矢樹純のレビュー一覧

  • 撮ってはいけない家

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      後半、ホラー心霊系と思い込んでいたのに、まさかの謎解きモード。版元の意向?すっかり興ざめなワタクシ。なんか読んで損した。

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    2026年05月10日
  • 夫の骨

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    2020年第73回日本推理作家協会賞受賞の「夫の骨」を含む 短編9編。

    「夫の骨」
    確かに その骨は夫の名の骨であり、犯罪ではあったけれど 妻の最悪の疑惑からは外れたのではないのかな。

    「朽ちない花」
    そうね、慰謝料は大切です。
    なるほど、ちょっとした坊主めくり。

    「柔らかな背」
    記憶が薄らいでいくというのは
    罪の意識も薄らぐということかしら

    「ひずんだ鏡」
    一卵性双生児の 差異

    「絵馬の赦し」
    そう、大切に育てた人がお母さん
    それでも 産んでくれてありがとう

    「虚ろの檻」
    別荘地で友人の別荘の管理人をしている女性。隣の別荘に土佐犬だけが、豪奢な檻と共に住み始める。
    勘違いからの暴走からのハッピーエンド。

    「鼠の家」
    父親が知人の子を引き取り、突然姉妹となった二人。家族は、その子をめぐってばらばらと崩れていく。
    矢樹さんって、イヤミスのようで 闇深いけど 優しいなあと思う。

    「ダムの底」
    最後に何を投げ入れたかは、想像するしかない。

    「かけがいのないあなた」
    息子との生活を守り かけがいのない夫を生かすための策略 。

    この方の小説は どれも闇に優しさを含んでいるようです。

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    2026年05月06日
  • 新しい法律ができた

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    「新しい法律ができた」から始まるショートショートです。この決まった一文から、こんなにも多様な世界が描けるのだと驚きます。作家さんが大喜利しているような感覚です。
    私のお気に入りは『こんにちは、チャッテー』真下みこと、『復讐者は振り向かない』多崎礼、『忘却加害』霜月流、『ネーミング』潮谷験でした!

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    2026年05月04日
  • ●●にいたる病

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    我孫子武丸デビュー35周年記念の豪華ラインナップのアンソロジー。
    我孫子武丸「切断にいたる病」
    神永学「欲動にいたる病」
    背筋「怪談にいたる病」
    真梨幸子「コンコルドにいたる病」
    矢樹純「拡散にいたる病」
    歌野晶午「しあわせにいたらぬ病」の6編。
    個人的には我孫子さんと歌野さんのお話が面白かったです。

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    2026年04月29日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」から始まる短編集。同じ1文からこんなに沢山のエピソードが生まれるのか、とこのシリーズはいつも思う。軽く読める1冊。

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    2026年04月25日
  • 彼女たちの牙と舌

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    お金に目が眩らみ、騙され、利用された女達の逆転劇。裏バイトってそんな簡単にできるものなんやと思いながらも最後の展開に驚いた

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    2026年04月22日
  • 罪の棲家

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    矢樹さん初読みです
    以前から 気になっていたのですが、ようやく1作目。
    そして 勘違いしていてホラー系の男性作家だと思っていました。

    今までに違う媒体で発表していた連作でない
    7編収録

    共通項は、女性が事件、トラブルの主人公という事。
    なかなかしゅっとして イヤミスになりそうで
    着地は 少しずれて そのズレが“面白さ”や“納得”に変わります。

    書き下ろしは「罪の棲家」で、こちらもそういう罪なのね、と感心しました。

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    2026年04月18日
  • 妻は忘れない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    二作目だと思うが読者を嫌な気分・追い詰める作家である、表題作の「妻は忘れない」を含めて主人公の心理状態がミステリー部分を上手に隠している文章巧者らしいミスリード作品が悔しい(毎回騙される)好みではないのが「裂けた繭」かな、高齢な親の事を想うと身につまされる「百舌鳥の家」でオチは見当ついていたが姉のサイコな部分に引いた、「戻り梅雨」はスマートな解決策ではないが良くできた推理小説でして追い詰められた主人公が真相に気が付き逆転するパターン、イヤミスなら真相が分かりつつも主人公が悲惨な運命に落とされるパターンもあるな・・・作者の影響でイヤがられる発想が身についたw

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    2026年04月16日
  • 或る集落の●

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    一冊すべてが連作だと思っていたので、最後まで読み終えてどうにも消化不良。個々の話は面白かったんだけれど。

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    2026年04月07日
  • 残星を抱く

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    なんか、ずっとスリリング
    ヒヤヒヤしながら読み終わりました。

    主人公が逞しすぎて、同じ女として
    生きる能力の高さに憧れる、、、
    私なら開始1ページで捕まって殺されてる

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    2026年04月06日
  • ●●にいたる病

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    錚々たる作家陣によるアンソロジー。どれも読み応えあった。
    殺戮〜を読んだばかりだったのでどういう系統かは想定できていたけれど、いずれもトリックが面白い。
    真梨幸子さんと歌野晶午さんのが特に好きだった。

    我孫子武丸「切断にいたる病」
    またエログロか!と読んだ瞬間思った。もはやこの人苦手意識芽生え始めてる。ただ話としてはそうきたか、があって面白かった。

    神永学「欲動にいたる病」
    高校時代心霊探偵八雲読んでた!懐かしい。
    最後の部分が最初に繋がる感じは殺戮オマージュなのかなと思った。

    背筋「怪談にいたる病」
    どうしても近畿地方的な怖さを求めてしまう
    アンソロ3人目なのにそういうことか、を懲りずに浴びた。

    真梨幸子「コンコルドにいたる病」
    短編の中に短編が詰まっててその中でもそういうことかを浴び続けて、作中のテンポの良さと相まって渦巻きの中にいるみたいだった。
    真梨幸子さん昔読んだ本そんなに得意な印象じゃなかったけど、他の本が読みたくなった。

