、子供の失踪や、六十年前の殺人事件などサスペンスな部分もあって一気にラストまで読んでしまった。そして最後の一ページで震え上がる。
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読書YouTubeチャンネル「ほんタメ」にて「オチすご」のコーナーで紹介されていたため読みました!
ホラーは苦手意識があり今まで手に取ることはなかったのですが、大好きなほんタメの紹介とあらば…と購入するも積読。矢樹純先生の「夫の骨」は読んでいたので楽しみではありつつ、と悩んでいました。とりあえず芦沢央先生の作品を読んでみたりとか雨穴先生の作品を読んでみたりとか「口に関するアンケート」を読んでみたりとかしてホラーに慣れてきた頃合いで
ホラー好きの義姉から借りた「深淵のテレパス」というホラー作品がめちゃくちゃ面白かったのでついに解禁。
いざ読んでみると、わりとミステリー要素が強くて良いですね。ガンガン人がしんじゃうのが悲しいですが。子持ちには赤ちゃんがたくさんしんじゃうのはシンドイです。
そして「オチすご」とのことでオチも楽しみにしていたら、なるほど!そういうことであの子が被害に……なるほど…、こわっ。となりました。
ミステリー要素多めとはいえ、やっぱりガッッッツリホラーでした。なんかお腹痛くなってきました。
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初めての作家さん
読み始めて、流行りの土着物ホラーかぁ、怖かったら離脱しよと思いながら読んでいたが、阿南くんのキャラクターのせいもあって、トントンとテンポよく読み進め、伏線の回収や謎解きも面白かった
ラストはお決まりですかね、結構ゾッとしました
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ホラーとミステリーの絶妙なバランスを最後まで保ったまま走り抜けられる。
モキュメンタリー企画を持ち込んだ小隈を疑うミスリードから一転、オカルトマニア阿南くんにより解決パートがサクサク進むのがおもしろい。
導入の怪談音声は何か伏線になると思って備えてたのに全く引っ掛からず、忘れかけたころに…のタイミングが良すぎる。
雨穴さんの「変な絵」等でも思ったけど、攻撃力の無さそうなご婦人が一番怖い。薄々嫌な予感はしてたけど本当に嫌なパターンだった。
終わり方も薄ら嫌な予感はしてたけど、そうなるよね~~
撮ってはいけない家
最初の頃はオカルトの様で、途中からミステリーもあり展開が目まぐるしく、色々な意味の怖い!が盛りだくさん。読み応えがありました
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矢樹純作品の初読み。
前半はなかなか入り込めず 読むペースが上がらなかったけど 心霊の気配がしだした辺りからは 一気にペースを上げて読めました。
昂太くんは結局 1人でなんのために あの場所に向かった??
阿南くんは なんでおばあちゃん先生が…って分かったの?苗字変わってるし 会った事がある訳でもないから顔写真で分かる訳でもないだろうに そこに結び付けて 保育園まで来れてるのがすごいと思ってしまったけど…。
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ミステリ的な要素もあるホラーという感じ。
一族のことなどかなり細かい設定がありつつも、え?それはどういうことなの?と若干ひっかかる部分もある。
ホラーはすべてがハッキリ解明されるわけではないものだと思ってるけど。
かなり陰惨な事件が起きていたりするけど、怪異に襲われる場面というのはあまりないので怖さの度合いもそこまでではなかった気がする。
ただ、終盤の怒涛の伏線回収と、最後のページのオチはかなりゾッとするものがあってよかった。
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帯に背筋さんのコメントがあったので買ってみた。
ホラーとミステリの融合で、ずっと何と誰がどう絡み合ってどうなるんだろうと自分でも考えながら読み進めていた。
超常現象系の怖さも人の怖さ(呪いの結果かもしれないけど)もあって面白かった。
けど、全体的にくどいというか、展開が間延びしていると感じる時がある。
心理描写が丁寧で細かいといえばそうなのかもしれないけど、テンポが悪く感じてしまった。
ラストもちょっと弱いというか、解決したのかしてないのかよくわからない。この後もまだまだ大変そう。
小隈さんは千歌さんの事も育子さんの事も知らないし。育子さんがどうなったのかも分からないし。
途中、紘乃さんがふくよかと表現された時に、小隈さんとの子どもが出来たのかな?と思ったけど、小隈さんが(知らされていないなら別だけど)気遣う素振りがない事やラストの描写から、人ではなくなっているんだろうな〜。
でも、あの動画を見た後に人でなくなる事に抗って自死した千歌さんと、鬼を宿して嬉しそうな紘乃さんの違いは何なんだろう。
というか結局紘乃さんがママになって、昴太くんは大丈夫なんだろうか。
色々まだ途中なのに、急にぽんっと終わってしまった印象。あんなに風呂敷広げたのに。
あとこれは完全に私の読解力のなさだけど、部屋の配置や蔵の中の説明やらが文から全然想像出来なくて、図解とか見取り図とか欲しかった。冒頭の写真(大して関係あるように感じない)じゃなくて、見取り図をくれ〜泣
タイトルもとってつけたような感じで、「ビデオカメラが〜」という文でしか意味を補えていなくて、何か他になかったのか?と思った。夢とか鬼の鏡とか色々強いキーワードはあるのにな〜。
色々くどくど言ったけど、全部悪い!って訳じゃない。風呂敷の広げ方は面白かったし、阿南くんは物凄く頼りになるし。阿南くん(と有識者たち)がいてくれてよかったね……。
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撮ってはいけない「家」というタイトルがいまいちしっくりこない。
家(建物の意味でも家系という意味でも)が物語の中心になっているかというと……個人的には「夢」のほうが重要だったように感じた
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ミステリー要素が多く、半分を過ぎてから一気に回収される勢いが良かった。
でも最後だけスッキリできない。なぜあの人のためにあの子が死ぬ?
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今回の重要な設定である鬼の鏡についてだんだんわかってくる事に怖くなってきた。一番最後の方で、倉の2階から除いているのが人ではない何かということが発覚して怖かった。
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前半はやや、盛り上がりに欠けていたが、後半になると、一気に面白くなった。やや風呂敷を広げすぎてる気もするが、ラストでゾッとした。
考察のしがいがある作品
Posted by ブクログ
タイトルは軽い印象だが王道ホラー
話がテンポよく進むのでサクサク読める
重要な手がかりの呪物とかが都合よく判明しすぎるのがちょっと残念
挟まってる写真はいらなかったかな…
ホラーで画像とか使われると萎える
オチが弱い