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Posted by ブクログ
地方の集落にある曰くありげな屋敷、何かを知っていそうな住人、不気味な蔵、不可解な写真、ビデオに入った謎の声、子どもが見る不思議な夢、過去に発生したいくつかの事件…。序盤から意味深な描写がこれでもかと出現し、早くもワクワクが抑えられなくなる。
中盤からはホラーだけでなく、殺人事件の真相解明や行方不明の子どもの捜索など、ミステリー部分も過熱してくる。
ラストにはタイトルの意味が明らかにされるとともにさらなる悪夢が暗示される…。
提示される謎が多いうえ、探偵役が優秀すぎるために読者が置いていかれる部分がある。また「鏡」や「鬼眼」が持つ力とその代償が何なのか、軽く説明があるだけで正直よくわからない。それでも終始飽きずにハラハラと読み進めることができる。
Posted by ブクログ
ホラー小説として、とても面白かった。
特に中盤以降は続きが気になりすぎて、夢中で読んでしまった。
話の内容は結構怖い。怖いものの描写がいい。不気味で、あまり頭の中で想像したくないなと思える。
ミステリ要素も盛りだくさんで、序盤から伏線だらけ。不可解な謎もたくさん盛り込まれている。
或る集落の●よりもエンタメ要素が強く、分かりやすく面白いと思う。
ただ、オカルトマニアで本作の探偵役の阿南が、驚きの事実を告げる時の描写や、主人公で語り手の佑季がおぞましいものに気づいてしまった時の描写などがどれも同じで、後半それらのリアクションが増える場面ではちょっと、またこの描写かーと思ってしまうところはあった。
でも面白かった。
特に結末。この終わり方をするのか、続きは読みたくないなと思った。良かったです。
最初の白黒写真に映っている人たちは、結局誰だったんだろう?読み終わってから見てもあまりよく分からない。
Posted by ブクログ
本作は、読み始めた当初は怪異的なホラー作品だと思っていましたが、読み進めるうちに「人が怖い」タイプのホラーなのではないかと印象が変わり、最終的にはやはり怪異的な恐怖へと収束していく構成がとても印象的でした。
物語全体を通して伏線の張り方と回収が非常に巧みで、後から振り返ると「そういうことだったのか」と強い納得感があります。最後の方まで謎の全体像が見えないため、先が気になり、はらはらし続けました。不気味さが途切れることなく続くため、最後まで余すことなく不気味さと不安を味わえる一冊だったと思います。
また、阿南君の推理には爽快感と頼もしさがあり、ホラーでありながらミステリーとしても高い満足感がありました。読者が混乱しそうな場面でも、彼の存在が物語を引き締めており、恐怖と論理のバランスがとても良かったです。
伏線回収や明かされる事実には驚くものが多く、思わず声が出そうになる場面もありました。怖いだけでなく、驚きと納得が何度も味わえる点が、この作品の大きな魅力だと感じます。
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