    矢樹純「拡散にいたる病」
    これ、或る集落の話に繋がっていて最初読んだ時「私この人知ってる、この設定見たことある」が第一感想。
    或る集落の中でもうわぁ…となったけれど三度目でもうわぁ…って感想になる。

    歌野晶午「しあわせにいたらぬ病」
    最後にして「いたらぬ」になっていることに最初気付かなかった。
    歌野さんはこのメンバーの中で初読の作家さん。
    なんとも切なくて「いたらぬ病」だものなぁとしみじみした。
    他の本も読んでみたい

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    2026年04月03日
  • 夫の骨

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    ネタバレ

    この本を読むと体内に毒素が溜まり真っ当な生活が送れなくなる、ただ読者を嫌な気分に落ち込ませる作品だと思いきや、驚きの結末が何篇も有る・・・気分は悪くなるが作者の意外性追求した作品群は特質すべき
    「夫の骨」恐怖が膨らんだラストに、あらま
    「朽ちない花」勝ち負けを錯覚しました
    「柔らかな背」あれ亮介は?
    「ひずんだ鏡」・・・えーと?
    「絵馬の赦し」え?いい話じゃん
    「虚ろの檻」ちょっと無理した状況
    「鼠の家」家族が平気でひとを殺めると思った誤解
    「ダムの底」ちくしょう、騙された
    「かけがえのないあなた」みんな安易に殺人考えすぎ
    読後感悪いぜ

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    2026年03月30日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    じわじわ嫌〜な陰気なホラーは嫌いじゃない。
    そういうの好きな人には勧めるけど、読んだら食欲減退するかもと言いたい。

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    2026年03月26日
  • 彼女たちの牙と舌

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    「母親」という仮面の裏に隠された、それぞれの切実な事情とドロドロとした本音。裏バイトの世界を舞台に、彼女たちの人生が激しく交差する群像劇としての面白さが際立っていました。
    複雑なプロットでありながら、最後には物語の全体像がクリアに見えてくる構成の丁寧さ。それぞれの母親が抱える闇が、どのように他者と繋がり、どのような運命を狂わせていくのか。人間の業を鋭く描きつつ、エンターテインメントとしての満足度も非常に高い、スリリングな読書体験でした。

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    2026年03月24日
  • 彼女たちの牙と舌

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    ネタバレ

    子どもの中受塾で知り合った母親4人が、詐欺グループに巻き込まれていく物語。 中受要素はほぼなし、クライムサスペンス・ミステリーの要素が強い。子どものためなら何でもするという「母親の狂気」を感じる。

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    2026年03月23日
  • 撮ってはいけない家

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    撮ってはいけない家というか蔵やんというツッコミをしつつも思いもよらぬ展開はオチも含めてなかなかよかった。後半が急すぎる展開だったのでとある人の死の原因とかはあえてなくしても良かった気もする。

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    2026年03月22日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    2.6
    欲動と怪談が好きでした。どちらも最後の1行で綺麗に落としてきてゾックゾクしました!怪談の方に関しては自分勝手に評価するだけの観る側の読者たちの核心を付かれて焦りました。拡散はホラー要素強くて結構怯えながら読んでいたけど「◼️◼️◼️◼️が広まるべ」は考えても感が鈍すぎて分かりませんでした。誰か天才が書いた感想で答え合わせしようと思います。

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    2026年03月22日
  • 撮ってはいけない家

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    ホラーサスペンスです。

    あらすじ
    ホラーの再現VTRを、昔ながらの日本家屋である白土家で撮影させてもらう事になる。元々この白土家はいわく付きの一族だったらしい。ディレクターの主人公やプロデューサーは全然気にせず撮影するが、途中変なものが映ったり聞こえたりする。
    やがてプロデューサーの息子がいなくなってしまう…。

    感想
    面白くないということもないですが、随所まどろっこしい感じでした。
    私は文才がないので、偉そうな事言えませんが、特にインパクトもなく、細かなシーンの取捨選択がイマイチな文体のように感じました。
    読みやすい方ではありますが、
    もっと端折れる所あると思うし、もっと深く描ける所もありというか…。イメージの関連や、フラグの立て方ももっとスッキリさせてもうひとつインパクトが欲しかったです。

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    2026年03月15日
  • ●●にいたる病

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    我孫子武丸と神永学の作品はつまらなかったけど、それ以降は面白かった
    何が違うんだろう、唐突感なのかな
    上記二人の展開に違和感がある
    どんでん返しありきの作品と、作品の構成が面白くてどんでん返しが最後におまけとしてある作品
    後者のほうが好き

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    2026年03月14日
  • それはそれはよく燃えた

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    メフィストに掲載されている短編集。冒頭はすべて、それはそれはよく燃えた…で始まる。アンソロジーは、どうしても好みの作品と、それほどでも…な作品が出てきちゃうよねー。

    で、やっぱり穂信が別格で好き。可愛らしい恋の炎が燃えた話しだと思ったのに…ね?そうそう、そうだよねーって。
    歌野晶午の作品もよかった。葉桜…早く読まなくちゃ。

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    2026年03月13日